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今日は何色?

保護猫、ななも7歳。
大人になり落ち着いてきましたけど、まだまだ遊ぶの大好きです。

民宿「ふらっと」のお食事

2009-08-18 10:51:46 | Travel(国内編・グルメ)
こちら、オーナーさんは能登の方。オーナーさんがオーストラリアに留学していたときに出会ったのが、イタリアンシェフのご主人様だそうです。
そして開業されたのが、民宿ふらっと。

当初、オーナーさんは海が見える洋風な造りにしたかったようですが、ご主人様がわざわざ洋風にすることはないとおっしゃったそうで、建てかえることなく今に続くそうです。

そんな民宿ふらっとの食堂では、当然ですが畳が敷いてあり、普通のテーブルに座椅子。


座ってフォークとナイフなんて結構いいじゃないですか?

食堂にはこんな置物たちも。


早速お料理が運ばれてきました~。


すごく素敵な器です。写真では光ってしまってそのよさがあまり伝わらないのが残念。

蓋を開けてみると・・・


白いのでよく分かりませんよね、すみません。
こちらのお料理は「いしりとポテトのスープ」金箔が飾られている豪華なスープです。

いしり(いしる)とは、イカの魚醤のことです。能登地方の名産品で私も購入しました。ちなみにとなりのお塩はふらっとさんでも使っている地元のお塩です。


魚醤と言えば「ナンプラー」の私(^_^;)タイのナンプラーとどう違うのかしら??興味津々です。

最初は全くいしるの味がわからなかったのですが、下から混ぜてみると茶色の部分が出てきてはっきり味がわかりました。すこーし生臭い?いやこれは海の味なんだ!という味。ポテトとの相性もいいですね。

ふらっとさんで使われているいしりは、オーナーさんのご実家で作られているものだそうです。ご家庭で作られてるものですから、市販のものとは味が違うでしょうね。

前菜はカンパチと鯛のカルパッチョ。ソースはいしりと柚子南蛮、梅です。


いしりにゆず南蛮、梅ソースだからイタリアンと言えども日本食のようにも思えます。
ソースが美味しかったので、自家製フォカッチャにつけてきれいに食べちゃいました。(2個あったけど、写真撮る前に食べちゃった


パスタは自家製パスタ・甘エビのタリオリーニ。


ソースは甘エビを殻ごと使っているそうです。写真に見える黒いものは「つるも」という海藻。御土産屋さんで料理方法を聞くと「お吸い物」がほとんどのようです。そういった食材をパスタに混ぜるなんて斬新です。
パスタはもっちりしていて、ソースがしっかり絡んでいます。生パスタなんて個々しばらく食べていなかったのでこれまた、他との比較ができないのですが、乾燥パスタとは全く別物ですね。どっちが好きかと聞かれたら回答に困ります

つるもに少し塩分があるとのことでしたが、このお料理自体あまり濃い味ではなかったので、テーブルにあった「珠洲の海」を少し混ぜていただきました。

次はオコゼのフリッターとサラダ。


オコゼなんて食べたことない~!!初めて食べました。
白身のお魚なんですね(^_^;)
カラっと揚がっていておいしいです。骨まで食べれちゃいました。

そしてスズキのグリル。

ドライトマトが効いています。

ここまで食べてイタリアンらしいと感じたのは、サラダのバルサミコドレッシングとこのスズキのグリルくらい。あとは和の食材が多く使われているのでイタリアンだけどイタリアンぽくない、しつこくないお料理でした。

本来ならこのあとデザート・コーヒーで終了なのですが、「お腹に余裕があればピザを焼きますよ」と言われて、おなかはいっぱいなんだけどピザバカの旦那さんが食べないわけありません。一応大きさを確認したところ小さめだったので1枚オーダーしちゃいました。



味の糠と紫蘇のピザです。糠?糠ってあの糠?ぬかみその糠??
お話を聞くと、この地域はお魚を糠付けにするそうです。昔の人が考えた保存食ですね。
アジだけでなく、いろんな魚を糠につけるそうです。そういえば、実家で糠サンマとか食べたことがあったなあ・・・。あまり好きじゃなかったし、その頃は糠サンマの糠があの糠だなんて想像してなかったなあ・・・。

