鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR西日本・九州 新大阪~鹿児島中央間を直通運転、2011年

2007年10月24日 | JR西日本

新幹線直通運転
JR西日本・九州、2011年春
新大阪-鹿児島中央間4時間

 JR西日本とJR九州は17日、2011年(平成23年)春に予定される九州新幹線全線開通に合わせて、山陽新幹線、九州新幹線(新大阪-鹿児島中央間)で直通運転を行うことで合意したと発表した。今後、両社で相互直通運転用車両の開発に着手する。これにより、新大阪から熊本まで最速3時間20分前後、鹿児島中央まで4時間前後で乗り換えなしで結ばれることになり、関西と九州各地の交流拡大や経済、観光活性化に寄与すると期待を集める。

 山陽、九州新幹線の相互乗り入れについては、指令体制や異常時対応、車両開発に関する課題があり、これまでJR東海を含む3社で検討を進めてきた。

 その結果、指令体制については、東京-鹿児島中央間を一元的に管理するために必要なシステム改修を東京、博多の指令所で行うとともに、災害などの影響で九州新幹線のダイヤが乱れた場合は、予備車両を使い博多から上りの臨時列車を運行して対応することを決めた。

 直通用車両は、N700系をベースに8両1編成の新型車を開発。九州内の一部区間に最大1000分の35の急こう配があるため、オール電動車とし、山陽区間では最高時速300㌔運転を目指す。九州区間は従来どおり最高時速260㌔で運転する。

 座席配置は、普通車指定席が片側2席の1列4席を基本とし、自由席、グリーン席については今後検討する。個室は設けない。製作予定数はJR西日本19編成、JR九州10編成。本年度中に量産先行車の製作に着手し、来秋ごろ完成予定。

 投資額は、JR西日本が車両のほか検修設備の増設、運行管理システムの改修などで1000億円程度、JR九州は主に車両製作費で400億円程度を見込む。

 この日、JR九州本社内でJR西日本の山崎正夫社長とJR九州の石原進社長が会見を開き、運転本数やダイヤについて石原社長が「熊本、鹿児島など地元の強い要請に応えるためにも、少なくとも1時間に1本は走らせたい」、山崎社長は「航空機との兼ね合いもあるが、大きな投資に見合う成果を生み出せるよう今後検討を重ねたい」との考えを示した。

 また、山崎社長は直通運転の意義について「お客さまには乗り換えに対する抵抗感があるだろうし、直通運転によって大幅に利便性が高まり、利用増につながると考えている」、利用促進策に関しては石原社長も「現在、観光面でJR西日本と相互送客で協力しているが、全線開通後は一層連携を強め、より多くの方に利用していただけるよう努力したい」と語った。

東京~鹿児島中央間の直通列車は、飛行機の方が便利と言う事で見送られたみたいだけど、やっぱり東京から鹿児島までの直通列車が「かもめ」で運転して欲しいと願うのはマニアならずもみんな同じ事考えてると思いますね。今回の大阪~鹿児島中央間の直通運転が布石となって、将来そんな列車が出来ればいいなと思いました。