創造的深化

より納得のできる未来を、考えてみるには・・・

末期症状としての新自由主義

2015-11-05 17:06:19 | 経済
末期症状としての新自由主義
 大多数の大衆の生活基盤を犠牲にしてしまう新自由主義経済は、まさに現在の資本主義の末期症状の思想であり、大多数を不幸にすることで近代国家と連動してきた産業経済の基盤そのものを危険な状態にしてしまう。利潤を追求する従来型の資本主義の、もはや利潤を生み出し得ない限界点は、゜空間的にも構造的にも訪れていることは間違いない。そのしわ寄せを塾者である一般大衆に集中させて、貧困から破たんへと没落して、資本主義は内部崩壊してしまうであろう。それが今、二本でも始まっている。つまり、旧来の経済と政治の末期症状としての、最後の取るべき道が新自由主義である。

超資本主義と国家の解体

2015-11-05 15:27:15 | 共同幻想
超資本主義と国家の解体
資本主義は沈下しつつあり、また沈下するのは必然である。ただ、そのことが理解できずにアメリカを中心とした既存型の資本主義経済をなんとか従来方式で下支えしようと死、またできると錯覚しているに過ぎない。いずれは限界が来て次の段階へと徐々に移行していく。レーニン型社会主義も重工業までの資本主義的な経済構造に対する理論構築であった。それをいつまでも理念として目指す集団があるとすれば、途方もない錯覚である。つまり超資本主義的段階へと抜けていく、現在は過渡期であり移行期といえる。当然、近代国家自体が、この重工業主体の経済構造を土台として出来上がっている以上、超資本主義へと超脱していく過程で現在の国家は崩壊し、新たな共同性へと移行することになる。現在は、その過程の段階だと考えればよい、

心とは

2015-11-05 13:51:52 | 意識・意思・精神
心とは
生物学者の三木成夫が「心と感覚という二つの世界は異なっている。」という論究から、吉本隆明は「自己表出と指示表出に関係している」のではないかと、自己の理論に取り入れて発展させたのが「母型論」であり「大洋論」であった。そもそも吉本は自身の言語論である「言語にとって美とはなにか」で「自己表出=自己意識」と「指示表出=自己意識の言語表現」を初めて使っている。吉本言語論は精神の動きを言葉を使うという概念に限定し、文学芸術論として展開した初めての試みでもあった。ただ、一方では「心的現象論」として意識世界を論じていたが、この三木成夫の心と感覚の理論が、「自己表出=内臓系の心」と「指示表出=体壁系の心」となって拡張されることとなる。