鎌倉天地人

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GGウオッチ4/25㊤:江ノ電の身障者半額待遇は要介護者だけが対象。自立しようとしている身障者に不熱心

2016-04-25 22:08:00 | 日記

 

【主張/障害者差別解消法/施行は第一歩、さらなる拡充を  2016年4月25日 9時40分 しんぶん赤旗
  障害者差別解消法が今月施行されました。障害者の社会参加を促し障害の有無で分け隔てされず、ともに生きることのできる社会の実現をめざす土台の一つとなる法律です。「差別」の定義が明確でないなど不十分さはありますが、障害者差別をなくす目的の法律が施行されたのは、重要な一歩です。施行を踏まえ障害者施策の拡充をすすめることが必要です。
社会的障壁なくすために
 障害者差別解消法は2013年、全会一致で成立しました。障害者権利条約の批准(14年1月)に向けた国内法整備の一環です。対象は、障害者手帳を持つ人だけでなく、心身に障害があり障害や社会的障壁により、日常生活などに制限を受けている人です。慢性疾患患者なども含まれます。
 同法は、国、自治体、民間事業者が、障害のある人に対して正当な理由もなく、障害を理由として差別すること(不当な差別的取扱い)を禁止します。例えば、席が空いているのに、混雑する時間帯だからと、車いす利用者の入店を断ることをしてはなりません。
 また同法は「合理的配慮の提供」を国、自治体、民間事業者に求めています。「合理的配慮の提供」とは、視覚障害者が試験を受けるときは点字で行うことや、聴覚障害者が参加する会議には手話通訳を配置することなど、障害者が障害のない人と同じことができるように、それぞれの障害に応じて行うことをいいます。法律では、提供側の過重負担にならない範囲で障害者の要望に応じることを求めていますが、国と自治体は法的義務としたのに、民間事業者は努力義務にとどめました。社会的障壁を取り除き、障害者の能力を発揮できるようにするには、「努力」だけでは限界があります。民間にも法的義務が必要です。
 「差別」の定義もあいまいです。国や自治体が策定したガイドラインも「不当な差別的取扱い」「合理的配慮の提供」の具体例を示しているだけです。なにが社会的障壁にあたるかについては、障害者に「意思表明」を求めるとしていますが、意思表明が困難な障害者は少なくありません。障害者が差別を受けたときに相談する窓口や救済の仕組みも、同法で位置づいていません。差別された人は自治体の障害福祉課や相談センターなどに行くことが想定されていますが、関係機関との連携・調整が適切に行われるかどうか不明確です。相談と救済の機能を果たす機関の設置こそが求められます。
 障害者の社会参加には、社会的障壁を取り除く障害者差別解消法と、障害者の暮らしを支える福祉施策が「車の両輪」になることが不可欠です。政府は「応益負担」を強いる障害者自立支援法に代わる障害者総合支援法を制定しましたが、障害者の社会参加を促進させる法律ではありません。障害者の声に応えた改正こそ必要です。
被災地での保障が急務
 熊本地震の被災地では、福祉避難所の確保や受け入れの遅れなど障害者の状況は深刻です。障害者団体は、正確な情報がいきわたるように緊急災害時のテレビなどに字幕や手話通訳をつけることなどを要望しています。差別解消法にもとづく対策は被災地で急務です。震災のなかで障害者が取り残され、生存や権利が侵害されることは絶対にあってはなりません。】

●江ノ電の障害者半額特待は介護者と同伴で成立。乗車の条件付きで結局運賃は安くならない。福祉熱心は装い?
 (GG:障碍者差仏別解消法とは直接関係しないが福祉に熱心な装いをしていても、実態は何も変わらない江ノ電の電車賃について、GGはイカサマだと思っている。身障者は江ノ電に乗るのは半額だと謳っている。しかし、江ノ電で聞いてみると、同伴者が居なければ対象にならない、という。同伴者が居れば乗車賃は一人半額だとしても二人になるのだから同伴者のいない一人と同じ乗車賃だ。話を聞いて江ノ電は福祉に熱心な風を装っている宣伝文句かと思った。GGは身障者1級で、人工透析を受けているが、人工透析以外に脳幹梗塞と突発性左耳難聴をヤッテいて均衡障害だ。振りむいたりするとバランサーが利かず、ヨロヨロする。一歩一歩の足取りが覚束ない。数年経てば幾分でも元に戻るかな、とヨロヨロしながら歩いている。これから大型連休で江ノ電は書き入れ時だろう。連休があると電車に乗るのに1時間近くも待つことが有る。もちろん介添えなど申し訳ないので立ちっぱなしで列に並ぶ。貧血を起こしているのかと思えるほども眩暈しながら不安の中で吊革にぶら下がれれば良い方で、ギュウギュウニに詰め込まれて七理ガ浜駅にたどり着くともう動けない。体力ギリギリになってしまう透析日もあり、今から憂鬱だ。どうしようと頭を巡らしている。そんな混雑時に身体障碍者が介添えなく自立して健常人と同じく運賃を払う。ハッキリ言って江ノ電は安くない、むしろ高い! 江ノ電が福祉に熱心と言うなら半額はこの場合に認めて欲しいと思うが、過分な要求だろうか?皆さんのご意見をお聞きしたいものだ)  


