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GGウオッチ6/29⑶:思惑が多すぎてすでに穢れた都知事選の自民候補選び またしてもSEKOI再演?

2016-06-29 22:54:34 | 日記


【石原氏、小池氏出馬「相談ない」 自民都連、桜井氏に要請   共同通信2016年6月29日 21:04
 7月14日告示の東京都知事選に自民党衆院議員の小池百合子元防衛相が出馬の意思を表明したことを受け、自民党都連は29日夕に緊急の会議を開いた。終了後に都連会長の石原伸晃経済再生担当相が記者会見し「残念ながら本人から相談がなく、都連としては承知していない」と述べた。
 一方で都連は同日、人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親で前総務事務次官の桜井俊氏に出馬を要請した。関係者によると、桜井氏は固辞したもようだ。桜井氏は同日午後、共同通信の取材に「そのつもりはない」と断言。自民党からの要請については「ノーコメント」とした。】
【自民都連はカンカン 小池百合子氏「都知事選出馬」のウラ   日刊ゲンダイ2016年6月29日
 自民党の小池百合子元防衛相は29日午前、衆院議員会館で記者会見し、「自民党議員として決意を固めた」と7月31日に投開票の東京都知事選の出馬を表明した。が、小池氏は自民都連の了解を得ないで出馬表明。党内調整が済んでいない“無断出馬”に、都連はカンカンだ。自民分裂は避けられそうにない。
  小池氏は会見で「都政の信頼回復と、山積する課題の解決に向け、崖から飛び降りるつもりで挑戦したい」と述べた。
  不意打ちを食らった格好の都連は今週中にも候補を詰めたい意向というが、一部報道によると、小池氏を推薦しない見通しという。萩生田官房副長官も小池氏のごり押し表明を受け、会見で「違和感がある」と戸惑いを隠せなかった。
 「小池氏出馬の裏には石破派議員の動きがあるようです。ただ、党内の本命は“桜井パパ”こと前総務事務次官の桜井俊氏で最終調整を進めていた。桜井氏本人が固辞したため難航し、これで可能性が下がった。小池氏は、舛添問題で逆風の都連を敵に回しても世論を味方につけられると踏んだようです。もちろん都連が小池氏の暴走を許すわけがない。他候補を推すとなれば、上から下まで完全に自民は分裂です」(都連事情通)
  自民党内ではこれまで都連会長の石原伸晃経済再生担当相らの名前が挙がっている。崖から飛び降りるバクチが吉と出るか凶と出るか。 】

●最後は大団円もありうる2幕モノ?相変わらずSEKOI見世物小屋
(GG:崖から飛び降りるか飛び降りないで途中の止まり木に掴まるかーーまだ分からない。自民の内輪のいざこざ自体には何の関心も無い。自民が一本化できないで都知事選に臨むこと自体が本来考えられないことだ。小池百合子候補が自民都連に何の連絡もせず都知事候補に名乗りを上げるのも不自然だ。予定調和。大団円も大いにありうるだろう。思惑が多すぎてまたゾロカネかと思えてしまうが、そういったらオシマイなのでその言葉を控えるなら、ゾウゾ、第2幕を…と言うほかない。またしてもSEKOIの出番か)


七里GGニュースウオッチ6/29⑵:「軍事費は人殺しの予算」発言のポピュリズム糺す共産党政策委員長の辞任

2016-06-29 15:21:34 | 日記

【藤野政策委員長がおわびし、辞任/NHK番組発言で   2016年6月29日 9時38分 しんぶん赤旗
  日本共産党の藤野保史政策委員会責任者は28日、党本部で小池晃書記局長とともに記者会見し、26日のNHKテレビ討論会での発言について、おわびのコメントを発表するとともに、同責任者を辞任することを明らかにしました。
 その内容は次のとおりです。
                  ◇
 NHK討論で、軍事費について、「人を殺すための予算」と述べたことについて、多くの方々から厳しい批判をいただきました。この発言は、わが党の方針と異なる誤った発言であり、結果として自衛隊のみなさんを傷つけるものとなってしまいました。深く反省し、国民のみなさんに心からおわび申し上げます。あわせて選挙をともにたたかっている野党共闘の関係者のみなさん、支持者と党員のみなさんに、多大なご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。
 発言は撤回しましたが、党の方針と異なる発言をしたことは、政策委員会責任者として極めて重大であり、責任をとってこの職を辞したいと考えます。
小池書記局長が政策委員会責任者を代行
 日本共産党中央委員会常任幹部会は28日、藤野保史政策委員会責任者からの申し出を受けて、藤野氏の政策委責任者の任を解き、当面小池晃書記局長が政策委員会責任者を代行することを決めました。】

