「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように百合は女性の美しさを形容する花として知られています。私も大好きな花なので、百合の花について調べてみました。
＜カサブランカ（柏の葉公園）＞
【名前の由来】
「ゆり」は細い茎に大きな花がつくので風に揺れることからゆる（揺）、それが変化して「ゆり」。漢字の「百合」は漢名からで、葉や鱗茎（りんけい）が多数重なり合うことから「百合」。
＜ニッコウキスゲ（手賀沼湖畔）＞
【百合の歴史】
古くは『古事記』『日本書紀』にも登場し、奈良時代には歌にも多く詠まれました。
園芸が大流行した江戸時代には園芸品種のスカシユリが百数十品種も誕生し、長い間日本人に愛されてきました。
「道のへの
草深（くさふか）百合の
花咲（え）みに
咲（え）みしがからに
妻といふべしや」
万葉集
「あぶら火の
光に見ゆる
わが蔓（かずら）
さ百合の花の
笑（え）まはしきかも」
大伴家持
＜ヘメロカリス（北柏ふるさと公園）＞
【日本の百合が世界を席巻】
中国と日本は百合の宝庫といわれています。
日本の百合を外国に紹介したのは江戸末期に来たシーボルトです。当時、カノコユリは宝石のルビーに例えられ、同じ重さの銀と同等の価格で取引されたとか。
ヨーロッパでは‟日本のユリは際立って美しい”と言われ、人気を呼びました。
＜鬼百合（柏の葉公園）＞
【百合の原種・種類】
世界にユリの原種は約100種ありますが、15種類が日本の自生種です。
日本の原種は以下の3系統に分けられます。
＜オリエンタルユリ＞
ヤマユリ、ササユリ、カノコユリ、オトメユリ
＜アジアンテックユリ＞
エゾスカシユリ、ヒメユリ、オニユリ
＜ロンギフローラムユリ＞
テッポウユリ、タカサゴユリ
＜ビビアナ・オリエンタルリリー（あけぼの山農業公園）＞
【百合の花ことば】
「注目を浴びる、子としての愛」（透かし百合）
「強いから美しい」（姫百合）
「威厳、甘美」（山百合）
「稀少、珍しい」（笹百合）
「貴重な、稀少」（百合）
「賢者」（鬼百合）
「純潔、甘美、威厳」（鉄砲百合）
「威厳、高貴、偉大」（カサブランカ）
＜ササガニユリ・スパイダーリリー（あけぼの山農業公園）＞
【百合のつく地名】
全国で「百合」のつく地名をざっと調べたらこれだけありました。
蛇足ですが、私は神奈川県川崎市麻生区百合丘で13年、茨城県水戸市百合が丘町に5年居住しました。
北海道札幌市北区百合が原
宮城県名取市ゆりが丘
新潟県柏崎市ゆりが丘
茨城県水戸市百合が丘町、茨城県守谷市百合ケ丘
神奈川県川崎市麻生区百合丘、神奈川県中郡二宮町百合が丘、神奈川県横浜市泉区白百合
愛知県名古屋市守山区百合が丘
三重県名張市百合が丘西１番町
滋賀県大津市 山百合の丘
京都府京都市右京区太秦百合ケ本町
奈良県北葛城郡上牧町ゆりが丘
兵庫県高砂市百合丘
山口県岩国市美和町百合谷
徳島県那賀郡那賀町百合
福岡県糟屋郡宇美町ゆりが丘
長崎県西海市大島町百合が丘
＜スカシユリ（あけぼの山農業公園）＞
【県市町村の花が百合】
百合がシンボルの県市町村をざっと調べたらこれだけありました。
＜神奈川県の花（やまゆり）＞
＜北海道＞
芦別市の花（ユリ）、福島町の花（ヤマユリ）、乙部町の花（ユリ）、真狩村の花（ゆりの花）
泊村の花（エゾスカシユリ）
＜秋田県＞
五城目町の花（やまゆり）、東成瀬村の花（山百合）
＜東京都＞
八王子市の花（ヤマユリ）
＜新潟県＞
三条市の花（ひめさゆり）、柏崎市の花（ヤマユリ）、十日町市の花（ユリ）、糸魚川市の花（ササユリ）関川村の花（ゆり）
＜愛知県＞
名古屋市の花（ユリ）、あま市の花（ゆり）
＜大阪府＞
泉佐野市の花（ささゆり）、箕面市の花（ササユリ）、能勢町の花（ササユリ）、河南町の花（ゆり）千早赤阪村の花（山ゆり）
＜広島県＞
安芸太田町の花（やまゆり）、北広島町の花（ササユリ）
＜沖縄県＞
名護市の花（テッポウユリ）、伊江村の花（テッポウユリ）、粟国村の花（テッポウユリ）、与那国町の花（テッポウユリ）
＜ヤブカンゾウ・ヘメロカリス（大堀川畔）＞
【百合（ゆり）のつく有名人】
私がざっと思いつく有名人です。少し時代が古いです・・。(^-^;
宮本百合子（作家）
小池百合子（政治家）
吉永小百合（俳優）
石田ゆり子（俳優）
二葉百合子 （歌手）
石川さゆり（歌手）
国生さゆり（歌手）
高畑百合子（アナウンサー）
＜テッポウユリ（ほくそう花のおか公園）＞
