創造的深化

より納得のできる未来を、考えてみるには・・・

憲法改正のこと

2015-11-28 17:13:19 | 政治   
 近代資本主義の布石は
 明治維新までは、いわゆる貢納制すなわち米や織物や収穫物を現物による納税として領主や幕府に納めていたものが、明治6年の地租改正で税を金銭で収めるように変えられた。これが近代資本主義の布石を打つことになったと考えられます。もちろん立案にかかわった人物はヨーロッパから招いた経済の専門家たちが主体となったと考えられます。
 さらにもう一つは、敗戦後アメリカの占領軍が主体として実行した農地改革で、大地主の農地の一部を小作人に与えてしまうという、象徴的な農業改革です。残念ながら、このいずれも日本人が独自にやってはいないということです。日本の政治や文化の発端は、すべて外国の指導や模倣の連続で成りたっている国だといえます。  
 憲法も維新の大日本国憲法はドイツのワイマール憲法が見本であり、戦後の日本国憲法もGGQの主導で行われている。自民党の日本国憲法草案は明治憲法の模倣だ。いまこそ、日本市場初めて国民独自の力で憲法を制定するべきときではないか。

自己表出の拡張

2015-11-28 14:47:43 | 歴史
自己表出とは、自己意識の全体ではない。自己意識の内で言語化して表現しようと意欲された意識の部分を指している。つまり、意思して、恣意的に外部世界に自分が何かを発しようとする表現であり、その表現を介して自分は外へとなにかを発信する。そのためには行為としての、いずれかの様式が選択される。具体的な現実の行為かもしれない。声や音を出さないしぐさや、ジェスチャーかもしれない。あるいは言葉かもしれない。道具を利用した音かもしれないし、感情が抑えきれずに外に現れてしまった感情表現の何かかかもしれない。意思を持って表現される心の中と、それが外に断ちレた領域にまだ及んでいる表現をもさしている。つまり、自己内表出意識と自己外表出表象と区分すべきであろう。