goo blog サービス終了のお知らせ 

サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ずっと真夜中でいいのに。「永遠深夜万国博 名巧は愚なるが如し」@La La arena TOKYO-BAY 25.4.6

2025-04-11 | LIVE












先週の日曜日、船橋市にずとまよのライブを観に行きました。










初日のぴあアリーナMM以来の参加です 
1週間での再訪という事でこんな短期間で二度も観れるのがとっても嬉しい
先に書いておくと、
5月の東京公演は両日共に落選してますので
その意味でも自分にとっては大切な公演でした。

しかも、
今住んでる千葉県での公演!って事で
実は千葉でずとまよ観るのは初なんですよね
昨年松戸にツアー来てたけど普通に落選しましたからね
だから、
ある種のリベンジでしたし、
最寄駅が南船橋というのも・・・個人的には大好きですね笑
多分人生で一番長時間乗ってるのが京葉線なのでは?というヘヴィユーザーなので、
京葉沿線で新しいライブ会場が出来た事がとても嬉しいですし、
これをきっかけに
京葉沿線がもっと発展して行けばなぁ…と。
南船橋駅付近で働いた経験も実はあるので、
ある意味その時の自分に「こんな未来も待ってるよ!」と言ってあげたいですね。
ここは去年出来たばかりのアリーナでミスチルの「名もなき詩」のCMソングでもお馴染み、
いずれは行きたいと思ってた会場なのでこんなに早く行けて良かった
 あと、
何気に船橋市でライブ観るの初めて(!)じゃないかな
船橋は千葉県民(特に南の方)が序盤に出会う都会の一つなので、
もっともっとライブ関係も強化して欲しいところ
 そんな風に、
何気に"初めてづくし"の一夜でもありました
この日は3階席とかではなく、
珍しくアリーナ席での鑑賞だったので
より迫力を如実に感じれた印象があります。
勿論 ツアーは続いてますので、ネタバレ見たくない人は要注意です。
では、以下。











外観も立派。




この日も雨が降っていた。
南船橋駅から会場までは相当近い
近い上に、
南口から案内も懇切丁寧に出てるので
かなりアクセスし易い会場だと贔屓目抜きで思った
行く途中には植物も沢山あって視覚的にも良かった
ララポートと近接してるので、
割と暇つぶしもしやすいんじゃないかな、と。
 ただ、
日曜日だったんでずとまよのお客さんと
フツーに来てるだろうお客さんがバッティングして
大分混んでましたけどね笑
飲食店とか、
どこも並んでたのでタワレコとかで買い物しつつ
物販にも並びつつその時を待ちました
物販の列はかなりスムーズでノーストレスで素晴らしかった
ツアートラックも分かりやすい場所にあったし、音響も抜群だったし、
こりゃかなり良いアリーナなんじゃないですかね。
規制退場もあってすぐ帰れたしね。


ハープの音色から始まり、
一曲目は「虚仮にしてくれ」
爽やかで胸を打つ切ないメロディに、
直立不動気味で歌唱するACAねさんのポージングがまた素敵でした
 この曲の後に、
学校みたいに起立させて
タイトルにもある通り永遠深夜万国博の開会式
テープを切ってくす玉が割れて観客も沸く
二曲目は「嘘じゃない」
恒例の
「ずっと真夜中でいいのに。です」と曲止め挨拶も挟み、
よりグルーヴを増した演奏で聴かせてゆく
ファンキーなベースも心地良かった「秒針を噛む」
この日は、
「「本当」を知らないまま進むのさ」ってフレーズが特に響いた
恒例のシンガロングコーナーでは、観客の熱唱に対し「サイコーですっ」と元気に返すACAね
更に、
爽やかなギターのカッティングも気持ち良かった、
レトロなアレンジで披露された「消えてしまいそうです」
ACAねさんのギターの音色も小気味良く、
潮風が吹く様な、
若干サーフロックの匂いもするアンサンブルがまた颯爽としてて素敵でした
そして、
「君がいなきゃ はじまんない」と歌う希望のアンセム「ミラーチューン」
曲紹介の時に「ミラミラミラーチューン!」と弾けて紹介するのも可愛かった
もっと言えば前の曲と完全に繋がってて地続きだったのも面白かったですね
この日は声のハリも抜群で、
「ye ye ye yey」の部分とか超気持ち良かったです
 更に、
「ヤンキーバージョン!」と叫び「勘ぐれい」
ゾクゾクする様なボーカリゼイションにハードロック風のギターが絡み、
音源とはまた違ったシリアスな世界を構築していく
最後の「ボンボボンボンボンボンボン」のパートでは
「一緒にー!」とシンガロングを促し、
独特の空間が生まれてたのも面白かった。


ドクドクのベースラインに、攻撃的なトランペットの音色が絡み
恒例のオールディーズのロックのオマージュの間奏もまた楽しかった「馴れ合いサーブ」
「愛愛!」のシンガロングも最早板についてきた感
そう言えば、
最後の「do downnnnn」の生歌唱がまたクールでカッコ良かった!
 序盤はノリの良い曲が続く。
ここで、
最近特にライブ映えしてる印象の「ばかじゃないのに」
生で聴くと音源よりもサビの歌唱が上手く感じるという凄い曲だが、
この日はラスサビの「ばかじゃないのにぃー!」の歌唱が
めちゃくちゃ達者に感じられましたね。

ガラス細工の様に繊細で、
でも、
力強い・・・この相反する要素が同居してるのがACAねのボーカルの凄味でもある
真に迫る声とはこの事か!と感じてしまうくらいの会心の歌唱でした
この曲はアコギのカッティングがまた刺激的で聴き応えありました。
 セッション風のイントロからこれまた鉄板曲の「残機」
派手なレーザーの演出も光る中、
「虚無感が友だち」
ずとまよならではの孤独なロックンロールで場を大いに盛り上げていく
この曲はホールよりもやはりアリーナの方がスケール的に相応しいなぁ〜とも感じた。
残酷な現実を生きる我々のテーマソングだ。
 ここで、
ACAねはセンターステージへ移動
ぴあアリーナと同じく超カラフルなバイクに乗って
最新CDのジャケットにもある扇風機の風に煽られて進む演出でした
メカうにぐり君や置き配(笑)で届けられた月の石を回転させて光らせる、
そんな魔法の様な演出にも心酔しながら、
弾き語りで「上辺の私自身なんだよ」を披露
これがまた良かった。。
アコギの音色もさることながら、
デカい会場に美しく強く響き渡るACAねの声がまたヨイ。
「どこにも行けない地雷なんて 今更 触れられないよね」
儚げに歌唱するその様は
苦悩ですら凍てつく様な美しさに変えてしまう
そんな音楽の魔法を如実に感じられた一幕でした。

普段は苦悩なんて嫌なんですけど、
この時は
悲しみですら美しく尊く感じるような・・・そんな効能があった
誰もが大なり小なり抱えている葛藤を浸れる美として昇華させた
そんなACAねさんの表現力に心酔してしまった一幕でした
もっと書くと、
この曲の心の芯にまで入ってくる様な歌詞と歌声が大好きなので、
このツアーで毎回演ってくれるの本当に嬉しいのです…!
 受話器型のマイクで吐露する様に歌唱した「クズリ念」
そして、
日替わり曲はこの日も「ろんりねす」だった
なんか、自分はずとまよのライブに行くと日替わり曲が被る傾向がありますね。。
でも、この日はアメリカンロック風のアレンジでそれもまたかなり格好良かったです!






フラスタ〜。





さて、
ライブは後半に突入。
まずは、絶賛放映中の「阿波連さんははかれない」2期のOPでもある
新曲「微熱魔」を華やかに披露
爽やかなメロディがアリーナを包み込み、
のど自慢の楽器でお馴染みチューブラーベルも時折叩き、
ライブならではのアレンジで魅せてゆきました
流れる様なメロディが素敵だったんですが、
ずとまよ流のラブソングとしても秀逸でした
特に、
「熱を帯びた言葉たちがやんちゃする」の部分とか、
ストレートに表現せず遠回りに表現するのが実にずとまよらしい
また、
そんな曲を楽しげに歌っているACAねさんはとても素敵でした
なんか聴いててドキドキするような一幕でもありましたね
ライブだと結構普通のトーンで歌唱してたイメージなので、
アニメ観てカヒミカリィにも通じるウィスパーボイスだったのでビックリした。
渾身のキラーチューンに仕上がってるので早く配信でも聴きたいですね!!
 Aメロの美メロっぷりが、
生で聴くとより鮮明に響く「胸の煙」はこの日も素晴らしかった。
あの透明感と、サビでダンスチューンっぽくなる緩急がまた堪らないですね
「見透かされてばかりだけど」ってフレーズが今ツアー印象に残っています
 そして、
最新の爆上げナンバーの一つ「海馬成長痛」
クネクネしながら歌うACAねとバンドグルーヴのシンクロが非常に心地良い
歌唱も、
「日差しが眩しいほど 体はだる重じゃん」のやさぐれた歌い方や
「顔も見えないやつの 助言なんて0てぇん!」と音源よりも不敵に歌うとこなど、
聴きどころ満載でした
ラストは、
火柱が立ち昇る中アウトロを付け足したりこの日もまた爆上がりの相様でした
冴えなくてもこの日この時のグルーヴだけは真実でした。
 更に、
華やかなディスコチューン「MILABO」で会場をダンスホールに変化させ、
とびきりのキラキラ感で会場を包みつつ、
「ずっと浅はかです」と内省的な言葉でも踊らせるのも流石でした
それと電光掲示板に曲タイトルが毎回表示されるんですが、
この曲何故か「MeLABO」と表示されてたのも面白かったですね
後半のACAねさんの扇風琴のソロがまた熱かった。 
 ドラムソロから始まって、
よりグルーヴィなアンサンブルに進化し、
ACAねさんもノリノリで歌唱していた「シェードの埃は延長」
この曲は初日よりも色気が増しててその艶やかな歌唱がまたグッと来る仕上がりでした

ライブもいよいよクライマックス!
まずは、
このツアーを象徴する楽曲「お勉強しといてよ」
ACAねさん
「やきやきだー!!」
「まだまだやれんのー!?」
と呼びかけ、
ハイテンションで楽曲に突入
「歌え!」とコールし、
みんなで「焼き焼きだ!」「ヤンキーヤンキーだ!」とレスポンス
この頃になるとみんなテンションMAXでその一体感も心地良かった。
艶やかな声で深層心理まで切り込む歌詞が響き渡り、
堂々たる表現力で魅せていくずとまよ
そして、
「TAIDADA」!
ぴあアリーナの時は立ち見禁止の席だったんで、
ここでようやく「ちゃんとせい!」の部分でジャンプ出来て最高の気分だった
歌い手と一緒に進んでいける様な…そんな雰囲気がまた素敵だった。
この日は、
大好きな「ぱっぱらと参ろう」の部分の可憐な歌唱と
「手に入れば雑に扱って」ってフレーズが妙に印象に残りましたね
正直、
「確かに…。」と自戒の念を抱くフレーズでもありました
その時、欲しかった!と思ったからこそ、もっと大切にすべきなんだ、と・・・
ライブって不思議なもんでその時その時によって印象に残るフレーズが
変化するのもすっげぇ面白いですね。
所有するのが目的になってはいけない、
大好きな想いを持って愛情を注ぐのが目的だったはず…と改めて感じました。
 それと、
ラスサビの「感情ない時こそ問い質すんだよ」の後に
勇ましく「おーぃ!」とシャウトしたのもまた格好良かったですね!
音源では決して聴けないエモーショナルなアドリブ…ブチ上がりました。
 本編最後は、
「ありがとー!」の一声から、
「暗く黒く」を力強く歌唱してフィニッシュ。
初日から更に研磨を重ねた演奏隊によるグルーヴ、
エネルギッシュなACAねの歌声が混ざり合い
カタルシス満点の終わりでした
最後は咆哮にも近いボーカリゼイションを堪能出来てそれもまた刺激的で良かった。

アンコールも敢行してくれました。
まずは、
ライブのナレーションも担当してくれた石坂浩二氏による
「誰もが未来の名巧である。」という言葉も熱かった
そこから、
新曲「クリームで会いにいけますか」を披露
これがまた華やかでメロディアスで素晴らしかった。
夢の中の世界にいるみたいな光景だった。
ダンスを交えながら、
軽快に、
そして堂々とした立ち振る舞いで歌唱するACAね
歌詞で「0 or 100の思考が危険」みたいな部分があったけど、
それは自分も常日頃感じてる事の一つなのでかなり共感度も高かった

この曲を聴いてたら、
自分が昔仕事の最寄駅とかで使ったこともある南船橋という場所が
この日だけは世界で最も煌めいてる場所に思えて
それがまたグッと来ましたね
ACAね自身の祈りも込められてると感じるこの曲、
そんな最新の名曲に舌鼓しつつ…
この日も、
「お世話になってます。」の部分で中断してお辞儀し、
それに対して観客がしゃもじ叩きまくって大盛り上がりだった
「あいつら全員同窓会」
歌詞で、
「身勝手な僕でいい」
「誰を批判しなくたって発散できる言葉探してる」

同調しなくてもいい=一人でも良い。と
孤独を肯定するフレーズが目立ち、
正に「上辺の私自身なんだよ」で言うところの
「立ち直り方より味方でいたいのさ」というフレーズを実践してる気もした
 それと、
「人のダメなとこばっか見つけて 指摘して 自分棚に上げすぎ」の部分は
本当聴いててスカッとするな〜、と。
ラストの部分、バンドメンバーと一緒に歌唱してたのもエモーショナルで素敵でした。
 
最後の最後は、「眩しいDNAだけ」でオーラス。
「アンコールありがとよ!」
「いっぱいいっぱい余韻を耳にも海馬にも溜め込んで帰って下さい」
「孤立しているものではなく、堂々たる孤独」
「いつも本当に感謝です。」
と語り、
ポエトリーから始まり、
情熱的なサビの歌唱
バンドメンバーの各々のソロコーナーから、
それが「全員」となった時のアンサンブルの破壊力、
そして、
熱情絡めて格好良く歌い切った後に
ダイナマイトに着火からの火花が飛び散る演出まで、
最後までマシマシの内容で終わったのもまた素晴らしかった
全体を通して、音楽の面白さや、ライブ演出の楽しさがめいっぱい詰まった、
正に現時点での最高の研磨の成果でございました。
ありがとうございました!














1. 虚仮にしてくれ
2.嘘じゃない
3.秒針を噛む
4.消えてしまいそうです
5.ミラーチューン
6.勘ぐれい
7.馴れ合いサーブ
8.ばかじゃないのに
9.残機
10.上辺の私自身なんだよ
11.クズリ念
12.ろんりねす
13.微熱魔
14.胸の煙
15.海馬成長痛
16.MILABO
17.シェードの埃は延長
18.お勉強しといてよ
19.TAIDADA
20.暗く黒く

21.クリームで会いにいけますか
22.あいつら全員同窓会
23.眩しいDNAだけ



















ようやく、ズトラ王もGET!!