食べてみると、「何これ?すっごいおいしいんだけど」これが2人共通の感想です。
アジはかなりしょっぱいのですが、紫蘇との相性が抜群。ピザ生地はシンプルでチーズとかトマトソースとか大量にかかることはなく、アジと紫蘇、シンプルなパリパリの生地だけで十分なピザです。
ご主人様、かなりの腕前です。

デザートは自家製プリン。

プリンはオーナーさんの妹さんが菓子職人だそうで、妹さんが作られたものだそうです。
コーヒーは、久しぶりに飲みました「LAVAZZA」のエスプレッソ。バンコクでは結構あちこちで飲むことが出来たのですが、日本ではお初です。
お隣のカフェでもLAVAZZAのコーヒーを出してくれます。私の住んでいるところより小さい町でこのコーヒーを飲めるってすごいことかも~。

お食事の後、オーナーさんとご主人様といろいろお話をさせてもらいました。ご主人様に日本に来ること、嫌じゃなかったのかお聞きしたところ、旅行で東南アジアにも行ったりしていろんな文化を見てきたから抵抗なかったそうです。
オーストラリアのことわざなのか英語のことわざなのか分かりませんが「帽子(キャップ)を置いたところが第2のふるさと」のような言葉があるそうです。日本で言う「住めば都」と同じような意味なのかもしれません。
私はなかなか「住めば都」にはならないタイプのようで、今でもここから離れたい気持ちがあります。
でも、ご主人様と話をしてちょっと考えてしまいました。


朝食はディナーとは180度変わって純和食です。



ご飯の後ろに少しだけあるのが、「コンカサバ」サバの糠漬けです。ご実家で作られた3年ものだそうです。
この量でご飯2杯は食べられちゃうとのこと。実際に食べてみると、このお茶碗1杯食べ切った後のコンカサバ・・・半分残りました
かなりしょっぱいです。でもおいしい日本酒とか焼酎とかにも合うんじゃないかなあ~。

ふらっとさんでの滞在もあとわずか。支払いを済ませた頃、息子さんとオーストラリアから遊びに来ているというおじいちゃんが外から帰ってきました。
そこから息子さんとオーナーさんと小一時間ほど話し込んじゃって、とても楽しい時間をすごさせていただきました。

民宿って子供の頃に泊まったことがあるけど、ほとんど記憶がないです。民宿みたいなところだと、結婚して1年しないときに北海道に行ってユースホステルに泊まったことがあります。
そのときも思ったのですが、家族経営の小さな民宿やユースホステルって旅館やホテルとは違っていろんな話ができる、それも結構家族の話とか、個人的な話とかできる温かさがあるなあと思いました。

とても楽しいお宿でした。
もし能登に行く予定のあるかた、建物は古いです。普通の民家ですが、そういうことに抵抗なければお勧めです。
お料理が和食じゃなければ嫌!と言う方、オーナーさんのご両親様も別な場所で民宿をされていて、そちらは「郷土料理の宿さんなみ」と名前にあるように郷土料理を提供してくれるそうですから、いかがでしょうか?


近江町市場

2009-08-17 13:51:40 | Travel(国内編・グルメ)
私たちが旅行にでると何かしら起こります。
この日の早朝、地震がありましたしばらくテレビを見て、数少ない今住んでいる地域の友達にメールをし、大丈夫そうだったのでそのまま旅行を続けます。


近江町市場へやってきました。
比較的早い時間だったので混雑しておらず、のんびり見ることができました。




大好き、金時草も売っています。


こちらは加賀野菜。左は打木赤皮甘栗カボチャで、右は太キュウリ。



買って帰りたいのは山々だったのですが、旅行はまだ続きますので、買えませんでした。

近江町市場では新鮮野菜、鮮魚に干物、お惣菜などなど何から何まで買えます。結構広いのですが歩きつかれることはなく、同じところをもう1周しても飽きません。でも、旦那さんは飽きただろうなあ・・・。

