サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

特別でなくとも、美しい。/ナースエンジェルりりかSOS 第32話「もしかして命の花?」 感想

2023-12-28 | ナースエンジェルりりかSOS











今年最後のりりかの感想。
今年が終わる前に、ライフワークの一環として続けてるこれは必ずやりたいと思ってて。
で、
やっぱり面白いですね
自分を育ててくれた90年代アニメ・・・

懐かしいではなく、
安心感っていうか、
故郷に戻って来た感じ。観てると管理人が生まれた横浜市戸塚区で観てる感じがします。違うけど。




CV.藤原啓治(R.I.P)




で、
今回のお話なんですが、
りりか達が長い間(kiroroではない)探して来た「命の花」が見つかった...と。
現状、
ダークジョーカーの残党を屠っている状態だけど、
いつ今のワクチンが切れるとも限らない
その為に、
新しい平和の為に、
命のワクチンがどうしても必要だ!とミミナに説教を喰らったりりか
横暴だけど、確かに妙な説得力はある。命の花が見つかれば何もかもが好転する様な気配は感じる。
 そして、
その命の花がりりかの父親の研究所から見つかったらしい。
ある種、都合の良い展開ですが、星夜の言った灯台下暗し(ニュアンス)的でもある
そもそも家族が草花に関係ない仕事をしてるよりも普通に考えてこういう事も有り得そうでもある
総ては、みんなの平和の為に、ナースエンジェルの使命の為に。最後のお仕事が始まる?







ただ、
りりか達の意志とは裏腹に、
情報を聞き付けたダークジョーカーに先回りされ、
父の助手の中山さんが取り込まれて利用され
逆に、
ダークジョーカーが命の花を手にしてしまう~という状況になってしまった
ある種、父親でなく、助手に取りついたのはダークジョーカーの賢さを表しているかもしれない
バレにくさという意味合いで。
それと、
これに勝った方が命の花をGET出来る~という構図は分かりやすさもあってその辺の脚本も良かったですね
多少、怪しみつつも、父親の前で彼を疑う事なんて出来ない・・・という罠に陥り、
中山もといダークジョーカーの目論見によって命の花は咲く寸前にまで成長してしまいました。







ただ、
完全には咲き切らない花
それを無理矢理咲かせようとしてるところに、
ダークジョーカーだとはっきり確定した事でりりか達が参上。
元々、
大の植物好きで、
誰よりも花を愛していた中山
そんな彼がこの様に花や植物に乱暴する訳がない・・・
取り憑かれてから他の草花を「邪魔だ」と言って引っこ抜いたりもしてたし、
完全に元来の人格とは真逆の事をさせられてしまっている彼
そんなダークジョーカーの蛮行に、
りりかの怒りが爆発する。








本当は、
植物が大好きだったはずなのに、
植物を愛していたはずなのに・・・必死で訴えかけるりりか
大抵、こういう悪役への問いかけは「うるさい!」の一言で却下されそうなものだが、
今回は違った。
ダークジョーカーに支配されても、
誰よりも優しくて、
誰よりも自然を愛する彼の心は死んじゃいなかった。
正直、
出て来た時に人の良さそうなキャラだったので「利用されそう。」とは感じてたものの笑
ただ、どれだけ悪に支配されても、根底の部分だけは消えてなかった描写に少しグッと来てました
りりかは勿論命の花を手に入れたい~って想いもあったでしょうけど、
それ以上に中山さんの心を案じてたのにも涙腺揺さぶられた
結果、
戸惑ってる間に浄化に成功
やっぱり、彼はとびっきりの笑顔でお花を愛でてる方が似合う青年だ。
ダークジョーカーに勝利したのは、当然りりか達の尽力もあっただろうけど、
魂だけは捨てなかった中山さんも含めての勝利だった
んだと思う
まあ、
要は「人間ナメんな!」って事ですよね
だからこそ、最後のほのぼのとした描写により一層尊さも憶える・・・そういうお話に仕上がってました。




素晴らしいカット。絵コンテは高瀬節夫さんという方。



で、
無事に命の花を護る事に成功したりりか
その結果、目的は果たされたのか?というと・・・
 実際は、
スミレの一種だったみたいです(ガックシ)
よ、
ようやく初期から話題に出ていた命の花に辿り着いたと思ったのに。。
ただ、
そこで「なんだよ!」って雰囲気にならずに、
「この花強かったね。」って称賛するモードになってたのは流石でした
りりか達が命を賭して守ったスミレ
例え命の花じゃなくても、
花は花
とっても綺麗だし、凛として咲いている文字通り世界に一つだけの花。

大切に護ってもらった~という愛情を含めて立派に咲き誇って欲しいな...と感じた次第です。
 という訳で、
命の花の採集はまたもおあずけ
ただ、
まだワクチンが尽きた訳ではないし、
りりかもどんどん逞しくなってはいます
事実、昔よりもダークジョーカー化に気付くのは早くなってるとも思う。
なので、きっと大丈夫、「どーにかこーにか」してくれるさ!と想いながら今年の感想を締めくくろうと思う。
これ、リアルタイムで観てたら結構ショック受けてたかもなぁ~とか感じつつ(笑
ある種それぐらい肩入れして視聴出来ている証拠だとも言えるかな、と。
人の心も花の命も救ってみせたりりか、
ミミズ知らないのに、
ミミズにビビってる(!?)ミミナのシュールさを含めてほっこり出来る名話でしたね♬
という訳で、2023年もご愛顧ありがとうございました。
2024年も当ブログはりりかの奮闘を応援してゆきます!もう令和だけど!!












オマケ




日々、
読まれた記事のランキングトップ10が出るんですが、
12月6日くらいのこのブログ内の人気記事ランキングでりりかの記事がいっぱいランクインしてました
正直、
時代遅れな事やってるかもしれません
でも、こういう風に平成初期のアニメの感想を令和の今に読んでくれてる人もいる・・・
その事実に勇気付けられますね
個人的に、
昔好きだったものを時が経つにつれ忘れていく事が他人よりも少ないと思う
やっぱり好きだったものはいつまでも好きなままで居たいって思う。
全部は無理かもしれないけど。。
うん...そうですね。こういう方々の存在にモチベ支えられてます、という事ですかね。
来年も、もう既に残り3話なんですが、きっちり最後までりりかを応援しながら見届けたい~って思いますね。
この32話も生で観てたのか思い出せないんですけど、まあそれくらい昔の作品って事なんですよね。
子供の時センチメンタルな雰囲気に惹かれて観始めた(と、思う)このアニメ、
それを未だに大好きで居られてるのも昔の自分にとっては嬉しい事なのかも。しれない。
それでは、また来年も気張って書きますので、どうかよろしくお願いします!


少女は駆け抜ける。/ナースエンジェルりりかSOS 第31話「花林が渡したチョコレート」 感想

2023-09-26 | ナースエンジェルりりかSOS












今回は花林の話でした。
思えば、第一話から出てたのに
ここまでほぼこの娘メインのエピソードが無かったんですね
位置づけとしては大体りりかの冷やかし役か恋多き賑やかし役の乙女~って印象だったので、
そういう観点からすると結構感慨深いエピソードになってたかもしれないです。




後ろに・・・?



のっけからバレンタインのネタだったので、
りりかと星夜とデューイと~ってトライアングルラブ(?)になってもおかしくは無かったんですが、
いつもりりかを茶化して来た花林が逆に先輩に告白されて茶化される側になってしまう...
っていう、
中々の意外性もあって楽しいエピソードでしたね
ただ、
安奈だけ特定の相手がおらず父親に一生懸命チョコ作ってるのは泣け・・・
否、普通に考えたらそれがある意味この年代なら当たり前なんでしょうけどね(笑
他のキャラに比べて異様にボーイッシュだし言葉遣いも...
「どこのどいつですの?」
丁寧何だか丁寧じゃないんだかよく分からん印象で不思議なキャラクターですね
でも、個人的にはそんなギャップだらけの安奈が大好きですね
父親への愛情が強いのも健気で可愛いじゃないですか。




可愛い(Xのアイコンに使えそう)。



話が逸れた。
今回は花林が中心のお話なんだった。
告白はされたものの・・・相手の先輩は数日後に引っ越す予定だったらしい。
逆に言えば、もう会えなくなるから最後のチャンスだと思ってラブレター寄越した訳だな。
でも、
渡された方にとっては気持ちの持って行き方が難しい
花林にもある程度の嬉しさはあったでしょう
ただ、
この年代の子が遠距離恋愛を受け入れるのは酷ですよね
大人でも中々会いに行けないのに経済的に難しい子供なら尚更ね。
結局、
花林は先輩を「格好良い。」と感じつつも、(説明は無かったが)色々葛藤があって断った形になった
その贖罪...って訳じゃないだろうけど、否、贖罪なのかな?一生懸命チョコレートを作って
モヤモヤした想いを抱えたままの先輩に渡そう。っていうのが
このお話の肝でございました。