という訳で、
今回も盛りだくさんだったずとまよライブでした。
ずとまよのライブを観ると、パフォーマンスは勿論の事、
演出やセットの視覚的刺激もかなりのものがあって
本当に夢の中の世界にいるような感覚になるんですよね
それを、
地元千葉で、
慣れ親しんだ京葉線の駅で
思いっきり体感出来て幸福でしかない一夜だったのでした。 
 終わらない研磨を続けてゆく〜との宣言通りに、
歌唱も演奏隊のグルーヴも更に進化している感覚を感じ取れたのも
正しく有言実行だ…!とその音楽力に感銘を受けた公演でございました。
今までの人気曲の連発だけでも気持ち良いのに、
最近の新曲がまたスッゲェ良い!!ので、
余計に楽しいというか、
本当充実の季節を迎えてるのが手に取る様に分かる素晴らしい一夜でしたね。

4/18に新曲「微熱魔」配信開始、
更に、
5月までこのツアーは続いていくので、
今後もそんなずとまよから目が離せない!!って事で、
今のずとまよ間違いないので是非是非ですね。
最高でしたっ!!

SHISHAMO「SHISHAMO NO YAON!!! 2025 EAST」@日比谷野外大音楽堂 25.4.5

2025-04-08 | LIVE












先週の土曜日、SHISHAMOのライブを野音で観ました。










この日は、
良い感じのコンディションでした
数日前まで激寒状態が続いていたので、
もしかしたら冬っぽい空気の中観る事になるんじゃ・・・
という心配もありましたが、
桜も咲いてたしまあまあ過ごしやすい気候だったし、
天気も晴れ気味だったし言う事無かったですね
 そう、
去年のSHISHAMOの真夏の野音が、
その夏で最も暑いんじゃないか?ってくらいの酷暑の中だったんで
内容は良かったんですが暑さは洒落にならないくらいキツかった、と笑
なので、
数年ぶりに春の野音で体調的には凄く良かったです
野音は今年いよいよ改修なのかな?
そういう意味では、
現時点でこれがその前ラストになる可能性もあるから、
野音の空気や良さをしっかり味わおう!と想いながら臨んだ公演でした。
では、以下。











SHISHAMOのライブを観るのは、
2月の君津公演以来。
その時と同じく、
サポートドラマーは元赤い公園の歌川菜穂さんでした。
もう15年以上のキャリアを持つドラマーな事もあり、流石に上手いですね
それも、楽曲に寄り添う感じの吉川さんとは違って、
小刻みに叩きつつパワフルな(良い意味で)主張の強さを感じるドラム
正に赤い公園のドラマーだなぁ。と思いながら観てました。
 例の吉川さんによる○○な話〜が無くなったのは寂しい感じします
ただ、
歌川さんサポート始めて数ヶ月なのにかなりバンドに溶け込んでる感じもしました
この先どうなるかは分からないけど、
取り敢えず今は三位一体の演奏を素直に楽しみました。
やっぱり今出来る形で最高のものを!って意志もあると思うし。

でも、
最初のアコースティックのコーナーが
宮崎さんと松岡さんの二人だけだったのは、
流石に淋しかったですね〜
ただ、
松岡さん一人で何楽器もこなして、
物足りなくならない様に頑張っていました
春に似合う宮崎さんの爽やかなアコギの音色も良かった。
特に、
その素朴な感じが空気に混ざって野音ならではの気持ち良さを生んでたのが、
「ロマンチックに恋して」でした
この曲は、
初めて買ったSHISHAMOのシングルに入ってた曲なので、
少し懐かしい感じにも浸りつつ…
二人のアイコンタクトも新鮮だった「ハッピーエンド」
この曲では声のハリが凄くて今日の朝子さんは絶好調だな。と確信
鉄琴の音がどこか切なくも感じた「あなたと私の間柄」にて、
アコースティックは終了
ステージには歌川さんが登場し、
メインステージに戻り「中毒」にてバンド演奏がスタートしました。

カラフルな照明も楽しかった「ひっちゃかめっちゃか」
キメの上手いドラムやワウワウ鳴るギターソロに早速気持ち良さを覚える。
「量産型彼氏」、
この曲も良かったね
シンプルさが際立つ3ピースロックのお手本とも言えるアンサンブル
確かに、この洗練された感じはTRICERATOPSとも合うし、
対バンしてたのも分かるなぁ。とか感じた
それくらい、
バンド演奏そのものが気持ち良いし、
親しみやすいメロディも光っていた。

久々に「あーあああー」の部分でシンガロングしたり
「なんだかとっても惨めな気分さ」のトコで感情移入もしたりした
自分の価値観etcでは他グループの空気には立ち向かえない。
そんな状況下の自分を想起してかなり切なくなった。
 MCでは
「去年は暑くて死ぬかと思った」
「最後まで立ってるのが目標だった」

昨夏の野音を振り返る宮崎さん
そこから、
潮風の如く爽やかなアンサンブルにウットリした「明日の夜は何が食べたい?」
そして、サビメロにどこか90’sっぽさも感じた「通り雨」と
一つ前のアルバム曲を連続して投下。
優しいギターリフに、
歌心溢れる大人びたサビメロが心地良い
そして、野外の解放的な雰囲気にも似合っていました。


ライブは中盤へ。
ここで、
管理人の大好きな「フェイバリットボーイ」!
この曲は、バンドのアンサンブルに遊び心が溢れてて、
生で聴くとかなり気持ちが良い
まず、
ご機嫌なビートを刻むベースラインが良い
エフェクターの可愛い音色が面白いギター
リズミカルなドラムも至極気持ち良かった
歌詞も、
これぞガールポップ!って感じのど真ん中なものになってて
そういう部分もまた聴いててかなりのカタルシスがある
のよね
ガーリーでもあるけど、
男子が聴いても大概いい気分になるんじゃないかな笑
 更に、
物語風の歌詞も印象的でBメロの溶ける様なメロディも聴き応えあった「ハリボテ」
ザクザクしたギターサウンドもロックバンドらしくて気持ちが良い「君の大事にしてるもの」
この曲も…
結構理解出来ますね
"推し"が"人"を超えてしまうと白ける。という。
 この辺から暗くなって来たかな、
ギターソロもキマっていた「きっとあの漫画のせい」
この曲、ラスサビ辺りでドラムが勢いよくロールしまくってて、
物凄い主張していて聴いててかなりビックリしたし刺激的だった
系統は異なるけど、歌川さんの尖ったドラミングも意外と合っている気もした

そして、
観客がかなり沸きまくっていたのが「あの娘の城」!!
イントロからして、ミッシェルやブランキーばりのR&Rっぷり
SHISHAMOの軽快でトーストの様に美味しいサクサクのアンサンブルから、
一気にダークでギラついた雰囲気が漂い観客の度肝を抜いていた
 実は、
自分が初めて行ったSHISHAMOのライブの一曲目がこの曲だったので、
そういう意味ではある種の原点ではある。
キレッキレのギターリフ、
ハイテンポのベースラインがロールする中、
小刻みなドラミングの気持ち良さも手伝い鋼鉄のアンサンブルを構築していた
 歌唱も、
「バカになっちゃったのかしら?」の部分がかなりキテて、
そのギリギリの綱渡りしてるような精神状態の表現が素晴らしかった。
 そして、
この曲は必ず演ると思った「春に迷い込んで」
歌詞の中に桜も出てくるし、正にこの日演奏する為に生まれた様な一曲
切ない想いに浸りつつオルタナ風味のギターソロや
ライブで聴くと音源よりも気持ち良い「ランランランラン」のユニゾン等
多角的な視点で楽しんだ。
遮断機の音みたいなイントロから、
重めのロックサウンドがずしんと鳴り響くロッカバラードの新曲
これがかなりの力作に仕上がってると感じたのでリリースがまた楽しみ
勘違いでなければ、歌詞が相手の嫌な部分も受け入れ、それでも愛する。
そんな感じの曲・・・大雑把な捉え方ですけど。


さて、
ライブもいよいよクライマックス。
MCで、
「(明るかったのが真っ暗になる)この変化も野音の良い所ですよね」
「もっと元気に行けますか日比谷!」
と朝子さん
そこから、
イントロから極太のベースラインが際立つ「最高速度」をアグレッシブにプレイ
この曲はイントロも凄かったが、ロッキンなアウトロがまたガツンと来る仕上がりだった
SHISHAMOの鼓舞ソングはどことなく自身たちにも奮い立たせてる様な感じあるけど、
この日のこの曲はオリジナルメンバーのドラマーが療養中という事もあり、
朝子さん自身が転がってゆくんだ!と
強く発している感じもした。
続ける事に疑念を抱く事がないように、
夢中で駆け抜ける事でそんな邪念を振り切る・・・とても格好良かったです。
 更に、
鋭角なギターリフも刺激的な「夏恋注意報」、
この曲でも歌川さんの力強いビートがかなり印象的だった
ラストの「おーおーおーおーおー」のシンガロングも爽快で、
「君と夏フェス」「タオル」と往年の名曲で畳み掛ける流れも見事
「君と夏フェス」は、
間奏のベースソロとギターソロが交互にやってくるパートも相変わらず盛り上がる。
そして、
ラスサビで加速するドラミングにもテンション上がりつつ、
この日は「明日も」で本編は締め
いつもなら、
その後に「明日はない」が来るんですけど、
この日は「明日も」でハッピーに終わるという選択でした
銀テープの特攻から始まり、紅白でも披露した名曲を丁寧に聴かせてゆく
 「明日も」は、
100%演奏するど定番だけど、
毎回必ず感動するのがスゴい
ですね
この時、
ブログの更新が途絶えてた時の苦悩から抜け出しつつあったので、
「明日が変わるかは分からないけど」ってフレーズを聴いて
取り敢えず、
これからも打席でバットを振り続けよう。と改めて思ったりもしました
そんなエネルギーを注入されつつ、
アンコールでは、
松岡さんのドスの効いたベースソロも極上だった「夢で逢う」
この曲の時に一時照明が真っ赤に染まったのがまた刺激的で良かった
この曲を聴きながら自分も昔好きだった人が都合良く夢に出て来た事を想起したりした
「春に迷い込んで」では未練は散ってしまえ、と歌い
「夢で逢う」では逆に未練にすがる・・・っていう
一つのライブの中で感情が蠢いてる感じが面白くもありましたね
まあ、
人間ってそんなものだしね。
相反する感情があっても良い、というか。

松岡「春の野音最高でしたね!」
宮崎「凄いこの会場が大好きで。
   ここから見るみんなの顔が凄い良い景色だから。」

そういうニュアンスの事を語り、
ステージには「10」の電飾が光る。
今年で10年連続10回目だから。という事らしい
野音は抽選制らしいので、動員力は勿論運もあったんだなぁ
最後の最後は、
「恋じゃなかったら」
お立ち台にてギターソロを弾く朝子さん、
松岡さんと歌川さんのオールディーズっぽいコーラスも気持ち良い中、
やっぱりラスサビはいつ生で聴いても感動的で気持ち泣きそうになる
個人的には、
この世界そのものを愛せそうな気分になる素晴らしい一曲
最後は朝子さん「あーあーあーっ!!」咆哮にも近い大声をかまして終了
これが仮に改修前最後の野音になったとしても、
後悔は一切ない・・・
そんな観客として大満足だった10回目の記念すべき野音公演でございました
ありがとうございました!!!














1.ロマンチックに恋して
2.ハッピーエンド
3.あなたと私の間柄
4.中毒
5.ひっちゃかめっちゃか
6.量産型彼氏
7.明日の夜は何食べたい?
8.通り雨
9.フェイバリットボーイ
10.ハリボテ
11.君が大事にしてるもの
12.きっとあの漫画のせい
13.あの娘の城
14.春に迷い込んで
15.新曲
16.最高速度
17.夏恋注意報
18.君と夏フェス
19.タオル
20.明日も

21.夢で逢う
22.恋じゃなかったら















という訳で、
今年2回目のSHISHAMOでした。
実は、
去年のライブハウスツアーも行きたかったんですが、
ししゃモバに入ってるのにも関わらず
ハコが小さくてどこも取れなかったんですね
なので、
そのリベンジで
ガッツリ観れてる今に幸福も感じたりしてるのでした。
 尚、
今後はフェスモードなのかな?
自分はフェスにはあまり参加しないタイプの人ですが、
秋にはツアーもあるかもしれないし、また色々注視していきます!
対バンツアーの第二弾とかも期待してしまう・・・笑


リーガルリリー「LIVE HOUSE TOUR 2025」@渋谷CLUB QUATTRO 25.4.3

2025-04-07 | LIVE














先週の木曜日、渋谷でリーガルリリーのライブを観ました。











毎年恒例のライブハウスツアー
ちなみに、
夏には同じ渋谷のLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンも決まっている
 リーガルリリーを観るのは去年のリキッドルーム以来?かな
でも、
去年は割とコンスタントに観てた気もする
ここクアトロでも何回か観ました
そして、
個人的には2025年初のクアトロでした
渋谷クアトロは東京ではかなりメジャーなライブハウスだけに、
今年初来訪が4月で昨年の12月ぶり〜ってのは結構意外でした。

この日は、
仕事で盛大にやらかした後に来たので、
中々の気分でしたよ(笑)
自分ってなんて浅はかな奴なんだ。とか、
罪悪感とか。
それでも、
ラーメン屋とかにはちゃっかり行ってたけど。
それ以外にも色々…自分の小ささとかに関してずっと考えてたので、
そんな腐った気分をぶっ飛ばしてくれる様な爆音を期待して参加しました。
では、
以下。














チケットはソールドアウト、
しかも、
かなりのスシ詰め状態だった
仕事で疲弊した後という事もあり、
スタンディングで観るのが大分キツく感じた(笑
足痛かった。
ただ、
ライブハウスの距離感でしか得られない情感は確かにある。
ホールやアリーナでしか得られないものもあるけど。
だから、どれも必要っていうか。
なんで、行けるとこまでは行こうかなって気分ですよ。うん。

一曲目からギンギンなギターが気持ち良いオルタナロック「地獄」。
からの、
最早起爆剤として板について来た「17」
「17」は聴けば聴くほど好きになる
CDで聴くとより音圧にヤラれるのでオススメ。
この日も、
あの人魂が彷徨いてる様なほのかさんのギターソロにヤラれた
あのギターソロの時に会場が「うおおおお」って沸くのもイイですね
小気味良いアンサンブルとそれが生む疾走感にロックバンドの爽快感を受けた
この曲は、
このバンドで進んでゆく!という強い意志も感じて、
それが伝わって来る感覚にもグッと来る。

 「ありがとう!」と笑顔でほのかさん
そこから、
歌う様なベースも気持ち良かった「東京」
「僕はちょっと落ち込んで」というフレーズが
正にこの日の自分でかなりフィットした
いや、
3月の末から
大分自分の存在について疑念を感じる事が多かったので、
それ含めて感情移入してしまった
最後の、
点滅するフラッシュの照明がまた格好良かった。

ダンサブルなアレンジと、
高音が気持ち良い歌唱が印象的だった「キラーチューン」
歌詞の「争いのない世界が欲しいよ」ってのが聴いてて切なかった
色々な意味で・・・
バンド演奏のキメの部分が格好良かった「ジョニー」
ゴリゴリのベースソロから始まった「9mmの花」
この曲は
サビのメロディアスな感じがとても良かった
ポップスにも通じるくらいキャッチーだと思った
ラストに向けて疾走していく感覚がまた気持ちヨイ。
 今どき、
珍しいくらいの王道のギターロックナンバー「60W」
そのギターサウンドはノイジーでもあり、
ドライブ感たっぷりのベースと
駆け回る様なサポートのデザレさんのドラムと合わせて
鉄壁のアンサンブルを構築していました
ほのかさんの歌唱、
「光になったぁ〜」って凄まじいの聴いてたら、
生きてるだけでも人は生命を使ってる尊い存在なのかもしれない…とか
そんな事を感じて気持ち助けられた気分にもなった。
この曲と「17」は今のリーガルリリーに強いロックバンド感を与えてますね


