NHK教育TVの「てれび絵本」で「花さき山」をやっていた。
女優渡辺えりさんの語りが、絵本の雰囲気に合っていた。
滝平二郎氏の切り絵が好きだな~。
と引き込まれて、ながら家事の手を休め、
よくよく聞くと、涙が出そうになった。
特に、双子の兄の涙の場面で。
双子の弟がお母さんのおっぱいを独占していて、
しかも飲んでない方のおっぱいもいじくって離さない。
これ、うちのねこひめもよくこうするんだよな~。
しかも、つめを立てて乳首をひっぱるから痛い(><)
・・・など、授乳現役なせいか、見覚えのある授乳場面に釘付けになったというのもあるが。
この、辛抱しているお兄ちゃんの姿が、
我が子ねこたろうとだぶって見えた。
自分もお母さんに甘えたいであろうに。
お兄ちゃんというだけで、ずいぶん我慢していることもあるのではないか。
胸がチクリと切なくなった。
この双子の兄の話の他に、
自分が盾になって荒波の被害を防いだ八郎の話など、
胸が熱くなるような感動的な話がいくつもあり・・・
これ、誰の作なんだろう?と気になった。
斎藤隆介氏作なんだね
この本、表紙だけは幼い頃に見た記憶があるのだが、
物語をちゃんと読んだ記憶がなくて。
大人になって、こうして再会した今、ちゃんと読みたくなった。
ストーリーも絵も素晴らしい本。
我が子にも読み聞かせてあげたいと思った。
パソコンで、この本に対する数々のレビューを見ると、
深い読み方をしている方も多く、
更に参考になった。