可愛い(数行ぶりこの記事2回目)。



花林は、
恋に恋するタイプで、
実際にそういう立ち場になると、
まだ心の準備も出来て無かったんじゃないか
思えば、
今までのアタック(?)もそこまで手が届きそうな相手では無かった気がする
でも、根が真面目だからきちんと先輩の晴れ舞台を観に来て、
ラブレターのお礼にチョコを頑張って作って・・・
そういう誠実なトコは好きだな~と
最初は、
「ごめん。」の意味を込めてのチョコレートだった様に思うけど、
段々それが花林の中で変わっていった感覚もする
花林は、
なんだかんだ先輩の事が好きになりかけていたのではないか
だからこそ変えられない❝現実❞とのギャップに悩んでたんじゃないかなあ
そう考えると初担当のエピとは言え、そこまで幸福なラブストーリーでも無かったですね。







でも、
友達は心強かった。
後ろ向きな心に付け込まれた先輩をストレートに救って見せたりりか、
そして、
先輩へチョコを渡しに行くのを
サポートする為に一生懸命自転車を漕いで来た安奈・・・
この二人が居なければ、きっと花林は一生後悔したままこのエピソードが終わってたかもしれない
特に、
いつものほほんとしてる安奈が、
あそこまで情熱的に助けてくれたのには感動しましたね
しかも、「笑顔を忘れない」がBGMとして掛かってたのもアツ過ぎた
今まではりりかの友達だった花林、でも今回はそんな花林を中心にお話が回っている。
それもとても良くてね、主人公だけが主人公じゃないというか、それぞれの人生があるよ~というか。
恋愛エピソードとしても楽しかったんですけど、❝友情エピソード❞としても最高に(気持ち)泣ける話でした
りりかは星夜やデューイ、カノン達とも絆を紡いで来たけど、女友達との絆も深いんだな、って
そんな風にしっかりと感じ取る事が出来たのが秀逸だった31話目でもありました
日常あっての戦闘、戦闘あっての日常。




花林は素敵な女の子だ。



最後、
駅員が切符を切ってたのには時代を感じつつ(笑
ただ恋する女の子に勝てるものなんて居なかった
色々あったけど、
最後の最後はしっかりと渾身のチョコレートを渡して「お手紙下さいね。」と伝えて終了
花林の恋は、始まるでもなく、終わるでもなく、非常に曖昧な形で一旦の決着がついた
この先の未来は正直このエンディングでは一概に判別が付かない
先輩の想いが強くて長い遠距離恋愛に発展するかもだし、
逆に、
環境が変わって想いも変わればこれが最後の想いの重ね合わせになるのかも
花林が流した最後の涙は、
そんな未来を予見してる気もするし、
純粋に淋しがってる気もするし、
或いは、
中途半端にしか応えられなかった事に対する後悔なのかもしれない。
いずれにせよ・・・年端も行かない内からめっちゃ濃ゆい恋愛してるなぁ~オイ!
本当は、そうやって分析しようとする事自体間違ってる
涙は、あくまで涙で、それ自体が美しいもの。
ただ一つ言える事は、花林は今の花林なりに一生懸命恋に向き合って生きた。という事
最後は逃げずに笑顔で手を振れたそれ自体に価値があり確かな成長だったんでしょう
ちょっぴりセンチメンタルだったけど、だからこそ凄く面白いお話でした!
最終的には星夜もりりかからチョコ貰えてたんで、
そこはめでたしめでたしでしたね笑
少女の淡い恋心とそれに付随する切なさと、そして優しさと。いつかまた再会出来たら良いですね。












ところで、
今回他作品ネタ多かったです。
おまけで引用しておきます



チョコが赤ずきんチャチャ。。




姫ちゃんとポコ太!!普通に歩いてる件(笑
この二十数後、年号が変わって一緒にコラボカフェ開く事になるとはまだ知らないのであった。
(今振り返ればエターナル少女カフェの面子には必然性があったんですなあ)。


鋼鉄のおばあちゃん。/ナースエンジェルりりかSOS 第30話「魔法の靴が走ってた」 感想

2023-07-07 | ナースエンジェルりりかSOS
お誕生日おめでとうございます!㊗️🍰😊🎉✨











ダークジョーカーは、
人間が持つ欲望や汚い気持ちに付け込んでその想いを暴走させるらしい。
ただ、
正直欲望ってそんなに悪い事じゃないっていうか、
それが人間を成長させたりもするので。
汚い感情に関しても、
それをそのままぶつけてたらアレですけど、
ジーノ選手の場合はそれを闘志に変えて頑張ろうとしていた訳ですから。
そういう意味では、ダークジョーカーの行っている事は非常に許し難いですし
例えば自分がそういう感情を利用された~と仮定するとめちゃくちゃ恐ろしいじゃないですか(笑
だから、りりかの激昂も理解出来るし・・・そもそもアレで夢叶った。とは言えないですよね
だって本当の自分の力じゃないですしね。







ただ、
ダークジョーカーのやり口自体は、
妙に現実的で狡猾で「面白いな。」とは感じました
ぶっちゃけ、
鉄人になったおばあちゃんはあれはあれで格好良かった気もする・・・笑
ネット突き破ってボールが壁に食い込んだり思い切り蹴ったらボールが破裂した辺りは
流石に笑ったというか、
「何を見させられてるんだ?」と😂
純粋に凄いし、
まあ凄いと言ってもダークジョーカーの力なんだけど。
でも、見応え自体は相当にありました。

とはいえ、あまりの意識の高さに仲間が付いていけなくなって、
本人も鬼みたいに変化してしまっていたから、
あのままやっててもどこかで破滅するでしょうね
何よりも嘘のパワーですし...
スーパーゴールを決めて英雄になったはずのジーノがちっとも嬉しそうじゃなかったのも、
結局は「自分の力じゃなかった。」というのが根底にはあるはずなので、
最終的には誰しもが己の地力で決めなきゃいけないんですよね。
それが出来ても不出来でも、「頑張った。」という過程は永遠に遺るものだから。




なんかカッコイイ・・・笑



にしても、
りりかは初期と比べると大分成長した。
初期はもうちょっと呑気・・・呑気って言い方は語弊があるかもしれないけど(笑
少なくとも、自分であそこまで推測して誰よりも早くダークジョーカーだと見抜く事は出来なかった
そう考えると、カノンの教育の成果というか❝気付く力❞は確実にUPしているのかもしれない
ジーノとおばあちゃんの靴のサイズがピッタリなんて事は有り得ない。
そういう細かい洞察力が育って来てるのは成長の証
なんだかんだで、
ナースエンジェルとしての自覚が以前よりも強くなってるのを感じられたエピソードでもありました
それに、星夜よりもずっと近くで一緒に暮らして来た家族ですもんね!
りりかの愛はみんなを救うんだなあ。







このエピソードは、
紛う事なきホームコメディでもある。と思いました
90年代は全体的にホームコメディが流行していた~と個人的には記憶しています。
話の着地点としては、
結局、
おばあちゃんは鉄人ではなくなって、
ただの❝上手い人に憧れるへたっぴ❞になってしまった。
ただ、
あの年になっても頑張ってサッカーをやっているおばあちゃんを見て、
ジーノはモチベーションを取り戻しもう一度リベンジをする気持ちを燃やした。
これをホームコメディと呼ばず何をホームコメディと呼ぶんだろう?ってくらい
めちゃくちゃほっこりするエピソード
でこの30話もまた観ていて気持ちの良いお話でした。
にしても、ジーノ、試合中は滅茶苦茶熱い人だったけど、試合から離れたらすげぇ良い人でしたね
なんかそこも良くてね...恐らく時代的にジーコがモデルなんでしょうが、
闘争心と日常のメリハリが付いてる所が素敵だなぁと。







ダークジョーカーは欲望を悪の種と決めつけそこに付け込むお邪魔虫ですが、
オチを見れば分かる通り、
脚本としては欲望を持って生きる事を肯定している。
少しでも上手くなりたい
あの人のようになりたい。
そういう気持ちを持つことが悪いわけがない。
むしろ、そういう気持ちが人を強くしたり豊かにしていく~と思うから。
おばあちゃんがジーノに憧れあの年でも上達を目指している様に
ジーノもまたおばあちゃんの歳まで純粋に楽しんでサッカーを続けたい、とはっきりと思った。
そういう意味では、自分を否定していても、そんな姿をどこかの誰かが見ているのかも。
だから、頑張ることはとっても良い事、掛け替えの無い事だ。
そんな風にも思えた爽やかなお話でございました。
りりか達もよく守り抜いてくれました♬











最後に、
本日は七夕.....という事で、
主人公の森谷りりかさんの誕生日でございます!!!
今年もお誕生日おめでとうございます♬
なんか、
毎年七夕にりりかSOSの感想をUPするのも恒例行事感出てきましたね(笑
たった一人でも戦う勇気を魅せた思い出深い第7話を始め、
今でも大いに影響を受けております。。
 あのですね、
現時点で第30話の感想を書いてるって事は、
来年の七夕までには全話の感想を書き終えてる確率がかなり高いです。
来年は何しようかな・・・まあ各話感想書き終えてもね、主題歌とかの感想も書けますし、
持ってるグッズ紹介とかもアリだと思いますし。取り敢えず、きっちり最終話まで感想を書き上げて、
いちりりかファンとして堂々と胸を張れるところまで頑張りたいし生きてゆきたい
ですね。
それでは、次からはDVD-BOX6巻目の内容という事で、改めてよろしくお願いします。



