フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

AKB48の選挙(女性の魅力について)

2010年06月10日 08時32分29秒 | 社会・政治・思想哲学

 今日、朝のニュースを見ていたら、AKB48の総選挙があったとのことだ。うわさには聞いていたが、すごい盛り上がりだ。
 女の子がたくさん集まると独特な空気が生まれる。一人一人では男を強烈に惹きつけるだけの魅力がなくてもたくさん集まっていると勢いがある。
 だから、女の子を集めてアイドルグループをつくるという戦略に大きなはずれがないのだろう。

 女性と会話するとき注意深く気をつけていることがある。それは「女性の前で他の女性を誉めるな」ということだ。
 人の陰口は言わないことは最低限のマナーだが、、他人を誉めるということも時として毒になりうる。

 このAKB48の選挙は公開されたファンの好きだというメッセージである。アイドルの存在価値はいかにファンから愛されているかにある。彼女らにとって、自分でなく他人にたくさんの投票が集まるということは、我慢のできないことだろう。それは容易に想像できる。
 しかし、テレビのブラウン管を通して、いろんな会話の中から他の子に嫉妬していればすぐ分かる。
 他人に嫉妬すればするほどファンは逃げていく。アイドルは他人に嫉妬しない強靭な精神の持ち主だけが輝きを放ち、そして生き延びていける。
 順位など気にせず自分の持つ魅力を最大限に発揮することが、に集中することだ。そうすれば、不思議と順位が上がってくるだろう。

 
 美という相対的評価に常にさらされている女性が、真の強者になるためには、このシステムはなかなか優れているのではないかと思っている。
 嫉妬は負けた人間が勝者に抱く感情である。嫉妬しない限り、他人がどのように評価しようと、少なくとも主観的には負けていない。負けていないから、素直な表情、素直な言葉、そのままの自分を表現できる。

 女性にとって美は、男を操ることのできる強力な権力である。
 人間としての魅力は美だけではない。揺るぎない自己表現も十分に人を惹きつける。

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