
先週の日曜日、船橋市にずとまよのライブを観に行きました。
初日のぴあアリーナMM以来の参加です
1週間での再訪という事でこんな短期間で二度も観れるのがとっても嬉しい
先に書いておくと、
5月の東京公演は両日共に落選してますので
その意味でも自分にとっては大切な公演でした。
しかも、
今住んでる千葉県での公演!って事で
実は千葉でずとまよ観るのは初なんですよね
昨年松戸にツアー来てたけど普通に落選しましたからね
だから、
ある種のリベンジでしたし、
最寄駅が南船橋というのも・・・個人的には大好きですね笑
多分人生で一番長時間乗ってるのが京葉線なのでは?というヘヴィユーザーなので、
京葉沿線で新しいライブ会場が出来た事がとても嬉しいですし、
これをきっかけに
京葉沿線がもっと発展して行けばなぁ…と。
南船橋駅付近で働いた経験も実はあるので、
ある意味その時の自分に「こんな未来も待ってるよ!」と言ってあげたいですね。
ここは去年出来たばかりのアリーナでミスチルの「名もなき詩」のCMソングでもお馴染み、
いずれは行きたいと思ってた会場なのでこんなに早く行けて良かった
あと、
何気に船橋市でライブ観るの初めて(!)じゃないかな
船橋は千葉県民(特に南の方)が序盤に出会う都会の一つなので、
もっともっとライブ関係も強化して欲しいところ
そんな風に、
何気に"初めてづくし"の一夜でもありました
この日は3階席とかではなく、
珍しくアリーナ席での鑑賞だったので
より迫力を如実に感じれた印象があります。
勿論 ツアーは続いてますので、ネタバレ見たくない人は要注意です。
では、以下。

外観も立派。
この日も雨が降っていた。
南船橋駅から会場までは相当近い
近い上に、
南口から案内も懇切丁寧に出てるので
かなりアクセスし易い会場だと贔屓目抜きで思った
行く途中には植物も沢山あって視覚的にも良かった
ララポートと近接してるので、
割と暇つぶしもしやすいんじゃないかな、と。
ただ、
日曜日だったんでずとまよのお客さんと
フツーに来てるだろうお客さんがバッティングして
大分混んでましたけどね笑
飲食店とか、
どこも並んでたのでタワレコとかで買い物しつつ
物販にも並びつつその時を待ちました
物販の列はかなりスムーズでノーストレスで素晴らしかった
ツアートラックも分かりやすい場所にあったし、音響も抜群だったし、
こりゃかなり良いアリーナなんじゃないですかね。
規制退場もあってすぐ帰れたしね。
ハープの音色から始まり、
一曲目は「虚仮にしてくれ」
爽やかで胸を打つ切ないメロディに、
直立不動気味で歌唱するACAねさんのポージングがまた素敵でした
この曲の後に、
学校みたいに起立させて
タイトルにもある通り永遠深夜万国博の開会式
テープを切ってくす玉が割れて観客も沸く
二曲目は「嘘じゃない」
恒例の
「ずっと真夜中でいいのに。です」と曲止め挨拶も挟み、
よりグルーヴを増した演奏で聴かせてゆく
ファンキーなベースも心地良かった「秒針を噛む」
この日は、
「「本当」を知らないまま進むのさ」ってフレーズが特に響いた
恒例のシンガロングコーナーでは、観客の熱唱に対し「サイコーですっ」と元気に返すACAね
更に、
爽やかなギターのカッティングも気持ち良かった、
レトロなアレンジで披露された「消えてしまいそうです」
ACAねさんのギターの音色も小気味良く、
潮風が吹く様な、
若干サーフロックの匂いもするアンサンブルがまた颯爽としてて素敵でした
そして、
「君がいなきゃ はじまんない」と歌う希望のアンセム「ミラーチューン」
曲紹介の時に「ミラミラミラーチューン!」と弾けて紹介するのも可愛かった
もっと言えば前の曲と完全に繋がってて地続きだったのも面白かったですね
この日は声のハリも抜群で、
「ye ye ye yey」の部分とか超気持ち良かったです
更に、
「ヤンキーバージョン!」と叫び「勘ぐれい」
ゾクゾクする様なボーカリゼイションにハードロック風のギターが絡み、
音源とはまた違ったシリアスな世界を構築していく
最後の「ボンボボンボンボンボンボン」のパートでは
「一緒にー!」とシンガロングを促し、
独特の空間が生まれてたのも面白かった。
ドクドクのベースラインに、攻撃的なトランペットの音色が絡み
恒例のオールディーズのロックのオマージュの間奏もまた楽しかった「馴れ合いサーブ」
「愛愛!」のシンガロングも最早板についてきた感
そう言えば、
最後の「do downnnnn」の生歌唱がまたクールでカッコ良かった!
