鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

第67回正倉院展

2015-10-30 15:28:58 | 美術館
ルイ・ヴィトンに似ていると評判の、「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)
・・・いえ、正倉院の琵琶に似ているヴィトン・・・という言い方が正しいです。

きっと、私達を魅了するデザインって時代を超えて世界中の人に
共通するんだ思います。

側面まで精緻な模様がびっしり!
これだけ装飾すると普通はクドクなる物ですが、全然嫌になりません

小花模様は・・
象牙、緑に染めた鹿角、黒柿、紫檀、柘植などを組み合わせて造られてます




初日、オータムレイトの行列





「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)を楽しみに出かけましたが、
琵琶と同じ位楽しみにしていたのがこの笛



蛇紋岩をくり抜いて造られています
わざわざ石を使わなくても・・・と思いますが・・・
会場ではこの笛の音色が聴けます
・・・絶対音感ある方は・・・きっとイライラされますね!
やはり材質が石だから、精巧に作るのは無理だったかも?

他には羊毛フェルトの敷物が素敵でした。
その羊毛の中に植物の種が混入していて、それを調べる事で
産地が解ったそうです

筆、針、装飾に使った馬やイノシシの毛も展示してあり
当時の人々の暮らしや動物との係わりなどが想像できます

毎年、正倉院展に行って・・・
今ある物の中で千年後の人々に大切に思って貰えるものって
あるのかしら・・・と思います
鉄筋コンクリートは100年が寿命
法隆寺は1400年その場所にある。
木材が強いというより、人々がどれだけ大切に思うか?

これに尽きるのでは・・・・



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