前回に引き続き夜景です。
今回の撮影場所は、以前にも記事にした事がある川崎の製油コンビナート地帯。
以前の記事「Solid state city」で訪れたのはもう、3年以上も前だったんですね。
http://blog.goo.ne.jp/nikko_iwana/e/eab97bcbc4f62efa7a379483cdd7e2b4
今回も、一部画像はHDR処理をかけています。
画像は前回同様、クリックすると大きく見えます。
千鳥町の日本触媒工場。
いつも人工物を極力排除して撮影する奥日光とは、180度趣の違う写真ですね。
その姿は複雑であり整然。無機質だけど強い熱気。噴出し続ける蒸気と煙突の炎。
非日常な空間がそこにはあり、いつまで見ても飽きることがありません。
水江運河の夜行町側より東亜石油精油施設(HDR処理)
凄まじい蒸気…その迫力に圧倒されます。
東亜ガラスの一部施設。運河から直接積み荷が引けるスロープが付いてます。
水江町エリーパワー前にて東亜石油を望む(HDR処理)
ハウルの動く城?20世紀少年?まるで要塞です。
これはもう機能美?曲がりくねったダクトにグッときます。
演出家がいるんじゃない?というくらいライティングも決まってますね。
上の写真の中央付近を拡大。
束ねたホース、ボルト、タンクの錆…余談ですが、6DはISO3200でこれだけ拡大してるのに
ノイズがほとんど出なく、ディテールも破綻しません。
夜景は高感度番長6Dの独壇場ですね…7Dの出番は滅多にありません。
最後は千鳥町の貨物ヤード。
要塞と蒸気、貨物線路が見せる光景は、ほとんどSF映画の世界ですね。
ここはいつ来ても変わりませんね。
千鳥、夜行、浮島地区の何処に行っても人の気配はなく、不思議な孤独感と開放感を味わえます。
まるで3年前に撮影に訪れた時、あるいは20年前に新人社員として、この地で図面を引いていた
頃から、この夜までずっと時間が時間が止まっているような気さえしてきます…
ここでしか味わえない非日常の風景をぜひ、実物で見てほしいと思うのですが、女性だけの観賞は
あまりおすすめできません。
撮影と観賞は車で移動しながらになりますが、ほぼ無人な上に暗がりも多く、何が起きても不思議
じゃない雰囲気がありますので。
また、港湾にはロープだけで仕切られていて車が暴走すると駐車場所からすぐに海へドボン!
みたいな場所もあり、夜間は特に注意が必要です。