序盤はノリの良い曲が続く。
ここで、
最近特にライブ映えしてる印象の「ばかじゃないのに」
生で聴くと音源よりもサビの歌唱が上手く感じるという凄い曲だが、
この日はラスサビの「ばかじゃないのにぃー!」の歌唱が
めちゃくちゃ達者に感じられましたね。
ガラス細工の様に繊細で、
でも、
力強い・・・この相反する要素が同居してるのがACAねのボーカルの凄味でもある
真に迫る声とはこの事か!と感じてしまうくらいの会心の歌唱でした
この曲はアコギのカッティングがまた刺激的で聴き応えありました。
セッション風のイントロからこれまた鉄板曲の「残機」
派手なレーザーの演出も光る中、
「虚無感が友だち」と
ずとまよならではの孤独なロックンロールで場を大いに盛り上げていく
この曲はホールよりもやはりアリーナの方がスケール的に相応しいなぁ〜とも感じた。
残酷な現実を生きる我々のテーマソングだ。
ここで、
ACAねはセンターステージへ移動
ぴあアリーナと同じく超カラフルなバイクに乗って
最新CDのジャケットにもある扇風機の風に煽られて進む演出でした
メカうにぐり君や置き配(笑)で届けられた月の石を回転させて光らせる、
そんな魔法の様な演出にも心酔しながら、
弾き語りで「上辺の私自身なんだよ」を披露
これがまた良かった。。
アコギの音色もさることながら、
デカい会場に美しく強く響き渡るACAねの声がまたヨイ。
「どこにも行けない地雷なんて 今更 触れられないよね」と
儚げに歌唱するその様は
苦悩ですら凍てつく様な美しさに変えてしまう
そんな音楽の魔法を如実に感じられた一幕でした。
普段は苦悩なんて嫌なんですけど、
この時は
悲しみですら美しく尊く感じるような・・・そんな効能があった
誰もが大なり小なり抱えている葛藤を浸れる美として昇華させた
そんなACAねさんの表現力に心酔してしまった一幕でした
もっと書くと、
この曲の心の芯にまで入ってくる様な歌詞と歌声が大好きなので、
このツアーで毎回演ってくれるの本当に嬉しいのです…!
受話器型のマイクで吐露する様に歌唱した「クズリ念」
そして、
日替わり曲はこの日も「ろんりねす」だった
なんか、自分はずとまよのライブに行くと日替わり曲が被る傾向がありますね。。
でも、この日はアメリカンロック風のアレンジでそれもまたかなり格好良かったです!

フラスタ〜。
さて、
ライブは後半に突入。
まずは、絶賛放映中の「阿波連さんははかれない」2期のOPでもある
新曲「微熱魔」を華やかに披露
爽やかなメロディがアリーナを包み込み、
のど自慢の楽器でお馴染みチューブラーベルも時折叩き、
ライブならではのアレンジで魅せてゆきました
流れる様なメロディが素敵だったんですが、
ずとまよ流のラブソングとしても秀逸でした
特に、
「熱を帯びた言葉たちがやんちゃする」の部分とか、
ストレートに表現せず遠回りに表現するのが実にずとまよらしい
また、
そんな曲を楽しげに歌っているACAねさんはとても素敵でした
なんか聴いててドキドキするような一幕でもありましたね
ライブだと結構普通のトーンで歌唱してたイメージなので、
アニメ観てカヒミカリィにも通じるウィスパーボイスだったのでビックリした。
渾身のキラーチューンに仕上がってるので早く配信でも聴きたいですね!!
