笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

祭りの時間

2005年08月12日 17時16分00秒 | Weblog
笛をはじめて801日目。
 昨夜は、新人君の稽古の日だったので、おじゃましようと思っていたのですが、仕事が長引いたのと、お客さんが来るというので、いつものように一人で笛を持ちました。一時間弱でしたが、色々な方からアドバイスを頂いていることを思い出しながら、ゆっくりと確認しながら吹きました。指をごまかして何回もたたいて音を出していたところも、一回力強くたたくことで、音が出てくるようになってきました。親指の位置を替えた事が、まだしっくりといきませんが、替えた方がよいことは解っているので、早く慣れるようにしっかりと稽古したいと思います。

 遠州の夏を彩る祭りは、旧天竜市二俣の「二俣まつり」があります。20日、21日と今年は開催されます。祭り文化が天竜川を遡ったということでしょうが、河口にある有名な「掛塚屋台まつり」の屋台と同じ、一層唐破風四輪型の屋台が14台繰り出します。
 今朝の静岡新聞に、その二俣祭りに誰かが脅迫状を送りつけたという記事が載っていました。祭りを快く思って無い人間の仕業なのか、文面には深夜遅くまで中、高校生が騒いでるととの苦情もあったようです。夏休み期間中の祭りで、子供達も大いに羽を延ばしてしまうということなのでしょうか?

 祭りの時間というのは、だいたいのところが夜9時までとなっている。でも、朝は色々です。だいたいは朝9時頃始まるというのが普通でしょうが、中には朝10時からなんて所もあるようです。そうなると、しっかりと夜中まで若い連中は飲み歩ける訳です。ところが、遠州横須賀の「三熊野神社大祭」はというと、「揃」が金曜日の夕方5時から夜9時まで、早いところは3時頃から枠が上がっているところもある。翌日土曜日「宵宮」朝5時から、夜9時まで、食事の時間以外は祢里はずっと動いている。翌日曜日の「本楽」朝5時から夜10時頃まで。つまり、青年衆は、夜中にふらふら飲み歩こう物なら、3日間とても体力が持たない。朝5時からといえども、準備等で4時過ぎには会所に出掛けている。つまり、祭りに参加する、大人であれ、子供であれ、夜中に遊び回るような余裕はない。言い換えれば、遊びに行くくらいなら祢里を曳いていたいと言うことなのだろう。結局、祭り期間に祭り以外の事はしないということ。それくらい祭り好きな土地なのです。というか、その他のことも祭りにかんしては、実に合理的にしかも合法的に、祭り全てがよく考えられていると言っても過言ではありません。
 ようは、祭りにかこつけて、騒ぎたいとか飲み歩きたいとかそういう連中が、多くの人に迷惑を掛けている祭りが、いま多くなって来たと言うことでは無いのでしょうか?祭りというのは、準備に始まり片づけが終わるまで祭りであって、そういう苦労をしないで祭りに参加する人がいるということも要因かもしれません。

 兎に角、事件や事故がなく、無事「二俣まつり」が開催されますよう願わずにはいられません。