GREEN NOTE

ワイルドグリーンディスカス中心のアクアリウムブログです

異質な世界

2012年07月26日 | 写真ネタ

最近、カメラ好きなアマチュア写真家の間で話題になっているカメラがあります。
コンパクトデジカメですが、その特徴は一眼レフをも凌駕する解像画質…
実写レビューや作例が広まるにつれ、どこに行っても品切れ状態に。

本日、用事がありヨドバシに行ったのですがたまたま入荷していたのを見かけて買ってきました。
発売以来欲しいと思っていたカメラなのでラッキーでしたね。


充電が終わり夕暮れ迫る中、ちょっとだけシャッターを切ってみました。
上がそのテストショットですが、ブログサイズでは何の変哲も無い写真(どちらかというと駄作)
に見えますよね。ところが…


上の写真の建物壁面の一部を100%表示(ピクセル等倍)で切り出した写真です。
ハッキリ言って衝撃でした。これだけ引き伸ばしてボヤッとした所がまったくない。
室内の照明器具のディテールまで見えます。


更に200%まで拡大。
普通こんな事したらディテールはグズグズになって鑑賞に耐えれませんが、
このカメラの解像画質はほとんど破綻せず目が痛くなるほどの解像感を残しています。
石タイル一枚一枚の色の違いや質感まで判るなんて…これはもう人間の目を超えてますよね。


薄暗い水中で動く魚を撮る水槽撮影はこのカメラが一番苦手とする対象ですが、ライティングと
撮影設定を工夫して強引に撮影してみました。
ちっこく写ってしまい、またも駄作ではありますが…


上のテストショットを等倍に切り出してみてこれまたビックリ。
ウロコがシャープに解像するだろうとは予想していましたが、背鰭に向うトゲの紋様…
極小のウロコまでこれだけ解像しています。
とりあえずシャッター押しただけのテストショットをパソコンで現像してみて、思わず笑っちゃいました。

SIGMA DP2 Merill
世界で唯一の4600万画素三層フォビオンセンサーを搭載している事…
このカメラの一番の魅力でもあります。
カメラとしての機能やスペックはもう少しですが、レンズとセンサーは超一級…
と言うか異質で凄味さえ感じます。
自分の「解像」に対する認識を大きく突き抜けた存在と言えますね。

先代のDP2Xの絵が好きで、風景撮影の時は一眼レフのサブとして愛用していましたが
このカメラは風景撮影のメインになりそうで恐ろしいです。
もちろん、画素数や解像だけがカメラの良し悪しではありませんが、風景写真を撮る人にとって
このセンサーはあまりに魅力的。

フルサイズと新しいレンズの購入を検討していましたが、DP2 Merillを知ってしまったおかげで
状況が変わるかも知れません。
自分の主な撮影対象や撮影スタイルからして、これに広角側のDP1 Merillを買い足した方が
幸せになれる気がしてきました…水槽撮影には使えませんが(笑)
近々フィールドに持ち込んでじっくり撮影してみます。
それでは。