ランギロア 南の島の写真館は10月で閉店しました。

タヒチ、ランギロア島 島の小さな写真館は店じまいです。

タヒチ、何がどうしたのか?

2006-10-13 | Weblog

10月に入り、そろそろお店をはじめて一年になるという時、いろいろな問題が一気に出て私はアトピーが悪化して、大腿骨壊死の回復に疑問を持ちながらもお医者でステロイドをもらってきました。
かみさんは、首から肩がガチガチで手がしびれ、心臓が苦しいと・・・・今週はPCに向かってはダメと自宅にいます。
さて、何がランギロアで起こったのか?
ささいな事です。ホントに、
「パリで繋がるのに何で、WEBメールが開かないの?」
「開かないとは説明されたけど何で僕のがダメなの?」
「・・・メールが送れない、何にもできなかったのになんでお金を払うの?」
みんなごもっともです。
ですから、月曜の朝、ネット接続サービスの看板は外して、来た人には殆ど止めた方がいいです。それでもどうしてもと言うならどうぞと使ってもらっている。
この対応でかみさんはボロボロになった。
少しでも良いサービスをと思い色々手をつくした。
デジタルのダブルにしたくて新規回線を申しこんでも本線が一杯で新しいケーブルの埋設が必要だと・・・・では、衛星利用のネットは?タヒチにはちゃんと存続しているが、新規加入は募集していない。
そう、これ以上は無理なんです。
ランギロアに来て、都会なみのネット接続を望まれてもですから宣伝してお客さんを呼ぶことはやめました。


そして、とどめは昨日の電話、
「・・・・・・(早いフランス人のフランス語)・・・・・」
「申し訳ないけど、100%はフランス語を理解できない、普通はかみさんが居てフランス語をちゃんと聞き取れるが今日は家で寝ている。数日かかると思う。」
そうすると、そのムッシュは、「じゃあ、携帯にかける。」
「ほんとうに具合が悪いので、申し訳ないけど数日待って欲しい。」
とお願いしているのに、電話は切れた・・・・
暫くするとかみさんから電話、フランス人から電話で用件は聞いてある、昔撮った人の写真をEメールで送って欲しいとの事、詳しくはメールしたとの事
メールを開くと、彼からのメールが届いていた。
そこには、以前うちて撮った証明写真が3人分添付され、ハイレゾの画像を出来たら送って欲しいとあった。
病気だからと言っているのそれを押し切ってまで、電話する内容には見えないし、
送り主のアドレスには、政府の機関の署名がある。
大臣付きで仕事をしている人らしい、病気と言っているのに無理やり電話するその政府の人間に憤りを感じた私は、日本語で返事を書いた。
「かみさんはさっきも言ったように病気で寝ているので、このメールを理解するのには数日かかる、もし病人を起こしてまで急ぐ仕事ならその旨連絡いただきたい。」
返事が来た。
訳せないのか?ここはフレンチポリネシアで、中国ではない!!と
はじめのメールと二通目をプリントアウトして、すぐ私は警察署へ駆けつけ事情を説明して、警察を通して電話をしてもらった。
国家権力には、国家権力に頼るしかない。
数分のやり取りの末電話は相手から一方的に切られた。
警察官もびっくり、「ちきしょー!」
署長さんに相談すると、彼からの電話には出ない方がいい。
かみさんの回復を待って電話すれば言いと
ニッコリ笑って「平気だよ、ミナ!」と言ってくれた。
さて、なぜ私がここまで猛烈に怒っているのか!!
かみさんに無理やり電話した事は絶対に許せない。
そして、彼の役職である、
メールには、「家族と子供そして女性の地位に関する大臣付き」とあったから

病気だからそっとしておいて欲しいと懇願する亭主を無視して自分の要望の為に電話するやつな何でこの役職なんだ、
本来なら、こう言う客がいて困っていると相談に乗るべき立場だと思う。

フランス語が何で話せないと怒るけど、言葉が話せない子供や暴力におびえる女性は話せても「口を開いて話せない。」事はないのか・・・・・
絶対に許せない、あるいは、それがタヒチの当り前ならさっさとこの国を出て行く。もう本当にうんざりだ。


と、昨日は怒りに燃えていたが、今朝のニュースでパペーテの町が増税反対の抗議行動の為町が封鎖されていると言っていた。
それは、そうだ、こんな役人の給料の為に税金を上げるなんてバカバカしい。

昨日、警察に行った後、40分以上かかって写真を探して(1800人以上から3人の顔を捜すのなんて簡単じゃない)メールで10分上かかって送った。
もちろん無料で。

写真に対する返答はまだいっさいない。
これがタヒチと言ってはいけない、いい人は沢山いるし、ツアモツランギロアは今日もいい時間が流れている。
でもタヒチ島はまったく別、こう言う人が多くなってきている様に思う。

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