近江町市場見学のあと、しばらく車を走らせるのですが、その前に少し早いランチをすることに。

近江町市場内にある「廻る近江町市場寿司」へ行ってみます。

ランチタイムよりすこーし早く入ったのですぐ座れましたが、その後次から次へとお客様が入ってきます。観光客に人気のあるお店みたいです。
昨日もお寿司を食べたけど、お寿司は毎日食べても私飽きないんですよ~(^^)今日もしっかり食べちゃいます。

まず、目を引いたのがこれ!



贅沢3種という名前が付いていたはず。のどぐろと、うにと、白海老だったはずです。
のどぐろ、いいですね~歯ごたえが少しあって脂ものっています。
白海老は、ブログ友達のmaydayさんが、以前富山へ行かれたときに食べたそうで、そのブログを読んでから食べてみたいなあと思っていました。
甘エビより甘くはないけど、結構な甘さはあって、でもちょっと苦い(嫌な苦さではない)かな。

生サンマと甘エビ



再びノドグロと鯛。失敗しました、ノドグロと鯛を一緒に頼んで続けて食べてはいけなかった・・・。鯛がおいしく思えません。



最後はトロで締めました。



お腹もいっぱいになり、いい時間になったのでそろそろ移動開始。
海沿いを走りますよ~。





食楽かぶ菜

2009-08-17 13:14:42 | Travel(国内編・グルメ)
あーショック・・・書いてアップしたのに全部消えた・・・。なぜかしら?

書いたこと思い出しながらまた書きます(T_T)

市内観光の後はお夕飯です。でも、どこで何を食べるか全く考えてなくて、本屋さんで探してみたりしましたが、結局持っていた「タビリエ」に紹介されていた食楽かぶ菜さんに行くことに。

こちらでは新鮮魚介類と地元加賀野菜の旬味を楽しむことができるというので期待してお出かけ。

お店はかなり賑わっていてカウンター席への案内となりました。お盆だからとか平日だからとか関係なくこちらのお店は人気のお店なんだろうなあと思えました。

8月末までキャンペーンで最初の1杯(生とソフトドリンクなど)100円というので早速1杯



メニューはかなり豊富です。スタッフのお姉さんに加賀野菜や加賀料理が食べたいと相談したところ、いくつか教えてくれました。お姉さんのお勧めはお造り盛り合わせだったのですが、お昼に食べたお寿司の余韻に浸りたかったのでお断りしちゃいました。


大好き金時草と黒モズク


金時草は、山代温泉でのお食事で初めていただいて気に入ってしまった加賀野菜。この料理だけは2人で1つではなく1人1つにすればよかったと今でも思います。

黒モズクは、シャキシャキとした歯ごたえのあるモズク。沖縄のモズクとは食感が違います。モズクだけど今まで食べていたものとは違いました。珍しい食材のようですから、今回いただけたことはラッキーでした。

加賀野菜の天ぷら


加賀野菜と言うので、金時草などの加賀野菜かと思ったらこの地域で採れた地元のお野菜という意味のようでした。日本語って難しいなあ・・・。

こちらは鯨の竜田揚げ


旦那さんがどうしても食べたいというのでオーダーしました。他にも何種類か鯨料理があったのですが、やはりあまり出回らない食材ですからそれなりにお値段もするのでね、1種類だけ。

ただ、どうやらお造り盛に鯨のお刺身も入っていたらしくて、ちょっと後悔しちゃいました

最後は加賀料理の代表格と言える鴨の冶部煮。


鴨以外にほうれん草、白舞茸、レンコン、さつまいもと金沢ならではの食材であるすだれ麩が入っています。
とろみのある甘めのタレがおいしいです。麩は、あまり好きではないのですが一口だけ食べてみました。なんかちくわ麩みたいです。やっぱり得意ではないので、旦那さんにお願いしちゃいました。

