笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

小江戸「川越」に行って来ました

2005年08月22日 12時05分32秒 | Weblog
笛をはじめて811日目。
 昨日は、朝五時にこちらを出て、小江戸「川越」に行って来ました。帰りは11時、昨日は笛の稽古が出来ませんでした。

 川越に出掛けた目的は、地元の中老会お囃子係を中心に、「馬鹿囃子」の曲の踊りを新たに「天狐の舞」を取り入れようとの試みから、春から資料等の御協力を頂いている、川越在住の大島さん他地元の囃子連の皆さんにご指導を願う為に、こちらから6人で訪問しました。また個人的にも、以前から川越のお祭りに興味がありましたので、資料集め等の事もしたいと思い、私も同行しました。
 朝5時地元を出発。用賀と環八の渋滞を避けたいと朝早く出発したのが幸いして、川越には8時過ぎに到着、ファミレスで朝食をとって、9時過ぎに小室(こむろ)囃子連の皆さんとお会いすることが出来ました。神社横の公民館で、お世話になっている大嶋さん、囃子連の会長さん以下皆さんが出迎えてくださいました。
 事前に送って頂いたビデオを参考に、我々で考えた踊りをまずは披露しました。狐の踊りとしてやってはいけないこと、またここはこういう意味があるから最後にやる等のご指導を頂きましたが、我々の考えていた「狐」とは、まるで動きが違い、実際に踊っても頂いたのですが、正に「狐が乗り移った」と表現しても良いくらいの迫力のある踊りでした。我々の根底は、それまで「馬鹿囃子=般若」のイメージでいたので、どうしても狐も般若とだぶらせて踊っていた感じがありましたので、正に根底から沓がさえられたという感じでした。
 しかしながら、迫力ある姿勢から動き、大きな動きをしなくても充分に「馬鹿囃子」の曲に合わせて踊れるなと私は感じました。基本的な動作や幣束の持ち方から動きなど、事細かにご指導頂きました。また、途中色々な曲での踊りも披露していただき、何から何までお世話になりました。
 昼食をごちそうになり、午後は衣装や幣束の作り方等を拝見させていただいたあと、祭り会館で3時からお囃子の披露があると言うことだったので、祭り会館に向かいました。

 蔵のある町並みの一角に祭り会館があり、だしが2台展示されていました。時間が余り無かったので、町並みをゆっくり見ることは出来ませんでしたが、ひととおり、祭り会館と周辺を見学させて頂きました。私は、川越祭りの本とビデオを購入して来ました。時間があれば、祭り会館も蔵の町並みももっとじっくり見たかったと感じました。機会があればもう一度尋ねて見たいと思います。