4/25㊦:日ゲンダイも赤旗も知らぬ5区のNHK出口調査「無党派層の7割が池田」 NHK沈黙の不思議

2016-04-25 22:07:05 | 日記


【善戦じゃダメなのだ 衆院補選・野党共闘「惜敗」の絶望 日刊ゲンダイ2016年4月25日
 24日、投開票された衆院の2つの補欠選挙は、自民が北海道5区で勝ち、民進が京都3区で勝利という結果に終わった。
  もともとは両選挙区とも自民の議席だったことを考えれば、自民が議席を1つ減らしたわけで、自民敗北だ。しかし、よくよく見れば、なんのことはない、自民の故町村信孝前衆院議長の議席は娘婿に“世襲”され、結局、妻の妊娠中に不倫したゲス議員1人が消えただけだ。特に、北海道5区は選挙期間中、自民の和田義明氏(44)が野党統一の池田真紀氏(43)に一時、逆転を許し、安倍政権に大打撃を与える可能性が注目されただけに、終わってみれば「大山鳴動してネズミ一匹」という印象を持った人が少なくないのではないか。
 「北海道では告示前後、野党の池田さんが先行するデータもあって、与党陣営は相当焦っていました。それが中盤以降、自民の和田さんが巻き返した。(以下略)】

【北海道5区補選 池田氏が大健闘/野党共闘、自公追いつめる  2016年4月25日 9時34分 しんぶん赤旗  
  安倍自公政権が戦争法を強行後初の国政選挙、衆院北海道5区補選は24日投開票され、市民と野党が共同して推した池田真紀統一候補(43)=無所属新=は、自公陣営をあとわずかまで追いつめましたが、僅差で惜敗しました。当選は、自民党公認の新人、和田義明氏(44)=公明など推薦=。
当選は和田氏
 選挙戦は当初、自民党陣営が「弔い合戦」だと圧倒的優位に立っていましたが、戦争法廃止などを共通目標にした日本共産党、民進党、社民党、生活の党の野党の選挙協力と市民との共同が実現。池田陣営が「全国に代わって戦争法強行の安倍政権に審判を下す」と激しく追い上げ、大接戦を繰り広げました。自公陣営は政権総がかりで選挙戦を展開するまで追いつめられました。
 池田氏は、シングルマザーとして2人の子どもを育てた経験と介護や福祉の現場で20年間、弱者に寄り添った活動から、憲法が生きる政治を実現しようと「誰一人置いてきぼりにしない社会をつくる」を掲げ、共感を広げてきました。
 戦争法廃止の野党共闘を求める若者やママたちの声に応え、「戦争させない北海道をつくる市民の会」、共産党、民進党は(1)戦争法廃止(2)立憲主義、民主主義の回復(3)その姿勢を最後まで貫く―と共闘協定を結びました。
 池田氏は「本当の子育て支援はすべての子どもたちを戦争に送らないこと」と最後まで訴えぬきました。
 一方の自民陣営は、和田候補は戦争法にいっさい口をつぐみ、高村正彦副総裁が集団的自衛権とは全く関係のない北朝鮮の核・ミサイル問題を持ち出し、「民共合作」などと野党と市民分断に躍起となりました。
野党と市民の共同の力示す
小池書記局長が記者会見
 日本共産党の小池晃書記局長は24日夜、衆院北海道5区補選の結果を受けて、党本部で記者会見しました。
 小池氏は「選挙結果は残念ですが、当初、自民党圧勝といわれていたものを、横一線の大激戦まで押し上げ、自民・公明をあと一歩のところまで追いつめました。これは、野党共闘の力と広範な市民との共同の力が遺憾なく発揮されたものです。引き続き、参院選に向けて野党間の選挙協力をいっそう強めて、必ず自民・公明と補完勢力を少数派に追い込みたい」とのべました。】