俺たちのデューイ。/ナースエンジェルりりかSOS 第29話「叶えて、小さな願いを」 感想

2023-06-18 | ナースエンジェルりりかSOS
星夜もまんざらじゃなさそう(笑











今回はデューイが主人公のお話でした。
いじめっ子に人形をいたずらされてる美沙を助けたところから物語は始まるんですけど、
それがきっかけでどんどん物語が悪い方向に転がって行く、、、という
結構珍しいパターンのエピソードではありました。

まずは、
ミミナがデューイを疑うところから始まるんですね
自分の母星をめちゃくちゃにしたダークジョーカーの幹部だったデューイ
そんな彼を信じることが出来ない・・・と
それはそれで、
ある種真っ当っちゃあ真っ当な疑念なんですが...
正直、
ミミナはデューイがここに至るまでのドラマを逐一観ていた訳ではないですしね。







ただ、
デューイとしては、
中々に辛いですよね
彼女の言う通りダークジョーカーだったのは事実。
でも、
そこから前を向こうとしている最中なのに、
過去の事を指摘されて哀愁の背中を見せる・・・っていう。
新しい自分に生まれ変わろうとしている最中に、
昔の事をわざわざ指摘されたらムカつくでしょうけど、
先述の様にミミナは変遷を観てないので疑ってしまうのも分からなくもないし
まあ難しい問題ですよね。。
どっちかが明らかに間違ってる、という訳ではないですしね(そして、そういう状況を作るのが本作は巧い)。



可愛い。。




しかし今回デューイを見直したのは、
そこでありがちな自暴自棄に陥ったりせず、
「やっぱり自分には悪が向いてる。」と考え直したりもせず、
あくまで
黒のワクチンを(事情はあったとはいえ)ばら撒いてしまった責任を取ろうとしてる事、
それに、自分を本当の意味で救ってくれたりりかの力になる事を放棄しなかった事。
そんなに大々的な描写ではなかったんですが、密かにデューイの❝成長❞を感じたワンシーンでございました。
それと、
りりかに「りりかって呼んで!」って言われた時の彼の表情、
まるで想い人に言われたかの様な紅潮っぷりを見せていてストレートに萌えましたね(笑
管理人は男性ですけど、男性から見てもナイスガイだと思いますね。
やっぱり、これからの生き方で証明するしか道は無い。







ただ、
冒頭のデューイに助けてもらった美沙はそのままデューイに惚れてしまったみたいで、
その想いの強さをダークジョーカーに利用されて悪堕ちしてしまいます
まずは、
デューイを疑っているミミナにデューイそっくりの人形を通じて攻撃し、
デューイの事を(友人として?)「好き。」と言ったりりかにも攻撃させるんですよね。
ここで、
最悪な意味で噛み合ってしまうというか、
みんな美沙がダークジョーカーに洗脳されてるなんて知らんから、
こうなるとミミナの妄言がリアリティを持って来てしまう...っていう展開としては非常に面白かったですね
星夜はやや単純気味だから半分くらい騙されてましたけど、りりかは最後までデューイを信じてました
それは、
デューイがりりかに多大な恩義を感じてるのと同様に、
りりかもまたデューイに対して「今まで助けてくれた」という感謝の想いを抱いていた~と思われます
そう考えると、案外相思相愛なのかも知れませんが・・・個人的には、
美沙に「デューイのこと好きなの?」と問われた時に、
一瞬「え!?」って動揺したのが気になります
ある意味、
妄想が捗るというか。。うん、何気にラブコメ的にも良好な第29話でしたね(笑




早すぎたヤンデレ。



しかし、
勿論デューイがミミナやりりかを襲撃した~という事実は無く、
ジェラシーに狂った美沙がデューイ人形に襲わせた~という完全なる濡れ衣であった。
ただ、
ダークジョーカーの仕業により、
人形を操っている間は身体と人形が連動するらしく、
人形を攻撃しているのに美沙にまでダメージが渡ってしまう
そんな攻略困難な状況にまで追い込まれた。
そこで、
美沙の事を純粋に気遣えてる時点で本当にデューイは変わったのかもしれない。
最終的には、「(美沙の)お願いを何でも聞く!」とまさかの全力で媚びて意識を取り戻させ、
その隙に人形を浄化させる、、、という
かつてのデューイでは考えられなかった❝優しさ❞で解決しました。
結構、
ここの駆け引き?というか、
めちゃくちゃ不利な状況下から、
何とか糸口を手繰り寄せて突破する感じ・・・が非常に面白かったですね
何よりも、デューイがちゃんとヒーローしてたのが無性に嬉しく格好良かった。




面白い笑



結果的には、
デューイはきちんと生まれ変わった
不慣れなおままごとの相手まで務めて(笑
本当の意味で、
❝素敵な男❞になったのがちゃんと証明されましたね
なんかそれが観ていて嬉しかったのと、
不器用なりに小さな女の子のリクエストに応えようとしているデューイはちょっと愛嬌があって可愛かった
何気に、りりかの弟の賞が息子役にされてハートブレイクしてるのも面白いけど。。
今回のエピソード、
デューイが本当に生まれ変わった事を証明する。という目的の他に、
各々の多種多様な恋模様?も要所で多く描かれていて。
その複雑な相様を眺めてるのも楽しいお話でした
冒頭の、
りりか×星夜夫婦!?の描写だったり、
賞と美沙の描写だったり、
デューイとりりかの関係性の妙だったり、
最後デューイが美沙のパパ役を受け入れてあげる場面だったり・・・
なんか色々な意味でくすぐったい初々しい恋模様が沢山拝めて大満足のエピソードでございました!
最終的にミミナもツンデレ風味に認めてる?照れカットも含めて微笑ましい第29話でした。
















ところで、
来月の七夕、今年も森谷りりかの生誕祭がやって来ます
基本キャラの誕生日とかは祝わない管理人ですが、
この作品に関してはめっちゃ盛り上がってりりかという作品自体の存在感を示せるんで毎年便乗しています
初回の放送日も7月7日という事で・・・1995年スタートなんで28周年ですかね
そう考えると自分もその分年食ったんだな。とも思いますが笑
 ただ、そうですね、
人生の中で一度好きになったものは(出来るだけ)ずっと好きで居たい。という想いがあるので、
これからもコンスタントにりりか及び90年代アニメの記述も重ねてゆければ、、、と。
その前にこの29話を観返して改めて「面白い!」と思えたのは幸福でした♬



センチメンタル過剰。/ナースエンジェルりりかSOS 第28話「ときめくおデコに陽がさして」 感想

2023-01-31 | ナースエンジェルりりかSOS
恋する乙女は可愛い。













この話数は、
初期からのりりかのライバル?キャラであるみゆきさん及び親衛隊が主役のストーリーでした。
要約すると、遂にカノンに事実上フラれてしまったみゆきさんが、
りりかのマズいカバーもあり闇落ちするっていう・・・
まあそういう感じのお話ですね。
ちなみに、
みゆきさんがここまでメインに出て来るストーリーは第8話以来なので、
実に20話ぶりのメイン抜擢なんですよね
今観ると感慨深いですが、
多分当時はそこまで考えて観てなかったでしょうね
というよりこの28話を観てたかどうかも正直よく憶えてないんですけど。。
坂道のカットはなんとなく見覚えがあるようなないような、、、そう思うと観てたのかな?




このカット、めっちゃ作画良いな。



とは言え、
このエピソードに於いて「誰が悪い」っていうのはぶっちゃけ無いと思う。
ミミナは秘密を喋ったけど、黙って見過ごしても可哀想なだけだし、あれはあれで正解だと思う
りりかはあのビデオテープ(懐かしい)とかブロマイドを引き笑いしてたのは事実だけど😂
でも.....ある意味親衛隊よりもみゆきさんの気持ちに寄り添う事は出来てたと感じる。
星夜のモヤモヤする想いも理解出来るし、
まあ、
青春の軋轢・・・ですよね
みゆきさんは自分だけ蚊帳の外だったのもきっと悔しいし情けない気分になったんだと思う
そりゃ、ギャグ調とは言え、眼の下にクマ作るくらい真剣にラブレター書いてるんだもの
傷付かない方がおかしい。
周りは茶化してても、
みゆきさんは本気でカノンと結ばれたかったんだと思う。
そして、それはりりかも同じで—――――。

ま、りりかが詳しく話せなかったのはナースエンジェルの事もあるし、
それとりりかは人が良いので傷付ける事を恐れてたんだと思う
結果的にそれが傷付けてしまったんだけど、
りりかも完璧な人間ではないし、
全部を全部器用にこなす事なんて無理でしょう。残念だけど、この世は結ばれない恋だらけなのだ。







しかし、
ダークジョーカーになったみゆきさん、
思ってたより強かったなぁ...。
実家が大きな病院だからか、
手術器具を駆使してりりかを屠ろうとする悪役になっていて、
私服の可愛さも相俟ってなんか普通に魅了されてる自分も居ましたね・・・笑
なんか、ある意味みゆきさんに力が渡ってたらすっげえ頼りになる味方になってた気がしなくもない

