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それが恋だし! 凛とチア。 第21回「それって・・・」 感想(ヤングジャンプ2017年53号)

2017-12-01 | 山田シロ彦
                             
                               青春だなあ。











沙穂先輩の気持ちは分かる
誰だって好きな人のナンバーワンで居たい気持ちはある
しかも、自分よりも「相応しい」相手を見せつけられちゃねえ・・・っていう。

ここに来て、いよいよラブコメっぽくなって来ましたね!
っていうか、それも含めて“青春漫画”なんでしょうね
母親と一応の和解を遂げて、
部活もそれなりに順調に進んでいて・・・
基本的に「いいこと」づくめのはずなのに、どこか沙穂先輩が寂しそうなのは、
自分が凛太郎の力になれなかったこと、そして、自分より後から入って来た真央の方が力に成れている事・・・
だから、あんまり素直に喜べない・・・っていうのもある意味人間らしい気持ちっちゃあ気持ちではある





そして、沙穂先輩はきっと凜ちゃんの事が好きなんでしょう
凛太郎は、沙穂先輩には無い積極性だったり力強さ、、、のようなものがある
人は自分に無い要素を持つ人間に純粋に憧憬を抱くものだと思う
だから、ここで沙穂先輩が惚れてても違和感は無い

そもそも、凛太郎は今時珍しいくらいに純朴で素直な良い子ですからね(笑
そりゃあ女の子がほおっておく訳がないんですけど、、、
ある意味難儀な展開ですよね
沙穂先輩が抱いているモヤモヤとした気持ちも決して邪ではないピュアな感情だし、
勿論凜も真央も何一つ間違っていなくて正直誰も悪くはない展開だと思う

だけど、「誰も悪くない」っていうのが、
時として人を苦しめるんだなあ・・・と
今週の凜チアを読んで深く感じております
沙穂先輩の凜ちゃんにデレデレしちゃってる描写にニヤニヤしつつ、
その後の切ない展開に深く感情移入してしまう、、、そんな素敵過ぎる青春回でした。




お母さんも可愛い・・・!(笑


「凛とチア。」は、
結構暗くてシリアスな漫画に捉えられてるんじゃないか?って最近感じてます
だけど、暗いのもシリアスなのも「青春」の一部に過ぎないんですよね
青春ってブルーでありスプリングなのが文字通り青春でしょ
だから、
正直ブルーもスプリングもちゃんと描いてくれるこういう作品こそ真に「青春漫画」と言えるのでは?と
個人的には強く感じています

なので、今週のように普通に甘酸っぱい展開もあったりするし、
ラストの展開みたいにポジ要素の高いオチが付いたりもするんですよ
そういうでこぼこした、
だけど、
確かに「青春」だと思える・・・
そんなバランス感覚に是非注目して欲しいです
個人的にKAITO先生の漫画が好きなら今作も結構ハマると思ってるんですけどね。
これからも地道にアンケと感想で応援し続けて行きます。コミックス1巻も発売中です!










にしても、
真央の兄は本当にコーチになりそうな予感。。
そして、来週は休載・・・!(涙)
その分、バックナンバーで楽しむとしますか。
ちょっと序盤に暗い展開多めだったせいで最近掲載順が低いんですけど、
今週のめっちゃイイ感じの展開を読んで少しでもスタートダッシュ時の勢いを取り戻してもらいたい。
凜チア、問題解決までは苦悩するけど、解決してからは素直にキュンキュン出来ますよ。
そして、そういうのこそ本当の意味で「青春」って呼ぶんだと思う。推しです。

後、ちーちゃんも可愛かった・・・笑(たまちゃんも恋愛レースに参加希望!!)