Aメロの美メロっぷりが、
生で聴くとより鮮明に響く「胸の煙」はこの日も素晴らしかった。
あの透明感と、サビでダンスチューンっぽくなる緩急がまた堪らないですね
「見透かされてばかりだけど」ってフレーズが今ツアー印象に残っています
そして、
最新の爆上げナンバーの一つ「海馬成長痛」
クネクネしながら歌うACAねとバンドグルーヴのシンクロが非常に心地良い
歌唱も、
「日差しが眩しいほど 体はだる重じゃん」のやさぐれた歌い方や
「顔も見えないやつの 助言なんて0てぇん!」と音源よりも不敵に歌うとこなど、
聴きどころ満載でした
ラストは、
火柱が立ち昇る中アウトロを付け足したりこの日もまた爆上がりの相様でした
冴えなくてもこの日この時のグルーヴだけは真実でした。
更に、
華やかなディスコチューン「MILABO」で会場をダンスホールに変化させ、
とびきりのキラキラ感で会場を包みつつ、
「ずっと浅はかです」と内省的な言葉でも踊らせるのも流石でした
それと電光掲示板に曲タイトルが毎回表示されるんですが、
この曲何故か「MeLABO」と表示されてたのも面白かったですね
後半のACAねさんの扇風琴のソロがまた熱かった。
ドラムソロから始まって、
よりグルーヴィなアンサンブルに進化し、
ACAねさんもノリノリで歌唱していた「シェードの埃は延長」
この曲は初日よりも色気が増しててその艶やかな歌唱がまたグッと来る仕上がりでした
ライブもいよいよクライマックス!
まずは、
このツアーを象徴する楽曲「お勉強しといてよ」
ACAねさん
「やきやきだー!!」
「まだまだやれんのー!?」と呼びかけ、
ハイテンションで楽曲に突入
「歌え!」とコールし、
みんなで「焼き焼きだ!」「ヤンキーヤンキーだ!」とレスポンス
この頃になるとみんなテンションMAXでその一体感も心地良かった。
艶やかな声で深層心理まで切り込む歌詞が響き渡り、
堂々たる表現力で魅せていくずとまよ
そして、
「TAIDADA」!
ぴあアリーナの時は立ち見禁止の席だったんで、
ここでようやく「ちゃんとせい!」の部分でジャンプ出来て最高の気分だった
歌い手と一緒に進んでいける様な…そんな雰囲気がまた素敵だった。
この日は、
大好きな「ぱっぱらと参ろう」の部分の可憐な歌唱と
「手に入れば雑に扱って」ってフレーズが妙に印象に残りましたね
正直、
「確かに…。」と自戒の念を抱くフレーズでもありました
その時、欲しかった!と思ったからこそ、もっと大切にすべきなんだ、と・・・
ライブって不思議なもんでその時その時によって印象に残るフレーズが
変化するのもすっげぇ面白いですね。
所有するのが目的になってはいけない、
大好きな想いを持って愛情を注ぐのが目的だったはず…と改めて感じました。
それと、
ラスサビの「感情ない時こそ問い質すんだよ」の後に
勇ましく「おーぃ!」とシャウトしたのもまた格好良かったですね!
