野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

じゅんぐりじゅんぐり

2009年02月23日 | あしあと
新しい週が始りました。



今日は午前中、
心にぐっとくる出来事がありました。

スティックビルの駐車場でのこと。
帰ろうと、駐車場の出口に。
すると前の車が、立ち往生されていて
中の人がおろおろしている様子が
後ろから見てとれました。

車から降りて
「どうかされましたか?」と声をかけると
小さな子どもさん連れの若いお母さんが
「駐車券を落としてしまったみたいなんです・・」と
とてもおろおろと困っておられました。
なにしろ、ちょうどお昼時にさしかかる時間で
帰ろうとする車が、後ろに連なっていたこともあります。

「お子さんのそばにおられた方がいいから
私、中の人に聞いてきます」と言ったけれど
ふと見ると、幸い、近くに、
警備会社に直通の電話機があって
そちらから連絡をされました。

警備会社の方が来てくれるまでの時間、
お母さんはきっと、長く感じられたことでしょう。
気が気じゃなかったことでしょう。

私は、昔、やっぱりこのスティックビルの駐車場で
おろおろしたことがあったなぁ・・と思いだしていました。

日向が赤ちゃんだった頃、
私はよくここに遊びに来ていました。
ある時、帰ろうとすると、
お財布の中に、小銭がないことに気がついて
そして、その支払い機は紙幣は使えなくて
どうしよう!とあわてました。
遊び疲れた小さな日向も一緒にいて
さぁどうしようとおろおろしました。
どなたかが助けて下さって
あぁ失敗失敗(TT;)あぁありがとうございます・・と
帰ったのでした。
(以来、駐車場にとめるときは
とにもかくにも、
小銭があることをちゃんと確認するくせがつきました!)


そんなことを思い出しながら
若いお母さんを気遣っていました。
数分後、警備会社の方がこられて、
善処して下さって、若いお母さんの車が出ることができました。

そうしたら、駐車場を出てすぐの空いたスペースに車をとめて
窓を開けて、私に、
「本当にすみませんでした」と
何度も頭をさげておっしゃいます。
「大丈夫よ^^大丈夫よ^^」と
笑顔を返したけれど
お母さんに伝わったかな。


いつか、どなたかに助けてもらったこと
そして、こうして、どなたかに笑顔を渡す番がきたこと

いつか、小さな子を連れている私を気遣ってくれる人がいたこと
そして、こうして、若いお母さんを気遣う番がきたこと


いただいたもの、渡すものはめぐってる
じゅんぐりじゅんぐりと・・と思います。



そのスティックビルから帰ってから
手しごとをしています。
ふわふわ羊毛とささやかな言葉に
こころをのせたカード作りです。