ただ、
そんなみゆきさんに、
一切手を出さずに、じっと耐えていたりりかには感心しましたね
ある意味、本当の事をずっと言わなかった(言えなかった)贖罪もあったのかもですけど、
クラスメイトだし、友達のつもりだし、健気に心に訴えかけ続けた姿はグッと来るものがありました
最終的には、
みゆきさんが涙を流したように、
りりかもまた涙を流して、
自分だって本当は「結ばれたかった。」という本心を告白
結果的にその涙がみゆきさんの眠ってた真心を動かし目醒めさせた・・・
この涙が重なるシーンを観てたら自然と泣きそうになってしまった自分も居ました。







みゆきさんだって、
本当は八つ当たりだって事は理解してたのかもしれない。
けど、
りりかの本気の涙に触れて、
「ああ、傷付いたのは自分だけじゃ無かったんだ。」と想えたのかも。
これらはあくまで管理人がじっくり鑑賞してナチュラルに感じた事ではあるんですが、
それでも、
みゆきさんは初期から一貫してカノンLOVEだった事は間違いない
途中デューイにときめいてもカノンへの想いが一番先だったのがその証拠で。
だから、
ちょっとだけ...心の傷が癒えたのかもしれないですね
自分も、
自分一人の力で足掻いてる訳じゃなくて、
他にも苦しくても頑張ってる人の姿を見て頑張れてる部分も往々にしてあるので、
そういう意味ではりりかの本気の涙に濡れて目を醒ましたというか、少し前向きになれたのかもです
傷付いても、笑おうとするその姿に人はいつだって勇気を貰える。
その観点では深い部分での❝友情❞も感じましたし、
そんなみゆきさんを利用して悪役に仕立て上げたダークジョーカーに激昂するりりかの想いにも、
いち視聴者として本気でシンクロ出来たのも大きく、今回の敵に関して言えば、
真剣にりりかに「やっつけてくれ.....!」と強く願えましたね。
こういう感覚をくれるまで、
ストーリーを盛り上げてくれた構成もまた素晴らしかったように思います。







最後は、
憑き物が落ちたようにいつもの調子に戻るみゆきさん
そのパワフルさと気高さは流石でしたし、
それを・・・
まるで聖母のような表情で見守るりりかにもまた胸が熱くなりました。
りりかも本当にカノンの事が好きだったのは明白だし、
同じ恋する乙女同士、
ホントにみゆきさんの事を心配してたんでしょうね
結局、
後押しは出来るけど、
いつだって自分を立ち直らせるのは自分でしかない。
この瞳はそんなみゆきさんに対する敬意も含まれてるのかな.....?と思うと、
また更に良い感じに観れるかな~なんて思ってしまいましたね。

また、
上記の引用させてもらった微笑みのカット、
モノローグとか無くてほぼ表情だけで語ってるのが何より素晴らしいですね
心情もセリフも無いので、観てる人の解釈とかフィーリングに委ねてる信頼にも似た演出が粋でした
余談ですが「あの人と結ばれたかった。」という感情は個人的にも理解出来るので、
尚更このエピソードに於いて感情移入の度合いが高かったのかもしれません。
それでも、
前を進む人間はとても美しい。
そんな事を想わせるような顛末が本当に素敵な第28話目でした。。

恋愛に年齢は関係ない、例え何歳であろうと、芽生えた時点でどれも本物なのだから。







最後の、
みゆきさんの晴れやかな表情もまた良かったですね~
親衛隊が継続したのもあの3人の友情を感じさせてくれてほっこりしました
個人的には、
みんな年食って大人になったとしても、
この3人には素敵な友情を築いて欲しいなぁ。なんて思っちゃいましたし、
上記のみゆきさんの表情も色々な含みというか感情が読み取れてそこもやっぱり好きですね
本当は、内心薄々気付いていてスッキリしたんじゃないか~って深読みもあるし、
懸命に気持ちに寄り添ってくれたりりかに対する感謝もあるのかもだし、
或いは事実上の失恋をしても悲しみを秘めつつ気丈に振る舞ってたりりかに感化されたのかも。
そう・・・ですね
ロマンチックな言い方をすればりりかがみゆきさんの涙そのものになってくれたのかもしれない。
でも、
何よりみゆきさんがみゆきさんらしくいれるのが一番!!ですよ
これからも彼女は過剰なくらいときめきを放出する恋する乙女で居て欲しいな。と感じました
またちょっぴり大人になった少女たちの❝成長❞が存分に味わえる、
これまた貴重なエピソードでした.....!!













オマケ

この表情、すっげぇ可愛い・・・!それと、時代も感じる(笑
この頃はみんな家電で友だちと連絡取ってたのよ。



という訳で、
2023年初めてのナースエンジェルりりかSOSの感想でした。
りりかSOSの感想に関しては毎回これ以上ないものを書こう!と試行錯誤しているので、
ちょっとでもご興味があればコーヒーや紅茶などを片手に読んでもらえればこれ幸いでございます。
2023年もりりかファンの一角として少しでも貢献したいし飛躍もしたいと思っています。
今年もりりかの感想をよろしくお願いします・・・!!(来月も書きます)。



帰って来た日常。/ナースエンジェルりりかSOS 第27話「お騒がせ王女のひとめぼれ」 感想

2022-12-26 | ナースエンジェルりりかSOS
めちゃくちゃ格好良いカット・・・!










宣言通り年内に最後の一本を記述しに参りました。
この話数は、、、まず、印象的なのはOPが変わりましたよね。
3クール目突入って事で心機一転&新章突入!という感覚でとっても素晴らしいです
また、「どーにかこーにか」って楽曲自体も個人的にかなり好きなんですよ
本作は90年代の半ばに放送されたアニメーションなんですが
この曲に関しては、
完全に昭和歌謡の世界・・・
何故か80’Sな感じに逆戻りしてるんですけど、それがまた本作らしくて素敵じゃないですか
実にオルタナティブ。。歌詞の内容もりりかを励ますような内容になってて❝愛❞も感じられます
また、フルで聴くとより良い曲なので是非サントラを、、、今は高騰してますけど(苦笑
うん、
イメージ的に言えば「恋をするたびに傷つきやすく・・・」なんでしょうし、
実際に自分もあっちの方が鮮明に憶えてた感じはしますけど、
でもやっぱ「どーにかこーにか」も好きですね。
最後の、
命の花たちに囲まれてるりりかのカットがまた神々しくてステキ過ぎますね
そういえば、この話数はこれまででも随一に作画のクオリティが高い話数の様にも思えました。




可愛い。(直球)



で、内容なんですけど、
展開としてはヘレナ王女の妹であるミミナが地球に襲来(?)し、
これまでとは一味違うお騒がせわがままヒロインとして色々な人を巻き込んでゆく・・・という感じ
ただ、
ミミナってこんなキャラクターだったんだなあ。とは素直に思いました
というのもこのアニメ観てたのって小4か小5くらいの時だったので、
そこまで全部を克明に憶えてる訳ではないので、、、
とても新鮮でしたね笑
印象としては、
観ていて楽しいキャラ・・・であると同時に、
(この時点では)精神的な未熟さも多々感じられてそこはりりかとの比較であり、
また、もっと言えばここからミミナ自身の変化や成長も(きっと)本作の肝の一つになっていくんでしょう
この話数では良い意味で?ヘナチョコというかヘタレ可愛い部分が際立ってて良かったと思います
それと、彼女にデレデレする星夜のキモチ、、、結構分かりますね!←←←




ミミナも可愛い。



しかし、今回は・・・
素直に面白かったし、いっぱい笑いました。
前回は観ていて最後に胸が熱くなって少し泣いてしまった記憶があるんですけど、
その、、、
苦しくて切なくて、尊くて。。というエピソードとは正反対とも言えるようなコメディ中心の話になってて、
なんかそれが緩急という意味合いも含めて純粋にすっごく良かったというか、
ああ、このアニメ楽しいな、
りりか、好きだな・・・!
って素直に感じさせてくれたんですよね
まず、
冒頭のおへそのカットの時点で最高でしたし(笑
そこから、「美しさを基準に選ばれた訳では無さそう。」だとか、
りりかの部屋を見て狭くて貧乏くさいみたいなニュアンスの事を言われたりだとか、
クスクス出来る様な毒舌のセリフ回しが兎角楽しくて終始笑ってました
そこから、
星夜の心読みによって彼がミミナを可愛いと感じてる事が判明してから~の
ラブコメ・モードなどこうやって書いて行くと前話まで壮絶な殺し合いをしてたとは思えない位、
良い意味でオーソドックスな少女漫画ちっくなエピソードに仕上がっていて・・・
そのポップさとライトさが何だかめちゃくちゃ新鮮に思えて、
それもあってすっげぇ楽しかったですね(笑







