Across The Universe

当ブログはフィクションであり、登場する人物・出来事等はすべて架空のものです。

ようやく三重県内全線完乗

2008年04月23日 | 旅日記
 今までに北海道・秋田・福島・新潟・埼玉・千葉・愛知・岐阜・福井・滋賀・香川・徳島・愛媛・高知の各県の鉄道はすべて乗車済みですが、隣の県ながらなぜか今まで足が向かずに乗り残していた三岐鉄道に乗車してきました。これにて三重県内の鉄道路線は全線完乗となりました。
 まずはJRで桑名へ。桑名駅から三岐鉄道北勢線の西桑名駅はすぐです。北勢線はもともとは近鉄の路線で、ほぼ廃止が決定的と見られていましたが、2003年4月に三岐鉄道に経営譲渡される形でなんとか存続したという路線です。また、四日市市内を走る近鉄八王子線・内部線とともに全国でいまや三重県でしか見られなくなったナローゲージ(軌間762ミリ)の軽便鉄道という点も特徴的な路線です。
 細長い小さな電車に揺られ終点の阿下喜へ。構造上せいぜい時速40キロ程度までしか出ないので、なんとものんびりしています。乗った車両はいまだに非冷房でしたが、最近では冷房車も登場し、本数も近鉄時代より増えるなど、乗客増加への取り組みが感じられますね。それにしても全駅に自動改札が設置されていたのには驚きました。1時間近くかけて終点の阿下喜駅到着。阿下喜駅前に「軽便鉄道博物館」があり、この日は公開日ではありませんでしたが、近鉄時代の旧型車両が化粧直し作業の真っ最中でした。
 
    

 阿下喜では駅近くの温泉に立ち寄ろうかと考えていましたが、開館時間まで1時間近くあったのであきらめ、三岐線の伊勢治田駅まで歩くことにしました。阿下喜駅から伊勢治田駅までは2キロほど、歩いて25分くらいでした。ただ道が若干わかりづらいので歩かれる方は地図をプリントアウトして持っていったほうが良いかもしれませんね。
 貨物列車が走る鉄道だけあって伊勢治田駅構内にも多数の貨車が留置されていました。ガラガラの普通電車でまずは終点西藤原へ。元西武701系でした。西藤原駅構内には「ウィステリア鉄道」と呼ばれる施設があり、休日はミニSLの運転なども行なわれるようですが、平日の昼間は誰もおらず閑散としていました。構内にはSLと入れ替え用DL、ELが保存されています。

   

       

 帰りは1本あとの電車にしました。元西武571系で、あとで調べたら三岐鉄道唯一の吊り掛け駆動・非冷房車両の編成だったそうで、ちょっと得した気分になりました。また、伊勢治田駅・西藤原駅で購入した乗車券とも硬券だったので、どちらも無効印を押してもらい記念に持ち帰りました。終点近鉄富田まで乗りとおし、これにて三重県内の鉄道は全線完乗となりました。   

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