●朝だけ報じてネグったのはNHK内部で報道管制? 「開票マシーン武蔵」も活躍?
(GG:NHKの今日の朝7時のニュースでは北海道5区の投票所での出口調査で無党派層の7割が池田真紀候補に投票していたと、現地で取材していた記者が驚きまぎれの声で報道していた。これは実に驚きに値する池田陣営の実力を窺わせるに十分な要因だ。これを知っているのと知らないのでは野党共闘への期待感が違ってくる。野党共闘派はこれを知っておるなら、結果は負けたけれども暗澹たる気持ちに陥る筈はない、むしろこの動きを強調して総括するはずだ。しかし「日刊ゲンダイ」にも「しんぶん赤旗」にもその記述が無い。NHKのみが知っている情報なのだろう。NHKは朝報じたもののそれ以降は選挙結果は報じても重要部分はネグってしまっている。自公へ同調するNHk内部の監視(監聴)役から報道管制が入ったのかもしれない。野党共闘派はこの金字塔ともいえる「政党支持なし派の7割が池田候補に投票」の厳然たる事実に自信を持つべき。そしてなぜ朝だけの報道でその後はネグったのか追及すべきだ。NHKはこの間熊本地震で安倍の露出度を一気に上げている。さも安倍が懸命に地震対策しているかのようだ。しかし「激震災害救助法」は昨日24日に決めると言う震災現地を軽視したぶっ飛ぶほどの遅さだ。現地では時間との勝負で不休不眠で被災者救出に懸命だ。現地で救出作業している人たちと被災者に「激甚災害救助法」は励みと希望を与えてくれるはずだ。それが大震災が起こって10日目に決定との現地無視の仕業だ。
繰り返すが「無党派層の7割が池田真紀候補に投票」していることの重みを噛みしめるべきだ。更に一点。例の東京都知事選で”活躍”した「開票マシーン武蔵」がまた”活躍”していないか検証しなくてはなるまい。そういうことを「無党派層の7割が池田に投票」は示している)


七理GGニュースウオッチ4/25:「支持政党なし」の7割が池田候補の驚異と脅威、池田の惜敗も内容充実

2016-04-25 09:48:34 | 日記


【北海道5区補選 政局運営に勝利をどう生かす
読売社説2016年04月25日 03時07分
 夏に参院選を控え、安倍政権にとって、この勝利の意味は重い。
 衆院北海道5区補欠選挙は、自民党公認で公明党などが推薦する和田義明氏が当選した。民進など4野党が推薦する無所属の池田真紀氏は及ばなかった。
 与野党は、補選を参院選の前哨戦と位置づけるとともに、衆参同日選になる可能性もにらんで、総力戦を展開した。
 「1強」の自民党に対抗するため、民進、共産、社民、生活の4党は統一候補を擁立した。参院選のカギを握る全国32の1人区のモデルケースと目された。
 仮に和田氏が敗れれば、野党が勢いづき、安倍政権の政策遂行や国会運営、選挙戦略に様々な影響が出る恐れがあった。安倍首相は、今回の勝利を今後の政局運営にどう生かすかが問われよう。
 和田氏の勝因は、関係団体や企業、議員の後援会などをフル稼働させる組織選挙を徹底したことだ。自民、公明両党支持層の9割前後を固めることに成功した。
 経済政策アベノミクスの効果は北海道では限定的とされる。それでも有権者が和田氏を支持したのは、政策の継続性と政治の安定を重視したためだろう。
 首相は熊本地震の対応を優先し、北海道入りを見送ったが、マイナスとはならなかった。
 宮崎謙介前衆院議員の女性問題での辞職に伴う京都3区補選で、自民党は、候補擁立の見送りに追い込まれ、不戦敗となった。
 告示直前に、東京地検特捜部が甘利明・前経済再生相の現金授受問題で関係先を捜索した。自民党の大西英男衆院議員による神社の巫女みこに関する失言劇もあった。
 自民党の傲おごりに起因するとみられる一連の不祥事に有権者が反発したことが、和田氏の選挙戦に影響を与えたのは否めない。自民党は謙虚に受け止めるべきだ。
 池田氏は、政党色を薄め、安全保障関連法廃止を掲げる市民団体と連携した。シングルマザーとしての子育て経験から福祉の充実も訴えた。無党派層を重視する戦術だが、支持は広がりを欠いた。
 ただ、民進、共産両党の組織的な「共闘」は、一定の有効性が示された。独自候補を取り下げた共産党の支持者のほとんどが、池田氏に投票したとみられる。
 野党は今後、さらに選挙協力の拡大を目指すだろう。既に参院選1人区で15人以上の統一候補を実現させている。「自公対民共」の戦いが、参院選全体の行方を左右するのは間違いない。】

