習志野市民フォーラム

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劣化が進む習志野クリーンセンターのずさんな管理(芝園清掃工場)

2013年09月30日 | 市情報
習志野市茜浜(芝園)にある芝園清掃工場(習志野クリーンセンター)
2002年11月に稼働した大型清掃工場。
ガス化高温溶融一体型直接溶融炉と言われ、炉を1700~1800℃の高温としてごみを処理する施設です。
建設当時、溶融炉の賛否を巡り議論があった建物です。裏では多くの利権がからんでいたとの噂もあります。
この処理工場が僅か10年の経過で相当の劣化が進み、相当の痛みが進んでいます。
特に配管の痛みは激しく、「ガス漏れ注意」、「吹き出し注意」等との張り紙が貼ってあるそうです。
平成24年5月25日付の環境審議会議事録を見ると、3つ炉のうち3炉が161日運転、2炉が169日
運転でトータル821日運転が基本の所、4%上回った運転をしているそうです(あくまでもセンターの説明)。
メンテナンスをする時間もなく炉が長時間設計以上に燃やされ痛みが進んでいるとのことです。
驚くべきことは10年間稼働(収益)優先でメンテナンスを怠ってきたこと。さらには維持管理メンテナンス
などの財政負担すら考えていなかったとのことです(当時の副市長説明)。
これは極めて恐ろしいことではないでしょうか。万が一大事故が起こった場合、爆発の直接の影響であるばかりか
ダイオキシン、ばいじん、窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素等の有害物質が近隣にまき散らされます。
隣接して千葉工大、ショッピングセンター、施設もあり香澄、秋津等の近隣の町内ばかりか広範囲に有害物質が巻き散らかされます。
また工場で働く人の命や安全をどのように考えているのでしょうか。
財政難を理由に公共施設の統廃合やカットが行われる中、一方では莫大な費用をかけた市庁舎建設や南口
開発が行われています。一方では安全に金をかけない。作ったら作りっぱなしで後のことはどうでも良い。
改修・メンテナンスに10億以上かかるとの説もあるそうです。
昨今JR北海道で97カ所にものぼるレール異常の放置問題が明らかになりました。
健康や命に係わり一旦大事故が起きたらとんでもない事になる清掃工場のずさんな管理は許されるものでは
ないのではないでしょうか。こんな杜撰なことで近隣住民を始めとした生活が脅かされるとしたらとんでもないことです。
事故が起き想定外では済まされない問題と考えます。

芝園清掃工場(習志野市ホームページより)






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