鹿とお散歩 奈良大和路

大好きな鹿・奈良公園・大和路を気ままに歩いた記録です

修二会・達陀(だったん)

2016-03-16 15:16:32 | お水取り
今年も、達陀(だったん)を拝見することが出来ました

3月13日
ちょうど、お松明の頃からしとしとと雨が降り始めたそうです
私達が二月堂に到着する9時頃には本降りに。

やはり日曜日で、聴聞客も少なめ。
西の局も入れるようでしたが、迷わず東の局へ。

この東の局は一番広く、ゆったりしている上、声明が一際美しく聞こえるのです
嬉しい事に最前列が空きました

最後の3日間は内陣の扉が外されていて、様子が良く見えるのも楽しみでした
積み上げられた壇具(お餅)や荘厳されてる椿・・・

走りの様子は、本当に目に前で!
走る練行衆の数が減っていき・・・最後の一人・・・
影だけが目の前を通り過ぎて、まるで人の気配が無い。。。
ドキドキする一瞬でした

暗いから、聴覚が研ぎ澄まされるのか・・・
お香水を汲む時の「ポチャ」という音まで聴こえ
「礼堂に香水を参らせ〜」の声で我に返りました

達陀松明に火を付ける所もしっかり拝見できて、燃え盛る炎
小さくなっていく炎の様子
そして、火を消す様子までも拝見出来ました
水桶があって、そこに入れるようで、「ジュ!」という音が聴けました

何が起こったか・・・夢物語の世界に居たような気分。
一日の終わり、晨朝の声明は、速く、力強く、短い。

堂司の「戸を立て」の声で一日が終わり、局を出ると・・・俗世間に還ったような気持ち・・・

達陀の様子を撮影した
南都銀行に展示されていたパネル(西の局からはこう見える)
フラッシュ撮影ですね?



手元に有った雑誌より



下堂される様子「チョーズ・チョーズ(手水)」まで拝見して家に帰ったのは夜中の三時前。

また、来年、聴聞できるのを楽しみにします