三谷幸喜さんが監督された作品"みんなのいえ”をWOWOW鑑賞しました。
大工の父親を持つお嬢さん夫婦が新居を建てる中で繰り広げられる、それぞれの価値観のぶつかり合い。
設計を依頼したお嬢さんの友人と大工の父親に加え、風水などを重んじるお嬢さんの義母。
それぞれが主張をぶつけ合い、妥協案を盛り込んで作られていく一軒家。
最終的には、それぞれの主張の背後にある価値観・愛の部分が同じものに通じていると感じ合い、素敵ないえが出来上がる。
価値観と価値観がぶつかった時、表面的な事象で会話するのでなく、根底の部分で会話することで、分かり合える可能性があることを感じさせてもらった作品です。
仕事でもプライベートでも意見の対立は、避けて通れないもの。
その意見の対立の背景の根底に何があるのかを見逃さないようにします。
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福井県の高校生が全米制覇した実話をベースにした作品"チア ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃった ...”をWOWOW鑑賞しました。
夢も希望も持てず生活している女子高生たちに、大きな夢を与え自らの枠を超える体験をさせたいという女性教師。
周囲の反対や批判の声を耳にしながら、自らの信念に基づき行動し続け、生徒たちとの絆を深めていく。
紆余曲折がありながらも、チアダンス部創設3年目に全米制覇を成し遂げるのです。
トップを目指し、トップを獲得する。
その体験をしたことしかない風景を共有し合う。
改めて、人間の可能性の大きさを感じさせてもらえるお気に入りの作品です!
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現役内閣総理大臣が投石被害により記憶喪失になる”記憶にございません”をWOWOW鑑賞しました。
記憶喪失になるまでの総理は、犯罪にならない程度に好ましくないことを繰り返し、都合の悪いことは「記憶にございません」を繰り返していた。
そんな過去を積み重ねた状態に、記憶を失った自分自身が生きることに!
普通に考えれば、こうした方がいいと思いつくことすら、いろんな経緯を踏まえると思いついた通りにすることができない。
つまり、小さなことを積み重ねていくと、こうした方がいいという自分らしい生き方ができなくなってくる。
こうなると、誰の人生を歩んで、誰のためになることをしているのかという軸がなくなっていくのだ。
ふと現実世界に目を向けると、自分自身の生き方にも通ずるものがある。
仕事においても、プライベートにおいても、自分がこうしたいより、この立場だったら別のやり方をすることで、保身できる。
この前、こういう対応をしたので、今回も、、、
コミカルに描かれた作品でしたが、当事者意識に展開できるとメッセージ性のある素敵な作品だと感じた次第です。
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内閣情報調査室(通称:内調)が情報操作していることを題材にした作品”新聞記者”をWOWOW鑑賞しました。
安定的に政権運営することが国民の安心を生み、国民のためになる。
事実は、国民の解釈で決まる。
これらの考え方に基づき、情報操作を繰り返す。
それと並行して意思決定される、不穏な新規大学建設。
その真意を突き止めてしまった、内調の一人と新聞記者。
大スクープとして報じるも、最終的には誤報扱いになってしまう。。。
自分の軸を持ち続けて言動を突き通すと、周囲からいろんな圧力がかかることを感じさせられる作品でした。
だからこそ、ブレない生き方を貫くことの美しさを体験したいと感じさせていただきました。
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三谷幸喜監督のデビュー作”ラヂオの時間"をWOWOW鑑賞しました。
主婦が作った原作をラヂオドラマで放送する場面を通したやり取りの作品。
一人のわがままを許すことで、全体のバランスが崩れ、結局何をしたかったのかを見失っていく。
作品では極端に描き出されていますが、実生活においても散見されること。
きっかけは、わがままではないにしても、八方美人的な対応をすることで、結局、誰にも響かない結果になる。
これは、気を付けないと「何のために」「目的は何か?」という観点を忘れたくないものです。
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天海祐希さんと吉永小百合さんが主演された”最高の人生の見つけ方”をWOWOW鑑賞しました。
余命宣告を受けた平凡な主婦と超キャリアウーマンが、ばったりと出逢い、病気で亡くなった少女の「やりたいことリスト」を一緒に叶えていく中で大事なことに気づく作品。
人生に残り時間があると、大事なことを先延ばしして、大事ではなく急ぎと感じるものばかりで人生を埋め尽くしてしまう。
私をはじめ、とっても多くの方が陥っている構図。
お金の制約や時間の制約が外れたとき、人は輝いて楽しみ出す。
そうすると、周囲にも楽しさが伝搬し、いろんなことが好転していく。
自分に当てはめるとどういうことなのか。
他人事、映画の世界と観るのでなく、自分事として捉えてみるようにします!
