サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LUNKHEAD TOUR 2017-2018「燃えよ!対BURN!!!ツアー」@西川口Hearts 17.12.9

2017-12-10 | LIVE
                              
                          昨日はランクヘッドのライブを観ました。











前に観たのは1か月前の千葉ルック以来・・・って事で
かなり早いタームで観れた気がする
ランクのライブによく行くのは、やっぱり(ライブが)安定してるってのと
セットリストが毎回コロコロと変わるので正直観てて面白い/楽しい~というのが大きいですね
ぶっちゃけ同じツアーなはずなのに千葉と被ってる曲が全然無かった・・・笑
取り分けこの日は耳をつんざくような爆音の曲中心だったので、
観終えた後、、、どころか、
観てる最中に既に耳がキンキンいってて凄かったですね。
ど迫力のライブを生で、近くで観れて幸福しかないような一日でした。

気付けば、埼玉でライブを観るのも随分久々だった気がする
もう前に埼玉でライブを観たのがどれだったのかもうろ覚えな感じなんですが、
その分この日めいっぱい楽しめてそれもまた嬉しかったですね
しかも、西川口ハーツは初めてのハコだったんですが、
水戸ライトハウス、高崎クラブフリーズを彷彿とさせる見やすさ・体感的な広さで素晴らしかったです
なんでしょう、所謂「どこからでも観やすいハコ」っていうか、凄く好きなタイプのライブハウスでした
埼玉は下手すりゃ神奈川のハコよりも近かったりするのでこれからも機会あればちょいちょいライブ観に行きたい。

ただ、結構閑静な場所にあったので、辿り着くまで45分も掛かったのは唯一キツかった・・・笑
交番で道訊いちゃったくらいでした。駅から徒歩5分なのに!









a flood of circle

凄い久々に観た。
昔の曲はほぼ演奏しなかったけど、
その代わりに最近の曲であろう楽曲群がすこぶる良かった
「いい感じだなー。」と思って観てたらいきなりボーカルの佐々木亮介が客席にダイブして、
その上お客さんに支えてもらって観客の上に仁王立ちしたのが凄く面白かった(笑
やってる事は意味不明なんだけど、それが逆に格好良かったというか、
“ロックンロール番長”感あって素敵だったと思います
そしてその姿が物凄くサマになってた・・・!

やっぱり最新のアンセム(であろう)「NEW TRIBE」が一番良かったですね
解放感とスケール感たっぷりであそこがスタジアムに思えたほどにどでかいロックナンバーに仕上がっていてかなりアガった
実際、あの曲をアリーナやスタジアムで観たら相当カタルシスというかアクメ感凄いだろうなあ・・・と、
そんな事を考えながら聴いていましたね
他にも、ノリのいい曲と沁みる曲のバランス感覚が優れていて、
純粋なライブ運びのセンスも研ぎ澄まされてるように思えてそこもまた観ていて気持ち良かったです
さり気にランクとの親和性も高かったんじゃないでしょうか。突き抜けるような小気味良いステージに、感謝。



LUNKHEAD
1.ギグル
2.花は生きることを迷わない
3.シンドローム
4.誰かじゃなくて
5.空白
6.id
7.神様なんていない
8.泡沫
9.誰か教えて
10.月明かりに踊る君を僕はただ見ていた
11.螺旋
12.懺悔室
13.スモールワールド

14.体温



このセトリ・・・凄いですね(笑
なんというか、定番曲ほとんどねえじゃん。。っていう
強烈なまでの“攻め”のセトリ過ぎてもう本当に最高でした
所謂シングルやリード曲にならないアルバムの中のダークでコアな楽曲中心の構成で、
元々ツイッターでは「この日はダークなセトリにする~」って公言はされてたんですけど、
正直観ながら「あっ、ランクヘッドってここまで情念に満ちていて深淵なバンドだったんだなあ。。」
ファン歴13年くらいなのに初めて気が付いた?くらいの衝撃性があって兎角圧倒されましたね
特に「泡沫」と「誰か教えて」が並ぶセトリとか暗黒過ぎて素晴らしかったですね(笑
もうほとんど別バンドですもん。度肝抜かれましたわ。