でも、
何よりも・・・
「りりかに日常が帰って来た。」という事実が本当に嬉しかったです。
勿論、りりかの魅力は超シリアスでダークなストーリーにある事も重々承知しつつ、
ただ、
りりかはもうずっと苦しんで来たから、、、
俗に言う❝戦士の休息❞
セーラームーンの「らしくいきましょ」の歌詞にもあったフレーズ。
久々に友達にイジられたり、逆に友達のマスコットをイジったり・・・・・
そういう楽しい日常に回帰してる彼女らの相様が新鮮でありながらホント貴重な感じはしました
デューイは平和ボケするな!とりりかを叱責(しつつもしっかりチキンは味わう策士)してましたけど、
個人的には、
ここまで苦悩して来た分、
素直に日常をあーだこーだ楽しんでるりりかの様子を観てホッとする部分も強かったですね。
それに、純粋にコメディとしておいしいネタばかりで観てて飽きないのもありました
ミミナにデレまくってむふふな星夜に対してプンスカモードのりりかは素直に可愛かった。。笑
なんだろう、こうして見るとりりかも年相応の女の子なんだよな、って。
前回までの守護神モードが強かった分余計にそう感じたのかも。







ミミナはりりかを認めておらず、
意訳すると「自分ならもっと出来る!」という想いがあって地球に来たみたい
その割にはナースエンジェルにも成れないし変身バンクも用意してもらえてないし、
多少の武術の心得だけで戦力として見れば4人の中で一番弱いし・・・
今時の言い方で言えばイキりキッズという感じかな笑
でも、
どこか憎めない感じもあってね、
そしてみゆきさんには早速目を付けられて自分を売り込まれるという不幸(笑)も背負ってたので、
なんだかんだ因果応報もある辺りが脚本的にはしっかりしてるとも思いました
みゆきさん、
別に(異性としては)何とも思われてないのに、
いかにも彼とは親身だった~みたいな売り込み方してたり、
自分の事をお姉さんと呼んでいいとか言ってたり、
かと思えば、
すれ違ったデューイに対してホの字の様子を見せたり・・・とかなり絶好調でしたね(笑
神経がめっちゃズ太い
否、
げふんげふん。
実に観ていて退屈しないキャラクターでこの回でも素敵な淑女でした!
それと先述の様にシリアスに決めつつ夢中でチキンをほおばるデューイもまたシュールで好きでした。。
なんかこのミミナ歓迎パーティまでの下りでも十二分に満足出来るくらい内容濃かったですね。




このカットもカッケェ。
くるくると回して弾くアニメーションが観てて気持ち良い。



ただ、
このまま面白可笑しい日常が続く~という程本作の世界観は甘くない。
ブロスは「悪」という思念の集合体っぽい?存在らしく、
黒のワクチンの・・・
散らばった欠片、残留思念のようなものがまだ蠢いていて今後はそれらと戦う流れになるらしい。
この時の、
りりかの・・・
ナースエンジェルの戦いっぷりは実に見事で、
これまでの様々な経験を積んだからこその巧みな立ち回りが印象的でもあって、
これまた素直に格好良く思えましたね。
もう一つ書くと、
序盤に家族に叱られたり、
ミミナにコケにされてた描写があったからこそ、
余計に「やっぱりりかが一番格好良い・・・!!」と感じれたのもデカかったです
りりかの他人を想う❝本当の強さ❞を見て知って、ミミナが少しでも成長してくれれば、と思いました。
・・・・・でも、何気に身体を張ってミミナを守る星夜も格好良かったな。
それとりりかに的確に指示するデューイ様も格好良かった。
やっぱり、
この3人は「俺たちのヒーロー」なんだよな。とか純粋に感じちゃいましたね
本当に頼もしいというかね。主人公のりりかが最も輝いてたのもあって充足感も強い話数でもありました。







でもね、
一番感心したのはここのりりかの表情ですよね。
必死こいて懸命にミミナを、みんなを救ってみせたのに、
当の本人はそんな自分の苦労も知らずに星夜にデレデレになっている・・・
それでも。
か弱い女の子の命は救われたし、
みんなの日常は守られた。
だから、
「笑う」。
・・・・・これ、並大抵の精神力で出来る事ではないですよ。
誰にでも承認欲求、頑張ったら感謝されたり認められたい~みたいな想いは大なり小なりあるはず。
特にりりかなんてまだ年端もいかない女の子なんだから尚更根底には眠ってるとは思う。
なのにも関わらず、こんな風にそれまでのプリプリ顔から一転、
すっと微笑んで見せる、、、というのは
めちゃくちゃ器がデカいな、と。
ああ、
だから、
りりかは強いんだな。と、
また一つりりかの強さの理由を垣間見たようで益々彼女に対する尊敬の念が深まったりもしました。
ぶっちゃけ、もう30代後半の自分はここまでの境地に達しているとは正直言い難い。
そういう意味では(大げさでなく)人生の師と仰ぐべきキャラですね。
・・・陶酔し過ぎですか?笑
でも、客観的に考えてもこの慈愛の深さはスゴいし、
やっぱり、
りりかこそナースエンジェルには最も相応しいと心から想えたのが一番素晴らしかった第27話でした・・・!
そんなりりかを全力応援すべく来年もフルパワーで本作の感想を心を込めて綴って行く所存です。
そういう訳で、来年もりりかSOSの感想を是非よろしくお願いします・・・!!













最後に、
デューイの「まったく、地球人ってのは!」ってセリフも良かったですね
滑稽だと思いつつもその面白さやいじらしさを認めてる風なのが素敵に感じました。
にしても、
ここに来て星夜×ミミナか・・・
結構いいかも!(ぉ
りりか×デューイが進むかもだし←←←←←
あと、やっぱりりりかは自分のヒーローの一人だな!と改めて思いましたね(ヒロインだけど)。
最高の主人公の一人ですわ。



君が見た青い空。/ナースエンジェルりりかSOS 第26話「お帰りなさい・・・」 感想

2022-11-29 | ナースエンジェルりりかSOS
ボロボロの状態で笑うのが実にりりからしい。










先に2つだけ要点を話すと、
まずこの話数で久々にりりかで泣きました。
14話以来2年8か月ぶり2回目です。
っていうか、自分の感想見返していて思ったんですが14話の感想書いてるのが2020年3月なのか。。
いくらなんでも時間掛かりすぎだわ(笑)。とはいえ、毎回泣いた~とか書いてないので、
我ながらリアルなブログになっているとは思う。。
でも、
年齢食って色々な事の尊さを身に感じて泣きやすくなってるのはあるかもです
まあ若い頃もそこそこ泣いてた気はしますけど、若い内だと気付けない事も当然あるので。
 もう一つ、
このエピソードは、
あまりの素晴らしさ故に、
まともな感想を書ける気がしない~
っていう事ですね(爆笑
なんだろう、言葉にすればちょっと安っぽくなってしまう危険性も正直あるんですが、
そうだなあ、とは言え、それでも❝どうにか伝えたい❞という想いの丈もあるので。
毎回長すぎるきらいもあるのでなるだけシンプルに伝えたいと思います。







まず、
この26話は、
カノンに思い切り八つ裂きにされるところから始まる~という
最高にショッキングな始まり方でした。
否、
残酷且つ良い意味で悪趣味で(←?)ゾクゾクした感情もぶっちゃけありました
どれだけ誠実な行動をしていても信じてた人に地獄に突き落とされる~っていうのは、
ある種現実のメタファーの様でもあって・・・
ある意味、
このままBAD ENDで終わってたらそれはそれで伝説になったんでしょうけど笑
このシーンは上記の絵コンテの時点でショッキングかつ残虐性が高いものに仕上がっているので、
本作に於けるダークな部分をふんだんに詰め込んだシーンだと言えるでしょう。







ただ、
りりかSOSは、
そういう話題性を狙う~と言うよりは、
もっと地に足が付いた、、、やっぱり「誠実さ」を売りにした作品だとも思う。
りりかが倒されて瀕死の状態で、そこでデューイが懸命にりりかを助けようと頑張るシーンは、
ある意味本作を象徴するシーンであり、
「まともに頑張ってる人がまともに報われて欲しい。」という祈りすら感じさせる名シーンでした。
 デューイは、
こう見えて古き良きサムライのような精神性の持ち主で・・・
自分の命は元々無いものだった、
そこをりりかに救われた。
だから、
これからはりりかを救いたい―――――。
そういう献身的な精神性、、、、、うむ、初期の彼からしたら考えられないけど笑
死に際をリスクを恐れない行動で救われたからこそ、自身が本当に尽くすべき人に気付けたんだと思う。
そして、
ここで彼の名言が飛び出す。







「お前は誰かを助けられるのに、
 お前を助けられる奴は誰もいないんだな。」


・・・非常にハッとさせられたセリフでした
りりかはこれまで沢山の誰かをいっぱい救って来たけど、
じゃあそんなりりかを誰が救うんだろう??という至極真っ当な疑問です。
そういえば、
本作の約10年後くらいに「武装錬金」でもニュアンスが似ているセリフが出てきますが、
もしかして本作に影響されたりしたんでしょうか・・・?妄想かもしれないけど。
 ただ、
結局のところ、
りりかが頑張るしかない、
りりかが命を懸けるしかない~っていうのは、
凄く早い内から変身少女(又はヒーロー)の悲哀を描けていた、とも言えますね
 それでも、
一生懸命エネルギーを送るデューイの姿はとても健気で気持ち泣かせました
「りりかの笑顔が見たい」
・・・
・・・・・うん、
これ以上にピュアな動機があるんでしょうか?
本当に救われるべきはりりかだと信じて彼が尽くしたあの行動が、
りりかのリブートという奇跡をまず生んだ気もしてその時点で既に胸熱でした。







