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自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

銀河英雄伝説 第22話 その3

2006-06-14 | 銀河英雄伝説
続きです。その1,その2もお読み下さい。

***

最後のシュナイダー君の独白が、効いていました!!!

メルカッツ提督は運命に流され続けますが、ただ闇雲に流されるのではなく、何が起こっているのかいつも理解されていたと思いました。
激流に抗しがたいとは言え、御自分の立場をいつもご存知だったと思います。
そして、敵、味方を問わず、尊敬を受けていました。(ブラウンシュヴァイク公は、数少ない例外です!爆)
このあたりが、メルカッツと言う人のスゴイ所であり、魅力を感じます。
良い役で嬉しかったです。

キャスト
ラインハルト:堀川亮
キルヒアイス:広中雅志
オーベルシュタイン:塩沢兼人
ミッターマイヤー:森功至
ロイエンタール:若本規夫

ブラウンシュヴァイク:小林修
メルカッツ:納谷悟朗
アンスバッハ:井上真樹夫
ファーレンハイト:速水奨
フレーゲル:二又一成
リッテンハイム:寺島幹夫

メックリンガー:土師孝也
ケンプ:玄田哲章
ビッテンフェルト:野田圭一
ワーレン:岡部政男
ケスラー:池田秀一
ミュラー:水島裕
ルッツ:堀勝之祐

シュナイダー:目黒裕一
ランズベルグ:塩屋翼
リンザー:稲垣悟
ジンツァー:林一夫
シューマッハ:中田譲治
ザンデルス:佐藤浩之
ラウディッツ:徳弘夏生
アムスドルフ:清川元夢
モーデル:菊池正美
レッケンドルフ:安宅誠

ボリス・コーネフ:安原義人
マリネスク:緒方賢一
ナレーション:屋良有作

***

(注1)このあたりの会話をご紹介します!(メルカッツ提督の事を言っているので!笑)

レッケンドルフ(安宅誠)「敵の第三派、引きました。」
ロイエンタール(若本規夫)「ほう、巧妙だな。」
レッケンドルフ「以前と違って、行動に粘りと統一性が見られるようになりましたが。」
ロイエンタール「いよいよか・・・恐らくメルカッツが前線に出てきたのだ。と、なると数が少ない分、こちらが不利だな。ここは引くか・・・。」

メルカッツ提督がお手並みを披露されていた様です!(笑)
後を任される格好になったラインハルトとオーベルシュタインは・・・。

オーベルシュタイン(塩沢兼人)「メルカッツ提督は、閣下がお生まれになる前から軍人として名声のあった人物です。彼に自由な手腕を振るわれては、いささか面倒ですな。」
ラインハルト(堀川亮)「自由な手腕か。メルカッツにそうさせるだけの器量が、ブラウンシュヴァイク公にあるとも思えぬが。」
オーベルシュタイン「御意。メルカッツ提督を相手にするより、その背後のブラウンシュヴァイク公と戦うべきでしょう。」

(注2)ここでのシーン、皆が大スクリーンを見ていて、正に目の前で爆発しているのに、ジンツァー准将(林氏)が「爆発しました。」と実況報告しているのが、何だか可笑しくて・・・南部君、ここで笑わせてどうする!?(爆)
(ヤマトネタです、済みません。「宇宙戦艦ヤマト」南部康雄:林一夫)

<蛇足>
最初「銀河英雄伝説」のキャラの名前が難しすぎて(特に帝国)全く覚えられませんでした。それで長い事、声だけで判別していました。(爆)
未だにキャラ名より、声のお名前で話す方が分かります。
キャラの後に、声を明記しているのはその為です。

*あと数回(未定ですが、多分2-3回)引き続き「銀河英雄伝説」をご紹介します!



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銀河英雄伝説 第22話 その2

2006-06-14 | 銀河英雄伝説
続きです。その1よりお読み下さい。

***

ラインハルトは、ガイエスブルグ要塞に向かって降伏せよと呼びかける。
怒るブラウンシュヴァイク公達だったが、その時「敵が接近して参りました。」とアンスバッハ准将(井上真樹夫氏)の報告が入る。
「平民どもめ、調子に乗りおって!」と、ブラウンシュヴァイク公。
フレーゲル男爵、ランズベルグ伯と言った若い貴族達は出撃を望むが、メルカッツ提督は敵の罠である事を見抜いており、「敵の時宜(じぎ)としか見えぬ動きには必ずや裏がある。断じて出撃はならん。」と命令する。

このままでは門閥貴族の沽券にかかわると、フレーゲル男爵らは、彼らだけで撃って出た。
ミッターマイヤー(森氏)の艦隊はここで彼らを軽くかわして逃走。
勝利したと勘違いした若い貴族達は、高笑いしてガイエスブルグ要塞に帰還する。

メルカッツ提督は何故勝手に出撃したのか。命令違反のかどで全員軍法会議を覚悟せよ、と一括するが、フレーゲル男爵は叔父のブラウンシュヴァイク公に取り入り、公爵も、げんに勝ったのだから良いではないか、と逆に若者達を褒める始末だった。
公爵以下「帝国万歳!」と意気が上がる中、敵が戻ってきました、と再びアンスバッハの報告が入った。
ブラウンシュヴァイク公は自ら指揮を取ると言い、メルカッツに留守を頼んで出撃した。

ミッターマイヤーは、負けて逃走すると見せ、それを追ってくる貴族達を帝国軍の領域に引き込む作戦を続けていたが、敗走が擬態である事も見抜けない敵を、不足に思うのだった。