ドラマチックなサビの歌唱と、
どんどんスピードアップしていく構成が痛快だった「ノーワー」
どこか懐かしくて、無垢な感じもするメロディが素敵な「White out」と
中盤もかなり盛り上がってました
何度も繰り返される「そらそらそらそら」のフレーズが牧歌的でカタルシスあった
春にも似合っていた。
春と言えば、
「春が嫌い」も演奏
毎年春の恒例ナンバーになりそうな気がした。
そう言えば、演奏前にチューニングがズレてたらしく、
イントロで演奏止めて「チューニングします!」とほのかさんが言ってたのも
ライブだなぁ。って感じがして好きでしたね
重めのメロディラインが胸に来る曲で、
この日は「ハンバーグでも食べれたら変わるかな?」って歌詞が印象に残りました
 サビメロがポップで気持ち良い「惑星トラッシュ」は初めてライブで聴いたかも?
「怖くないよ」と繰り返し歌うほのかさんの歌声に、
深いいたわりを感じた「蛍狩り」
照明が、
最初は蛍なみの小さな光で、
それが段々大きくなる演出はやっぱりグッと来る。
輝きを放て、って歌詞は生き続けろ。と聴き手に投げかけてるみたいだった。
 エレキ弾き語りから、
ほのかさんのエモーショナルな歌声が胸を打つ「ムーンライトリバース」
誤解を恐れずに言えば、この曲だけ飛び抜けて間口が広い気がする
それこそお茶の間に響いても違和感無い感じ…
そんなメジャー感もまた心地良い。


さて、
情感たっぷりに聴かせてきたライブも「1997」からクライマックスへ。
お馴染みの極太なベースラインが最高に気持ち良いイントロから、
間奏のディストーションギターの迫力、
そして、
命を大切にする。
そんな事を想起させるサビの歌唱…と
「蛍狩り」とか演った後に聴くとよりグッと来る感じもあった
この日は曲順に関しても今まで以上に繊細な神経使ってる気がした
まあ、
今までもその都度その都度良かったとは思うけど。
でもバンドはやっぱり進化していくものですから。
 MCでは、
ライブハウスをマッチ箱に例え
「一曲一曲マッチに火を点ける感じでやっていきたいと思います。」
かなり上手いこと言っていました
この箱の中で、
楽曲を一生懸命パフォーマンスし、
それが結果的に聴き手にも炎を灯せる様に…
この例えはかなりしっくり来ましたね。
 で、
「天きりん」では
逆に「アンダーグラウンド!」と叫び、
ラストにはギター持ち上げて掲げるほのかさん
ライブハウス魂を改めてステージに叩きつけて
イントロから既に歓声が弾けていたアンセム「キラキラの灰」
ザラザラのギターリフから、煌めくサビヘと変化する
その様は、
人生で色々あっても、
でも今だけは輝いて
そしてそれを忘れないで。みたいな意志も勝手に感じ取り、
実際に思い思いに楽しんでいる観客たちとの混ざり合いは美しく感じた
気が付けばこの1年間で新しい起爆剤もアンセムも育ててこれたんだなぁ。とか
ロックバンド、リーガルリリーの最新型への進化を如実に感じれた、
そんなステージでもありました。
 本編最後は、
イントロからしてエネルギッシュだった「リッケンバッカー」で締め
この曲の時のデザレさんのドラム、シンバル多めでかなりテンション上がった
そして、
「僕だけのロックンロールさぁ〜」の部分はやはりエモーショナル
例えそれが偽物だと認められなくても、僕だけのロックンロールな事には変わりはない
代わりもない…ある意味、愛され度が可視化されてる世の中に必要な曲にも感じた。


アンコールも敢行。
海さん「素敵な春の始まりになりました」
ほのかさん「今日の事をずっと思い出せる様にしたい」
満足度に語り、
ミラーボールが回り出し煌びやかなオルタナロックで聴かせた「ハイキ」
そして最新アルバムの実質のラストナンバー「ますように。」で真のエンディングでした
「ハイキ」では海さんがジャンプしながらご機嫌に弾いていたのが印象的
「ますように。」は、
丁寧な歌が素晴らしかったんですが、
何より
ラストの「僕らここにいられますように」の歌唱が鳥肌モノだった。
いきなり途切れる様に終わる演出もスゴいし、
確かに、
人間の最大の夢は無事に存在し続ける事なのかもしれない…
そんな事を思ったりもした。
夢というホームランを打てない悲しみはずっとあるけど、
そもそも打席に立ち続けられる、という幸せもあるよなぁ。とか
色々しみじみ感じてしまった最高のエンディングでごさいました
 ただの、
ライブハウスの距離感を楽しむ〜という事以上に
ここでしか得られない感情を持ち帰って欲しい。という
強い意図を感じられた期待以上に大満足出来た公演でした
ありがとうございました!!













1.地獄
2.17
3.東京
4.キラーチューン
5.ジョニー
6.9mmの花
7.60W
8.ノーワー
9.White out
10.春が嫌い
11.惑星トラッシュ
12.蛍狩り
13.ムーンライトリバース
14.1997
15.天きりん
16.キラキラの灰
17.リッケンバッカー

18.ハイキ
19.ますように。


















夏の渋公の新しいイメージビジュアル。


さて、
冒頭に書いた通り、
ライブハウスツアーを終えて、
夏はホールツアーを敢行予定のリーガルリリー
関東は同じ渋谷のLINE CUBE SHIBUYA、
旧渋谷公会堂って事で
そちらもまた楽しみですね
多分久々のホールだと思うので、
演出面含めてイロイロ期待なのです
先日はeastern youthと対バンしたり、
anoの新曲の編曲を手掛けたり多方面から評価されつつあるリーガルリリー
その最新の真髄が観れると思うので、興味のある方は是非是非!というところですね。
自分もめげずにコツコツ音楽への愛情を言葉という目に見える形に変換し続けたいと思いました。

ずっと真夜中でいいのに。「永遠深夜万国博 名巧は愚なるが如し」@ぴあアリーナMM 25.3.29

2025-04-04 | LIVE











先週の土曜日、横浜市でずっと真夜中でいいのに。のライブを観ました。












今年初のずとまよライブ
個人的に、
ZUTOMAYO PREMIUMっていう
公式のファンクラブに入ってるので
そういう意味では念願の!という一夜でございました
 昨年秋にホールツアーを開催して、
今年の春からその地続きでアリーナツアーという流れですね
一部世界観は共通すれど、また新しい内容のライブに仕上がってました
その初日、
まだツアー始まったばっかりなので
ネタバレ気にする方は終わった後に是非よろしくお願いします
この日行ったよ〜という方や
また、
行く予定のない方は今よろしくお願いします。。って事で、以下。

















仕事終わりに行ったんですが、
前日とうって変わって一気に激寒になった日で
服装のチョイス間違えつつ雨も降ってて天候は凄く悪かったですね笑
ただ
横浜駅で横浜家系ラーメン食べたり
駅周辺をブラついてちょこちょこ買い物したり、
そんなコンディションの中でもイロイロ楽しんでました
自分自身はあんまり役に立たない人間なので、
出来るだけ経済を(楽しみながら)少しでも回す事に拘っています
 そして、
ぴあアリーナMM。
ナンバガの解散ライブを観に行ったり、
ちょっと前に出来たばかりのハコなのに早くも深い思い出がある大好きなアリーナ
去年は行けなかったので、今年は運良く来れてとても良かったです
 席は、
3階席の一番前で
安全面の観点から立ち見禁止のエリアでした
なので、誘発されてるジャンプは物理的に出来なかったんですが、
週6労働の終わりの日だったので、まあ、その分ゆったり観れて良かった気もする
最近立ち見もキツくなってるからねぇ。


ライブは、
「虚仮にしてくれ」からスタート。
ホールツアーではアンコールの曲だったので新鮮
フルじゃなかったけど、清廉とした歌声で
「君の血の噴き出る音が好きでした」の歌唱はゾクっとして大好きでした。
早速爽やかな風が会場を包む中、
恒例の
「ずっと真夜中でいいのに。です」という挨拶も含む「嘘じゃない」と
最新作の楽曲を矢継ぎ早に放ってゆく
この曲は
研磨の影響かリズム隊のグルーヴが更にキレキレになってましたね〜
鉄板の「秒針を噛む」では、
お馴染みのシンガロングもまた気持ち良く、
ACAねの「サイコーでーす!」のレスポンスもまたテンション上がった
歌い終わった後の「フー!」からもACAねのご機嫌が伝わって来る。 
更に、
原曲の凍てつく様な音像ではなく、
レトロなアレンジを施された「消えてしまいそうです」
具体的に書くと1970年代の心地良い歌謡曲風のアレンジで
それはそれで懐かしく且つ新鮮で素敵でした
イントロのカッティングからして興奮を誘う「ミラーチューン」、
ステージのいい意味で過度にキラキラした演出も綺麗で見惚れた一曲でした
ゆったり踊りながら歌唱するACAねさんのポージングがまた良かったですね
ホールツアーと同じく、
ヤンキーバージョンでの「勘ぐれい」
原曲よりも低重音が効いたヘヴィなアレンジを楽しんだ
最後の「ボンボボンボンボンボンボン」がまたすげぇテンション上がった。
全体的にベースの音がギンギンに油ぎって響いてた「馴れ合いサーブ」
このツアーでは恒例となった、
オールディーズの洋楽のエッセンスを感じさせる間奏のアレンジもまた気持ち良い
正に温故知新って感じ。


「ばかじゃないのに」は、
元々音源でも好きな曲だったけど、
ライブで聴くとより素晴らしいですね
まず、
Aメロのツーンと張ったクールなメロディが良い
音源でも良いけど、ライブのがよりキレあってカッコイイ
そして、
サビメロの裏声の部分がとってもエモーショナルでグッと来る。
「ばかじゃないのにぃ〜」と歌唱する裏声の部分はマジで歌唱力半端ないな、と
生歌で裏声は不安定にもなりがちだけど、
ACAねさんの場合ホント綺麗に響いてるのが鍛練の成果を感じさせます
その分、
余計に歌詞の切なさが際立ってこの曲堪らん!ってカンジになってました
後悔が深く滲む歌詞で、
個人的にかなり「分かる!」って印象の歌詞なのでかなり感情移入してた
人生、失敗を恐れたり傷付かない為に保身に走って
取り返しの付かない過去や瞬間ばかりだ。
 レーザー風のサーベルを振り回して歌った代表曲「残機」を経て、
小休止の弾き語りコーナーへ。

ここで、
ACAねがカラフルに光るバイクに乗って(!!)中央の小さいステージへ。
ここの相様も視覚的にむっちゃ楽しかったなぁ!
ACAねがアコギを持ち、素朴な音色と共に「上辺の私自身なんだよ」を歌唱
ゆったり落ち着くコーナーだったはずなのに、
気が付けば泣いていた。
 正直、
3月の終わり頃は精神的に不安定で
ブログも一週間近く更新出来ずにいた絶不調の頃なので、
そんな心境に重なって泣いてしまったのもある。
特に、
ガラス細工の様な綺麗な声で「いつしか優しい言葉じゃ効かない」と歌う部分、
本当に自分自身の小ささや無力感に入り浸っていた時期だったので、
心に深く突き刺さって終わった後拍手もせずに少し泣いてたくらいだった。
歌詞の、
「立ち直り方より味方でいたいのさ」ってフレーズも大好きなんだけど、
正に説法ではなくただただ悲しい気持ちに寄り添ってくれる楽曲に仕上がってて、
この日の自分にとっては一番必要なずとまよの曲だったかもしれん
心に染み渡る様な繊細で、でも感情が迸るうた。
ずとまよのライブで泣くのは初めてで、
そう言えば、
初めて観たライブでもこの曲で泣きそうになってたな〜と懐かしい気持ちにも。
この日は、マジ泣きしたけどね。
大好きな曲なのでセトリに加わった事自体も嬉しかった。
ACAねさんの頭上で光りながら回転する石(ルナストーン)とか、
弾き語りから最後はバンドサウンドに移行する構成含めて最高でした。
逃れられない痛みに寄り添ってくれて、深く感謝したい。

「クズリ念」は、
ホールツアーよりも更に良くなっていた
歌がよりこなれて馴染んで高音も気持ち良く響いてて
俗に言う耳が幸せ〜という状態でした
ドラマチックでもあった。
迫真でした。
 「ありがとよ。」とお客さんに告げ、
日替わりコーナーの選曲は「ろんりねす」でした
恒例のバンドメンバーを使った寸劇の設定は、
喫茶店のヤンキー親子がブラジルにコーヒー豆を買いに行く〜みたいな話
美しい声がとっても心地良い一曲ですけど、設定に合わせて
途中からサンバのアレンジに変わったりそういう演出も楽しかったですね
そんで、
座りながら最低限の動きで歌唱してる様はすっごく格好良かった。
ずとまよのライブ観た人なら分かってくれると思うけど、
ACAねさんのポージングって凄くイイよね。。


さて、
ライブは中盤に突入。
ここで新曲ですよ!
この日はライブ初披露だと思われる楽曲を二曲ほど演ったんですけど、
その内の一つがこの「微熱魔」でした。
これが、
すっごく良かった!!

スピーディでノリの良い楽曲で、
一聴してすぐに好きになれるタイプのキラーチューン。
記憶によるとラップもあったしサビの疾走感も見事だったし、
地方ののど自慢でお馴染みの「カーン!」ってやる楽器(?)も駆使して
アイディアの宝庫みたいな演出も良かった。
確か、
ラブコメアニメの主題歌だった気がするんだけど、
その分歌詞もほんのりラヴの匂いがするもので
それもまたガールポップ的で良かったです。
そして、格好良い!
 継いで、
出だしの声がとても綺麗だった「胸の煙」
この曲は自分が参加したライブでは初めて聴いたかも
滑らかなメロディとモノクロのビジョンがまた妙な親和性出してて
聴き心地も視覚もとってもよろしかったです
更に、
去年の個人的ベストソングである「海馬成長痛」!!
「誰かのハッピー 祝ってる 僻んで」のトコ、
凄く感情移入してしまったのと、
サビの声のハリがかなり快感でこの日もまた最高の一曲でございました
歌い終わりのところで更に展開が足されてて
火柱まで噴き出したド派手な演出にもテンション上がりました
 ピンクのレーザーが視覚的に心地良い「MILABO」
生で聴くの久々なので嬉しかった
メロディが気持ち良いディスコナンバー、
照明演出のゴージャス感も手伝ってバブリーな雰囲気も味わえました
扇風琴の鋭いソロも炸裂!!


