『カールじいさんの空飛ぶ家』

カールじいさんって、
いったいどんなじいさんなんだろう～！？

という秘めた疑問を隠しつつ、

残り少なくなってきた次男の冬休み、
お約束の映画鑑賞に行ってきた。

『カールじいさんの空飛ぶ家』（ディズニー・ピクサー）

こ、これがアニメーションかぁ～！？
という美しい映像。

カールじいさんの指のシワ、風にゆれる髪の毛、
家の柱のリアルな木目、セピア色の古びた写真、
そして、
家を持ち上げる風船の
今にもはちきれそうなキュキュっとした感じまでもが、
忠実に映像化されていてビックリ！

子どもたちにはちと難しいかな？…な
妻エリーとの出会い～暮らし～永遠の別れのシーンは
美しくも胸キュンなラブリータイム。

その後に続くは、
ベネズエラ、ギアナ高地にあるエンジェル・フォールを
モデルにしたといわれる「伝説のパラダイスの滝」をめざし
南アメリカを冒険、また冒険のストーリー。

ここでは、みごとに子どもたちのハートをわしづかみ！
身を乗り出して歓声をあげる子ども多数であった。
（ちなみに次男も・・・。）

「いや～面白かったね！」
帰りにマクドに立ち寄り会話する私と次男。

「ところでさ～、似てたよね。」
「うん、似てた・・・。」

せ～の、
「Ｈくんに～～！」

幼い頃のカールじいさんが
次男の友人、Ｈくんにあまりにも酷似～。

絶妙のタイミングでギャグを飛ばし、
クラスを笑いの渦に巻き込むＨくんと
カールじいさんはかなり対照的な人物なのだが、
ついついＨくんの面影が見え隠れして、思わずプププ♪なのであった。

パワフルなＨくんの姿とカールじいさんがダブり、
「そりゃ～杖なんかいらなくなるさ！」と
上映中、妙に納得の私。

はあ～楽しませていただきました。

Butterfly

昨年末からず～っと
私の頭の中をグルグルとまわっている歌がある。

木村カエラ『Butterfly』

年末の歌番組や紅白歌合戦では
結婚ソングの定番として紹介された歌。

私にとっては
大切な大切な親友ティーの結婚披露宴の
様子がこの歌を聴くと思い出される。

ほんとうに
今までのどんなときより素晴らしく
今までのどんな君より美しかった。

振袖姿で出席した私は
宴席で微笑むティーの姿がうれしくてうれしくて
カメラを持ちながら涙が頬をつたった。

「なんで泣いてるのよ～！」

友人代表の祝辞を述べながら涙で言葉がつまる私に
自分もボロボロ泣いてるくせに笑ってたティー。

それこそ
白い羽をつけて光の輪の中にいるようだった。

１９８０年代の話・・・。


そして今、

ここには詳しく書くことができないけど、
いろいろとティーは愛する家族のことで
たいへんな日々を送っている。

話をきいてあげることはできるけど、
ただそばにいることしかできない私。

悲しみあれば共に泣く

そんなことがこんなにつらいなんて
あのころは知らなかったね。

『Butteｒfly』を口づさみながら
私は祈る。

どうか
あのころの輝く笑顔を忘れないで・・・と。

たくさんの喜びに包まれたあの日のように
またコロコロと笑い合える日が来ますように・・・と。

がんばれ！ティー！

いつまでも私はあなたのともだち。

『Butterfly』をエールに変えて送りたい
寒い日の朝である。