鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

春日の杜で学ぶ・おん祭と大和士

2013-11-17 10:02:37 | 春日大社
おん祭りと大和士(やまとざむらい)の講座に参加しました



大和士は「おん祭」で流鏑馬を奉仕して来られた方々です

流鏑馬の稚児



大和士については、天理大学の幡鎌(はたかま)先生がかなり綿密に
調査や研究をされていて、その発表が約1時間ありましたが
聞きなれない言葉や古い地名・・・
退屈で、とても眠くなってしまいました・・・
でも、この後、とても後悔することに。。。

大和士の子孫の方々も来て下さり、座談会もありました。



蔵に保管されていた、江戸時代の衣装
これを来ておん祭りに奉仕されていたのですね



大和士は、村の中で特別な立場や地位を持ち、家紋や苗字まで
許されて、「おん祭り」に奉仕するというという格式をお持ちでした。

ところが、明治政府に「おん祭」の有り方を大きく変えられてしまい、
今まで、守ってきたプライドや想いが保てなくなった事で
大和士の方々は、「おん祭」から身を引かれたのです。

座談会の最後、岡本権宮司が
「明治から、今まで約100年、お付き合いが途絶えていましたが、
これからは又、春日大社とのご縁を宜しくお願いいたします」と
話されて、胸が熱くなりました。

春日大社では、明治維新後、途絶えてきた所作や行事を毎年復活させて
います。
今年、大和士の子孫の方々との交流が始まったのは、大きな意味を持つと
思いました。

幡鎌先生のお話は、この岡本権宮司のお言葉に全て繋がった事に
気づき、退屈に思った事を反省・・・
幡鎌先生、ごめんなさい。。。

江戸時代、大和士が奉納した燈籠
若宮さんと金龍神社の間にあります



奈良町にあるイチョウの木
一度、枝を切られた為、この角度から見ると、ハートに見えるような。
実はこの木、歩道を半分ほど占拠しています
道路拡張工事の時、切られずに守られていたのですね。



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