おなかもいっぱいになって、お店を後にします。
まだ時間的にも早かったので、この界隈にあるコンビニに行ってみました。旅行先のコンビニって地域限定の商品があったりするからちょっと楽しいです♪

さっそく見つけたのがこちらのパン。


学食で売っていそうな懐かしいパンです。

そしてこちらは、全く味の想像ができません・・・。


昆布で有名な富山発のパンみたいです。かなり昆布入ってますね。ちょっとしょっぱいのかなあ?
この商品、この1つしか残っていなかったので思ったより人気なのかもしれません。

私たちがお邪魔したコンビニは金沢一の繁華街にあるコンビニ。居酒屋や夜のお店が立ち並んでいるので、住宅街のコンビニではお目にかかることができない商品がいくつもありました。
例えば・・・


牛肉からお寿司まで~お寿司なんて近江町市場直送じゃん!!
お肉はちょっと炒めたりして、お寿司は器に入れ替えたらおつまみになるってこと???
チーズなんかもコンビニじゃ置かないようなチーズもありました。

極めつけはこれ。


ワインセラー\(◎o◎)/ドンペリまでありますよ

ワインセラーの外にも様々なワインにその他のアルコール、なんでも揃っています。
コンビニでこれだけの品揃いってすごい!
とても楽しい時間をコンビニのおかげで過ごせました\(^o^)/

明日は近江町市場へ行って、能登方面へ移動です。

小松弥助のお寿司

2009-08-15 13:52:55 | Travel(国内編・グルメ)
以前旦那さんが購入したこの雑誌。


このトップに掲載されていたのが小松弥助というお寿司屋さん。


こちらは金沢市内のアパホテル金沢片町の1階にあります。


今回金沢へ旅行を決めた理由はこちらにお邪魔したかったから。
私はこの本をさらっとしか見ていないのですが、旦那さんは隅から隅まで熟読した様子。そんな旦那さんが決めたのでかなりすごいんだろうなあと思いました。
ただ、私もネットで調べてみたところとにかく予約が取れないというので、すぐに電話をしたところ、「カウンター席で13時であれば2人OK」とお返事をいただき、ホッとしたところです。

店内はカウンター12席(だと思う)テーブル席(8人くらいかなあ)のこじんまりとしたお店。
私たちは運がよく、カウンター席右から2番目・3番目の席に通されました。この席は寿司職人・森田一夫さんの繊細な技がよく見えます。

席にはかわいらしい箸袋。



こちらでは、まず1人前いただいて、その後に好きなものをオーダーできるということです。何が出てくるのか、ホントに楽しみ♪


まず最初に目が釘付けになったのはこちら。


赤イカ(剣先イカ)を3枚におろしているのです。そしてイカ素麺のように細く切ります。それをふわっと握ったシャリにゴマ・塩・スダチを少しかけて完成。

いただきま~す!



一口で食べるとあっという間になくなっちゃいます。トロでは「消えちゃった~」なんてことがあるけどイカもなくなるの?不思議です。

次はあぶりトロ


こちらのお寿司はネタに入れる包丁目が独特だそうで、本によると「あぶりトロは、縦一文字、あるいは鹿の子」だそうです。この包丁目は同じトロでも切る場所によって変えているそうです。
私たちがいただいたのは縦一文字のよう。

イカも溶けたけどこちらは更に上をいく速さで溶けました

甘エビは、尻尾がはじめから取ってあります。


タイ


初めて食べる梅貝(バイガイ)


コリコリっとしておいしい~。貝なんてホタテ以外食べることがほとんどなかったけど、すっごく美味しい貝です。

次はこちらのどんぶり。


「白山」というお名前が付いているそうです。この器は藤井憲之さんという方が作られた器。この器に出会って、この白山を思いついたそうです。

ご飯の上に海苔、数分浸したづけ、山芋、うにがのっています。うにはとても甘くてお上品。なんでしょうね、ボキャブラリーが少なくてごめんなさい。おいしいとしか言えません。

