対幻想論の拡張
吉本隆明が使い始めた対幻想の言葉の概念は、一対の男女の性の観念の世界を指し、本質は家族ということになる。しかし、対幻想は性に関わる全観念領域を対しようとすべきだといえる。例えば男女性がうしなわれた状況などは対幻想の解体と規定してしまうが、そうではなくて対幻想の変容ととらえるべきで、対幻想概念は意味を失ったり対幻想そのものの用語が解体したわけでもない。家族を核として考えてしまうと、現代の性の態様が総体として捉えられなくなってしまう。
吉本隆明が使い始めた対幻想の言葉の概念は、一対の男女の性の観念の世界を指し、本質は家族ということになる。しかし、対幻想は性に関わる全観念領域を対しようとすべきだといえる。例えば男女性がうしなわれた状況などは対幻想の解体と規定してしまうが、そうではなくて対幻想の変容ととらえるべきで、対幻想概念は意味を失ったり対幻想そのものの用語が解体したわけでもない。家族を核として考えてしまうと、現代の性の態様が総体として捉えられなくなってしまう。