そんな中ファーレンハイト中将は、敵がもろすぎるのは、罠かもしれないと気づく。

ミッターマイヤー艦隊が敵を十分引き込んだ所で、ラインハルトから全軍に砲撃命令が下される。
ミッターマイヤー、ケンプ(玄田氏)、メックリンガー(土師氏)、ケスラー(池田秀一氏)、ビッテンフェルト(野田氏)、ミュラー(水島氏)、ロイエンタール(若本氏)の総反撃が始まった。

そこで、ファーレンハイト艦は独断で航路を逸脱する。
フレーゲル男爵も、艦隊戦の専門家であるファーレンハイトに習った。

帝国軍の猛反撃に、いよいよ貴族連合軍の最後が近いかに見えたが、そこへメルカッツの救援が来る。全員が功を逸りすぎた為か、メルカッツの一撃でラインハルトの帝国軍は混乱した。
メルカッツはブラウンシュヴァイク公が後方に下がるのを確認すると、タイミングを計って後退した。

メルカッツの手際に、ラインハルトは「メルカッツも伊達に年は食っていないな。達者なものだ。」と言うが、貴族連合軍には、もうまとまった兵力は残っておらず、勝敗が決するのは時間の問題だった。

ガイエスブルグ要塞に帰還したメルカッツ提督に、ブラウンシュヴァイク公が、「メルカッツ、何故もっと早く救援に来なかった!」と怒鳴りつけると、提督はただ黙って頭を下げた。
公爵を救った事への礼もなく、自己中心的な公爵に対して憤慨するシュナイダー少佐に、「あまり怒るな。ブラウンシュヴァイク公は病人なのだ。」とメルカッツ提督。
「精神面のな。その病気を育てたのは、500年にも及ぶ貴族の特権の伝統そのものなのだ。そうだな。その意味で言うと、公爵もむしろ被害者なのかもしれんな。100年前なら、あれで通じたのだがな。不運な人だ。」

シュナイダーは、「成る程、ブラウンシュバイク公は不運な人かもしれない。だがその人に未来を託さねばならぬとは、もっと不運ではないのか?」とつぶやくのだった。

*その3に続く


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銀河英雄伝説 第22話 その1

2006-06-14 | 銀河英雄伝説
銀河英雄伝説 第22話「勇気と忠誠」
役名:ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ

別働隊を指揮していたキルヒアイス(広中氏)は、辺境星域を経略し、貴族連合軍に既に60回以上の勝利を納めていた。そして占領した惑星は、民衆の自治に委ねていった。
フェザーンの自由商人、ボリス・コーネフ(安原氏)とマリネスク(緒方賢一氏)は地球教徒を乗せて航行中に、キルヒアイスの艦と遭遇する。
キルヒアイスは恒に礼儀正しく、誠実に対応し、マリネスクは「いい人ですなぁ。」と感嘆するが、コーネフは「気の毒に。いい人間は長生きしない。特にこんなご時世にはな。」と言うのだった。

シャンタウ星域では、ロイエンタール(若本氏)が、以前に比べて好戦する貴族連合軍と対戦するが、ここには死守するほどの価値はないと判断して後退する。
そこでラインハルト(堀川氏)は、シャンタウ星域を無視して、ガイエスブルグ攻略に専念する事にする。(注1)

一方、シャンタウ星域からガイエスブルグ要塞に帰還したメルカッツ提督を迎えたブラウンシュヴァイク公(小林修氏)、公爵の甥のフレーゲル男爵(二又氏)、ランズベルグ伯(塩屋翼氏)らは、勝利を喜ぶが、メルカッツは「我が軍が勝ち取ったと言うより、敵が放棄したものに過ぎません。自分達の力を過信するのは危険です。」と釘を刺した。

リッテンハイム候(寺島幹夫氏)と旗艦オストマルクが見当たらない事に気付いたメルカッツ提督とシュナイダー少佐(目黒氏)に、リッテンハイム候は5万隻の艦隊を率いて、辺境星域の奪還に出撃したと報告するフレーゲル男爵ら。
メルカッツは、司令官たる小官は存じてはおりませんと言うが、ブラウンシュヴァイク公は「盟主たるわしが許したのだ。」と言う。
リッテンハイム候と確執の末、侯爵が側に居ない方が都合が良くなっていたのだ。
軍事に関しては、メルカッツに全権が与えられると言う当初の約束は、当然無視されていました。

祝勝会の用意がしてあると言うブラウンシュヴァイク公に、年のせいか疲れましたのでと辞するメルカッツ提督の事を「しかし面白みのない男だな。」とブラウンシュヴァイク公が一言。(笑)

リッテンハイム候の艦隊5万隻が向かって来ている。これを撃破せよ、との命令をルッツ中将(堀勝之祐氏)、ワーレン中将(岡部氏)に伝えるキルヒアイス。
ジンツァー准将(林一夫氏)が状況を説明する。
キルヒアイスは、本隊として800隻を率いると言う。
(「たった800隻?」とルッツが驚いていました。)

リッテンハイム候の艦隊は、数の上では有利だったが、それぞれが思うような働きをせず、後退を余儀なくされる。しかし、後方には味方の補給宇宙艦隊がおり、逃亡の妨げになっていた。
リッテンハイム候は、自分自身の為に、躊躇なく味方の艦を撃破した。

補給艦の生存者であるリンザー少尉は、キルヒアイスに面会を求め、自分はリッテンハイム候が逃走の為に味方を殺した事実の生き証人であり、ガルミッシュ要塞に降伏を呼びかけて、キルヒアイスに協力したいと申し出る。

その頃ガルミッシュ要塞では、同じく生存者のガウビッツ中佐が司令室に乗り込み、リッテンハイム候らを道連れに自爆した。(注2)

ガルミッシュ要塞は占拠され、貴族連合軍は、副盟主リッテンハイム候と全兵力の三分の一を失った。

*その2に続く


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