SLばんえつ物語号
門鉄デフを装着
JR東日本新潟支社は13日から、「SLばんえつ物語号」を
牽引する蒸気機関車C57180号機に「旧国鉄門司鉄道管理局式デフレクター」 (通称・門鉄デフ)を装着した。
デフレクターは、蒸気機関車のボイラー両側面に設置されている鉄製の板。機関車走行時に車両前方で発生する空気抵抗を上向きに変え、煙突から排出されるばい煙などを上方向に流すことで、運転席からの視界を確保する役目がある。
門鉄デフは、当時の国鉄小倉工場が開発し、その後は九州島内のSLに実験的に装着されたという。通常の蒸気機関車で見られる長方形型とは異なり、下半分が切り取られているのが特徴で、「スマートな車体外観が特徴のC57を、よりスマートに見せる一品として、鉄道フアンの人気を集めていた。
C57180号機の門鉄デフの装着は、会社創立20周年記念とSLフアンへのサービス向上策の一環。同支社では、当時の設計図を基に、「Kの7タイプ」と呼ばれるデフレクターを復元した。
「鉄道の日」の14日には、新潟駅6、7番線ホームで同支社、北陸信越運輸局、新潟鉄道少年団関係者による出発式が行われた。13、14の両日は、磐越西線沿線の撮影スポットに多くの鉄道フアンが駆け付け、〝お色直し″した貴婦人の姿を写真やビデオに収めていた。
門鉄デフは、20日に長岡発直江津行き、21日に新井発長岡行きとして運転される「SLえちご日本海号」を含めて、今月28日まで装着される。
なんか小さくて効果がどれほどあるのかわからないけど、見た目はすっきりしていて、かなり印象が変りますね。28日で外しちゃうみたいだけど、私としてオリジナルの方がいい感じと思いました。