音源では決して聴けないエモーショナルなアドリブ…ブチ上がりました。
本編最後は、
「ありがとー!」の一声から、
「暗く黒く」を力強く歌唱してフィニッシュ。
初日から更に研磨を重ねた演奏隊によるグルーヴ、
エネルギッシュなACAねの歌声が混ざり合い
カタルシス満点の終わりでした
最後は咆哮にも近いボーカリゼイションを堪能出来てそれもまた刺激的で良かった。
アンコールも敢行してくれました。
まずは、
ライブのナレーションも担当してくれた石坂浩二氏による
「誰もが未来の名巧である。」という言葉も熱かった
そこから、
新曲「クリームで会いにいけますか」を披露
これがまた華やかでメロディアスで素晴らしかった。
夢の中の世界にいるみたいな光景だった。
ダンスを交えながら、
軽快に、
そして堂々とした立ち振る舞いで歌唱するACAね
歌詞で「0 or 100の思考が危険」みたいな部分があったけど、
それは自分も常日頃感じてる事の一つなのでかなり共感度も高かった
この曲を聴いてたら、
自分が昔仕事の最寄駅とかで使ったこともある南船橋という場所が
この日だけは世界で最も煌めいてる場所に思えてそれがまたグッと来ましたね
ACAね自身の祈りも込められてると感じるこの曲、
そんな最新の名曲に舌鼓しつつ…
この日も、
「お世話になってます。」の部分で中断してお辞儀し、
それに対して観客がしゃもじ叩きまくって大盛り上がりだった
「あいつら全員同窓会」
歌詞で、
「身勝手な僕でいい」
「誰を批判しなくたって発散できる言葉探してる」と
同調しなくてもいい=一人でも良い。と
孤独を肯定するフレーズが目立ち、
正に「上辺の私自身なんだよ」で言うところの
「立ち直り方より味方でいたいのさ」というフレーズを実践してる気もした
それと、
「人のダメなとこばっか見つけて 指摘して 自分棚に上げすぎ」の部分は
本当聴いててスカッとするな〜、と。
ラストの部分、バンドメンバーと一緒に歌唱してたのもエモーショナルで素敵でした。
最後の最後は、「眩しいDNAだけ」でオーラス。
「アンコールありがとよ!」
「いっぱいいっぱい余韻を耳にも海馬にも溜め込んで帰って下さい」
「孤立しているものではなく、堂々たる孤独」
「いつも本当に感謝です。」と語り、
ポエトリーから始まり、
情熱的なサビの歌唱
バンドメンバーの各々のソロコーナーから、
それが「全員」となった時のアンサンブルの破壊力、
そして、
熱情絡めて格好良く歌い切った後に
ダイナマイトに着火からの火花が飛び散る演出まで、
最後までマシマシの内容で終わったのもまた素晴らしかった
全体を通して、音楽の面白さや、ライブ演出の楽しさがめいっぱい詰まった、
正に現時点での最高の研磨の成果でございました。
ありがとうございました!
1. 虚仮にしてくれ
2.嘘じゃない
3.秒針を噛む
4.消えてしまいそうです
5.ミラーチューン
6.勘ぐれい
7.馴れ合いサーブ
8.ばかじゃないのに
9.残機
10.上辺の私自身なんだよ
11.クズリ念
12.ろんりねす
13.微熱魔
14.胸の煙
15.海馬成長痛
16.MILABO
17.シェードの埃は延長
18.お勉強しといてよ
19.TAIDADA
20.暗く黒く
21.クリームで会いにいけますか
22.あいつら全員同窓会
23.眩しいDNAだけ

ようやく、ズトラ王もGET!!
という訳で、
今回も盛りだくさんだったずとまよライブでした。
ずとまよのライブを観ると、パフォーマンスは勿論の事、
演出やセットの視覚的刺激もかなりのものがあって
本当に夢の中の世界にいるような感覚になるんですよね
それを、
地元千葉で、
慣れ親しんだ京葉線の駅で
思いっきり体感出来て幸福でしかない一夜だったのでした。
終わらない研磨を続けてゆく〜との宣言通りに、
歌唱も演奏隊のグルーヴも更に進化している感覚を感じ取れたのも
正しく有言実行だ…!とその音楽力に感銘を受けた公演でございました。
今までの人気曲の連発だけでも気持ち良いのに、
最近の新曲がまたスッゲェ良い!!ので、
余計に楽しいというか、
本当充実の季節を迎えてるのが手に取る様に分かる素晴らしい一夜でしたね。
4/18に新曲「微熱魔」配信開始、
更に、
5月までこのツアーは続いていくので、
今後もそんなずとまよから目が離せない!!って事で、
今のずとまよ間違いないので是非是非ですね。
最高でしたっ!!