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イギリスの天才数学者が、ドイツのエニグマという暗号を解読することで、第二次世界大戦の終結に貢献した実話”イミテーション・ゲーム”をWOWOW鑑賞しました。
先日のチャーチル首相の実話をはじめ、知らない史実を知ることで、奇跡の連続で現実が成り立っていることを感じさせられます。
あの時期に、あの人とこの人が出逢っていなかったとするとどうなっているのか?
幕末の日本のことを少しだけ知ったことをきっかけに、歴史的事実(というか解釈)を知ることの面白さと重要さに気づき、マンガ本や映画を中心に勉強中です。
アラン・チューリングという天才数学者が、のちのコンピュータの基礎を作ったのも驚きですが、そのコンピュータの基礎が、何を目的に作られ、どのように活用されたのかを知ると、人間の原動力のありかと可能性を感じずにはいられませんでした。
愛する人のため。
世の中のため。
この視点で突き進む時、決して個人では発揮することができない力が湧き上がってくるのでしょうね。
とても大事な史実を教えてくださり、ありがとうございます。 . . . 本文を読む
1980年代に実在した人物をベースにした”さらば愛しきアウトロー”をWOWOW鑑賞しました。
主人公の老人男性は、発泡も暴力も振るわず、銀行強盗を繰り返す人物。
人生を振り返ると、13歳の時に自転車泥棒で更生施設に入れられ、そこを抜け出してから、16回も更生施設や刑務所を脱獄して生き抜いた人物と描かれています。
脱獄後は、紳士的な銀行強盗を繰り返し、逮捕される瞬間ですら笑顔を浮かべ、人生を楽しみ幸せを味わったとのこと。
現代のルールでは、違反行為を繰り返し、周囲に迷惑をかけているという部分は感心できませんが、人生を楽しむという観点では、幸せな時間の過ごし方をしたようにも感じられる不思議な作品でした。
多分、自分自身が、自分の頭で思考し、本当はシンプルな事象を複雑にしているという自覚が強まったから、このように感じたようです。
自分の想定外の生き方をしている存在を知ることで、自分の思考の枠が揺らぐ。
ありがたい刺激をいただきました。
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第二次世界大戦の実話をベースに描き出された作品”ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男”をWOWOW鑑賞しました。
陸軍と空軍が連携して、ヨーロッパ各国を侵略するナチスドイツ。
その勢いに押され、頼みの30万人もの陸軍兵士が孤立した状態になり、和平交渉に乗り出すか否かの瀬戸際で英国首相を務めた、ウィンストン・チャーチル。
議会の中では、徹底抗戦を訴えるチャーチルが孤立化。
最終的には、市民の声に耳を傾け、立ち向かう覚悟を決める。
5年の歳月はかかったとのことですが、侵略に打ち勝ち自国を守り通すことができた。
失ってはいけないもののためには、たとえ劣勢でも戦い続けることの大切さを感じさせてもらうとともに、どういう人に人は心を動かされ、ついていくのかを感じさせていただいた素敵な作品です。
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アマチュア棋士がプロ棋士に転身した奇跡の実話を映画化した”泣き虫しょったんの奇跡”をWOWOW鑑賞しました。
将棋界では、26歳の誕生日までに4段に昇進していないと、プロ棋士への道は途絶えるというルールがある。
26歳の誕生日までに8回の昇進チャンスにチャレンジするも、残念ながら昇進できずにプロ棋士への道が途絶えた主人公。
アマチュアでの活動の中で、プロ棋士との対戦で結果を残し続け、異例の昇進チャレンジが浮上。
見事、プロ棋士に!
その道を切り開いてくれたのは、自分自身でなく、周囲の力(他力)。
精神面での支えの一つになったのは、小学校時代の担任女性の先生(これも他力)。
自力を尽くした結果、他力により道が切り開かれ、そこで生かされる。
この主人公のように自力を尽くす生き方は、本当に見習いたいものです。
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