創造的深化

より納得のできる未来を、考えてみるには・・・

大学入試制度改革

2015-11-03 15:31:00 | 教育
センター試験・推薦入試・AO入試は全廃するという

中央教育審議会の文科省答申で、2020年から大学入試制度改革を行うことが示された。今の、入試制度の在り方では「日本に未来がない」という。そのため、高校2年で実施される「高等学校基礎学力テスト」、高校3年で複数回の「大学入学希望者学力評価テスト」が実施されるという。従来のセンター試験は2019年をもって廃止するという。「世界はボーダーレス化が進んでいる。少子化による人口縮小の時代を、日本が生き残るには、これ以上に豊かな発想をもち、自分で行動することができ、優れたコミニュケーションスキルを持った人材ん゛不可欠だ」という趣旨からの入試制度改革と、高校教育改革が行われるそうだ。学力低下を招く推薦入試やAO入試も合わせて廃止される。
 つまり、現在の中学1年生からの大学入試制度改革のお話だ。
 それにしても、現在のままの教育では未来は閉ざされるという文言には、あきれ返るばかりだ。未来を閉ざしているのは、自公政権の政治ではないのか。貧しい国民を大量に生産し、社会保障制度は削り放題。国家統制教育を強め、大学は文系を廃止し、教員を3万5千人も減らして、なにが優れた人材育成につながるか。収入に分け隔てのない教育資金制度、金利ゼロ返還義務のない奨学金制度の充実。中東情勢の基礎すら知らない官僚たちが、なにがグローバル人材育成だろうか。アメリカの属国支配から独立してみて、初めて国としての自主性の道が開かれる。官僚機構の解体や政財官の癒着が国をダメにしている。それをどう改革するかのプランなどゼロだろう。それこそが、国民自らが生み出すことだといえる。しょせん官僚たちでは、自浄能力などない。