ジェット旅客機がハドソン川に水上着陸した実話を映画化した”ハドソン川の奇跡”を鑑賞しました。
ジェット部分に鳥がぶつかることで、ジェットが破壊されてしまう、バードストライクという現象の存在を知ったのは10年ほど前のこと。
それ以来、バードストライクですべてのジェットが壊れたらどうなるのか?と不思議に感じていました。
ただ、過去にそういう事象が起きたことがないようで、奇跡的確率でしか起こらないことだと思い込んでいました。
実話をベースにした、この映画では、奇跡的確率のことが起きてしまったのです。
機長は、残されたわずかな飛行時間中に、ハドソン川に水上着陸するという決断を下したのです。
水上着陸は成功し、近くのフェリーなどが救助に当たり、乗員・乗客全員が無事に生還したというステキなお話。
当時の状況をデータ分析すると、近くの空港に緊急着陸することができたのではないかと、容疑者扱いを受けてしまうからビックリです。
最終的には、容疑は晴れるから安心ですが、機長や機長をサポートする人間たちが、乗客たちの無事を最優先にした言動をすることに感動せずにはいられませんでした。
自分自身の命が危機にさらされていても、機長の職務を全うし、信念を持った言動をする人間的な強さを学んだ一作です。
エンディングロールで、監督が、クリント・イーストウッドであることを知り、これまたビックリ。
アメリカン・スナイパーという映画でも感じましたが、忘れてはいけない実話を映画にする彼の行動力にも天晴れです!
こういう行動力は、見習いたいものです。
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