このまま終わってしまうのか?
大切なみんなを護れないまま終わってしまうのか?
正直、
エピソード中盤になっても好転する気配も無かったのでブロスの力は想像以上でしたね
ただ・・・
フラッシュリュージョン(時計)に残されてた加納先輩の残留思念?のようなもの
これがりりかを救う一番の要因になりました。

「自分の力を信じて欲しい。」
・・・これは泣ける。
ってか、
泣いた。。
なんだろう、りりかは自他共に認める満身創痍で「何も出来ない。」と諦めちゃってて、
そこに加納先輩の「信じて欲しい。」という愚直なメッセージは泣けますよ
ある種、
りりかだけではなく、
報われなくても頑張ってる画面の向こうの誰かに対するメッセージの様にも思える。
少なくとも、当時これを観てた子供たちに向けられてたのも確かだと思う(たぶん)。
それを、今見ると大人の自分にも響いて来て涙腺がちょい破られました
それを受けて、
何も言わず静かに立ち上がるりりかの描写がまたイイんですよね・・・。
仮に、ここでりりかが泣いてたらきっと泣けてなかったかも
何も言わず、❝ただ静かに決意をする❞そんなりりかの姿がまた泣けたのはありました。
大地監督自らが絵コンテを切ってるだけあって描写の隅々からこだわりを強く感じさせましたね。




復活したりりかを見てデューイが切実に微笑むシーンは胸に来る。。



結論を言うと、
カノン・・・いや、ブロスは破れました。
どういう風に打ち砕いたのかと言うと、最後は本当のカノンが蘇ったのがきっかけでした
りりかのヒーリング、星夜の命を懸けたアタック、そして、りりかの力で目覚めたカノン・・・
消えてなかった二人の想い、
信じて来た道。
それと、
忘れてはいけないデューイの尽力。。
様々な要因が上手く絡み合って文字通り❝みんな❞の想いの結実に因り生み出した会心の勝利でした。
ここに至るまでにはりりかの優しい気持ちだったりカノンが託した想いなど、
本当に様々な行動や尽力の上でああなったので、
そういう意味では、
ホントに積み重ねられた誠実な作劇の上に成り立った得心の勝利だな!と心から想いました。
カノンが星夜に力を託したのも、りりかが敵だったデューイを救ったのも決して無駄ではなかった。
どこまで計算して作ってたのかは分からないけど、
この単なる友情パワーでは終わらない緻密なバトル描写は是非評価されて欲しいですね。
その後、
みんなで迎える朝の風景も心地良く・・・
非常に感動的な第26話でした。




このアナログだけど、写実的で美しい作画が素晴らしい。。




その後、
カノンは母星に帰り、
デューイは地球に残ったみたいですね
この時の日常描写がまた良くてね、
言葉には出して無いんだけど、
「何気ない日常」が一番幸福なんだ。みたいな、
そういう感じの作劇が光っていて・・・ある種日常ものが描いてたテーマを先取りしてたのかもしれない。
それはともかく、その様相はとても尊いですし、雰囲気的には最終回っぽくもあったんですけど、
物語はまだ続きます
続きますけど、
取り敢えずここで一区切りなのも分かりますし、
束の間の・・・「みんなで掴み取った平和」を愉しんでいるりりかは凛としていて素敵でした。
なんか、戦闘中もそうだったけど、デューイと星夜が結構良いコンビになってるのも笑えますね(笑
決めポーズ作るデューイに突っ込んだりデューイの作戦が超極端で星夜が苦笑いしてたり、
珍しくデレるデューイも同性ながらめちゃくちゃ可愛く感じましたね♬
そういう風に、
キワキワの状況の中でも「笑い」を忘れてない姿勢も良かったですし、総合的に完璧な話数だったと思う。







何よりも、
りりか達が最後に見た空や海の色が素晴らしかった。
見渡す限りの青と絶景と光と、見た事ないくらい素晴らしいカットで、
あの青を見ていたら、本当にりりかは報われたんだな、生きて素敵なものを見ているんだな。と
そんな風に想ったらここでもう一度泣いてしまった、カノンとの絆の描写も含めて、
まるでりりかの気持ちになったみたいで震えながら泣いてしまった。

この青を見る為に彼女は生きてたのかもしれない。
そして、
遠い誰かを想いながら、
近しい誰かを慈しみながら、
心に愛を想い描いて生きていく事はなんて素敵で意味のある事なんだろう。
と。
そこまで感じてしまったので最後にもう1回涙が少し出てしまいました
号泣とかではないんですけど・・・こみ上げた感じですかね。
誰かを想いながら見る景色ってこんなに美しいんだな。
アニメですけど、
そういう事をリアルに感じ取れたのは本作に対して感謝しかないですね。
大げさですけど、初めて観終わった時は「生きてて良かった。」とすら感じました
この話数で得たものをこれからの人生に還元して自分も生きてゆきたいです。
 勿論、
良い事ばかりではないので、
嘆き悲しむ事だってぶっちゃけあるとは思う
でも、それも含めてりりかみたいに泥臭く生きてみたい。
今はそんな風に思います。
90年代のアニメに対してここまで熱くなってる事自体ちょっとリスクはあるんですが、
(古臭い人間だと思われたりね)それでも、やっぱり自分はりりかSOSが大好きだな。と想いました。
この感想はエナドリを飲んでまで懸命に書いたものなので、少しでも良さが伝わる事を願っています。
そして、これからも「ナースエンジェルりりかSOS」の感想を書き続けたいと思います!
来月も必ずUPするので、宜しければチェックしてみて下さい。
遂に3クール目突入、
新章も楽しみだ!!!!












そういう訳で第26話の感想でした。
久々に制服で明るく元気に学校に通うりりかのカットがまた天使そのもので可愛かったなぁ。
デューイとりりかの関係性とか新キャラとか、楽しみな要素が多すぎるので、
恐らく感想自体はまた12月中旬以降にはなるものの、
観返すのはもう、この後すぐに観返しちゃうと思いますね笑
 まだまだ、
りりかの感想書きとして精進したいし、この26話はファン人気も高そうなので色々大変でした。
でも、自分の想いの丈は(また長くなっちゃったけど)ちゃんと吐き出せて良かった。
それと、デュりりが人気なのもしみじみ分かるエピソードでしたね(超笑顔)!



傷だらけのヒロイン。/ナースエンジェルりりかSOS 第25話「招かれた最後のパーティ」 感想

2022-10-31 | ナースエンジェルりりかSOS










随分久々の感想になった。
生誕祭(七夕)以来ですが、本当は毎月一本ずつ仕上げる構想を練ってました。
ただ、夏はお仕事関連でバタついてたので結果的に無理でしたね
ま、それもぶっちゃけ言い訳でしかないですけど。
 
で、この25話目です。
前回の感想でも書いた通り、
いよいよブロスとの決着の刻が来たる・・・!というエピソードでした
向こうから招待状が来て彼の土俵で戦う、、、っていう明らかに罠でしかないんですが、
かといって、
それに乗らないのも解決には繋がらない。という判断を聴いて「それもそうだな。」とは感じました
正直、
こちらから探しに行くのも難しいですし、
よしんばそういうまどろっこしいやり方でやってたら、
きっと周りの人が酷い目に遭う。という言い分も理解出来る。
こういうトコ、このアニメの脚本は良く出来てるとホントに想いますね。
罠ですら打ち砕く気概で決着に臨む~という漢らしい決断。。
更に唸ったのはその後の展開でした。







なんと、
幻覚を創り出し、
それらと戦わせる・・・!という残虐性極まりないやり方でした。
幻覚自体は常套手段なんですが、本作はファンタジーでありながらリアリティ重視なので、
「仮に本物で屠ってしまったらどうしよう。」っていう水面下の思いを感じさせる戦闘シーンでした。
正直、
本作では何回もダークジョーカーの手によって味方が動かされて来てるので、
それを考えると迂闊に手を出す方が有り得ないと言えるでしょう。
これもまた巧い・・・・・憎らしい程にね。
同時に、
招待に乗らなければきっと仲間や誰かが酷い目に遭う、
招待に乗ったら巧妙な罠にハメられる、、、っていうのは将棋で言う所の「詰み」に値しますな
そして、この状況を創り出したブロスもまた策士であり実力者と言えるでしょう。







しかし、
最も仇になったのはりりかの❝優しさ❞だと感じましたね。
本作では良くも悪くもりりかは「人の善さ」を利用されやすい
けど、
仲間の命を奪ってまで掴んだ平和に価値があるのか?という彼女の気持ちもまた分かる
人間の命はそれほど重い・・・それは人には感情があるっていうのも大きい。
ただ、
最終的に彼女を救ったのも、
彼女の❝正義❞であり❝優しさ❞でした。