ACAねさんが、
「やれんのー!?」と煽って、
最新の配信シングル「シェードの埃は延長」を披露
これ、
想像以上に素晴らしかったです
こんなにライブ映えするとは思ってなかった
まず、
「平然ぶって 踊ってみる 容赦なく」の部分がすごく良かった
音源で聴いてる時は割と普通に聴いてたんだけど、
ライブで聴くと実直に勇気を貰える気がして。
それと、
「君のせいだよ」のとこで
身体を上下に揺らしながらはしゃぎ気味に歌うACAね
そんな姿がとても可愛くてめっちゃテンションブチ上がりました
ああ、
こんな盛り上がる曲だったんだ!となんか得した気分になりましたね
物凄い密度とそれを感じさせないクールさを含んで流れるビートがまた痛快
 からの、
本ツアーのヤマと言って良い「お勉強しといてよ」
またも、
「やれんのー!?」
「起きてんのー!?」
というキュート過ぎる煽りから、
盤石の煌びやかさを兼ね備えた恍惚のアンサンブルが響き渡り
そのアグレッシブさに気が付けばヘドバンをかましたりもしてた
最初のサビの「解いといてよーぅ」から、
最後のサビでは「解いといてよー!」
ボーカリゼイションが変化してる気もして、そんなトコも聴いてて快感でありました
感情の細部にまで入り込む歌詞と合わせて陶酔しながら聴いていた。
 イントロの時点でブチ上がる「TAIDADA」
この日のライブで唯一気にかかるところがあるなら、
「ちゃんとせい!」の部分で跳ねるの大好きなんだけど、
立っちゃいけない席だったのでジャンプ出来ないのは物足りなかった(笑)。
しかし、
パフォーマンスは歌キレキレで素晴らしかった
この日は「失って気づくの寒いじゃんか」
「読み取れますかね?」が特にグッと来たかな
でも、
全体的にハイスピードなこの曲を流麗かつパワフルに歌いこなしてて
改めてシンガーソングライターの"シンガー"の部分に感銘を受けた一幕でした
めちゃくちゃ格好良い歌いこなしを堪能し、
「ありがとーっ!」という熱い感謝の言葉を受け取り
本編最後は「暗く黒く」でした
性急かつダンサブルなより研磨されたアンサンブルに
サビ最後のACAねさんの「連鎖よ続け!」というフレーズが相まって
エンディングに相応しい爽快感に満ちた仕上がりになってましたね
余談ですが、
曲始まりの前に「最後です。」と告げても
お客さんがほぼ無反応だったのがずとまよのライブらしいな、って思いました笑
真正面から受け止めて浸るのもずとまろの良さ、ですよね。


でも、
アンコールも敢行してくれました
ACAねさんタイトなミニスカの衣装で登場したんですが、
アンコールでは…スパンコール?の超キラキラした衣装にて再登場
分かりやすく書くと矢島美容室みたいな衣装。
MCでは、
「孤独である、未熟である自分に胸を張れ」と告げ、
ここでもう一曲、初披露であると思われる新曲「クリームで会いにいけますか」を歌唱
この曲は、
記憶によると「創造にまるばつはない」と歌うディスコナンバーで、
「自分を救うように君を救いたい」みたいなフレーズもあって
今まであるようで無い〜みたいな新鮮な楽曲でした
上下するステージのワクワク感や、
ダンサー(メンバー)を従えて踊り歌唱する派手派手な感じがまた楽しかった!
この曲も音源で聴くのも楽しみです。
 久々に、
「お世話になってます。」の部分にて
演奏を中断しお辞儀する演出が復活してた「あいつら全員同窓会」
お客さんたちのしゃもじの音量も凄まじく、テンションも爆上がり、
「嫌味に費やすほど 人生長くないの」ってフレーズも実にスカッとした!
それと、
「誰かを貶して 自分は真っ当」の部分も溜飲が下がる良い歌唱だった
最後の最後は、サビメロのリズムが兎角気持ち良い「眩しいDNAだけ」でフィニッシュ
この尊い時間を宝物として思い継いでいけるようなラストでした。
 MCでは、
「他者からの些細な言葉に傷ついたり」
「(ライブに於ける)いろんな形のやりとりが糧になっている」
「本当にいつも感謝。」
「エラーもコレクションになる」
等のニュアンスの発言を長めに語っていました
ツアータイトルに関しては、本当に素晴らしい事をやってる人は滑稽にも見える。
そんな意味合いだった記憶があります
ずとまよのライブは、
例外なく「すごいライブ」しか無いけど、
この日もまた物凄い熱量と情熱と想いが交差する最高の一夜でしたね。
ありがとうございました!
















1.虚仮にしてくれ
2.嘘じゃない
3.秒針を噛む
4.消えてしまいそうです
5.ミラーチューン
6.勘ぐれい
7.馴れ合いサーブ
8.ばかじゃないのに
9.残機
10.上辺の私自身なんだよ
11.クズリ念
12.ろんりねす
13.微熱魔
14.胸の煙
15.海馬成長痛
16.MILABO
17.シェードの埃は延長
18.お勉強しといてよ
19.TAIDADA
20.暗く黒く

21.クリームで会いにいけますか
22.あいつら全員同窓会
23.眩しいDNAだけ

















みなとみらい駅にあった本公演の告知の看板!



という訳で、
ホールツアーとはまた違った趣が垣間見えた
アリーナツアーの初日でございました
個人的には、
ツアー初日公演に関してはずっとチケット取れずに来てたので
ようやく始まりの1日に立ち合えて感無量でしたね。
 正直、
この日はただシンプルに楽しむぞーというライトな気持ちで来てたのにも関わらず、
何故か泣いてる自分にも出会えて不思議でもあった一日でした
精神的にも肉体的にも疲労のピークでしたが、
だからこそ、
受け取れる情感があった様にも思えたこれまたずっと胸に残る公演と相成りました。

なお、
近々ようやく地元の千葉公演に参加しますので、
またあの熱狂のステージが観れる!と思うととっても楽しみです♫
ずとまよのライブはいつ観ても、何度観ても超絶至高ですので!


MAN WITH A MISSION「PLAY WHAT U WANT TOUR」@Kアリーナ横浜 25.3.23

2025-04-02 | LIVE











先々週の日曜日、母親とマンウィズのライブに行きました。










当日の雑記で語った通り、
母親が近年マンウィズにドハマりしてるので
一度ライブに連れて行こうか。との想いで参ったライブでした。
管理人自身はそこまでマンウィズに詳しい訳ではない・・・という特殊な経緯のライブでしたね。
 記事に親孝行というタグは付けたものの、
自分自身そんなに孝行息子では無いんですよね
20代の頃は大体無職だったし、
時々働いては辞めて親のスネ齧って〜の繰り返しだったので。
よく親ガチャとか毒親とか聞くけど
自分の場合、むしろ両親が息子ガチャ失敗してるわ。みたいな笑
娘ガチャは2回も成功してるけどな。。二人とも結婚して子供産んだしね。
自分だけが独身かつ未婚でここまで来ちゃってるからね。
内心申し訳ないよね。

マンウィズは、
本当に有名な曲しか知らなかったけど、
メンバーの見分け方とか開演前に何となく教えて貰いました
ただ、
マンウィズの様なパンキッシュでハードコアな音楽に関して言えば、
ハイスタ、ブラフマン、バックドロップボムやマッド、WRENCHなど
大概中学生の頃とかに通ってますので、
別に趣味じゃない事もない
今まで聴くきっかけが無かっただけ〜って気もする
正直ライブに誰かと行く事自体が稀なのでそういう意味でも新鮮でしたね。













お花。またMステ出ないかな?母親が熱望してるんだけど笑




母親は60代後半なんですが、
キッズにも大人気のマンウィズに急激にハマってビックリしたね
ただ、イーグルスとか元々英詩ロック好きだったみたいなので、
素養はあったのかもしれない。
マンウィズ自体、
オールディーズからの影響も公言してますし。
 ちなみに、
母親とライブに行くのは2010年冬以来14年と3ヶ月ぶりでした
その時は母が宇多田ファンでもあるので、一緒に宇多田ヒカル観たんだった

子供の頃は、
母親に連れられて横浜アリーナ行ったりしてた事を想うと、
今は自分がチケット用意して母親をスマホのマップとかで会場に案内している…
そんな事実にほんの少しだけ自分の成長を感じたりもしました。
この日は晴れだったので
横浜の港町の爽やかさ含めて良い感じだった。
去年も個人的に参ったKアリーナ横浜
母親が「タオル欲しいな。」と言ったので
グッズ売り場に案内したりしつつ、
開場して入場…
そうそう、
スマチケ二人分購入するの初めてだったから、
分配して下さい。とか言われないかな?とか
実は結構不安だったりしました笑
母親は携帯持ってないのでね。
実際は、
2人分のスマチケ見せて普通に入れました
屋台で買ったポテトを食べたりしながらライブの展開予想などをして、
定刻から少し過ぎたあと遂に待望のワンマンが始まった。


一曲目は、
「When My Devil Rises」
ステージにはマンウィズロック(岩の顔)が出現し、
レーザーが飛び交い、大歓声が沸く…というド派手な始まり方だった
そして、
やはりKアリーナは音響が素晴らしい。
ダイナミックなロックサウンドがストレートに響く感じ
席としては割と後方の席だったんだけどそれでも音圧とかスゴかった
そして、
「Take what U Want」
非常にパンキッシュな楽曲でこれには管理人のキッズ魂も反応。
疾走感溢れる音像に、観客のアクションから来る揺れがまた凄かった印象
 MCでジョニーが「改めて、MAN WITH A MISSIONです。」
「楽しみに来てくれたかこのヤロー!!」と観客を煽る
そこから、
oi!oi!コールも巻き起こした「STELLA」
この曲は丁寧な歌唱も印象的でJ-POPファンにも通じる気もした。


ここから、ブチ上げモードに突入!
管理人も元々知ってた有名曲「Emotions」
見た目となんとなくの音楽性しか知らなかったのに、
この曲は知ってたのでかなり有名な曲だと思う(自分基準)
コールも凄けりゃ
立ち昇る火柱がまた凄い
熱唱が続くに連れて会場との一体感も増してゆき、
「ああ、これぞライブの醍醐味だわ。」と素直に感じた
この曲、流麗なストリングスの音色にもウットリしてた記憶があります。
 更に、
こちらも鉄板のアンセム「Raise your flag」
正に"みんなの歌"と言わんばかりの世界観に
お得意のパンキッシュなアンサンブルも加わり序盤のハイライトを綺麗に構築
でも、勿論ロックバンドらしいなりふり構わない泥臭さもあって。
そのバランス感覚がまたとてもグッとくるものでした。

MCで、
「ここは音響やキャパシティなど、世界最高峰のアリーナらしいです」
「と言う事は、世界最高峰のお客さんって事ですね」

みたいなことをジョニーさんが語り、
大いに沸くオーディエンス
そこから、
ライブスタッフのリクエストでレア曲だという「Falling」を披露
この時、「むしろそういう曲こそやる価値がある。」みたいな事を言ってて
素敵な言葉だな…と感じました
確かに、
マンウィズの激しいイメージとは少し違う感動的な美バラッドで、
泣きのギターソロ含めて新鮮でかなり聴き応えありました
 そこから、
もう一度アッパー・モードに回帰し、
ダンサブルなディスコナンバー「DON’T LOSE YOURSELF」
ファンキーなギターリフにボーカルの掛け合いも楽しいこの曲、
ベースのカミカゼボーイがステージ降りてファンの側でベース弾いてたのも
視覚的な刺激があってよろしかったです
この時、
母親が「あれ!あれ!」的な呼びかけをして
なんかこの感じ楽しいなぁ・・・と久方ぶりに感じてました笑
タイトなドラムも気持ち良かったJ-ROCKにも通じる「Winding Road」や
ジョニーがソロの弾き語りで披露した清廉としたバラッド「higher」も良かった
母親がワクワクしながらライブ観てる様も新鮮でそれもまた心に残る光景でした。


ライブは、
クライマックスへと向かっていく。
3月に出た新譜から「REACHING FOR THE SKY」
サビのスケール感はライブで聴いた方がより感動的に映えてたし、
小刻みなドラミングがまた心地良い楽曲だった。
それと、
この曲も昔から知っていた「detabase」
去年のフジロックでマンウィズを初めて観たとき、
10-FEETのTAKUMAと一緒に歌っていたこの曲はこの日も最高だった
カクカクしたビートにサビの「オッオー!」のコールも気持ち良く、
そのアッパーなビートに骨抜きにされていました

正直、
かなり格好良かった。
踊る様に歌唱する姿も、
上の階から観るファン達のはしゃぎまくってる姿も痛快に感じた
母親は「あそこ(アリータスタンド)で観るのは無理だわ〜」って言ってたけど笑
その熱さは確かに伝わっていた。
更に、
王道パンクとも言うべき「evils fall」
とってもスピーディーかつラップも挟むアゲアゲの一曲で
かなり個人的にもブチ上がった一曲でした
また、
「evils fall」ってタイトルが格好良いよね。
DJサンタモニカが客席まで行って戯れまくってたのも印象的
 「Memories」では、
なんとなく今までの自分の思い出を頭に浮かべながら聴いたり、
それも母親と二人で来てるからなのかな?と振り返って思った
そこから、
フジロックで観た時も
あの独特のフリが楽しすぎた「FLY AGAIN」!
半分くらいは母親の趣味に付き合おう。的な感覚もあったんだけど、
この曲でもキッズの血が騒いでフツーにめっちゃ楽しんでましたね笑
またも、
火柱が立ち昇るゴリゴリのロックナンバー
自分で書くのもなんだけど、
母親がこういうダイナミックなロックナンバー大好き〜って事実が
とっても頼もしいというか、
流石管理人の母親だな〜というか笑
サビのポジティビティ溢れる言葉と共にフリをしていると、
本当にもう一度羽ばたける気がして
「音楽、楽しい!」と素直になりました

この曲では自分たちみたいな後方のお客さんの為に、
後ろの小さいステージまでカミカゼボーイが来てベース弾いてくれました
 本編最後は、
サビのドラムのビートが気持ち良かった「Remember Me」にてフィニッシュ
パッション溢れる歌詞と「wow〜」というシンガロングもエモーショナルで
マンウィズの志に溢れるエンディングだったと思います

勿論、
アンコールも敢行!
まずは、新譜から「Vertigo」を披露
余談だけどU2やTRICERATOPSにも同名のタイトルあるよね
この曲は、
音源で聴くよりも
ライブだと更にスケール感あって…
それこそアリーナを超えてスタジアムで響く様な曲にも感じて
とってもカタルシス満点でございました
スタジアムROCK、みたいな。
ソリッドなアンサンブルが際立ち、
中でもリズム隊の分厚さがまたサイコーでしたね!
 青春っぽいバックビジョンの映像も印象的だった「フォーカスライト」
歌詞やメロディもポップスからの影響を隠さないストレートなものに感じて、
意外とマンウィズは和洋折衷なロックバンドなんだな〜と
少しだけその本質が理解出来た気がした。
そして、
この日随一のハイライト「絆ノ奇跡」
この曲に入る前に、
「今のライブシーンが保たれてるのは
あなた達の様なバカやろうのお陰。」
みたいな発言があり
それもまた胸熱でした
確かに、
普通に生きててよくライブ行ってます!みたいな人にはほぼほぼ出会わない笑
ライブとか行く人はある種ネジが外れた人種なのかもな〜とか思った
 最大音量の「oi!oi!」コールに、
オーディエンスの大熱狂!
会場がぶっ壊れるんじゃないか?ってくらいの
破壊的な盛り上がりと一体感にヤラれた一曲で、
今やこの曲は単なるアニメタイアップではなく、
聴き手のみんなの人生のアンセムになってるんだな…

そんな風に感じましたね。
猛烈に激しいけど、
一方で感動的でもある…そんな感情にさせられたオーラスに相応しい名曲でございました
母親も初めてのマンウィズライブに大満足だったみたいで
電車の中で「今日はありがとうね。」と言われ、
今回のミッションは大成功だったな!!と思ったのでした。
ありがとうございました!!!!!
