次は何かなあ~♪


巻物のようです。
私には巻いて手渡し。旦那さんには~。

森田さん一言「撮影用ね(笑)」この言葉に他のお客さんも思わず笑っていました。



この巻物、食べているとご飯とのりを通して手が温かくなります。穴子が熱々なのです。お寿司の穴子ってあんまり熱くないと思うのですが、こちらは焼いた穴子を巻くことできっと熱さが逃げなくて手に伝わるのでしょう。

これで1人前が終了。あとは好きなものを握っていただくのですが、森田さんがお勧めしてくれたのが「ヅケ」。



ヅケはあまり好きではないので今まで食べたことはありませんでした。なので、他との比較が全く出来ないのですが、おいしくいただいたきました。

それからどうしても食べたくなってしまってこちらも・・・。




とても大きな鮑です
私たちには甘めのたれでしたが、お隣にいらしていた常連さんの女性(東京から通ってるそうです)にはお塩でした。どうやら特別みたいです。

森田さんはネギトロも勧めてくれたのですが、ネギトロは食べる気がしませんでした。マグロの中落ちだろうなあと思ったので。
ところがお隣に座っていた女性が「食べた方がいいよ、ここのは他と全然違うから」と話してくれました。

その女性がネギトロをオーダーします。すると、トロを大きめにたたいて白髪ねぎを混ぜまた少したたきます。トロの形が残っている状態で巻いて手渡ししてくれます。
その様子を見たお客さんたち、一斉にネギトロをオーダー。もちろん私たちもです(^_^;)

私たちが最後にオーダーしたのですが、森田さんは「待ってろよ、今すぐだからな~」と気遣ってくれます。

でも手元を見ているだけで楽しいので全然平気。
そして出てきたのがこちらです。


上からも下からもネギトロが出てきちゃってお皿に落ちます。その落ちたトロだけ食べてもおいしい!その名の通りトロ~っと溶けちゃいます。
そして、ゆっくり味わおうと思ってもあっという間になくなってしまいます

楽しかったランチもこれでお終い。名残惜しいけどそろそろ帰ります。
こちらのお店、決して安くはありません。電話で予約したときに大体の目安を聞いたときに「やっぱり安くはないな」と思いました。でも、これだけのお寿司に、森田さんの粋なトークに心遣い、だってお客の名前をしっかり覚えてくれるんですよ。そして、「今握ってるからな、ちょっと待ってな」と声を掛けてくださって。店内にいるお客1人1人に対する気遣いが凄いと思いました。

今回、お酒は飲まずお寿司だけで15000円弱。納得のお値段です。

この日、同じ時間帯に来店していた他のお客様は、ほとんど私たちと同じ年代の方。森田さんもそのことには当然気づいていて、お話の中で「最近若い人が増えた」とおっしゃっていました。そして隣にいた女性も「若い人にもっと来てもらって広めて欲しい」と。

日本のレストランって写真不可のところもあるのですが、小松弥助さんは「上手に撮ってくれよ~」と撮影を認めてくれています。なので、ブログでたくさん画像をのせることができました。

なかなか簡単に行ける場所ではないのですが、金沢方面に旅行する予定の方には、ぜひ行って欲しいお店です。





山代温泉・多々見のお食事

2009-08-15 11:12:39 | Travel(国内編・グルメ)
こちらのお夕食は季節の創作加賀料理『sabroso』
料亭で修行を積んだ若手料理長による料理は、目でも舌でも楽しめると評判。
ずらりと並んだ旅館料理は卒業したい・・・
そんな方にも支持されているというお料理。

HPでこの紹介文を見たときにどんな料理が出てくるのかなあと楽しみでした。

食前酒の梅酒と共に運ばれてきたのは前菜「夏の旬菜美味盛」


加賀野菜「金時草(きんじそう)」の白和え・コーン豆腐・鱧落とし梅酢和え・丸十レモン煮(さつまいも)・タコ黄身酢掛けの6種類。

左上の金時草は初めて食べたのですが、とてもおいしいです。モロヘイヤほどではないけど、少し粘りがあって歯ごたえがあります。

このお皿は目で見ても楽しいお皿でした。

こちらは向付。日本海の磯の香り 三種盛りです。

甘エビ、とーってもあま~い(*^_^*)

