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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

負けんとき渡米留学キリスト教メンソルータム

2012-12-16 17:13:01 | 日記
負けんとき
玉岡 かおる
新潮社
明治に華族(昭和まで続いた貴族階級)の家に生まれた女性のその半生がつづれています。
おなごには学問は無用と言われた明治時代にアメリカ留学を果たし華族の身分をすて国際結婚をします。 夫となった人物は後にメンソルータムを広め肌荒れに悩む女性たちを救った人物になります。
その事業で蓄えた材の多くはキリスト教の布教活動に使われて行きます。
一方では主人公も夫にならいキリストの教え広め生涯幼児教育に尽力して行きます。
やがて戦争に翻弄されながらもその信念は実を結びやがて広く世の中に知れ渡って行きます。
江戸時代末期から明治、大正、昭和と激動の日本にその幼児教育を根づかせるためには偏見や差別と戦う姿には今では考えられないような世の中の理不尽さがありました。
一方ではその渡米した留学先では黒人奴隷の解放は成しえました。しかしまだまだ根強い差別と戦う時代背景がありました。
人々が真の自由を得る道は今でも続きその精神は脈々と受け繋がれて行きます。

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のだ塩三陸海岸野田村産3.11

2012-12-16 16:14:33 | グルメ

のだ塩の工場も3.11の津波で被害を受けて操業ができなくなりました。 のだ塩は海水を汲み上げて蒔き釜で時間をかけて煮て水分を飛ばし塩を作る古来からの製法で知られていました。
しばらくはその在庫でしのぎようやく工場も再開したニュースを目にし安堵した所でした。
盛岡市内でも中々手に入らない状況が続きようやく買う事ができました。 塩にも様々ありたくさんの種類をそろえ料理ごとに使い分けている料理人もいるくらいです。
これは魚の塩焼きに使います。この塩の方がさんま焼いた時などにその美味しさが引き立つような気がします。
むずかしいことはわかりませんけど他の精製塩と比べるとミネラル分が高いのがその特長のようです。 塩はかつて牛の背にのせられ塩の道(小本街道)を通り運ばれた貴重品でもありました。
ちなみにわが家の以前の家業は米に塩を販売していたそうです。

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