まだまだ調べればいっぱいあると思いますが、今回はここまでで終わらせていただきます。機会があれば続編も投稿しようと思います。
＜カサブランカ（柏の葉公園）＞
【名前の由来】
「ゆり」は細い茎に大きな花がつくので風に揺れることからゆる（揺）、それが変化して「ゆり」。漢字の「百合」は漢名からで、葉や鱗茎（りんけい）が多数重なり合うことから「百合」。
＜ニッコウキスゲ（手賀沼湖畔）＞
【百合の歴史】
古くは『古事記』『日本書紀』にも登場し、奈良時代には歌にも多く詠まれました。
園芸が大流行した江戸時代には園芸品種のスカシユリが百数十品種も誕生し、長い間日本人に愛されてきました。
「道のへの
草深（くさふか）百合の
花咲（え）みに
咲（え）みしがからに
妻といふべしや」
万葉集
「あぶら火の
光に見ゆる
わが蔓（かずら）
さ百合の花の
笑（え）まはしきかも」
大伴家持
＜ヘメロカリス（北柏ふるさと公園）＞
【日本の百合が世界を席巻】
中国と日本は百合の宝庫といわれています。
日本の百合を外国に紹介したのは江戸末期に来たシーボルトです。当時、カノコユリは宝石のルビーに例えられ、同じ重さの銀と同等の価格で取引されたとか。
ヨーロッパでは‟日本のユリは際立って美しい”と言われ、人気を呼びました。
＜鬼百合（柏の葉公園）＞
【百合の原種・種類】
世界にユリの原種は約100種ありますが、15種類が日本の自生種です。
日本の原種は以下の3系統に分けられます。
＜オリエンタルユリ＞
ヤマユリ、ササユリ、カノコユリ、オトメユリ
＜アジアンテックユリ＞
エゾスカシユリ、ヒメユリ、オニユリ
＜ロンギフローラムユリ＞
テッポウユリ、タカサゴユリ
＜ビビアナ・オリエンタルリリー（あけぼの山農業公園）＞
【百合の花ことば】
「注目を浴びる、子としての愛」（透かし百合）
「強いから美しい」（姫百合）
「威厳、甘美」（山百合）
「稀少、珍しい」（笹百合）
「貴重な、稀少」（百合）
「賢者」（鬼百合）
「純潔、甘美、威厳」（鉄砲百合）
「威厳、高貴、偉大」（カサブランカ）
＜ササガニユリ・スパイダーリリー（あけぼの山農業公園）＞
【百合のつく地名】
全国で「百合」のつく地名をざっと調べたらこれだけありました。
蛇足ですが、私は神奈川県川崎市麻生区百合丘で13年、茨城県水戸市百合が丘町に5年居住しました。
北海道札幌市北区百合が原
宮城県名取市ゆりが丘
新潟県柏崎市ゆりが丘
茨城県水戸市百合が丘町、茨城県守谷市百合ケ丘
神奈川県川崎市麻生区百合丘、神奈川県中郡二宮町百合が丘、神奈川県横浜市泉区白百合
愛知県名古屋市守山区百合が丘
三重県名張市百合が丘西１番町
滋賀県大津市 山百合の丘
京都府京都市右京区太秦百合ケ本町
奈良県北葛城郡上牧町ゆりが丘
兵庫県高砂市百合丘
山口県岩国市美和町百合谷
徳島県那賀郡那賀町百合
福岡県糟屋郡宇美町ゆりが丘
長崎県西海市大島町百合が丘
＜スカシユリ（あけぼの山農業公園）＞
【県市町村の花が百合】
百合がシンボルの県市町村をざっと調べたらこれだけありました。
＜神奈川県の花（やまゆり）＞
＜北海道＞
芦別市の花（ユリ）、福島町の花（ヤマユリ）、乙部町の花（ユリ）、真狩村の花（ゆりの花）
泊村の花（エゾスカシユリ）
＜秋田県＞
五城目町の花（やまゆり）、東成瀬村の花（山百合）
＜東京都＞
八王子市の花（ヤマユリ）
＜新潟県＞
三条市の花（ひめさゆり）、柏崎市の花（ヤマユリ）、十日町市の花（ユリ）、糸魚川市の花（ササユリ）関川村の花（ゆり）
＜愛知県＞
名古屋市の花（ユリ）、あま市の花（ゆり）
＜大阪府＞
泉佐野市の花（ささゆり）、箕面市の花（ササユリ）、能勢町の花（ササユリ）、河南町の花（ゆり）千早赤阪村の花（山ゆり）
＜広島県＞
安芸太田町の花（やまゆり）、北広島町の花（ササユリ）
＜沖縄県＞
名護市の花（テッポウユリ）、伊江村の花（テッポウユリ）、粟国村の花（テッポウユリ）、与那国町の花（テッポウユリ）
＜ヤブカンゾウ・ヘメロカリス（大堀川畔）＞
【百合（ゆり）のつく有名人】
私がざっと思いつく有名人です。少し時代が古いです・・。(^-^;
宮本百合子（作家）
小池百合子（政治家）
吉永小百合（俳優）
石田ゆり子（俳優）
二葉百合子 （歌手）
石川さゆり（歌手）
国生さゆり（歌手）
高畑百合子（アナウンサー）
＜テッポウユリ（ほくそう花のおか公園）＞
まだまだ調べればいっぱいあると思いますが、今回はここまでで終わらせていただきます。機会があれば続編も投稿しようと思います。