最後まで足掻いて、傷だらけになって・・・
冒頭に引用したカットなどは美少女ヒロインとは思えぬ傷だらけっぷりだと感じました。
ちなみに、今回の記事の見出しタイトル「傷だらけのヒロイン」っていうのは同じ90年代アニメの
「とんでぶーりん」の第7話のタイトルから拝借しました(果林も可愛いよね!)。
観てたら自然とその言葉が浮かんで来たので使いましたね。
 傷だらけになってまで、
ほぼほぼ抵抗せず、
みんなを救いたい。と奮闘する彼女は聖母のようでした
仮に、ここで力尽きたとしても自分はその❝正義❞を讃えていたでしょう。
りりかを救ったのは、土壇場で出した身体から全方位に放出する類のフラッシュの必殺技でした。
恐らく、囲まれたので出したんでしょうけど、まばゆい聖なる光を放った事に因り、
それを愉悦の表情で悦楽していたブロスに直に刺さって、
起死回生に繋がる、っていう。
正しく貫き通した慈愛と正義の勝利・・・!!と、同時に、
これって他人の悪夢を眺めて愉しんでいたブロスに対する因果応報の様にも思えて、
そう考えるとある種のメタファーの様にも感じられなくもない、と思った。
傲慢さが招いた罰、、、とも表現出来るでしょう。







その後の展開は熱かった・・・!
デューイが「ブロス様」から「ブロス」に言い方を変えたのも良かったけど、
デューイと星夜の共闘だったり、全員の力を合わせての撃破だったり。。
信念を曲げなかったりりかの勝利はこみ上げるものがありましたが、
同時に、
ここであっさり消える程ブロスは弱くない。とも感じていました。
結果的に、カノンに力を移動させて今度は本気でりりかを潰しに来る模様。
りりかは、
カノンを倒せるのか、
それとも・・・?
正直、
各話感想という体を貫いてるので次の内容の事までは語れないんですが、
もう今すぐ見直したい想いでいっぱいなので、次の感想は多分11月中にはUP出来ると思います・・・!
こうやって宣言する事で自分を追い込んでいくスタイルに切り替えて頑張ってゆきたい。
りりかが、ブロスに対して「絶対に許さない。」と言い切って激昂した場面は、
「大切な人たちを護りたい。」という彼女の本懐を感じさせて非常に素晴らしかったです。

まだまだ戦いは終わってませんので、
まだまだ当ブログもりりか達を応援してゆきたいと思います。。
それにしても、
傷だらけの姿を厭わず、
懸命に耐え抜き誰かを護る為に命を尽くすりりかは本当に格好良かった。
美少女なのに、ここまで泥臭く足掻いてるりりかの姿にはリスペクトしか有りません。
完璧な感想だとはまだ思えませんが、りりかというキャラの素晴らしさは是非伝わって欲しいですね。







ところで、
序盤のスクールパートも良かったです!
そうか、りりか達にとってはデューイって「敵」から入ってるので、
結構・・・「昨日の敵は今日の友」みたいな感じでフレンドシップな関係なのかもだけど、
他の女子から見れば普通のクールビューティというか・・・美少年なんですよね。
なので、
ここからのりりか達との関係性も非常に楽しみです。。
それと、ドキドキしちゃってるみゆきさんの描写なんかも中々良かったですね(笑
ラブコメアニメの監督してた方が絵コンテなのでその辺は巧いな~と思いながら観てました♬
それにしても、
このりりかのカットめちゃくちゃ可愛いな・・・!
今後はこういう日常&ラブコメ的パートにも期待しつつガンガン観返してゆきたいです。
星夜とりりかの思春期(?)男女っぽい微笑ましいやりとりもまた素敵でした。
ごちそうさまでした。











天使だ。。



にしても、
りりかSOSの戦闘シーン、バトルは、
結構理詰めというか勢いだけではない説得力があって毎回痺れますね~。
これまでの展開があったからこそのブロスの完璧な罠、
そして、
それを馬鹿笑って呑気に愉しんでたからこそ足元救われる展開もまたある種現実的で面白かった。
天罰というか・・・
最後まで信念を貫き傷だらけで奮闘し続けたりりかの雄姿にもまた、拍手を。
自分を救ってくれたりりかに忠義を果たすデューイも何気に侍的な気質を感じて格好良かった!
まだ今年は2か月もあるので出来れば最低2回は感想UPしたいところですね。。。



お人好しばかり。/ナースエンジェルりりかSOS 第24話「デューイ 新なる輝き」 感想

2022-07-07 | ナースエンジェルりりかSOS
りりか、誕生日おめでとう!🎶😊🎉🎂











自分、
基本的にキャラや芸能人の誕生日ってほぼほぼ覚えてないし覚えないんですけど、
りりかは毎年思い出さずとも覚えていて、何故かと言えば七夕だから・・・という理由です(笑
でも、
それって結構大事なことでもありますよね
これ以上ないくらい覚えやすい日だから普通に覚えてるっていう。
また、祈りのシンボルとも言えるキャラだけに七夕生まれというのもイメージにピッタリですし。
今年はエターナル少女カフェも開催されてりりかファンとしては最高の年でした
りりかの各話感想も今回でようやく2クール分が終了、
コツコツ地道にやって来ただけに、
非常に嬉しいです
ありがとうございます
昨日もりりかの感想にアクセスが結構あって個人的にとても有難かったです
ここまで来たら最後までしっかり感想を書き切るつもりなので皆様是非よろしくお願いします。。
そして、改めてりりか、誕生日おめでとう!!!🤗✨







で、
この話の感想なんですけど、
素直に面白かった・・・!
と言いますか、
序盤あれだけヒールに徹してたデューイが、
りりか達の日常に入って来ると本当違和感しかないな。というか、
結構観ながらクスクス笑っちゃってましたね(笑
なんだろう、
それまでのダークジョーカーだった過去と比較すると、(観てて)ギャップが凄いんですよね
だからただただ何も考えずにオートマティックに観てるだけでも楽しかったですねぇ。

ただ、
一つ思ったのは、
デューイもデューイで精神的にはサムライみたいな思考の持ち主に感じました
これ前も書いたかもしれないですけど、命を助けてもらったお礼に、
その相手に加担し時に全力で守る・・・っていうのは、
正に❝武士道的な精神❞じゃないですか
口ぶりとは裏腹に、
結構義理堅いというか。。
元々ああいう駒みたいな使われ方されたショックからの救済でもあったんで、
余計にりりかの事が、彼女らの事が気に懸かったのかもしれませんが・・・・・そう、
言ってしまえば忠誠心の方向が変わっただけで、デューイ自体は元々ある意味真っすぐだったのかも。
そんな風に考えると、デューイ自体も案外本質はとても純粋な❝お人好し❞なのかもしれないですよね。
彼を迎えての夕食の模様は素敵な違和感を受けつつもホーム感に溢れていて素晴らしかったです!




この構図、格好良い。ポ〇モンみたいで。凄く好きなカットですね。



そこからの、
3人共闘のバトルも熱かったですね・・・!
なんでしょう、
前回まではそれなりに毎回苦しい展開が続いてたんですが、
今回のバトルは緑のワクチン手に入れたしみんながそれぞれに活躍したし、
ほぼほぼノーストレスで観れたのでいつも以上に爽快感があって素晴らしかったですね
ちなみに、
勿論めっちゃ苦戦してるのは、
それはそれでドキドキ出来るのでそれもまた好みなんですけど笑
まあメリハリが効いてて良かった~という事ですよね。

それと、
デューイが「生きたい」という想いを口にしたのも良かったです
それまで忌み嫌ってた地球の事を渇望するセリフも含めて彼の心の変化が如実に出てました
本当の優しさを知って、人のぬくもりを知って、少しずつ地球の事に興味が出て来た
そして、
りりかや星夜に対する思い入れも出て来た。
それは、星夜の回復を優先する姿を見て(デューイが)自己犠牲を選んだ場面からも垣間見れると思う
そんなデューイをりりかが圧倒的ヒーロー感で救い出した流れ含めて完璧なバトルシーンだったかな、と。







にしても、
今回のりりかは素直に強かった、格好良かった!
緑のワクチンを再び得た事で水を得た魚の如く偽物のブロスを圧倒、
デューイが時間を稼いでくれたお陰で星夜も復活し3人の力で見事に勝利♬
それに加えて、
自分らの為に頑張って助けてくれたデューイに対する冒頭のりりかの思い遣りもまた良かった
これは以前から感想でも書いて来たけど、そういう慈しみの感情や人に純粋に優しく出来る素敵な気持ちが、
りりかを何度も救って来たしこれからも彼女を助けてゆくんだろうなあ・・・
と思うと感慨深いですし、
デューイもまた彼女のそういう想いに本人も意識してない内に救われてたりするんでしょうね
 兎角、
三人の力で掴み取った一先ずの勝利、
そして、
デューイ様の正式な加入は本当に観てて良い気分になりました・・・!
これからもデューイ×りりかor星夜たちの化学反応には期待大です!!
 りりかSOSはガキんちょの頃に姉か妹の影響で観てたけど、
大人になってから見返してるのは初なので、
これからの絡みにワクワクしてます笑
正直、デューイは男性から見ても魅力的なキャラだし、ここからの描写に関しては楽しみ「しか」無いですね。
めちゃくちゃ杜撰な扱いをされた分、是非ブロスへの復讐も果たして欲しいものです。







で、
次回遂に、
ブロスの元へと向かうっぽいですね
黒のワクチン破壊済みだし、仲間は一人増えたし、
確かにタイミングとしてはこれ以上ないくらい相応しいのかもしれない
そんで、
この話数からEDが「笑顔を忘れない」に変わる演出は熱すぎた・・・!!(興奮)
非常にドラマチックだし盛り上がるし、
りりかの気合の入った上記の引用カットの作画も含めて神懸ってたように思います
もっと言えば、てっきり3クール目から変わると思ってたので、意表を突かれたのもあります笑
子供の頃に観たきりだったので、そんな細かい部分までは覚えてなかったですからね。
 また、
「笑顔を忘れない」ってすげぇ名曲なんだよなぁ~(恍惚)。
この曲に何度励まされたか・・・大好きな曲に変わったのもあり相当テンション上がった24話目、
このエピソードを今年のりりかの誕生日に観返せたのは結構持ってるのかもしれません🥴
 割と、
ガキんちょの頃に戻ったかの様なテンションで観れてますし、
ここからガンガン書いてゆきたいので25話の感想もそこまで間隔は空かないでしょう
りりかSOSの感想全部書き切ったら構想してる事もあるので、益々頑張って想いを打ち込んで行きます。













ところで、
この話数で初めてデレてるデューイ様拝めました。。
これは尊いっ・・・!!!(令和的賞賛の仕方)
う~ん、
続きを観返していくのが❝ご褒美❞過ぎるぜ・・・!



