久しぶりの更新です。
以前に私は動物愛護管理法の罰則が強化された時に
「厳罰化しても根本原因を改善しないと違反と検挙は減らない」
と主張しました。
読売オンラインより引用
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210622-OYT1T50161/
空気銃を使って猫を射殺したとして、千葉県警は22日、千葉市、40歳代の男を動物愛護法違反(殺傷)と銃刀法違反(発射制限)の両容疑で逮捕した。
同市や周辺では昨年末までの約2年間に、10匹以上の猫が同様の手口で殺傷されており、県警は関連を調べている。
千葉県警捜査関係者によると、男は昨年12月中旬、同県八千代市内で、空気銃で鉛の弾を野良猫に向けて発射し、
殺した疑いが持たれている。死骸の胸から見つかった弾は直径約5・5ミリで、殺傷能力が高かった。
同じ現場では昨年11月にも、別の野良猫が撃たれて重傷を負った。
隣接する千葉市や習志野市で2019年以降、猫が撃たれ、死傷する事案が相次いだ。
男は県公安委員会から許可を得て、猟などの目的で空気銃を所持していた。
今年1月頃に男の免許が失効した後、猫の殺傷事案は確認されていないという。
警察庁によると、動物愛護法違反の検挙数は昨年、全国で102件に上った。
動物虐待への関心の高まりを受け、19年に改正動物愛護法が施行され、殺傷に対する罰則が「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に引き上げられた。
引用終了
私はこの記事を読んだ時に
「銃猟免許が失効したとたんに害獣駆除を止めたんだな」
という可能性を感じた。
動物愛護管理法の法益は動物の殺傷自体の行為を指すのではなく
国民の動物愛護感情を守ることだから法を守って狩猟駆除する事は
検挙の対象にならない。
銃を発砲していけない場所で誰かがかかわっている猫が撃たれたから
警察に届け出があり事件化されたというわけだ。
いつもの事だが先に不適正飼育があって
その軋轢が表面化したという事なので
以前でも重い罰則をさらに重くしたからと言って
こういう事案は減らない。
事実、私の予想通り検挙するが減っていない事を
時事通信は今年3月に以下の報道をしている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032500434&g=soc
引用開始
動物虐待102件検挙 猫最多、高止まり―警察庁
2021年03月25日10時13分
昨年1年間に警察が動物愛護法違反で検挙した動物虐待が前年比3件減の102件だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。
検挙件数は2019年以降、100件を超えており、同庁は高止まりしているとみている。
検挙人数は117人。市民からの通報が端緒となったケースが約半数を占めた。
虐待された動物は猫が最多で57件、犬は36件だった。
このほか馬、フクロウ、トカゲなども虐待されていた。
事件内容は動物を捨てる遺棄が48件で最も多く、殺傷が29件、餌をやらなかったり不衛生な環境で飼育したりする虐待が25件だった。
改正動物愛護法が昨年6月に施行され、動物虐待は殺傷行為の罰則が5年以下の懲役または500万円以下の罰金に引き上げられるなど厳罰化された。
引用終了
残念ながら猫は地域猫をはじめ迷惑屋外飼育が横行しているので
捨てる遺棄では検挙されにくいので犬や他の
「明らかに捨てただろう」といえる動物が多いはず。
残りの殺傷29件と多頭崩壊崩壊による虐待事案25件は
猫が大半を占めるだろうと思う。
多頭崩壊が動物虐待事件として扱われるようになったのは
以前に比べてましになった部分ではある。
千葉日報では以下の記述がある。
引用開始
千葉県八千代市内で昨年12月、空気銃で飼い主のいない地域猫を撃って殺したとして、
県警は22日、動物愛護法違反と銃刀法違反の疑いで千葉市若葉区愛生町、自称アルバイト(49)を逮捕した。
地域猫が撃たれ殺傷される事件が千葉市内などでも多数確認されており、
管理活動をしているボランティア団体の関係者は「他にも被害があるので捜査を進めて」と訴えた。
引用終了
やっぱりな。
元々の根本原因が「地域猫」を語った迷惑餌やり
屋外猫牧場状態があって結局猫が殺傷される。
つまり「屋外版多頭崩壊」で近隣住民は迷惑極まりないから
自力救済を目指す人間が現れる。
行政が無責任に地域猫を押し進めたからな。
こんなパターンは他でもずっと繰り返されている。
猫の世話をするなら地域猫なんて
迷惑行為をやめて室内で責任をもって飼育すべき話だ。
というか地域猫こそ真の動物虐待だと私は思うのだが。
地域猫の連中を検挙対象にして制度をなくす方が最善で
そうすることで検挙数29件の殺傷の
ほとんどは事件化しなくなるだろう。
2019年の厳罰化で検挙数が減っていない事実から
厳罰化が機能していない事が明白だ。
ついでいうとこのブログを10年近く管理しているが
猫を殺傷する虐待で検挙された人間が再犯した
報道を目にしたことがない。
ヤフーニュースのコメント欄には
「こういう異常者は猫の殺傷を繰り返して次には人を狙う」
という意見が溢れるが都市伝説以外何物でもない。
むしろ猫愛誤の方が空き巣を再犯する
暴力事件を再犯するという事例が複数見られる。
イメージ先行で思い込むより
報道を横断的に調べて考える習慣を身に着けないと
偏向報道に疑いを持たなくなるのではないかと心配になる。
人間が猫被害にあうのもそうですが、そもそも猫は侵略的外来種なので自然環境保護の為に外猫・地域猫など絶対認めず国を挙げて駆除を徹底しなければいけないと常々思います。
飼育登録制にして猫の管理を徹底すると、なにより将来的にも家猫のためになると思うのですが、愛誤は実際は家で猫を飼いたくないんでしょうね。
愛誤もお金や宝石が落ちていたら拾って金庫に入れて自分の物にするでしょうが、猫は持ち帰らず地域で飼え!ですから。