1.When My Devil Rises
2.Take What U Want
3.STELLA
4.Emotions
5.Raise your flag
6.Falling
7.DON’T LOSE YOURSELF
8.Winding Road
9.higher
10.REACHING FOR THE SKY
11.detabase
12.evils fall
13.Memories
14.FLY AGAIN
15.Remember Me

16.Vertigo
17.フォーカスライト
18.絆ノ奇跡












アンコール終わりの時のみ、撮影OKでした。




なんと、出口で無料でモンスター配ってました。
母親と一緒に行ったので飲まない母親の分まで二つGET!










という訳で、
久方ぶりの母親とのライブ参加の記憶でございました
帰りは横浜駅でラーメン食べて、そのまま帰りました
子供の頃して貰ってた特別なことを

そっくりそのまま返す事が出来て
なんだか誇らしくてしばらくはフワフワした気分でしたね
結構、
昔から色々心配も掛けたので、
これからはちょっとずつでも良いので、
生活費に加えてこういう部分でも恩を返して行きたいな・・・と思いました。
 正直、
何かに"純粋に"夢中になっている人こそ見てて気持ちが良いな。と思うので
その手助けをガッツリする事が出来てそれもまた個人的に嬉しかったですね。

近場に来たらまた行きたい〜みたいな事も言ってたので、
次はもう少し短い間隔で一緒に行くかもしれないですね。
還暦超えても常にアップデートしてて感性の若い我が母に拍手。


GRAPEVINE「Spring Tour 2025」@LINE CUBE SHIBUYA 25.3.21

2025-03-27 | LIVE













先週の金曜日、渋谷でGRAPEVINEのライブを観てきました。











毎年恒例?となっている春のショートツアー
この日のチケットが早々に売り切れたので、翌日同箇所で追加公演を行うなど
未だにその人気は健在です
GRAPEVINEに対するイメージや入口は人それぞれだと思いますけど、
自分の場合は1999年の冬にミュージックステーションで観たのが初めてでした
その年のオリコン誌の「ブレイクしそうなアーティスト」のTOP5に入ってて、
すごく「新しい波が来てる!」みたいに感じてたのを覚えています
 勿論、
そこから色々な変遷を経て深化してるんですけども
自分の中では未だにあの時代の…
所謂プチブレイクを果たし、
メディアにプッシュされてた頃の思い出というか残像は忘れられなくて、
それも小学生の終わり頃〜中学生始まり立ての時期でしたので
思春期のいち思い出として鮮烈に残っているのです。
 なので、
自分の中ではバインは王道のロックバンドの一角と捉えてる節も結構あったり
近年でも「さみだれ」とか凄くど真ん中の名曲だと思うし。
なんか、
友達もいなくて(笑)
ただ音楽だけが友達だった"あの頃の自分"が救われた様で、
或いは二人で一緒に楽しめた、みたいな・・・少し涙も出たりと
自分にとっては一生の思い出に残る様な大切な一夜でした。

しかも、
その頃から知ってる渋谷公会堂で観れたっていうのがね!
ライブハウスやホールの名前なんて当時全然無知だったけど、
渋公は大ファンだったMOON CHILDの解散ライブの会場ってのを知っていて、
正直「いつかは行きたい。」とその頃から思ってもいたんです
その渋公で、
同時期にTVで聴いてたバインの名曲に浸れるなんて、
結構運命じみたものも感じてしまいましたね。
では、以下つらつらと。













お花。





ニューアルバムの告知も大々的に!このブログでも告知しとく。



今年のバインは春ツアーから動き始めた様で、
MCで「あけましておめでとうございます!」
もうすぐ4月なのに田中さん堂々と発言してました笑
そんなライブは「SEX」から。
繊細なメロディラインと妖艶な照明が相まって
初っ端から濃密な空気感に包まれる(SEXだけに)。
西川さんのエモーショナルなギターソロも堪能しつつ、
田中さんが「こんばんわ渋谷っ!」と元気に挨拶してから
「Ready to get started?」をパワフルに演奏
これがまた気持ち良かった!し、
やっぱり歌詞の「限られた人生ぶっ飛ばして行こう」ってフレーズが
アラフォーになった今の管理人的に胸に響くポイントでもあった。
今の体力があるのも、正直今しかない!って思うし。
ドラムロールから始まった洗練された「ねずみ浄土」
重厚な間奏のアンサンブルも刺激たっぷりだった「雀の子」など、
近年の定番曲をまずはしっかりと聴かす始まり方でした。

そこから、
「Here」の曲を中心にプレイ(!)してゆきました。
これにはビックリ
最近Xもそこまで見てなかったから、
あのアルバムから25年っていうのも失念してた…長年のリスナーとしてお恥ずかしいね。
いきなり空間を切り裂く様なロックナンバー「ナポリを見て死ね」からスタート
この曲の思い出としてオリコン誌のレビュー読んでて、
曲目にこのタイトルがあって「どんな曲なんだ!?」と
無性にテンションが上がった事を想起してました
また、結構ひねてる中学生に刺さる感じでもある笑
ブイブイ来るベースラインと、声の伸びやかさも痛快でした
そこから、アルバムの中ではポップサイドの心地の良い「ポートレート」
これまた懐かしい、
「リトル・ガール・トリートメント」もサビメロのポップさに心酔してましたね
そこから当時から大好きだった名曲「想うということ」
この曲かなりの名曲だと思うんですが意外と生で聴くの初だったかも
叙情的なサビメロと
重厚なツインギターの轟音
田中和将の丁寧な言葉の紡ぎ方も素晴らしく、
濃厚でありながら「明日には晴れそうです」と
どこか爽やかなエッセンスも感じられる名演に仕上がってました。
CDで聴くのも良いけど、あの渦巻きの様なアンサンブルと
音源以上に絞り出す様なサビラストは生でこその味わいだった。
アメリカンなギターリフが鳴り響き、
放たれたのは管理人も大好きな「南行き」!!
この曲歌詞が大好きで当時カセットテープに録音して
ウォークマンでよく外で聴いてたなぁ…とかなり嬉しい選曲でした
キュイーンと鳴るキメのギターフレーズにカタルシスを感じつつ、
「お金もちょっとは貯めなきゃ」って歌詞が
今の年齢になるとしみじみ分かる笑
それと、
「涙も少しこぼれるさ」の歌唱にはグッと来たし、
CDやカセットで聴いてた時から大好きだった、
「もう後に引けん!」の部分はライブ感あって無茶苦茶格好良かった。
そして、年代を重ねた今のバインが歌うと余計に説得力あるなぁ、と。



さて、
ここで一旦「Here」の曲を中断し、
最新曲のお披露目モード。
ハンドマイクで時にハーモニカ(それかブルースハープ)を弾くスタイルで
田中さん曰く「めっちゃバズってる」と表現した新曲「天使ちゃん」へ。
「あざす!」という冒頭のインパクト大のフックから、
ポエトリーとラップの中間みたいなAメロ、
そして、
ポップに響き渡るサビメロ…と
やっぱり普遍的な格好良さがあるよ!と確信出来た会心のパフォーマンスでした
個人的には「きみのもっと深くに もっと奥に入りたいのさ」
精神的であり官能的でもあるフレーズが特に胸に残った
それをポップに聴かせるセンスはやはり脱帽ですね。
拍手も大きくて、
新曲でもバッチリ盛り上がりまくってる相様がまた誇らしかったですね。
シックでスペイシーでもあった「こぼれる」もまた神妙な雰囲気含めて聴き応えあった。


イントロのギターフレーズの段階でぶち上がった「Reverb」
そうそう、この曲ずっと聴きたかったんだよ!とテンションUP
この曲のプロモーションでも色々な音楽番組出てたけど、
個人的にはポップジャムでのパフォーマンスが思い出深いかな
若くて新進気鋭のロックバンド感に満ちていた。
ただ、
この日の「Reverb」は、
あの頃より更に必死なボーカリゼイションが光ってて
特にラストの「認めないだけぇ!」の振り絞る歌唱はスゴかった。
あれこそ正にエモーショナルの極みだな。。と真髄を垣間見た気分になった。
初期のバインは結構切なさ売りな部分もあってその頃の空気も心地良かった。
 この曲は、
今でも準定番くらいの位置にいる人気曲「B.D.S」
サビの唸りの効いた歌唱に、
王道のロック感溢れる音像にこれまたテンション上がる。
それとこの日は、
「アクセル踏めばどうにかなる」って歌詞が胸に刺さった感じもあった
つべこべ言わずにまず体験してみろよ、的な。
渋味あるバラッド「Loss(Angels)」を奏で、
MCタイムで新譜の宣伝も。
「あのみちを遠くはなれて、略してアミーチーと覚えて帰って下さい!」
暑かったのか田中さんパタパタうちわを煽りながら語っていました。
ゴリゴリのベースサウンドとリズミカルなドラムが心地良かった「NINJA POP CITY」
歌詞の「駆け抜けろTokyo friday」って部分が金曜日の渋谷だった事もあり
正に!という感じでそれも気持ち良かった。
「江戸じゅうのアモーレたちよ〜!」と煽り、
ドリーミーでロマンティックなダンスナンバー「実はもう熟れ」を優雅に奏でる。
大人の香りも漂う芳醇なディスコナンバーに酔い痴れた。
って言うか二階席だったけど、腕を上下させて本当に踊ってた。


さて、
新旧織り交ぜ実に濃密だったライブもクライマックスへ突入。
まずは一転して若々しいギターロックナンバー「25」を披露
イントロからして激しいギターサウンドが鳴り響き衝撃的だった
やはり、
この頃の良い意味で無鉄砲さ溢れる楽曲もイイですね
極上のロックンロールサウンドを堪能しつつ、
腹から声出しまくりなボーカリゼイションにも刺激受けてました
90年代の匂いに「はぁ〜」と懐かしい気分にもされつつ
若さ故の刺々しいロックナンバーを存分に楽しめこれまた素敵な一幕でした
 したら、
何と「白日」(!!)
これまた心の中の少年がうぉ〜!!と叫ぶ選曲
実は中1の時の作文のタイトルにこの曲名を使用した過去があって
TRICERATOPSの「GOING TO THE MOON」と同時期にネタとして使用してて。
そういう意味では管理人の(文章に於ける)ある種の原点とも言える様な曲でもある
無理矢理タイトルを校外学習とかに絡ませてたので割と意味不明で黒歴史でもあるけど笑
いやもう、
あのギターリフ生で聴いた段階で「たまらん。」と
格好良過ぎるだろ。。
音源も大好きだけど、やっぱ生は更に格別だよ。
少年の自分含めダブルでそのギターサウンドにK.O.されつつ、
歌唱も素晴らしかった
Bメロが改めて矢継ぎ早で好きだな。と思ったのと、
「夢は夢のまま」ってフレーズがアラフォーになった今は沁みた
それと「こころが真白じゃない」の切実な歌唱もかなり自戒を含めガーンと響いてた
苦悩を孕んだ勢いのあるロックナンバーでこれまた陶酔してしまった一曲でした
 だが、
勿論近年のバインも負けてない。
管理人も大好きな名曲「Gifted」!!
なんとなく前の曲と一緒に聴くとより良い感じなのもニクい
神妙なイントロから、
悲哀に満ちた雰囲気
荘厳なサビメロにも良さを感じつつ
達観の境地に至ったかの様な凍てついた作中感が最高でした。
ただそこにある絶望感に寄り添ってくれる楽曲というか・・・
ラストの息を呑む歌唱も、真っ青な照明のインパクトも素晴らしかった。
ここ数年の曲でもここまで陶酔出来る名曲があるんだぜ。と、
新旧のバインに虜になった一夜の本編は、
「here」にてフィニッシュ。
余談だけど、
この曲の時に前のお客さんが泣いていた。
サビメロのどこか幻想的で美しく且つスケール感溢れるカンジ
そこに付随する不思議な温かさと感情をたっぷり乗せたドラミング、
曲終わりには田中さんの渾身のシャウトも炸裂し、
正にこの曲でなければ!という
締めに使うのも得心のいく最高のパフォーマンスでガッチリと完結させていた。
更に余談だけど、
この曲アルバム曲なのに
NHK-FM「ミュージックスクエア」のリクエストランキングでやたら人気高かったな…..
とか、
本当この日は今までのバインとの思い出を想起する事がかなり多かったです
ある種それくらい歴史を紡いできたバンドだよ。って事でもある


「アンコール、サンキュー!」と挨拶し、
ギターのザクザクした音色が際立つ「棘と毒」を披露
サビメロに歌謡曲っぽさも感じてそれもまた良かった
そして・・・
アンコール二曲目に奏でられたのは、
「羽根」(!!)
羽根!羽根!羽根!羽根!羽根っ・・・!(感涙)
まさかこの曲が聴けるとは思わなかった
イントロのエッジィなギターリフの時点で興奮が止まらない。。
 この曲は、
アルバム「Lifetime」がオリコン3位にランクインし、
名実ともにブレイクした直後のシングル曲で
この曲を引っ提げて
当時大人気の歌番組「うたばん」のメインゲストに出たんですよね
「うたばん」はロングトークするゲストと曲だけ演奏するゲストに分かれてて、
ロングトークするのはラルクとかスマップとか第一線級の歌手が多かったので、
そこにバインが抜擢されたのが本当嬉しくて。
トークの内容も一部覚えてて、
ビデオテープに録画して何度も見返してました
その時に演奏したこの曲のパフォーマンスも渋くて格好良くてね、
まあ、
個人的にかなり思い出深い一曲…なのにも関わらず、
これまで一回も生では聴いた事が無かった
正直封印してるのかな?とか思ったりもしてたんで
マジ嬉しくて自然と涙出てたな。
 この曲が出た当時、
横浜から愛知に引っ越して友達がゼロになってしまって
何とも言えない寂しさを抱えながら音楽だけに夢中になってた時期で
だからこそ、
あの頃の思い出と共に奏でられたこの曲は
あの日の自分と一緒に楽しめた気がして涙が少し出ていた。

 全力でリフにヘドバンかましつつ、
少し捻くれていて、
どこか切なくもあって
でも叙情的でもある。そんなロックナンバーに骨抜きにされていました
それと「張裂ける程羽根拡げて 痛みはきっと知らない」ってフレーズ、
今聴くと本当に素敵な歌詞だなぁ、と。
どこか俯瞰的な視点も、
今の自分にも重なって最高のタイミングで最高の心理状態で観ることが出来た。
あの日のただただ楽しかった思い出も掬ってくれた気がして、
夢みたいな時間でした
ね。

更に、
アンコ最後が「アンチ・ハレルヤ」ってのも良いよね!
この日のセトリどれだけ冴えてんだよ!と思いつつ、
グルーヴィなダンスビートに
底抜けに明るいメロディラインが
どこか観客を「楽しかったでしょ?」と送り出してる様で
それもまたグッと来たサイコーのエンディング
でございました
ステップ踏みながらご機嫌に歌唱する田中さんも素敵だった
カラフルなキーボードのフレーズに、
疾走感溢れるアンサンブル…
正に百戦錬磨のライブバンドの凄みを受けた締め方と構成でしたね
本当に行って良かった。。
ありがとうございました!!!!!