普通の女の子でいたかった。/ナースエンジェルりりかSOS 第23話「聖なる願い涙にゆれて」 感想

2022-05-13 | ナースエンジェルりりかSOS











まず、
最初に前回まさかの助太刀をしてくれたデューイの事について語ろうかと思う
デューイは単純な言い方をすればりりか側に寝返った訳なんだけど、
そこには様々な感情が付随してたんだと想像します
自分は元々ダークジョーカー、
でも、
一つの❝駒❞としか見られてなかった~というある種のショックがあり、
その上でリスクを背負ってまで自分を本気で想い助けてくれたりりかに恩義を感じていたのだと思う
事実、
彼が一人で葛藤するシーンもあったりもしたんですけど・・・
それを考えると、ある種昔の侍か!ってくらい恩義深いヤツだったんだな、とか感じましたけど笑
ただまあ元々忠誠心は強かったキャラなので、本当に自分を大切にしてくれたのは誰か、
苦しい時に自分を助けてくれるのはどっちなのか?を考えて、
彼の中で❝選んだ❞んでしょうね
それはダークジョーカー「だった」という事実すら歪めてしまったデューイの中での確かな革命。
それと同時に、りりかの優しさやいたわりが決して無駄ではなかった、
誰かに心から優しく接した分、
それが正しく自分に返って来て報われる、、、と言った意味では、
これ以上なく正しい脚本であり、個人的に現実でもこうであって欲しいな、とも思いました・・・笑







ただ、
それとは別に、
りりかの中では加納先輩を救えなかった~という後悔の念が強いのも垣間見られました。
救おうと思えば救えたかもしれない、だけど、その時はその時なりの事情があって・・・・・
中々複雑ですよね
だから、
あのカノンは姿だけしか同じではないダークジョーカーだと分かってはいても、
心と身体は別物というか・・・
それもまたりりかの良さだったりもするんですけど、
それが今回は思い切り裏目に出てしまった~という印象ですかね。
まあでも人間そんなに機械みたいに即座に割り切れるもんじゃないからなぁ、、、。
その辺りの❝葛藤❞の深さもまた本作ならではの確かな面白さですよね。
所謂一般的な変身少女ものとは一線を画す「重さ」があります
(あ、ちなみに他を否定してる訳では無いですよ、一応)。
 でも、
ダークカノンのやり口も悪い意味で巧妙というか、
単純に脳筋で攻めて来るんじゃなくて、
所謂・・・
ちょっとした「お遊び」余興の中で事故で屠ろうとしてくる辺り厭らしすぎますね(笑
多分あれ、仮に成功してたら何かしらの演技で誤魔化してたでしょうし。
まあ正々堂々とは程遠い残虐ファイトでしたね。。







でも、
りりかは成長したね。
以前までのりりかだったら優柔不断で終わってたかもしれない
だけど、
今のりりかは、
昔よりも仲間への絆だったり感謝の想いが深くなってるのを感じるから。
今、
選ぶべきは誰なのか~という自問自答の末に、
ダークカノンに対してファイティングポーズを取る事が出来た
それだけでも確かな成長・・・と同時に、
そんな辛い選択をしなきゃいけない
自分の運命を呪い、
「普通の女の子で居たかった。」と吐露するシーンは観ていて気持ち泣けました
ただ、これを加納先輩が天国から観ていたらきっとそんな選択を心から肯定するでしょう
そういう意味では、あの日の・・・・・
第14話の❝誓い❞を正しく守っている、とも言えるでしょうね
涙を流しながら大切な仲間を大切な世界を護る事を正しく選択する
そんなりりかをいちファンとして大好きなアニメの主人公として誇りに思いました。







とは言え、
ダークカノンと真っ向から戦う決意をしたのは良いけど、
肝心の緑のワクチンが足りてない訳で・・・
ただ無残にやられる筈だったのが、
敗戦濃厚での悪あがきに変わっただけではあったんですが、
そこに颯爽と登場するデューイ様が格好良すぎました・・・・・!!(恍惚)
しかも、緑のワクチンの代わりに黒のワクチンを持って来て浄化させて使わせる~という有能っぷり
色々とピースがハマっていく作劇は観ていてとても快感で「面白い!」の一言でしたが、
 これね、
序盤のワクチンケースが透明な故に光に反射して眩しく見える何気ないシーンが、
ブロスから起死回生で黒のワクチンを奪い取る伏線になってたりね、
そういう細かい部分が良く出来てると思うんですよ笑
もっと言えば、
植物から生成してるっぽいんであの場所に光が差し込むエリアがあるのも道理が通ってるし、
またブロス自体はいつも暗い場所に居るので光に目が慣れてないのもあっただろうし、
最後逆上していて冷静に攻撃を当てれなかったのもさり気に上手いんですよね
最初に黒のワクチンが一杯出来た事を喜ぶシーンもあったしね。
珍しくブロスが狼狽える様を見れたのも痛快でしたし、
デューイの頭の良さが光る素晴らしい反逆のシーンでもありました!
自らの命を危険に晒してまで本当よく頑張ったと思う。。
 また、
黒のワクチンを持って来たデューイが、
(どちらを選ぶのかは)「お前の勝手」とりりかに告げたのも良かったです
ガムシャラに信じてくれ~と言うよりもああいう言い方の方がきっと信じられると思うので。
最後はりりからしい悪い意味での優しさが出てしまいましたけど、
まあ❝それまで❞を考えたらご愛敬、という事で、、、笑




お前誰だよ・・・(笑)。🥴



一つ気になる事があって、
デューイはこのエピソードで正式に仲間になった訳ではなく、
りりかにワクチンを託した後はそそくさと一人になってしまったんですよね
それは恐らく、
激情したブロスが間違いなくデューイを始末しに来る
だから、りりか達にその危険が被らないようにそういう道を選んだのかもしれないですが、
それはそれで健気で気持ち泣けるな~っていうか、
もうすっかり素晴らしいキャラになってるな!という印象ですが笑
うん・・・
ブロスは基本自分が傷付かないように、駒だけに犠牲になって貰う様に立ち回ってるけど、
流石にあそこまで自分をコケにされたらなりふり構わずに来る可能性も高い
デューイなりに色々考慮しての判断だったのかもしれない。
 そんな、
彼と彼を取り巻く彼女らの更なるエピソードは次回におあずけ、って事で
めちゃくちゃ頑張って23話の感想書き終ったばかりなんですが、
早くも24話を観返すのがすっげぇ楽しみです・・・!!
今回は最後の星夜の涙も、
りりかの優しさが生んだ「結実」も本当に気持ちが良くてこれまた最高の話数でした
デューイが「甘いな」とりりかを批判しながらも、それ以上何も言わなかったのも良かったですね
デューイはその「甘さ」に命を救われたんで、そこまで強く言えなかったんだろうなあと想うと、
結構涙腺に来るものはありました(笑

今回は2月以来3か月ぶりの感想になりましたが、
次は節目の回でもありますしもっと早く更新したいと考えています
今年の七夕のりりか生誕祭までには3クール目に入って主題歌が変わるところまで頑張りたいですね!
ちょっとでもりりかファンに届く感想が書けるように管理人も益々努力してなくては。。











あんまり触れられないけど、序盤の貴重なコメディ成分も好きでした。
普通に寝てる星夜(笑
貴族の血(笑
それと恋に恋い焦がれてる感じの安奈もカワイイ。



ところで、
この間エターナル少女カフェに合計4回遊びに行った時の記憶をまとめた記事を書きました
あれ書くのに半日以上費やしたので、まだ読んでない方は是非読んでみて欲しいです・・・笑🥺
これね↓
「エターナル少女cafe」に4回行って来た話~ありがとうTOKYO PARADE。
 ちょっと長いですが、
その分りりかの事にも結構触れてるとは思うので、、、
是非よろしくお願い致します。。
いつかりりか好きの方と生で語り合うのが管理人の夢の一つ、でございます。