自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

モンティ・パイソン ネコさま悩ませ有限会社

2010-07-01 | モンティ・パイソン
「モンティ・パイソン」 モンティパイソン
ネコさま悩ませ有限会社(第1シリーズ 第5話)

久しぶりにモンティ・パイソンからです。
DVDに入っていた小冊子によると、このスケッチはジョンとグレアムが書いた物だそうです。
ネタの元になったのは、グレアムの隣の猫だそうで、その猫がいつも同じ場所に居たのを見て思いついたとの事です。

ペットを可愛がりすぎるイギリス人への風刺も入っているらしいですが、私も猫好きなので、このコントに注目してしまいました。(笑)

<キャスト>
ネコの飼い主(マイケル):青野武
夫人(テリーJ):飯塚昭三
獣医(グレアム):山田康雄
ネコさま悩ませ会社の偉い人(ジョン):納谷悟朗
ネコさま救急班、緊急部隊、隊長?(マイケル):青野武
救急班隊員:広川太一郎、飯塚昭三
ナレーション:広川太一郎

マイケルの家の猫が、庭に座り込んだまま、全く動かなくなってしまい、獣医さんに往診してもらいます。

山田さん曰く、ネコへの愛が足りない。
「もっと心からネコを愛して、最高の扱いをする様に心がけねばいけませんですな。」(笑)
そして「ネコと最近遊んであげましたか?」
ネコを満足させてあげないといけない。今までの可愛がり方が足りなかったんです・・・と延々に話していました。

この辺りですが、原語では、最近猫の頭を混乱させていますか?この猫を困惑させなくてはいけない・・・と言う感じになっていました。(だからタイトルも「ネコさま悩ませ云々」になっているんですね。)
もっと可愛がってあげなさい、ではなくて、迷わせなくちゃダメですよ、と言うのが、私には結構意味不明で、面白かったです。(爆)

グレアムがマイケルにここへ連絡しなさいと名刺を渡します。
「ネコさま悩ませ有限会社」の番号でした。

会社の人達が、トレーラーで登場です。
この会社は軍隊風になっていました。

ジョンは一番偉い人で、チームを指揮する人です。
ロールスロイスに乗って登場し、チームに指図していました。
悟朗さんはここの部分を、コントとかコメディとか全く無しで、映画の吹き替えそのままの感じでされています。
超真面目な吹き替えです。(笑)
(悟朗さんの部分だけ聴くと、何かの映画なのかと思いそうです。笑)

セリフをご紹介します。
「それでは諸君、今日は非常に症状の重たいネコ様だそうだ。頑張って頼む。(青野さんに向って)それでは、君。」

会社の人がネコの前にステージを作ります。
完了しました、と青野さんが言うと、
「ご苦労。では始めたまえ。」
「それでは、ネコ様の為に、かかれ。」

ネコ様の前で、とても不思議なパフォーマンスを展開します。
そしてそれが終了。

飼い主に向って、
「ご安心なさい。これでもう大丈夫です。」

ネコ様、ついに立ち上がり、家の中へ入って行きました。
お礼を言う飯塚さん達です。それに答えて、
「ご心配なく。ネコ様緊急部隊にとっては当然の事です。」

***

悟朗さんお得意の、命令する軍人役。
りりしくて、しかも圧倒的でした。(笑)


座ったまま動かない、ネコ様。
(血統書付きでも、高そうでもなく、ただの黒トラちゃんと言う所が最高です。笑)

うちでも、綱吉の「お犬様」をもじって、ネコの事を「お猫様」と呼ぶことがあるので、スケッチのタイトルだけでも何だか楽しかったです。(笑)

相変わらず何だか訳の分からない内容ですが、悟朗さんが、超真面目に演っていらっしゃるのが面白かったです。(笑)

*このコントの原語版タイトルは「Confuse-a-cat」と言うそうです。


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