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七理GGウオッチ4/16:破局噴火説を軽視できぬ熊本地震の拡大、安倍が「緊急事態法案」を準備しかねない

2016-04-16 18:43:29 | 日記

 

【専門家が警告 震源地至近の阿蘇山「破局噴火」の可能性も
日刊ゲンダイ2016年4月15日
  今回の地震は活断層の活動による横ずれ断層型。東日本大震災のようなプレートの境界で発生する海溝型地震とは異なる。震度7の巨大な揺れをもたらした地震の規模はM6.5。震源の深さは11キロと、比較的浅かったため、局所的に大きく揺れたとみられる。
 「眠れる巨大断層がついに動きだしました」と、武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)はこう続けた。
 「今回の震源地は日本最大にして最長の活断層『中央構造線』のライン上にあります。長野県伊那地方から鹿児島県の薩摩半島まで1000キロ以上を走る断層で、長野から愛知県豊川市をかすめ、紀伊半島から淡路島、四国を横断し、愛媛県の伊方原発付近から豊後水道を渡り、大分、熊本へと延びる。日本列島に私たちの祖先が住みだしてから、中央構造線上でこれだけ巨大な地震が発生したのは初めて。名古屋や大阪など巨大都市のすぐそばを走る活断層だけに、今後も注意が必要です」
 甚大な被害を受けた益城町から阿蘇山までの距離は約20キロと極めて近い。昨年夏から噴火を繰り返しているだけに不安が募る。
 「今回の地殻変動で刺激されたマグマだまりが地下から一気に上昇し、巨大噴火を起こすことは十分に考えられます。恐ろしいのはカルデラ破局噴火です。阿蘇山は30万年前から9万年前の間に、4度も破局噴火を起こしています。最後の噴火では東京ドームの10万倍分のマグマが噴き出し、火砕流が北九州全域をのみ込み、瀬戸内海を越えて中国地方に及んだとされます。日本列島で破局噴火は約6000年周期で起きていますが、最後の発生は約7300年前。いつ起きてもおかしくありません」(島村英紀氏)
  地震列島で生きていくにはそれなりの覚悟が必要だ。 】

●安倍の「緊急事態法案」にこそ警戒すべき
(GG:まず熊本をはじめ多くの被災者にお見舞い申し上げる。背筋が凍る話だ。この後も震源が熊本から移動して大分などに広がり、規模もM7・3の地震が1時25分頃起きて、昨日の熊本地震が前震で1時25分の地震が本震だと、震源や規模が計りがたい状況になっている。その後も6弱~5強は頻発している。 昨日の熊本の地震が前震で今日の1時25分頃の阿蘇での地震が本震だという。熊本では16日午後17時半現在もM4~6クラスの地震が頻発している。「破局噴火」なら驚愕だ。まず周知を集めてどういう地震なのか性格を検討すべき。現場の様子をいくら伝えても地震に対処できるわけではない。被災者に支援できるくらいのことだけだ。安倍の緊急声明は型どおりで歯がゆく、原稿を棒読みしていた。例によって言葉は「総力を挙げて」とかいかにも苦闘しているかのようだが、その気合がまるで伝わらなかった。恐いのは「緊急事態法案」を通そうと暴走が始まること。現状で総力を挙げるのではなく、これをチャンスに人権抑圧法案を通すことだ。混乱に乗じて議論を抑え目的を達しかねないのが安倍の発想だからだ。