一番町の「ぼんてん酒場」は、昭和のノスタルジックな雰囲気が味わえる酒場であるとともに、
余所者がこのシーンに溶け込むのは相当に難しい、上級者向けの立ち飲みスタンドでもあった。
開店10分前、東一市場の横丁側の入口に到着、すでに先客1名有り、5分前に店が開く。
肩触れ合えば30人は立てそうなL字カウンター、呑み人は通りに面した短い辺の隅っこに立つ。
大将、怪訝そうな表情、ここはヘビーな常連さんの定位置か?格子のガラス戸から黄昏のあかり。
宮城の酒を所望する、角屋の “金紋両国 浦自慢” が厚手のグラスから滴り落ちる。お迎えに行かないと。
一般には出回っていない飲み応えのある、冷でよし燗でなおよしの本醸造だ。
アテに狙っていた “中落ち” はなく、代わりに “本マグロ刺し” を。ちょっと厚めの切り身が嬉しい。
開店10分後、刺身が出てくる頃にはカウンターはほぼ満席になっている。隣客と頻繁に肩が触れる。
オーダーを聞かずして大将が一杯目を用意するあたり、みなさん定刻に現れる常連さんだろうか。
姿恰好からすると此処いらの商店主さんが多いだろうか、サラリーマンは少ない。あっ今日は休日か。
“帯広風焼豚” ってのを頼む。千切りキャベツの上に甘辛いタレをたっぷりかけて登場、ワサビで美味しい。
カウンターは二人で回しているから忙しい、でオーダーのタイミングが難しい。多分暗黙のお作法がある筈だ。
「浦自慢は美味しかったか」と大将、やっと口を開いてくれた。
二杯目をねだると “澤乃泉” が出てきた。コクと香りのバランスが取れた定番の特別純米酒が美味しい。
開店40分後、店内に立錐の余地なし、今宵はきれいに席を譲ることにしよう。お会計は満足の1,700円也だ。
まだ臨時ダイヤで走っている東北新幹線、はやぶさを1本逃すと1時間帰りが遅くなるしね。
次回はもう少し余裕ができるだろうから、ゆっくり楽しむことにしよう。まだまだ食べたいアテがある。
店を出ると支社が入居するビルディングが近いことに気付いた。遠からず出張の機会もある筈だ。
Casablanca / Bertie Higgins 1982
仙台ぼんてん酒場有名ですよね〰︎
小生も宮城県在住の頃によくお世話になりました🍺
久しぶりの懐かしい画像に感激してコメントしてしまいました😅
一人では、一度も行ったことがないです。
行ってみたいとは思うものの、やっぱり敷居が高い。
仙台はさすがに大きな街で、気になる店も多いですね。
其処彼処にある横丁がまた魅力的です。
shinkumi様はこの店にお通いでしたか。
余所者にはちょっと敷居が高い、でも魅力的な店ですね。
私も立ち飲み屋に行くようになったのはここ数年です。
確かに敷居の高い店は多いですね。
というより、昨今の流行り病のご時世において
一見して危ないって店が半分って感じです。
気をつけないと。
コメントありがとうございます。
がつい 頭に 私も仙台では
つい 名物店の牛タンをいただきました。
こうゆう酒場の雰囲気も良いですね。
https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20170615
私が好きな仙台がらみの歌は
森雄二とサザンクロスの「はじめまして仙台」です。
立ち飲み屋さんに行ったことがないのですが、
ここのお店はなんだかカッコいいですね✨
確かに敷居が高い感じがしますが、
食べものの間違いないって感じがしてとてもステキですね。
窓から黄昏っていうのもまたいいですね。
様々美味しいものを食べていらっしゃいますね。
たまにはこうした酒場もアクセントになりますよ。
私は、どうしても「ふりむかないで」を口ずさんでしまいますね。
コメントありがとうございます。
近頃の立ち飲みは様々で、特に都内では
女性が一人呑みに訪れる洒落た店も多いです。
仕事を終えたスーツ姿のOLさんのシュッとした
立ち姿もなかなか格好いいものです。
lilyさんもいかがですか。あっお酒NGでしたっけ。
💻・コメントや👍を有難う御座いました。
☺今日も生憎のお天気ですが気持ちは明るく持って元気で頑張りましょ~!
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いつもご来訪ありがとうございます。
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賑やかなブログ、拝見しております。