平成28 年上半期の大阪税関における偽ブランド品等の知的財産侵害物品の輸入差止
状況をまとめた。
・ 輸入差止件数は前年同期に比べ50.8％減少の2,241 件と前年同期の実績を大幅に下回
った。
・ 輸入差止点数は138,562 点であり、前年同期に比べ104.4％と増加した。・ 1 日平均では、約12 件、約761 点の知的財産侵害物品の輸入を差し止めたことになる。
・ １件あたりの差止点数は過去最高の61.8 点となった。
・ 仕出国（地域）別の構成比では、中国来の知的財産侵害物品は輸入差止件数全体
の91.7％と例年通りであったが、輸入差止点数全体の37.2％と減少した。
・ 輸入差止点数は、前年同期に比べ香港来が約8 倍、韓国来が約2 倍、アメリカ合衆国
来が約67 倍、タイ来が約4 倍と大幅に増加した。
・ 特許権侵害物品の差止件数・点数共に前年同期より全増となり、件数は5 件、点数は
49,080 点となった。
・ 品目別件数では、医薬品が前年同期に比べ約3 倍と大幅に増加し151 件となった。
・ 品目別点数では、プリンター用インクカートリッジなどのコンピュータ製品が49,607
点で前年同期に比べ約56 倍と大幅に増加した。相変わらず、差止め件数は多い。