昨日までに組み立てと動作確認ができていたので、今日は、同梱されていたCNCデータを使って木材に彫刻してみました。CNCを使うのは全くの初めてです。期待に胸を膨らませながら、緊張感を持ってやってみました。
まずは、PCに付属のUSBメモリ(マイクロSD)を挿入して、CH340(USB-Serialデバイス)用のデバイスドライバーをイントールしました。PCのUSBポートに付属のUSBケーブルを接続して、3018ProVerに接続。3018ProVerの電源を入れます。次に、USBメモリのGrblControl(Candle)フォルダーにあるGbrlcontorol(Candle).exeを直接起動しました。インストーラは用意されていないようなので、PCの適当なディレクトリにGrblControl(Candle)フォルダーごとコピーすればOKだと思います。
原点復帰機能やJog送り機能を試してみました。ワークとしては、塗装コンパネの端切れを使いました。ワークをクランプで固定し、チャックにVビットを取付けて、Zプローブを使ってZ軸のゼロ点出しをしました。USBメモリのGcodeフォルダーにあるsinsmart.ncというファイルをCandleのファイル->オープンで開きました。Jog機能を使って適当な位置にビットを移動して、ZeroXYボタンを押してワークの原点を設定します。Sendボタンを押せば、切削作業が開始されます。
何しろ初めてなので、この動画が大変参考になりました。
Gcodeはテキストファイルなので、Terapadで開いて、中身を見てみました。Gcodeの読み方については、この記事を参考にしました。CNCにおける動作はすべて、Gcodeで記述されているようなので、Gcodeファイルを読めば、どのように切削の指示がなされているのかを解読することができます。
今後の参考として、知りたいことは、①ツール(Vビット)の移動速度と②Z方向の深さと③スピンドルの回転数です。何しろ経験がないので、このGcodeファイルだと、このように加工されるということが分かれば良いのです。
G1 Z5 F500 とあるので、Z軸は500mm/minの移動速度、G1 Z-0.2 F200 G1 X33.95 Y2.6とあるので、XY方向の移動速度は200mm/minで、切削の深さは0.2mmであることが分かりました。M03 S6000とあるので、スピンドルの回転数は6000rpmなのでしょう。
Vビットは10本付属していましたが、プリント基板の加工をするには、Vビットだけでは不十分だと思われるので、ドリルビットやエンドミルを適当に買い揃える必要がありそうです。