1.SEX
2.Ready to get started?
3.ねずみ浄土
4.雀の子
5.ナポリを見て死ね
6.ポートレート
7.リトル・ガール・トリートメント
8.想うということ
9.南行き
10.天使ちゃん
11.こぼれる
12.Reverb
13.B.D.S
14.Loss(Angels)
15.NINJA POP CITY
16.実はもう熟れ
17.25
18.白日
19.Gifted
20.here

21.棘に毒
22.羽根
23.アンチ・ハレルヤ

















しかし、
2年前の(自分にとって)最後の改修前の中野サンプラザで
当時の仕事の最終日のその日の夜にライブ観て、
これからどうしよう。。
となってる時に聴いた「Our song」で感情移入して泣いた経験もあったり、
何気にバインにはちょいちょい涙腺決壊されてますね笑
初めてミュージックステーションで観てから26年も経ってますし、
自分もそれなりに古参のファンなのかな、とは思うし、
その分その時々で楽曲に対する思い出もやっぱりあるし。
本当、
ありあまる位名曲が多いバンドなんだよな。と再確認したライブでもありました。
 バインに関しては言えば、
リアルに一緒に年を重ねてきたと言えるのかもしれません
新譜のツアー行きたいけど渋公より現時点でキャパ小さい会場しかないので
無事に行けるか不安だ・・・笑
チケット取れたら、
勿論またレポ書くので、是非よろしくお願いします!


ZAZEN BOYS「MATSURI SESSION」@日比谷野外大音楽堂 25.3.20

2025-03-26 | LIVE












先週の木曜日、日比谷でZAZEN BOYSのライブを観ました。











最高過ぎた昨年秋の武道館公演を経て、
あれ以来の大規模な会場での単独公演でございました
個人的に今年初の野音であり、
とても楽しみに…
してたんだけど、
当日はかなり寒かったですね笑
これ書いてる今はやや春めいてますけど、
この日は全然冬の空気でしたので中々キツかったです
 ただ、
暑い暑い中で観るのは慣れてますけど、
寒い中で観るのは珍しいと言えば珍しいので
ある意味新鮮ではありました
正に、
リアル"冷凍都市"だなぁ〜って感覚と共に楽しみ切った、
これまたものすげぇ出来のライブでしたね。以下。














とは言え、
この野音の前に観た最後の野音が
去年末の大豪雨の中のsyrup16gでござんしたので、
「まあ、晴れてるだけマシか。」と正直思ってました
野音は、
暑いよりも寒いよりも、雨が1番の天敵なので。
ある意味あれで精神的に強くなりましたね笑
 向井さんが開口一番「一曲目は何だこれ?・・・ダンビラか。」と呟き、
ツインギターの厚みも気持ち良かった「DANBIRA」からライブはスタート。
煌めくカシオマンのギターリフ、
小刻みな松下さんのドラミングも最高だった「Honnouji」と序盤から絶好調
この曲ではMIYAさんがハンドクラップ煽ったりそれもまた新鮮
以前はあまりそういうの無かったイメージなので。
そんな、
彼女のメロディアスなベースラインも素敵だった「安眠棒」
どこかお洒落さもあるアレンジも心地良かった。
「八方美人」は、
カシオマンの哀愁のギターフレーズに
向井さんのノリノリの歌唱が乗って渋くも沁みる雰囲気
時に疾走感を表現したりアンサンブルの進化もとても楽しかった
「寂しいんですよ こんな夜は」と演説かの様に放つ様も印象的だった。
 序盤のハイライトの一つが「サンドペーパーざらざら」
管理人が大好きな曲というのもあるけど、
小刻みにキメていくアンサンブルが、
みじん切りみたいで、
とっても興奮しヘドバンまでしてしまった

松下さんのドラミングがまた繊細で最高過ぎる…!
そして「血を流して妙にさわやか」の部分で、
本当は苦しいのに口に出せずに生きてる日常を想起し感情移入した。

MCでは、
「こんな寒いとは思いませんでした」と向井さん
そして「バラクーダというのは…魚ですよね…。・・・行ってみよう!」
かなりシュールな(笑)流れの中始まった「バラクーダ」は、
「今日もロンリーナイト」の部分で空気がひりつく感じがして、
それはそれであの凍てつく様な夜には相応しくもありました
「このギターは原宿からかっぱらってきて・・・」と向井さんが冗談を言うと、
サイレンの音が鳴って会場が爆笑に包まれる。
こういうのは野外ならではだな〜
「久方ぶりにこの曲を…」
「電球」を披露
陽のギターフレーズに、
ブレイクの一体感
その希望に満ちたバンド演奏にも感化されつつ
「新しく始めよう」と電球を取り替える行為を人生に喩え歌う
そんなストレートに沁みるフレーズがまた聴いてて胸に来ました。
少しの変化が日常を面白くしていく、そんな歌に思えた。
 「本日のお客さんの8割以上が変態!」と言い放った「HENTAI TERMINATED」
ザクザクしたアンサンブルもかなり気持ち良い
更に、
ここに来てセットで定番化して来た「HARD LIQUOR」と間隔無くプレイ
鉄の匂いたっぷりのアンサンブルに陶酔しつつ、
最後は「…飲む!」
何を飲んでるのかも分からなくなった歌詞の流れもユニークで面白かった
マシンガンの様なギターリフに、
ラストのドラムの畳み掛けも凄かった「HIMITSU GIRL’S TOP SECRET」
継いで
「次の曲でギターソロ行きますからこの人(カシオマンを指す)」
まさかの予告ギターソロ(!)も飛び出した「Weekend」
この曲でもMIYAさんが笑顔でハンドクラップ煽る
時折、
そういうアットホームな空気もあるのが最近のZAZENの良さだと思う
それから、カシオマンのギターソロは情感豊かな方から
キ○ガイじみた爆裂の方まで予告通りぶちかましてました


ライブも中盤へ移行。
「天狗」のキラキラのギターフレーズ、
そしてステージバックの白ライトが一斉に点く
あの演出もとても綺麗で見惚れてしまいました
MIYAさんの渋めのベースフレーズも印象的な「YAKIIMO」は、
正に野外にピッタリの曲で子供の頃よく焼き芋の屋台が出向いてたこと、
そして、
あの年代ならではの夕暮れの淋しさの空気を想起しながら聴いていた
尚且つオレンジ色の照明がまたドラマチックでもありました。
 その流れを意識したのか、
ノスタルジーなロックナンバー「ブルーサンダー」を繰り出す
この曲、上手く説明出来ないけど、いつもよりも全体的にギラギラしてて
演奏の勢いも感じられて尚良かった感覚が残っています
珍しく曲の裏側を語るシーンもあった
「チャイコフスキーでよろしく」は東京オリンピックを観てた時に
色々な競技を見てる内に射撃の競技に辿り着き、
その記憶を楽曲にした…らしい。
コロナ禍の真っ最中、
かつ、
エアコンが壊れてて暑い中でひたすら観てたとか。まだ有観客無かった時で。
 この曲は、
向井さんのギターリフがとても瑞々しくて大好きでした
ベースも歌いまくってて気持ち良かったなぁ。
一転して、
跳ねるベースに
踊る様に叩くドラムが印象的な「杉並の少年」
横ノリのアンサンブルに心地良くなりつつ、
「あ〜りきたりのふ〜うけい〜!!」と伸びやかなボーカリゼイション
そして
それが呼び起こすどこか懐かしい雰囲気もまた素敵でした
前も書いたけど、ここに来て少年の歌も歌ってくれてるのグッと来ます
「杉並の少年 笑っている」の部分で何度も昔を想起したりした。
勿論管理人は杉並出身ではないけどね笑
横浜の戸塚だけど。
 少年繋がりで「ブッカツ帰りのハイスクールボーイ」、
こういう構成の面白さも光ってましたね
この曲は、
カシオマンの哀愁しか無い様なギターリフにまず心酔。
そして、少年時代のけだるさを表現した様な作中感にも陶酔した
何か満たされないまま、男の子が好きな料理で誤魔化しつつ、
達観と切なさの真ん中に居るカンジ…
感覚的な表現ですけど笑
こういう、
少年の抱える複雑な心境をここまで深く表現出来る
それ自体が向井音楽の進化にも感じていました

パキパキしたドラムのサウンドも、
「どしゃぶり」の部分の爆竹みたいな弾けるバンド演奏も素晴らしかった。
 中盤のラストは「破裂音の朝」。
これがまた圧巻でした
「朝から 軽めのナミダ」というペーソス溢れるフレーズから、
ツインギターの重なりのサウンドの美しさ、
何より、
3000人キャパの会場で聴くハイライトの
「俺たち!」は激アツでした。

前にも書いたけど、
向井流のeastern youthの「夜明けの歌」感ある
「泥だらけのメッセージ」というフレーズも印象に残るし、
昔からずっと足掻いてんだよ。みたいなエッセンスがとてもエモーショナルで。
そして夜に移行する時間帯にもハマっていて鳥肌モノでしたね。。


さて、
長かったライブもいよいよ終盤へ。
MIYAさんに向井さん「「極道の女たち」って映画に出てましたよね?」
急に振る、勿論MIYAさんは全力で否定してました笑
この日はMCも饒舌で面白かったなぁ。
更に
「すっげーションベン行きたいんだけど。」と告げ、
ベースとギターのみでセッションしとく様に指示
何故かノードラムで笑
松下さんが精一杯ハンドクラップしつつ
カシオマンとMIYAさんのいぶし銀のセッションを堪能しました
向井さんが帰って来て、
「いよ〜ぉ!」のみんなの和風の掛け声も印象的だった
「6本の狂ったハガネの振動」ハイカラなアレンジにも聴こえてそこも良かった
 そして…
この日随一に心に残ったのが「Sabaku」。
向井さんのヒリヒリしたシリアスなギターフレーズからして息を呑む
からの、
人力のダンスビートの無条件の快感もかなり仕上がり良く最高だった
何より、
「心臓に刺さってる 赤くさびた釘を早くぬいて」の部分・・・
荒み切った哀愁がダイレクトに刺さって唸ってしまった。
心の中の、
剥き出しの孤独に触れてしまった
又はそれを引き摺り出された気がして完全に骨抜きにされました。
あの凍てつく様な雰囲気を考えるとこの日寒くて実はむしろ良かったのかも
それくらいあの曲はスゴかった…真髄というか、深淵というか。
多分、
ブログ始めた時の15年か16年くらい前も同じ野音でこの曲聴いて
そのセンチメンタリティに感動してた憶えがあるんだけど、
この日はそれが更に真に迫るものに感じられて、
表現力も真っ当に進化している、、、と
何だか嬉しくもなった
そんな一幕でございました。
こういうのがあるから、きっと生きてゆける。

横ノリのビート感が気持ち良く、
ステップしながら歌唱する向井さんも素敵だった「はあとぶれいく」
観客の盛り上がりに
「ありがてぇ!」と素直に発し、
「思ったより寒いねー」とこれまた素直に口にする
そして、
イントロから一体感の塊「らんど」をステージに叩き付ける
「ここは乱土」の部分で勝手に飛び跳ねるのが毎度超楽しいこの曲
バンド感もスゴくて、
向井さんの世界観ってよりも、
ZAZEN BOYSって生き物な感じがした。

MIYAさんが笑顔でベース掲げたり昔より個々の主張が強くてそれも素敵で。
本編最後は、「乱れ散って」の部分が正にお祭りのビートみたいで
オーディエンスの不思議な一体感を導き出していた、
「胸焼けうどんの作り方」でフィニッシュ。
正直、
今までよりも"トリの曲"感がUPしていて、
それもまた「らんど」の曲がライブで育ってるのを如実に感じて良い気分になれた
あと、捌けるときMIYAさんが笑顔で何度も手を振っていてそんな姿も可憐で素敵でしたね〜
なんだかんだ向井さんのバンドには紅一点が似合うのかもしれない。

アンコールは、
そんなMIYAさんのエモーショナルなベースプレイにもグッと来た「永遠少女」でした
そして、観客へのリアルダイレクトメッセージとも言える「探せ」の連発が、
最後に(リスナーへの)
後押しの様に響いていてとてもストーリー性の高いセトリにも思えましたね
どこからどう切っても素晴らしいとしか表現出来ない一夜でした
ありがとうございました!!!!














1.DANBIRA
2.Honnouji
3.安眠棒
4.八方美人
5.サンドペーパーざらざら
6.バラクーダ
7.電球
8.HENTAI TERMINATED
9.HARD LIQUOR
10.HIMITSU GIRL’S TOP SECRET
11.Weekend
12.天狗
13.YAKIIMO
14.ブルーサンダー
15.チャイコフスキーでよろしく
16.杉並の少年
17.ブッカツ帰りのハイスクールボーイ
18.破裂音の朝
19.(カシオマン×MIYA SESSION )
20.6本の狂ったハガネの振動
21.Sabaku
22.はあとぶれいく
23.らんど
24.胸焼けうどんの作り方

25.永遠少女
















という訳で、
圧巻だったZAZEN BOYSの野音のレポでした
今の…最近のZAZENの個々の存在感の高さと、
それが生み出すTHEバンド感は本当サイコーだし大好きですね
イメージとしては向井さんの世界観を表現するバンドなのかもしれませんが、
ライブで観ると個々のすげぇメンバー達の本気のぶつかり合いであり、
集合体だな。と深く実感します
 それと、
MIYAさんが加入してバンドにもたらしてるものも大きい気がします
時折何故かピースフルな雰囲気になる感じとか、それを受け入れてるメンバーもね。

まあ、
色々語ったけど、
つまりは今のZAZENは「すげェカッコいい!!」と。
尚且つそこはかとない温かさが素敵だと。
そう言いたい訳ですね。
改修前の野音では、
もしかしてこれが最後のZAZENだったかもしれない
そう考えると伝統あって尚且つ音響等大好きなここでこんなステージ観れたのは
幸福以外の何者でも無かったですね。またZAZENのライブ、行きますよ!

fOUL「砂上の楼閣43」@新代田LIVE HOUSE FEVER 25.3.8

2025-03-14 | LIVE











先週の土曜日にfOULのライブを新代田で観ました。











中学生の頃から大好きだったfOUL、
活動再開してから何度もライブに足を運んで来ましたけど、
実はワンマンライブに関しては初でした
今まで、
サンボマスター、ZAZEN BOYS、eastern youth、スパルタローカルズ…と
錚々たる面子との濃ゆい対バンを拝んで参りましたが
遂に初めての単独公演参加!って事で
今まで聴けてなかったあの曲やその曲なんか聴けちゃうのかな?とか
イロイロ期待して参加したライブでしたね
 特に、
管理人は中学生の夏休み辺りに購入した「Husserliana」がかなり思い出深い一枚なので
あのアルバムからの楽曲が来ると本当青春が蘇る感じがするというか・・・
かなりコンスタントに聴いてましたからね
歌詞カードのツルツル感も大好きでね。
CDだと、
そういう部分も印象に残るからやっぱりフィジカルは良いよなぁ、
とか感じますね
それが当たり前だったあの頃よりもずっとね。