また、この日はルック以上に爆音だった
ルックの時も結構近め?で観てたはずなんだけど、
ハーツで観てたらとにかく耳にガンガン響く感じで、
久々に(客に)遠慮しない剥き出しのランクヘッドが観れたな。。って印象でした
中でも「空白」の時は正直ハードコアバンドかってくらいのゴリゴリ気味の音像になっていて
ヘドバン余裕、鼓膜にジンジン響くような爆音と絶唱のインパクトが凄くて純粋に魅せられました
合田さんのステージングとかまるで鬼のような激しさを感じる仕上がりになっていてまた進化されてるんじゃないかと(笑
全編を通して激情をただただぶん投げて叩き付けるような半端ないライブになっていて大満足の一夜でしたね。

必死に足掻く相様を魅せる「ギグル」、
合田さんの余裕を見せながら音はバッキバキのベースプレイに心奪われた「シンドローム」、
小高さんの歌の切迫感に琴線を揺さぶられた「id」「花は生きることを迷わない」「神様なんていない」、
本当に自分の好きな楽曲だらけのライブで終始感情移入しながら聴けてた気がする
「月明かり~」はレコ発で聴いた時よりも“ノれる”ダンスナンバーに進化していてそこも良かったし、
「螺旋」「懺悔室」でどしゃめしゃになって暴れるサマもロックバンド然としていて良かった

「懺悔室」では、
(解散して)伝説になってたまるか、という事を公言、
もっと正確に書くと「そんな伝説クソくらえじゃ!」と叫び、
「お前らとずっとぐちゃぐちゃになっていたい」と堂々と転がり続ける事を宣言してみせた立ち振る舞いに心が震えました
正に俺ら世代の「転がり続けるバンド」の象徴だ・・・!と心底感動しながら目頭を熱くしていました
この曲ではフラッドに対抗して?小高さんもダイブしてたりして、
そういうとこも対BURN!な感じで良かったですね。
マイクの線が絡みまくり、
髪はぐしゃぐしゃ、
汗びしょびしょ、
お世辞にも「決まってる」とは言えない、浮浪者みたいな姿で怒鳴って足掻きちらす小高さんを観ていて、
結構泣きそうになってしまったというか、その後の「スモールワールド」の山下さんの福音の様なギターサウンドを聴いてたら
そんなボロボロの姿ですら祝福されている気がして強烈に涙が出そうになってしまったのも良い思い出・・・ですね笑
フラッドに負けないくらいこの日は構成が良く出来ていたのも余韻が凄かった理由のように感じます
最後に、
「スモールワールド」のような楽曲で締める。。っていうのが
既に粋過ぎて感動しちゃってましたね(笑 そんな悪戦苦闘すら認める流れというか・・・。


アンコールのMCがまた面白かった
フラッドの亮介はステージだとあんな感じ(傍若無人風)だけど、
メールの文面が可愛過ぎ。。みたいな話から、
ドラムのナベちゃんから「ポンジュースが一番美味しいですよね」って言われて
「え、コーラの方が美味しくない??」って思ってしまった話とか笑
正直コーラかあ。。って思いましたが(笑)。

去年の赤坂ブリッツのリベンジをしたい、って話から
「埼玉くらいなら気軽に来て~って言いやすい」、というネタも面白かった
「札幌や福岡では正直来てって言い辛かった・・・」って生々しい本音に笑ってしまった
まあでも、こんなに最強(最恐)のライブをしてるんだから埋まるといいですよね
最後の最後は「以前亮介がカバーしてくれた思い出の楽曲」、、、という事で「体温」を気持ちたっぷりに演奏して終了
命が燃える音~という歌詞がこの日のムードと個人的な心境にハマってここでもグッと来てしまった
フラッドのメンバー、スタッフ、ランクヘッド、ハコのスタッフ、お客さん含めて
素敵な空間をありがとうございました。
重苦しい気持ちが逆に解消されるような意義のある一夜でした。大感謝!
















千葉ルックのライブが、
ズタズタになりながらもたった一筋の希望を見据えて歩こうとする意志を見せるライブだったんですけど
西川口ハーツは逆切れの美学というか、「それでも転がって行くんじゃ!」という熱で魅せるライブに仕上がっていて
一見同じようでも見ごたえは全然違う、ランクの引き出しの多さを感じざるを得ないベテランの底力を感じる、
そんなツアーになっていて、また、なっている感覚を掴めてそこが一番良かったですね
このツアーは来年にもまたがるツアー日程になっているので、
出来ればまた参加して熱くなりたいな・・・!って思ってます
ランクヘッドは歌詞の作中観がよく語られるバンドだと感じてますが、楽器隊のヤバさもまた感じて欲しいバンドです。