●「支持政党なしの7割が池田候補」の驚異と脅威、
(GG:5区補選は和田義明候補が135942票、池田真紀候補が123517票を獲得、12425票差で和田候補が辛勝した。GGは投票日前の世論調査などから、池田候補が旧町村票を抑えて勝つと期待も含めて予想していたのだが、自民の盤石な選挙地盤で支持団体や企業の締め付けを強め自公が辛勝した。次の焦点は衆参同日選はあるのか?に移る。自民の中にも同日選回避論が浮上しており安倍はこれまで同日選で一気に3分の2を占め、憲法改正に一瀉千里走ろうと狙っていたのだろうが、霧が掛かってきたともいえるし、同日選へ最後の決断を迫られたともいえる5区補選結果だった。さて大手新聞社の記事や社説はどう報じているだろうか。読まずともおおよそは分かるが、読んでみると読売は以上の通り。タイトル「北海道5区補選 政局運営に勝利をどう生かす」からして読売が安堵して自公の立場に立っていることが瞭然だ。ここにジャーナリズムを求め得ず、自民の広報紙であることが再度はっきりした。ここでは「和田氏の勝因は、関係団体や企業、議員の後援会などをフル稼働させる組織選挙を徹底したことだ。自民、公明両党支持層の9割前後を固めることに成功した」と分析している。そして無党派層が誰を支持したかについては一言も記していない。7割の無党派層が池田を支持したことには触れない。NHKラジオでは解説委員が投票日の出口調査で支持政党なしの選挙民の7割が池田候補に投票していたと今朝のニュース番組で報じていた。この動向は特筆に値するニュースだ。読売は反対に「無党派層を重視する戦術だが、支持は広がりを欠いた」と、事実と真逆のことを書いて、読売論説委員の不明を曝け出している。もしくは世論を事実誤認に誘導している。読売の安堵は自公の追い詰められた危機感を表している。池田は票では負けたが、内容は相手を追い詰めた充実した戦いで、次回を期待させるに十分な戦いだった。民進党が共同候補に積極的になる成果を獲得した。5区の補選の価値は国政選挙で共同候補を打ち立てる流れを大きく進めたことで戦いは意義が十分あったーーと見る)

【衆院ダブル補選】追い風吹かず「野合」共闘に限界か… 参院選に向け票差以上に大きいダメージ
産経新聞 4月25日9時 3時間前
 民進、共産、社民、生活の野党4党は、「野党統一候補」としてともに推薦した無所属の池田真紀氏が敗れ、夏の参院選に暗雲がたれ込めた。だが、幹部からは強気の発言が相次いだ。
 民進党の枝野幸男幹事長は24日夜、記者団に「幅広い市民の皆さんに支援をいただき、接戦に持ち込めたことは次に向けて大きな一歩になった」と強弁した。共産党の小池晃書記局長も「自公を追い詰めた。野党共闘の力が大きく発揮された」と語った。
 野党4党は、なりふり構わぬ選挙戦を展開した。23日には、共産党を「シロアリ」と批判していた民進党の前原誠司元外相や細野豪志元環境相ら保守系議員までもが小池氏や生活の山本太郎代表らと札幌市で街頭演説を実施。共産党機関紙「赤旗」は池田氏を自前候補のように連日紹介した。
 一方、共闘のほころびは選挙中からあった。共産党が求めた野党4党トップそろい踏みの演説は最後まで実現しなかった。
 32ある参院選1人区での野党候補の一本化は24日時点で18に達し、20を超えるのは確実だ。だが、日米安保条約廃棄や自衛隊解消を綱領に掲げる共産党と、安保関連法の対案を提出した民進党では国家観が異なり、消費再増税や原発再稼働などでも温度差がある。
 それでも枝野氏は「候補を一本化する戦略に自信を持った」、小池氏も「参院選に向けた足がかりはしっかり築けた」と強調した。野党が共闘の象徴と位置づけた今回の補選の敗因に、基本政策を横に置き、選挙協力を優先させた「野合」批判があったことは間違いない。票数の差以上にダメージは大きい。】

●排他感情旺盛で偏狭な産経特性を丸出し
(GG:悪罵としか言いようのない産経記事だ。感情がもろ出しで、攻めどころは”民共のほころび”を最大限煽りたてること。そして「与党共闘」に楔を打ち込むことに精力を込めていることが分かる。5区での和田の当選はさぞ産経幹部をホッとさせたことだろう。ここも浮動票には触れていない。分析が不十分と言うより、見たくないものは見ないという、排他感情が旺盛で偏狭な新聞社特性を丸出しにしている)