FEVERの看板。いつ見てもカッコイイ。




今年初のfOUL、
復活してから大分経ったけど、
未だにライブを観れるのが夢のよう。
FEVERはカシスオレンジが美味しいから、
ドリンクチケットで交換したカシオレを味わいつつその時を待っていた
 一曲目は、
力強いドラミングから始まり、
ギンギンのベースにも魅せられた「枯槁」!!
いきなり「Husserliana」の曲来たー!と管理人もニンマリ
そして、
谷口さんの歌も良い。
「僅かな陽射しを閉ざさないで」というフレーズに感情移入しつつ、
歌心溢れるその歌唱、更にドラムスの大地さんのコーラスワークにも心酔しながら、
初っ端からの名曲の解禁にウットリしていたのでした。
 痙攣してるかの様なギターリフに、
ダイナミックなバンドサウンドが気持ち良い「1 am 1 am」で更に場を温め、
MCで「fOULでございます。」
「楽しみますのでよろしくお願いいたします。」
と挨拶し、
これまた大好きな「フッサリアーナ」が繰り出される。
尚、
(「枯槁」と「フッサリアーナ」に関して)
両親が生まれ故郷の北海道に里帰りしていた時にですね
なんとか当時熱心なリスナーだった、
NHK-FMの「ミュージックスクエア」を聴きたくて、
ラジオ付きのカセットウォークマンを持って行って寝る前にコッソリ聴いてたんですね
そこでメンバーチョイスのオンエア曲がこの二曲と「全裸の魂」で、
それまで知らなかったので「何だこれは?!」となったんです
つまりは北海道でfOUL初めて聴きました、と。
だから、
原体験が特別なものという事もあってあの辺の曲はすごい思い入れある
千葉に帰って来てから市内に当時あったCDショップでアルバム買って、
「フッサリアーナ」も繰り返し聴いたなぁ…
そんな、
あの頃の気持ちに何度生で聴いても帰れる一曲
瑞々しいギターリフの気持ち良さに
脂の乗ったドラミング、
ベースとの息もピッタリでそのグルーヴにも興奮しつつ、
独特の視点で綴られた歌詞の世界観と共に浸り切ったこれまた尊い時間でした
ベースの音色が歌ってるかの様にメロディアスだったのも楽しかったなぁ。
 
ベースと言えば、
重めの「ブーン」ってフレーズがまた刺激的で心地良い名曲「氷の山」
この曲は高校生の頃に列伝のコンピで聴いて衝撃を受けた一曲だったので、
この曲もちょこちょこライブで聴ける事がかな〜り嬉しい。
冷んやりした序盤からどんどんヒートアップしていくアンサンブル、
そしてサビの轟音っぷりがまた痛快だった
歌詞の、
「ほらぁ!」の部分の純真無垢な歌唱にもときめきを貰いつつ、
どこからどう切ってもオルタナとしか表現仕様のない、
ナチュラルボーン・オルタナティブロックを堪能出来て至福の一時でした。。


ドラムスの大地さんの息が上がりちょっとしたMCタイム。
大地さん「結成30周年・・・皆さまのお陰でございます。」とお礼、
そして拍手が沸き、
そこからライブで聴きたい!とずっと内心熱望していた「絶え間ない保身と枯草」!!
この選曲はマジで嬉しかった…!
以前から、
「粛々と前のめりに改善挑む」ってフレーズが大好きで、
日常生活に於ける応援歌の一つに勝手にさせて貰ってたんで
この曲を生で聴けるなんて!みたいな感動
がありました
また、
イイ。
音源以上のドライヴ感は間違いなく最高だったし、
スピードUPする箇所やブレイクの格好良さには単純に痺れた
ヒリヒリする様なグルーヴに強さと儚さが同時に滲む歌詞にも感化され、
個人的にこのライブ随一のハイライトを早くも感じていた一幕でした
このロックバンド感、いい!と興奮しながらパンキッシュでもある音像にヘドバンも。
最後の、
「奇蹟の数だけ もどかしい
 奇蹟の数だけ 奥ゆかしい」
の部分も大好きなので、
あれを生で聴けた上に音源以上の情感も受け取れてホント最高の瞬間でございました
こうやって、
大好きな曲のライブバージョンを回収するのマジで至福だなぁ。。と心から思った。
 谷口さんが腰をクネクネさせながらギターを弾き倒し、
時に強烈なシャウトをかました「GREEN」
躍動感たっぷりのハードコアナンバー「神保参詣」では、
デス声も披露〜とかなりノリノリの模様でした
鉄っぽさ満点の鮮烈なギターサウンドのギンギンっぷりも気持ち良かった「赤い砂漠」もイイ
そんな谷口さんがステージのフロントまで出て来て、
力強くギター掻き鳴らしていた「Decade」と
この日は谷口ギターも絶好調でしたね。
あの鉄っぽさがタマラナイ。


楽しかったライブも、いよいよクライマックスへ。
まずはヒリついた空気感〜からの、
良い意味でキチってる大噴火に感銘を毎回受ける「裁判所の架空の訓示」
この曲はドラムのテクニカルな叩き方も大好きでドラムにも注視しながら聴いていた
百発百中レベルで観客を沸かせる爆裂ブレイクの部分に関しては、
管理人も陶酔し過ぎて狂ったかの様にヘドバンしてしまった
やっぱり何度聴いてもこの曲は、スゴい。
 MCで谷口さん
「(ここから)ライブ入れ過ぎじゃない?」
学さん「コンスタントにやってた方が良いと思います。。」
正論で返して場がほんわかした笑いに包まれていました笑
そんな学さんのベースがガンガン動きまくっていた「悲しみを身に纏った男たちの行進」
痙攣気味のギターソロもブチ格好良いドクドクしたロックナンバーでテンションも上がった
テンションと言えば、続くキラーチューン「ドストエフスキー・グルーヴ」では
イントロの段階で長年磨かれて来た鉄壁のグルーヴが火を吹いていて
その時点でテンションは大分ブチ上がっていた
三位一体というか、
fOULという性急でストレンジな生き物感というか…
音源より更にタイトに引き締まったバンド演奏に夢中になって聴き入った
 MCで谷口さんが「次で最後の曲です。」と告げると、
飢えたfOULerの皆さんが「早いー!」「もっとー!」と渾身のリクエスト
大地さんは「勘弁して〜!」と返してましたが笑
それだけ求められる存在である…という事でもありますね。
本編最後は現時点での最新アルバムのタイトル曲である「アシスタント」を披露
この曲もライブで聴くのは初めてな気がする
ギターリフがキンキンしてて格好良い
盛り上がるってよりは、
どっちかと言うとじっくり聴くタイプのシックな楽曲に思えるけど、
それはそれである意味fOULっぽい締め方でもあるし、
一定のリズムを刻み続けるベースラインがまた心地良くてこれまた素晴らしい一幕でした。

アンコールも敢行!!
まずは、
エモやオルタナの香りが漂う「そして浸透」から。
この曲はXで予めこの日演奏する事を匂わせる投稿があったので
直前に聴き込んでた影響もあってより心地良く浸る事が出来た
淡いギターフレーズ×這う様なベースライン×小気味良いドラミングの
ケミストリーが実に素敵なアンコール始まりでした。
 尚、
この曲も何となく演るかも!と予感があって
朝に聴いていた「向こう三年の通暁者」
イントロから漂うギラギラ感がまず最高だった。
疾走するドラム、
メロディアスなベースライン、
そして小刻みなギターリフ・・・とfOULのアレンジは
年代を感じさせない洗練された良さがあるなぁ。と感銘も受けた一曲
歌唱、歌詞も良いけど、この日はそのスリリングな演奏の方に特に魅せられてたかも
リズム隊の一体感やラストのハードコア感がまた痛快でサイコーだった!
 そして、
ダブルアンコールでは
コンピ「極東最前線」の一曲目を飾る往年の名曲「wax&wane」でオーラス。
冒頭の語り(?)の部分の「ニコティン…?」の言い方がかなり面白かった笑
だけど、
演奏や歌唱は
ユーモラスな始まりとは対照的に超ゴリゴリで前のめりで刺激的だった
ある意味ベテランらしからぬガツガツした瑞々しさにヤラれつつ、
ザクザクしたロックサウンドの心地良さに心酔しながら、
恍惚の夜は終わりを告げたのでした。
fOULは歌詞や雰囲気のストレンジさがよく話題に上がるけど、
リズム隊の演奏技術が素人目からしてもヤバいくらい洗練されてる様に感じられて
実は3人それぞれが煌めきを四方八方に放っているバンドでもあります
それに支えられて自由に奇天烈に舞う谷口さんの存在感もまた格別ですね
fOULのライブは何度も観させて頂いてたけど、ワンマンは初体験
とっても思い出に残る初体験でございました
雪も降ってたし(笑)。
ありがとうございました!!!















1.枯槁
2.1 am 1 am
3.フッサリアーナ
4.氷の山
5.絶え間ない保身と枯草
6.GREEN
7.神保参詣
8.赤い砂漠
9.Decade
10.裁判所の架空の訓示
11.悲しみを身に纏った男たちの行進
12.ドストエフスキー・グルーヴ
13.アシスタント

14.そして浸透
15.向こう三年の通暁者

16.wax&wane
















という訳で、
今年初のfOULのライブレポでした。
fOULが令和に蘇ってこうしてコンスタントにライブしてくれている、
その事自体がとても尊いし有難いし、
セトリに関してもですね、
人気曲は毎回抑えつつ
細かくちょこちょこ初めて生で聴く曲も織り交ぜてくれるイメージなんで
また次行けばあの曲も聴けるかも!みたいな
そういう期待感があるのが素晴らしいなぁ、と。
個人的には、
「全裸の魂」聴きたい!とか、
まだ内在する欲望がありますので笑
 例え、
演奏しなくてもね、
観る度に脂が乗り続けている今のfOULは
中々見逃せないバンドになっているから。
7月のワンマンも是非行きたいなぁ!と思っています
その時にはfOULerの皆様是非よろしくお願いします!


眉村ちあき「Tour あはは いひひ うふふ えへへ おほほ」@柏PALOOZA 25.3.2

2025-03-13 | LIVE












今月の2日に眉村ちあきのライブを柏で観ました。











この「うふふ」のツアーに参加するのは1月の横浜ぶり2回目でした
個人的に結構関東ちょこちょこ回ってくれてるので、
この日を含めて3度参加予定があります
尚、
前回のレポ↓
眉村ちあき「Tour あはは いひひ うふふ えへへ おほほ」@横浜BAYSIS 25.1.25
 この日のライブが、
えらい良かったんですよ
ベイシスに参ったのが10年以上ぶりだった懐かしさ嬉しさも加味して、
ツアー序盤にして極まってる様な素晴らしい一夜だったのです
なので、この柏公演も相応の期待を掲げて参加した公演でした

私的な事ですが、
折角地元千葉公演だったのに、
お昼過ぎまで東京で格ゲーの大会に出て、
しかもそこそこ勝ち進んでしまったので
めっちゃギリギリの入場になって
柏の美味い店とか行けなかったのが唯一悔やまれます
 けど、
眉村さんアルバムツアーの度に千葉に来てくれるイメージで
実際このライブハウスに来るのもかなり眉村ライブ率が高いんですよね
昔はTRICERATOPSや椿屋四重奏で柏パルーザには来てたけど、
今は大体眉村ちあき。
う〜ん、
年月が経ったのを感じる。。
未だに新しい歌手に心震わされるフラットな感性を持っていて良かった。では、以下。












まず、
前回のツアーでも一曲目だった「幸福ミュージック」
歌詞序盤の「誰でも幸せになっていいよって憲法があるよね」のトコで
他のお客さんと一緒に「あるよねー!」ってコールするのがまず楽し過ぎた笑
この曲生で聴くのも3回目なので今までで一番デカい声で発せてチョ〜気持ち良かった
鮮やかな振り付けにも魅了されつつ、
ここで久々の「ナックルセンス」!!
大好きな曲来たー!って事でテンションも爆上がり
去年タイミング等の問題もあって眉村さんのライブ2回しか観てないので
この曲を生で聴くのも多分2年以上ぶりだったと思う
 また、
歌詞の通りに本当に照明落として真っ暗闇にしたり、
でもそれでも自分はお構いなしに身体揺らして踊ったり…
そんな独特の演出がまたエモくて良かった。

あと、
歌詞の横濱ラーメンのとこが
何故かにんにくラーメンに変わっていた
あまりの盛り上がりにヘドバンでも応戦しつつ序盤から掴みはバッチリ!

有志が持ってきたであろうマグロや馬?のビニールボールも舞っていた「Hangover」
そしてゴリゴリのエレキギターサウンドも痛快だった「最後のお願い」
マユムラーの「可愛い〜」のコールに対して
「ありがとう!お前もな!!」と返し、
「柏で見たみんなの顔を見て私は(アメリカに)飛び立つ!」と勇ましく宣言、
からの、
アコギのジャカジャカした音色も良かった「Pitapat」
アコギと言えば、この曲も優しい音色にウットリした名バラッド「36.8℃」
この曲に関してはオレンジ色の照明がまた綺麗で見とれましたね
少しけだるげで、
色気もある歌声で「恋の駆け引きだるい」
この曲のサビの「恋の駆け引きぃ〜だるいんだよォー!!」って
歌詞に記載してあるよりかなり伸ばし気味に歌唱するのやっぱ最高ですね笑
でも、
ホントにだるいから仕方ない。。
ライブで聴くとよりクレイジーに感じる「私は知りたい。」は
性急なビートに加え歌により切実さを覚えて横浜の時よりも気持ち良く聴けた
その時は、
ただただキチってる風に聴こえてたんだけど笑
でも、実際相手に夢中になってる時ってここまで前のめりだよな〜、と。


MCで「久しぶりじゃん柏」
「(海外公演に)みんな来るよね!」
「(反応が悪いフロアに対し)なんでそんなザワザワするわけ笑」

いつもの眉村さんのライブらしくなる。
即興ソングは、
ライブ衣装のジャケットの腕の部分にチャックがあって、
開くんですよね
それを、
「ここが開く!」とひたすら擦る〜っていう、
またも奇天烈なものに仕上がっててこれも面白かった笑
この日は丸々配信あったみたいで終始撮影はNGの日だったんですけど、
もしOKだったら確実に撮影してたであろう素晴らしくコミカルな即興ソングでした
あまりにお客さんの反応が良いので、
「柏って右腕!?」
柏を絶賛
更に、
「言うじゃな〜い?」と懐かしの波田陽区の名曲までコピーしてたり
かなりやりたい放題
でも、
アコギの音色がひたすらに鋭くて格好良かった「大丈夫」の弾き語りもあったり
キメるところではガッツリキメにきてたのも流石でしたね
堂島孝平さんに刺激を受けたのか最近はアコギの音色だけで感動する時がある。

ギターの音色と言えば、
「Homesick」のギターリフすげぇ良かったですね
エレキギターに持ち替えて古き良きロックンロールを彷彿とさせる刺激的なサウンドで。
ギターと歌なら、歌の方が耳を惹く印象もあったんですけど、
本当最近の眉村さんギタリストとしても進化してるのを感じられた一曲でした
みんなでシンガロングするサビの多幸感もまた温かく素晴らしかった。
全編英語詞の、
多分何かの洋楽のカバー?を挟みつつ、
のっけからエモーショナルなギターリフにガツンとやられた「凸凹」
この曲は個人的に新譜の中でも一押しの楽曲というか、
恵比寿ガーデンホールで新曲として聴いた時よりも
自分の中で馴染んでる…というか。
希望のアンセムだと思うんです。
こんな凸凹な自分が
いつかどこかで誰かにハマればいいな・・・って言うのは。
サビメロも大好きだし、
今は好きじゃなくても、いつかそれを好きになるかも、
そんな自分の変化も面白いじゃん。っていう
そういうテーマも常々「人生楽しんでる人のがよっぽど素敵!」と想う自分にとっては
凄く得心のいく歌詞だなぁ、と純粋に感じます
要は
自分で自分を勝手にカテゴライズする前に
何でもやって何でも感じてみろ!
っていう人生を謳歌せんとする曲だと。
歌に祈りを託してる様なエッセンスに感情移入しつつ、
途中の「見ろ!」のトコでは気持ち良くヘドバン出来てそれもまた楽しかった。。


