フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ネガティブ・ビジュアリゼーション

2021年04月13日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

アンカリングという心理学用語があります。

アンカーとは、船を止めておく錨で、情報を心の奥に沈めておくことを意味します。

その心の中に埋め込まれた情報(アンカー)が、後の判断に影響を与えてしまうことがあります。

たとえば、

本日限りノートパソコン

通常価格150,000円→特別価格98,000円

この通常価格の情報を先に与えて、あとの判断を狂わせます。

買う気はなかったのに、安いと思って、つい買ってしまうこともあるでしょう。

この心理的な方法を、いい人生を送るために自分自身に使う方法があります。

ちょっと紹介しますね。

まず、ネガティブな情報を、頭の中で思い浮かべます。

そして、その情報を潜在意識に埋め込みます。

えっ、と思うかもしれませんが。

親しい友人が亡くなったところを想像します。

友人の葬式に出ている場面も想像しましょう。それを潜在意識に埋め込む。

いつかその友人に会ったとき、何か思うはずです。

友人が生きていたことを嬉しく思うかもしれない。

少なくとも当たり前だとは思わないでしょう。

友人との再会を大事に思いますね。

また、交通事故で自分の腕がなくなったことを想像してみましょう。

どんなにそれが不便か考えてみる。どうやって生活していくのかも想像する。

そして、いま両手が自由に動くことを、あらためて感謝してみる。


僕たちは、今の状態を幸せだと思わない傾向にあります。

しかし、ネガティブなことを思い浮かべることで、今のままでもけっこう幸せなことに気づくでしょう。

このネガティブなことを想像する方法を、ネガティブ・ビジュアリゼーションと言います。

もし、今自分が幸福だと思えないときに、試してみてください。

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