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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

豊田佐吉名誉市民に

2016-09-02 09:16:00 | 日記

湖西市は、同市山口出身でトヨタグループを創業した豊田佐吉に「名誉市民」の称号を贈ることになった。来年2月11日に市内で開かれる佐吉の生誕150年記念式典で、佐吉の孫でトヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏に授与する方向で調整が進められている。

市議会に提出された議案が30日、全会一致で同意された。三上元市長は市議会で「佐吉翁の報恩創造の精神は、今なお湖西市に生き続けている」とした上で、「市民がより深く豊田佐吉翁の遺徳を後世に伝えていくためにも、生誕150年を契機に佐吉翁を名誉市民に推挙する」と説明した。

同市の名誉市民は佐吉で5人目。2002年6月には、市制30年を記念して奨学金を市に寄付したなどの功績で章一郎氏にも名誉市民の称号が贈られている。三上市長は8月25日に愛知県豊田市を訪れて章一郎氏と面会し、名誉市民の称号授与を申し出た。章一郎氏からは「大変名誉なことでありがたい」と歓迎する意向が示されたという。

佐吉とは、豊田佐吉(1867~1930) トヨタグループの創始者。現在の湖西市山口に生まれた。1890年に東京で開催された内国勧業博覧会で外国製織機を見たことをきっかけに、独力で「豊田式木製人力織機」を発明した。1924年には当時世界一と評価された「G型自動織機」を開発し、当時の紡織機世界最大手が欧州での特許権を買い取った。長男の喜一郎がトヨタ自動車を創設し、現在のトヨタグループの礎を築いた。