まだまだ素晴らしい時間は続く。
今回のツアーは結構旧譜の曲も新譜に合う曲を選んでる気がして、
これも大好きな「冒険隊〜森の勇者〜」
結構久々に聴いたからテンションかなり上がった
歌詞の
「つまらないかどうか決めるのはそのあとだよ」って部分が
新しい自分を探しにワクワクしながら生きよう。ってエッセンスを感じて、
前の曲に通じる選曲だとも思いながら聴いていた
昔からお気に入りの緑の照明と、
サビの激し目のアクションも相まって
子供の頃の無敵感を想起しながら聴ける名曲。
序盤の「ナックルセンス」もそうだけどかつての定番曲が帰ってきてる感じが
この日は堪らなかったなぁ、と。

あと、
弾き語りで「(タイトルなし)」を演ったんだけど、
これ初めて生で聴きましたね
さり気にレア曲をぱっと入れてくるセンスよ。。
そして、
アウトロのアコギのザクザクした音色も最高だった「マーメイドボーイ」
数年前の柏公演でもこの曲演ってたなぁ〜とか思い出しつつ、
二度目の弾き語りコーナーをじっくり味わいました
尚、
二回もあったのは
最初勘違いして早くやり過ぎて間違えてしまったから、
本来やるべきとこで仕切り直しでもう一回演ったらしい
お陰でセトリの曲数は増えましたけどね(ラッキー)。
 キーボードのみで演奏した「濾過」
この日最も音数少なく、でも、そんな静寂も心地良く。
純粋に眉村さんの美声に浸る感じの一幕でこれまた素敵でした
デスボイスからのヘドバンもキマった代表曲の一つ「顔ドン」
そして、
最高級のポップス「季節風」
若干ドウジマユムラを引き摺ってるのか?!
たまにセクシーなポージングだけをする箇所があって
「歌えー!」とか「金返せー!」とかヤジられてたけど笑
しかし、
この曲のサビメロはやっぱり極上。
ガーリーな曲だけど男性の自分が聴いても感情移入出来る。
この曲でミュージックステーション出て欲しかったなぁ〜とか思いつつ、
最近よく演っている印象の「インドのりんご屋さん」
みんなで「ぐるぐるどっかーん!」と大声でシンガロングし、
全力でおバカになれる快感を堪能していました
う〜む、
すっごく楽しかった!!
眉村さんのスーパージャンプも弾けまくってて良かった
THEライブハウス!!な一曲でハイライトを作ってから、
ライブは遂にクライマックスを迎える。


MCで、
「はぁ〜面白かったなぁ!」と素直な感想を口にする眉村さん
最後はアルバムの中でも随一にポップな二曲「朗読」〜「とっておき」で〆
「朗読」は、
初期のくるりみたいな
ですます口調の歌詞がやっぱり面白い。し、
未来に期待が持てる様な前向きな歌詞も素直に沁みる。
歌い方も胸に手を当ててしっかりと心を込めて歌唱
声量もスゴくて、さっきの曲とはまた違う角度から非凡さを放出していました
サビ最後の「LOVE YOU」の歌声がまた美しくて聴いててウットリした
歌い終わった後の穏やかな表情がまた忘れられない。
 「みんなの顔、忘れないからー!」と叫んで、
本編最後は「とっておき」
この曲は、
サビの盛り上がりがなんかこの短期間でUPしていて
楽曲が現場で育っていったんだなぁ。と感じて少しゾクゾクした
それはマユムラーの皆様も一緒に育てていってくれたのかもしれない
ラストは、
横浜と同じく
それまでの「うふふ」の楽曲のフレーズを繋ぎ合わせたミックスが流れ
今ツアーの統一感を演出して磐石のフィナーレでした。
 
勿論、
アンコールにも応えてくれました
アンコの拍手で確か「U.S.A!」ってみんな言ってて、
眉村さんノリ良いからDA PUMPのU.S.Aダンスやってくれました笑
アコギで染み入る雰囲気で「許されたことがある」
この日は「愛されたいから愛したりして」ってフレーズがなんだか沁みた。
今ツアーではこの曲が観客上サーフ曲なのかな、「バケモン」でビニールの浮き袋に乗って
客席にダイブ!そのまま観客に支えられて皆さんの上で魂の熱唱
これは盛り上がるし、
余計に"化け物感"出てましたね
真心たっぷりのガッツをリスナーに注入し、
ミラーボールが綺麗に回る中で「音楽と結婚ちよ」を丹精込めて歌唱して本当にフィニッシュ
最後は「行ってきまーす!」のコールに「大好きだよ〜!!」と観客がレスポンスして終了
今は、
海外公演に行ってるので
この公演が確か国内では渡米前ラストの公演でした
何気にいつも大事なポジションに存る様な大好きな柏ライブ
今回もまた予め高い期待を通りではなく超えてきた最高の名演でございました
ありがとうございました!











1.幸福ミュージック
2.ナックルセンス
3.Hangover
4.最後のお願い
5.Pitapat
6.36.8℃
7.恋の駆け引きだるい
8.私は知りたい。
9.即興ソング(しかもここが開く〜)
10.大丈夫(弾き語り)
11.Homesick
12.英語詞の曲(たぶん洋楽カバー?)
13.凸凹
14.冒険隊〜森の勇者〜
15.(タイトルなし)(弾き語り)
16.マーメイドボーイ(弾き語り)
17.濾過
18.顔ドン
19.季節風
20.インドのりんご屋さん
21.朗読
22.とっておき

23.許されたことがある
24.バケモン
25.音楽と結婚ちよ














柏パルーザのこの天井の輪っかみたいなの大好き。格好良い。



余談ですが、
ワンマンで25曲というのは
自分が今年参加したライブでは最多でした(暫定)。
同じツアーなのに横浜より長いってのはいかにも眉村さんらしい
横浜が良過ぎたのであれを超えるのは難しい気もしてたんですが、
セトリの細かい変更や、
アクシデントによる曲数微増のラッキーだったり
こと眉村さんに関しては要らぬ心配でしたね笑
 で、
このツアー、
まだ参加が終わった訳ではなく、
また数ヶ月後の関東の公演に参る予定です
毎回内容も微妙に変わるから何度も行く価値ありますね
眉村さんのライブは外さない事で有名ですけど、
この日も最っ高に楽しかったです!!!
多幸感溢れる夜でした♫


LINDBERG「今夜はタツマキ三昧 de show」@新横浜NEW SIDE BEACH!! 25.2.27

2025-03-12 | LIVE












先月の27日、LINDBERGのライブを新横浜で観ました。











LINDBERGの多少マニアックな曲やコンセプトを設けてセトリが組まれるライブ、
この日はボーカルのマキさんとギターの平川達也さんのバースデーライブでもありました
なんと、
誕生日がほぼ一緒なんですね
マキさんが2月の22日で達也さんが27日…っていう。
尚且つ、
この二人は夫婦でもある
結婚したばかりのタイミングでミュージックステーションに出演とかしてましたね
確か97年くらい。

1月に同じここで観たライブが凄く楽しかったのと、
それと
自分は後期のシングル曲もよく聴くので、
それを生回収したくてこの日も参加したのでした
 後、
このライブハウスかなり好きですね
まず自分の生まれ育った横浜ってトコがイイ笑
新横浜の駅からも近いですし相鉄線とかで行くと出口からすぐだしね。
床の赤黒の模様も格好良いしステージも見やすし椅子も用意されてるし(重要)
まだ2回目だけど毎回心地良く観させて頂いてます
音響もリズム隊のサウンドがバッチリ聴こえて最高です。












幕が開くと、
いきなりマキさんのソロ歌唱から
しかも、演歌!
「津軽海峡冬景色」を超ノリノリで歌唱
ちなみにかなり上手く感じた
今のマキさんの声質に合ってるのかもしれぬ。
ポージングとかも演歌歌手風になり切っててクオリティ高かった
ちなみにこの曲ライブで聴くの約10年以上ぶり2回目でした
まあ、カバーでしか聴いた事無いけど。
 更に、
平川達也さんボーカルで「SOMEDAY」
永井真理子さんも大ファンだと言う佐野元春のナンバーですね
 「三重県鳥羽市からやって来た渡瀬マキです!」と挨拶したのち、
3曲目もカバーで「赤いスイートピー」をバンドをバックに歌唱
歌に寄り添った心地良いベースも良かった。
それと、
マキさんに凄く似合ってましたね
聴きながら、
何年か前の紅白で
松田聖子がしっとりと歌い上げてたのを思い出した(確か紅組のトリで)
この曲でも聖子ちゃんみたいなポージングをして観客から拍手を浴びていました。。


ちなみに、
これまでが第一部で
ここからが第二部らしい笑
一部短っ!
二部長っ!
逆マサルさんだ。。とか思いつつ、
マキさん「始まって20分経つのに一向にリンドの曲が来ない笑」
と、セルフツッコミしながら、ここからLINDBERGの曲をガンガン繰り出す
 まず、
初っ端から大好きな「Sugar free」が来て
「ヨッシャー!」という気分になり、
心の中でガッツポーズをする笑

そうそう、元々これを期待してこのシリーズに来たんだよ
後期のシングル曲は通常のツアーでは中々聴けないのでマジで嬉しかった
 この曲は、
LINDBERGがオルタナティブ・ロックに挑戦した〜って印象の曲
変わり種だけど、その分新鮮でもあってかなり好きな曲
何よりこの曲はギンギンのベースが聴きどころで
あのベースサウンドを生で体感出来ただけで幸福でした
歌詞途中に挟まる「Oh Yeah」がまた気持ち良いし、
歌詞の「自分に酔ってるの」の部分で感情がシンクロしたり
そういう精神的なカタルシス含めてすごく良かったです
アンニュイでけだるげな雰囲気がカッコよく、だけどサビはポップで
最後の「FIGHT!」はCDで初めて聴いた時も感動したんだけど
生で聴くとより川添さんが力強く発してて尚グッと来たりしました
 いや〜、
この段階で今日ここに来た甲斐があったわぁ。と深々と思いつつ、
優しいギターサウンドにサビの美メロが絡む「SILVER MOON」
ノスタルジックで温かいバラッド「忘れないで」と
冒頭に宣言してた通り
ほっこりする様なセトリで展開されてゆきました。


中盤のMCタイム。
マキさん「ミディアムが続いてますね〜大人な感じですな」
達也さん「(今日で)63歳・・・じじい笑」と自虐ネタをかます
子供の頃から若くてエネルギッシュなリンドバーグを観てただけに、
結構隔世の感はあります
まあでも、
95年から30年って考えるとそうかぁ…って感じ
考えたくないけど。ってか初めて再結成した辺りのライブも行けば良かった
今更後悔しても遅いけど、
自分がガキの頃はリンドバーグがロックバンドの一つのモデルケースだったので。
ってか、自分が「ロックってこういうものなんだ。」ってリンド聴いて認識してた。
 それと、
質問コーナーでマキさん達也さんの馴れ初め聞かれてたけど、
マキさん話すの嫌がってましたね笑
こっ恥ずかしそうだった
ちなみに最初は達也さんの片想いだったそう。へぇぇ。
 アコースティックでバンドバージョンよりも更に爽やかになっていた「MINE」
マキさんの美声も堪能出来てとっても素敵な一曲でした
良い意味で淡々としたリズム隊に渾身のギターソロも気持ち良かった「GLORY DAYS」
サビのグッドメロディに魅せられた「〜種〜」と新旧織り交ぜた構成もヨイ。
ご機嫌に歌うかの様なベースも快感だった「八月の鯨」もノリノリで楽しかった
「OH!ANGEL」では先日岸谷香さんのライブに森高千里さんと一緒にゲストで参加した時、
Bメロで凄く盛り上がってたから、この曲も〜って事で
Bメロで不自然なまでに盛り上がりまくる流れがまた面白かった笑
勿論オールディーズの要素も含むロックサウンドも聴き応えたっぷり。


さて、
楽しかったライブもクライマックス
パキパキと小気味良く鳴るドラムにも気持ち良さを覚えた「胸騒ぎのAfter School」
イントロのダーリンのキーボードからして青春っぽさ満点で素晴らしかった
 一転して、
前のめりな勇ましいボーカルが格好良かった再結成後の新曲「Re-FLIGHT」
この曲は副題で「あの日描いていた大人になってるかい?」と付いているけど、
正直全然なっていないですね笑
40手前で未婚で独身だし、
ポンコツ街道一直線だし、
人見知りは永遠に直らなさそうだし。
 でも、
THE王道って印象のロックナンバーで
疾走感もスゴくシンガロングもアツくてその真っ直ぐさに聴き惚れてしまいました
やっぱり"リンドバーグのロック感"も良いな。としみじみ想いつつ、
本編最後はゴリゴリのロック「POWER」を智久さんがフロントまで出て来て弾き倒す演出から
各々のソロパートまで挟んで豪華絢爛なステージ回しでフィナーレを告げました
バンド全体の一体感を表現しつつ、
力強いロックを届けてました。


アンコールも敢行。
まずは、
近頃よく演っている新曲「ブラックスパイダー」
この曲はベテラン感は無ければ王道のリンドバーグって感じでもない、
尖り気味の疾走感溢れるロックナンバーに仕上がってて、
無茶苦茶格好良い。

良い意味で若手っぽい…というか、
ここからまた転がってゆくぞ!みたいなテンションを感じて
それがまた嬉しいっていうか、
この年になっても、
小学生の頃の様にリンドバーグの新曲にワクワク出来てる事に感謝
っていうか。
 また、メロディが突き抜けてて素晴らしい
ライブでのみ披露の新曲って大体何となくでしか覚えてなくて口ずさめる事は少ない
けど、
「ブラックスパイダー」はこれを書いてる今でも普通に歌えるくらい印象に残ってて、
それもまた良いなぁ!って思うし、早くシングルCD欲しい!って思う。
「ぐるぐる巻き」のトコの振りも楽しいし、
これだけのキャリアになっても
まだ新曲で引っ張っていかんとしてる精神性もカッコいい。
LINDBERGは、むしろここからのバンドだよ。
そう告げる様な会心のキラーチューンに感動。。
 しかも、
最後の最後が「赤い自転車」!
勇ましいギターフレーズと、ウキウキしつつも前に進む様なフレーズに感化され、
盛り上がりつつもほっこり気分で終わるラストがまた新鮮で良かった
こういう王道を敢えて回避する試みもここ新横浜NSBシリーズだからやれるんだろうな。と
そう考えると今やかゆい所にも手が届くこのライブシリーズは、
LINDBERGには欠かせないものになりつつあるのかもしれない。
フィニッシュには小柳さんのドラムソロも挿入されて磐石のアガりっぷりでした!
ありがとうございました!!!!















第一部
1.津軽海峡冬景色(渡瀬マキソロ)
2.SOMEDAY(平川達也ボーカル)
3.赤いスイートピー

第二部
4.Sugar free
5.SILVER MOON
6.忘れないで
7.MINE
8.GLORY DAYS
9.〜種〜
10.八月の鯨
11.OH!ANGEL
12.胸騒ぎのAfter School
13.Re-FLIGHT〜あの日描いていた大人になってるかい?〜
14.POWER

15.ブラックスパイダー
16.赤い自転車
















さて、
LINDBERGは、
春から36周年記念全国ツアーを敢行します
東京は大手町三井ホールって事で
またあの綺麗なホールで観れると思うと楽しみだ〜!!
昨年のライブのMCによると今年は久々にシングル作ってファンに届けるらしいし、
まだまだ現役でロールし続けているLINDBERGの今後から目が離せないですね。
 それと、
新横浜シリーズは
2回参加してみて想像以上に収穫多かったので、
また次回企画された時もタイミングとか合えば是非参加したいな!と。
リンドバーグは代表曲たち以外にも大好きな楽曲多いので、ね。