天然酵母も師範科に入り、こちらが終了すれば天然酵母は卒業です。
師範科は、PartⅣまではほとんどが教室オリジナル酵母だったのが、
サワー種やビール種などの作り方を学びながら、仕込み水を使わない
製法でパンを作ります。
簡単に言えば「難しくなる」ということかな?
なるべくなら早く終わらせたいということと、仕事が忙しくなるということもあって、
1回の授業で2回分という日があります。
初日の授業がそうでした。
教えてくださる先生とは、ほとんど話をしたことがなかったので
緊張しちゃいましたが、授業が進むにつれて慣れてきました。
この日作ったパンです。
師範科の第1回目、
「大地のめぐみ(野菜入り玄米パン)」
こちらはオリジナル酵母を使っていますが、仕込み水がなく、
長芋と人参を使っています。
トッピングの粉はきな粉。
長芋のせいでしょうか、生地がふわっとしています。
かなりこのパン、好きです。
人参の甘さでしょうか、とても甘いんです。
カレンズの甘み・酸味がいいアクセントになっています。
「発芽玄米パン」
大地のめぐみにも発芽玄米は入っています。
発芽玄米って食べたことはあるけど、こうやって作るのね~。
玄米を水に浸して、放置。
水を毎日取り替えていると・・・
ちょっと出てきましたね、芽が。
だんだん寒くなっているので芽が出るのが遅いです。
ぬるま湯を入れるとか、いろいろ発芽させる方法はあるそうですが、
私はこの方法でいいや。
先生が作り始めてから5,6日経ったころ、結構伸びました。
発芽しなかったものもありますが、この日白米に入れて炊きました。
プチプチしておいしかったです。
同じ日に師範科の2回目も作りました。
ビール種を使ったパンです。
「メル・モアンヌ」
生地は一緒で、成型が違うだけです。
メルは「ピラミッド」、モアンヌは「僧侶」という意味だそうです。
修道院などで作られていたパンらしく、シンプルな食事パンでした。
まあ、モアンヌはどう見ても「僧侶には見えず、先生と「ダンベルじゃない?」
「筋トレする?」なんて冗談を言いながら成型。
食べるときに、丸い部分をちぎったらお地蔵さんに見えたので、
「丸は1個でいいんじゃない?」
「レシピ変えちゃう?」なんてまた冗談を言えるくらい、この頃には先生とも
すっかり馴染んでいました。
メル・モアンヌの生地にバジルやチーズを入れた「バジルチーズ」
これっておいしくない訳ないです。
バジルとチーズで、種はビール種って見事な組み合わせです。
さすがに2回分だとたくさん作れちゃいます。
この日は先生が作ったいろんな酵母を見せていただきました。
トマトやレモンなどなど・・・。
せっかく見せていただいたのに写真撮るのすっかり忘れていました。
こちらのお教室は、写真を撮るのは自由なのですが、作っている間は
そんな時間ないし、説明を受けているときには集中している(はず)ので、
後から「あの時、写真撮ればよかった~」と後悔することが多いです。
次回もしまた新たな酵母があったら撮らせてもらおうっと。
天然酵母は家でも作れるけど、温度管理が難しいので
酵母を1から作ろうとは思えません。
何日も30度をキープなんて、発酵器を買わない限り無理だし。
せっかく習ってるのに残念なんですけどね。
あと2回の天然酵母、満喫しなくちゃ。