●「私の不徳の致すところ、舌足らずでした」などの弁解がない辞任の”作風”
(GG:「軍事費について、『人を殺すための予算』」とした藤野政策委員長発言を撤回し、藤野氏は辞任した。あまりに乱暴な発言で、専守防衛の立場から見ても肯定できない発言だ。そしてこの発言の根元にあるのは悪しきポピュリズムがある。
 イージーなポピュリズムは本来民主主義についてまわる傾向だが、同時に意見が大衆化する過程で単純化され本来の意味から離れてしまうことが往々にしてある。本人が舌足らずだったと弁解したとしても、言葉は独り歩きする。また、共産党の国防・自衛観を正しく伝えるのには誤った発言だ。
 共産党中央が政策委員長の発言を重く受け止め、「舌足らずで、本人の意思は別のところにある」などと例えそうであっても弁解を許さなかったことは注目してよい。
 GGが注目するのは「作風」だ。セコイ体質、タカリ体質、シロアリ体質…は自ずと発露する。庶民は小難しい議論は判断がなかなかつかない。印象で判断する。しかし神は細部に宿し給うではないが細部に現れるものだ。それが作風だ。時代の作風は「今だけ、オレだけ、ダマすだけ」かもしれないが、それは弱肉強食を旨とする権力者が庶民を食い物にする考え方だ。庶民にとって百害あって一利なしだ。「清く正しく美しく」とは言わないが、政党は「公平・清廉」が大事だ。もちろん公約も。共産党がイデオロギー政党の域を脱出できないまでも多くの大衆・庶民を引き付けているのは、こういった「清廉」さにあるのだろう。市民の意見・感情を汲んでくれる思いがあるのだろう。
 今回の措置は小池晃書記局長が主導したもののようだが、このような感性は普段、党の内部で机を囲んで議論ばかりしていては生まれてこない。一般大衆と接する中でこそ生まれ育まれるものだ。この感性は今日の政治状況、甘利のタカリを検察が取り上げず、舛添はSEKOIタカリで税金をワタクシした時代状況で、貴重だ。大げさではなくキラリと輝く光を持っている。
 この警察国家・監視国家、生活疲弊国家、戦時体制国家、人権ソッチノケ国家への入り口に時代はある。わかりやすいところで襟を正す姿勢が問われている。安倍はそのように見せる点を、十二分に心得ていて、マスコミ対策におさおさぬかりが無い。これがマスコミの迎合と相俟って支持率を支えている。しかし、大衆にとって生活の困窮や社会保障の劣化は覆いがたいので、安倍の二枚舌三枚舌がやがて抜かれることだろう。自民党に期待することは何も無いが、保守本流はこの矜持を持っているはずだ。他の政党も他山の石とすべきだ。大衆に磨かれ共産党は”純化”している)  


七里GGニュースウオッチ6/29⑴:事故後最短の東電株主総会、電力供給に責任感皆無? 議論封じに反省色なし

2016-06-29 14:11:25 | 日記


【原発撤退などを否決/東京電力の株主総会  2016年6月29日 9時55分 しんぶん赤旗  
  東京電力の株主総会は28日、東京都渋谷区の国立代々木競技場第1体育館で開かれました。「原発からの撤退」「汚染水の海洋放出禁止」などを求め株主から10議案が出されましたが、すべて否決しました。
 再稼働反対に関連する提案に対しては、「原発は国のエネルギー基本計画で『重要なベースロード電源』と位置づけられた」と否決理由を挙げています。広瀬直己社長は、柏崎刈羽原発について「当社の重要な経営課題である再稼働に向けた対応を着実に進める」と推進の姿勢を鮮明にしました。
 会場前では、脱原発・東電株主運動のグループが横断幕を掲げ、「原発からの撤退」などの株主提案内容を参加者に配布していました。
 総会で広瀬社長は、福島第1原発事故で原子炉内の核燃料が溶け落ちる「炉心溶融(メルトダウン)」が起きたことを2カ月以上公表しなかった問題で陳謝し、再発防止を徹底すると述べました。
 数土(すど)文夫会長は「炉心溶融」という言葉を使わないよう当時の清水正孝社長が社内に指示していたのは「隠ぺいにあたる」としました。
 株主からは、炉心溶融を判断する社内マニュアルがあったことを事故後5年たって認めたことなど「(事故を)小さく見せようとする体質は一向に変わっていない」と批判されました。
 株主提案では、自治体任せの原発の防災計画について、実効性があると判断されない限り再稼働しないとするものや、使用済み核燃料を再処理する事業を担う日本原燃や日本原子力発電について「将来性がない」2社に出資しないよう求めるものもありました。
 総会参加者は昨年より700人以上少ない1321人で、福島原発事故後で一番短い3時間3分で終わりました。】

