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七理GGニュースウオッチ4/8:①パナマ文書は世界支配が混乱に陥った表面化?米の対中国は対決シフト?

2016-04-08 20:57:15 | 日記


「パナマファイルに日本の公職者なし」朝日
孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru  · 11時間11時間前 
租税回避地の秘密ファイル、日本からも400の人・企業。.ICIJと提携する朝日新聞が分析・取材したところ、政治家ら公職者は見当たらなかったものの、医者や実業家らが資産や利益を租税回避地に移そうと試みていたことがわかった(朝日)。

●ICIJが怪しい?朝日にだけ明かしたのは疑問。公表すべき
(GG:連日大きく報道されるタックス・ヘイブンを利用したマネーロンダーリングが濃厚なパナマ文書が大きな影響を世界に与えている。展開が気懸りだが、これと似た事件がかつてあった。2015年2月中旬、スイス当局がマネーロンダリングの疑いで英国金融大手HSBCのスイス子会社・HSBCPrivate Bankのジュネーブ本社を家宅捜索した事件だ。顧客の脱税を幇助しているとの嫌疑だ。スイスリークス事件だ。

 世界中の金融機関の中で、自行のネットワークだけで世界中のドル決済ができる金融機関はシティとHSBCだけだ。シティはリーマンショックの際に公的資金を注ぎこんでおり、以来米政府の支配下にある。HSBCは中国の発展の礎を築いた知る人ぞ知る銀行だ。シティの持っているドル情報を把握するだけで無くHSBCの情報も把握したいだろうことは分かり易いが、もう一つ目的があるようにGGには思われる。

 中国が推進している元基軸通貨化を阻止するためにはHSBCの中国情報は特段の価値を持っている。米の中国とのこれまでの共存路線が微妙に変化している兆しが出ていると読む。GGはここにこそスイスリークスの真相があるのではないかと。もちろんCIAの暗躍がある。無いなどとは考えられない。裏情報に詳しい某氏は「米国政府の意向が強く疑われる」と認識している。米の中国との共存による世界支配政策が変化しているのは極めて重要だ。

米に中国と対決する力はもはやないだろうが、情報だけは掴んで生き残ろうと言う戦略か。中国は米が自滅するのをジット待つ戦略にシフトするか?内部の引き締めを図り、米の内部混乱を待つ戦略だ。今回のパナマ文書に中国では習近平の血縁と、李鵬元首相の娘の名前が挙がっているが、江沢民の名前は今のところ挙がっていない。不自然だ。李鵬の娘・李小琳は習近平と組んで江沢民追い落としの急先鋒に転じている。江沢民は3月下旬の指導部人士が死亡した際に恒例となっている哀悼の意を表す指導部序列に名前は無かったと言われる。すでに江沢民の影響力は国内ではほぼ完全に失せているようだ。残るのは海外だ。米が対中戦略を変え、習近平と軍事的にも経済的にも対決で臨む。返す刀で江沢民を庇う。そんな策略がありはしないか?しかしどうも無理がある。ロシアのプーチンも、サウジのサルマン国王も登場していることだ。そして日本人が登場していないことだ。5月上旬にすべての文書が発表になると言うからまだまだ2幕、3幕はある。
 ところで朝日報道はクサイ。それにICIJは400人の陣容で活動していることや5月には全分を公開するとしていることからICIJを全否定できないものの全面的に信頼できるとは言いがたい。朝日が日本の公職者の登録を見つけられないか見つけても、報道前に先回りして押えたか。ICIJが朝日だけに資料を明かすのが疑義を招く。朝日に渡す前に公表すべきではないか?日本の第三者研究者に任すべきではないか?では日本の公職人物はどうしているのか?金塊の現物所持?国債や証券?スイス銀行?戦前の天皇家は横浜正金銀行を通じてスイス銀行だった。この手の告発者には国際支配者シンジケート=ビルダーバーグ会議?の息が掛かっているとひとまず疑って読むのが常識だろう。ICIJには米ICAとの関係が噂されている。
 昨今はビルダーバーグ会議?=国際支配者シンジケートの凋落が表に出て来るほど緊迫している時代になっているのか。今回のパナマ文書は世界支配階級の混乱がおぼろげに窺われる。世界は本格的な崩壊に瀕しているのかもしれないーーなどと剣呑なことを考えてしまう)