真ん中にカエルがいるんですよ~かわいいですよ、このカエル。
もったいないけど、食べちゃった

このお料理にはやっぱりお酒が欲しくなっちゃいます。

と言うわけで利き酒三種


名前、メモしてくるの忘れちゃった・・・

こちらは別オーダー鮑のお造り。通常料金の半額だったのでオーダーしちゃいました♪



小さい鮑でしたが、お値段もお値段だし納得。歯ごたえもあっておいしかったです。


次は御凌ぎ・枝豆の冷製スープ、焚合せ・夏野菜ゼリー寄せ。


ゼリー寄せの中身は冬瓜、山芋、カボチャ、人参。

焼物・太刀魚ポテトサラダ焼き

とっても洋風で旅館の食事とは思えません。

独肴・キス香草フライと穴子東寺揚げ、自家製タルタルソース。


「東寺揚げ」って初めてなのですが、湯葉で巻いてありました。すごくパリパリしていて、おいしい。
タルタルソースは好んで食べることはないのですが、ワサビ入りというのでいただいてみました。さっぱりしていて、食べやすかったです。

温物・夏大根と豚角煮陶板。


ご飯は石川県産こしひかり。留椀はじゅんさいのおすまし。デザートはマンゴープリンでした。


豚の角煮は、ご飯にピッタリ。絶対合うと思っていたので最後まで火をつけずに残していたら仲居さんも「正解ですよ、残しておいて」と。

デザートはタイ帰りの私たちにはちょっとなあ・・・と思いましたが、今の流行なんだなと実感しました。

こちらのお夕食は、確かに旅館のお料理っぽくないものもあり、好みじゃない方もいると思いますが、楽しいお食事でした。

お食事の後、山代温泉で毎晩行われていると言うお祭りに行ってみました。
あいにくの雨でちょっと大変でしたが、懐かしい輪投げや射的、そして九谷焼の絵付けなども行われていて、多くのお客さんで賑わっていました。
こちらは絵付け教室の様子。


ただ、笑っちゃったのがこれ。


これってどうかしら・・・

その横のテントでは抽選会が行われています。お部屋にお祭りの案内があり、それを持っていくと抽選できます。私たちは残念ながらハズレでして・・・。「うまい棒」をもらって帰りました。

朝は早く目が覚めたので温泉へ。旦那さんは爆睡しています。もったいないなあ、朝の温泉って気持ちいいのに。

こちらは女湯です。


左の丸いお風呂は信楽焼だそうです。こちらは女湯のみで、男湯にはないそうです。申し訳ありません、男性の皆様m(__)m



温泉から戻ると朝食です。





このサラダは、金時草のうどん。昨夜いただいた白和えは紫色なのに、うどんになると緑。不思議です。


はたはたの干物。はたはたと言えば秋田なのですが、このあたりでも獲れるそうです。


朝からしっかりいただきました。

多々見さんは、旅館のようですが、その前はホテルだったようです。建物は古いのですが内部はリフォームしているようなのでそんなに古いとは思いません。

私たちは12000円ほどの料金で貸切風呂1時間付き(通常3000円)、朝夕食共にお部屋食でこの内容だったので文句なんてありません。
それに、宿泊までがとてもマメなのです。
ネットで予約した翌日にはお電話をいただき、こちらの質問に答えてくれました。
この地域の観光パンフレットも無料で送ってくれるというのでお願いしたところ、なかなか届かなかったのですが、何度もメールで「届きましたか?」と確認をいただき、結局家には届かなかったのですが郵便トラブルだろうということで、再度送ってくださいました。バンコク旅行の直前だったので実家に送っていただけるかお願いしたところ、速達で送ってくださいました。

担当仲居さんのさちこさんも、とっても良い方でたくさんお話をしましたが、楽しい時間を提供してくれました。

というわけで満足して山代温泉を後にした私たち。

この後はちょっと寄り道をして金沢へ向かいます。