●原発後、郡山に白い雨 ビルも家並みも道路も広場も小学校も街路樹も全面雪が降ったよう
(GG:事故に反省の色なし。なぜか?事故が自然災害だと思っているからだ。事故は自然災害なのか?人災なのか?直近の発言から追うなら、「事故のメルトダウン発言の隠蔽」は人災であることをにんしきしていたからではないのか。いちいち反論するのがバカらしくなるほど利権の前には厚顔無恥の経営陣だ。
 地震大国での原発再稼働をブチアゲル狂気も利権のなさる業で、再び原発事故が起こっても責任は取らないことがミエミエだ。彼らに責任を取る姿勢は、良心は無い。口で言うこととやっていることがバラバラ。すべては原発利権が元凶だ。原発村の住人=原発利権に群がる経営者、政治家、学者、評論家、原発賛成マスメディア、現地の原発歓迎住人などなど=は再度の原発事故の責任をどうとるのか?また「予想外の出来事」で済ませるつもりか。被害者はそうはいかないのだ。
 3.11の原発事故がどれほどの日本の危機だったか。一番知っている、一部始終知っているのはアメリカ軍だ。首相官邸に事故対策司令塔を置いて連日不眠不休で対応していた事実があまりに日本で知られていない。
 GGが直接聞いたのは郡山に汚染土撤去作業に行ったとき、現地の三井不動産の広場に数百人が集まって汚染度除去計画の概要を聞いた際に、現地責任者が事故後の数日の目の当たりにした様子を語った。事故後郡山ではいったん東京方面に流れた雲が気流の関係か再び郡山上空に戻り雨を降らしたという。その雨は屋根も道路も広場も、ビルも学校も、道路の樹木も真っ白に染め、あたかも全面雪が降ったかのようだった、と現地の状況を郡山なまりで説明してくれた。もちろん原発の放射能で汚染された雲だ。郡山の気象台はその様子を伝えていない。どのメディアも支局は在るだろうが伝えていない。井伏鱒二の『黒い雨』は広島の原爆投下後に生じた原爆雲が降らせた黒い雨を題材にしたものだが、郡山では原発汚染雲が白い雪のような雨を降らしていた、郡山全面に。
いくら「危機管理を徹底せよ」「防災都市づくり」を叫んでも、巨大人災事故も実態が闇に葬られ忘れさせようとしている。元凶の東電株主総会が当然の脱原発・非原発の責任を果たさないばかりか、「福島原発事故後で一番短い3時間3分で終わりました。」としんぶん赤旗は報じている。議論すら十分になされなかったのだ。
 先日も触れたが「東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土を巡り、環境省の検討会が再利用の方針を決めた際、法定の安全基準まで放射能濃度が減るのに170年かかるとの試算を非公開会合で示されながら」(毎日新聞6月27日)170年先までの責任は議論しようがないからしないので可否判断を先送りする、つまり誰も責任を持って議論しないで済ますのが「原発利権集団の良心」なのだ。彼らは事故の際には我先に被災しないよう逃げるだろう。
 東電株主総会の出色は、原発の是非も含めて電力供給の安定性確保の方策の議論がまだまだ足りない、不十分なのに原発を急いで再稼働させ議論を打ち切る無責任さだ。
 大手メディアでは株主総会を社説で取り上げたのは東京新聞「電力株主総会 原発頼み脱する道を (2016年06月29日) 」だけ。寒々とする。メディアよお前もか!)


七里GGニュースウオッチ6/27⑴:変わらぬ東電の隠蔽体質と官僚・原発専門家は住民より原発利権優先

2016-06-27 10:14:08 | 日記



【「管理に170年」…安全判断先送り、再利用方針  毎日新聞2016年6月27日 08時00分(最終更新 6月27日 08時18分)
環境省非公開会合
 東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土を巡り、環境省の検討会が再利用の方針を決めた際、法定の安全基準まで放射能濃度が減るのに170年かかるとの試算を非公開会合で示されながら、長期管理の可否判断を先送りしていたことが分かった。環境省は汚染土を道路の盛り土などに再利用し、コンクリートで覆うことなどで放射線を遮蔽(しゃへい)するとしているが、非公開会合では盛り土の耐用年数を70年と提示。道路の供用終了後も100年間の管理が必要で、専門家は「隔離もせずに計170年もの管理をできるはずがない」と厳しく批判している。】
 
