創造的深化

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近代資本主義の崩壊=近代国家形態の崩壊

2015-12-12 15:26:38 | 政治   
近代資本主義の崩壊=近代国家の崩壊
先進国の過剰マネーが新興国の設備投資を積み上げてきました。しかも新興国の過剰設備は、輸出に頼る新興国にとって過剰な購買力を有する先進国の消費者の存在が必要です。しかし、先進国はすでに後退期へと入り中間層以下の実質所得を削減し、また非正規雇用は日本では4割以上に達し、さらに正規雇用者を削減しようというところにも至っています。景気が良いのが一部の上層と公務員だけでは、市場の収縮と失業を生み出さざるを得ません。先進国はすでにゼロ金利、ゼロ成長、ゼロインフレが持続的に続いていきます。今、日本政府の新興国へのバラマキが大量なマネーとして流れ込んでいます。しかし、もはや出口はなく、いずれは新興国の成長も止まります。それが成果のの資本主義の終焉となります。近代資本主義国家が生み出した中間層を、再び資本主義の終焉に向かう過程で中間句階層は、没落民として貶めることになります。粗暴になった日本資本主義政府は、企業と同体化することで、近代国家そのものの枠組みをも壊さざるを得なくするはずです。
 実は、この根は深く、資本主義国家と民主主義国家は一体化し、表裏の関係で発達し、ここまで来ています。 ですから、資本主義が限界に来たということは、近代国家の形態そのものも限界にきているということになります。企業と同体化を強めている日本資本主義政府そのものが、岐路に立たされているということになります。政治形態も耐用年数に来てしまっています。

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