●専門家は二分、良識派も。安倍退陣が唯一の解決策
(GG:なぜ環境省検討会は長期管理の可否を判断しなかったのか?東電のプレッシャーが相変わらず強いことを物語っている。そして環境省は地元住民の健康より東電の判断を優先しているということだ。あれだけの大事故を起こしながら「メルトダウン」の事実に反してメルトダウン言葉も使わせない反省の言葉の舌の音も乾かぬうちにまだ環境省にプレッシャーを掛けているのか、官僚が東電の意向を忖度して可否判断を避けたのか。いずれにしても地元住民の健康は無視していることに変わりはない。度し難い官僚と専門家の検討会であることがハッキリした。東電の隠蔽体質も改まっていないこともだ。検討会は即解散して地元住民や海外からの専門家を交えた新検討会を組織すべきだ。そもそも汚染土壌は数百年単位で環境を汚染し続けることは自明で放射性廃棄物の最終処理は世界での難問になっている。保守の論客の西尾幹二氏すら原発に反対し、小泉純一郎元総理でさえ真意は今一不明だが原発反対の論拠に放射性廃棄物の最終処分方法が見いだされていないことと原価が高い事を上げている。原発の実態は地震大国日本では成り立たないのは自明だ。原発稼働勢力は原発利権に目がくらんだ利権政治の仕掛け人だ。選択肢はない!アアダコウダ言うより常識で判断できる。東電をはじめ原発の利権が巨大なのと原発を初めて薦めたアメリカ原発会社の支配の今なお継続していることがわかる。安倍内閣を退陣させる以外ない)


七里GGニュースウオッチ6/26⑸:ロンドンで混迷深まるが議論の排除=民主主義否定論の台頭は自殺行為

2016-06-27 01:34:00 | 日記


【英投票、やり直し請願250万人 ロンドン独立署名も   共同通信2016年6月26日 09:44
 【ロンドン共同】英国民投票で欧州連合(EU)離脱の結論が出たことを受け、英下院の請願サイトで26日未明までに、投票のやり直しを求める署名が250万人を超えた。インターネット上ではロンドンの独立とEU加盟を求める署名活動も展開され、約15万人の署名が集まった。
 いずれも実現可能性はほとんどないが、僅差の結果だったことで、EU残留派の反発が強まっている。
 請願は投票前から出され、投票率が75%未満で、多数だった方の得票率が60%未満だった場合、やり直しを求めるとの内容。実際の投票率は約72%、離脱支持は約52%だった。】
【英投票やり直し請願180万人超 EU離脱受け、下院サイト   共同通信2016年6月26日 01:11
 【ロンドン共同】英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まったことを受け、英下院の請願サイトで25日までに、投票やり直しを求める署名が180万人を超えた。離脱が決定した後、請願サイトはつながりにくい不安定な状態が続いた。英メディアによるとアクセスが集中し一時、ダウンしたという。
 請願は国民投票前から出されており、国民投票の投票率が75%未満で、多数だった方の得票率が60%未満だった場合、やり直しを求めるとの内容。実際の投票率は約72%、多数だった離脱支持は約52%だった。】

●この事態を前に民主主義を否定してはならない、時間をかけることこそ知恵
(GG:8時間で180万人が250万人に膨れ上がる?ロンドンがイギリスから独立しEU加盟??!!混迷が深まっている。政治参加が混迷を呼んでいると言うより、時間がかかるということ。必ず打開策は見つかるだろう。
 一部地域の政治性が先行していると言うのに過ぎない。この事態を前にして民主主義を否定してはならない!!EU参加各国でも日本でも起こりうる現象だ。
 早とちりかもしれないが、すでに日本でも「民主主義は死んだ」ようなことをノタマウ佐藤勝氏などが思想家ぶってセンセーショナルなご託宣を披露しているが、マスコミが取り上げやすい、自著が売れやすい売名発言にGGには見える。民主主義を否定して独裁国家を望むのか?!そこはさすがに佐藤勝氏は言及しない。幻想であっても民主主義や平和は現在生命力があるのだ。
 GGはテロを必ずしも否定するのもではないが民主主義の不十分を知りつつ比較最良のものが選挙だと認識しており、この点は揺るぎない。時間をじっくりかけて分裂するをがやむを得ない判断結果ならそれに従うまでで、必ず妥協策が見いだせるはずだ。結論を急いだら大きいか小さいかはともかく失敗は免れないだろう)