令和5年1月6日(金曜日)
眠気と腹痛のせめぎ合いの末、腹痛が勝り、午前4時前、目が覚めました。時々、あります。落ち着いた後の二度寝が深い眠りだったため、定時に起床した時には、やや朦朧でした。
今日は、焦ったり、逸ったりする気持ちを抑えつつ、段取りを必要とする部分に時間を使いました。要請を快くお引き受けくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
年が明けて、新年のご挨拶をさせていただく中で、様々な御意見や御要望をいただきます。担当部署にお届けし、私なりに理解できたものから、お返事をしています。8年間、市議会議員として活動する中で、多くの市民の皆様との対話を重ねてまいりました。初当選直後は、どの部署に相談してよいかわからない案件もありましたが、市職員の丁寧で素早い応対にも助けられながら、ここまでやって来ることができました。
さて、今日の西日本新聞には、地方議会に関する特集記事がありました。1面トップに続き、20面に「言いなり議会 変わらず」。
記事の中に「予算調整権を持つ首長に対して、多くの議会は何もしないという方向に傾いてきた。議会には予算修正権が当然あると考えるが、修正案を出すというやり方はほとんど見られない」とありました。予算調整権ではなく予算調製権だと思いますが、そこはいいです。
私は、平成27年に市議会に議席を与えていただき、予算の修正議決を6回経験しました。そのうち2回は、全会一致での修正です。令和2年9月定例会以降は、4定例会連続での減額修正というおそらく他には例のない前代未聞の事態が起こりました。
また、私は、平成31年3月定例会で、提案時に、ビジョンも示されず、運営の基本方針等に関する市の考え方についての説明もないままの日田駅舎2階の利活用のための環境整備委託料および電気設備と給排水設備の改修工事費の減額修正を、先輩議員と一緒に提案しました。結果として、修正案への賛成8、反対12の賛成少数で否決されましたが、このあたりから、結論ありきの議会軽視の予算提案が増えたと感じています。
私の個人的な意見として、議会の役割は、まずチェック機能だと考えます。市長から提出された議案が、適正な内容のものなのかどうか。それを監視できる力を発揮することが、議員としてまず大事だと考えます。そういう意味で、今の日田市議会は、保守・革新というイデオロギーではなく、健全だと言えると思います。
一方で、議員に対して、提案を求める声があることもよく承知しています。新しい発想、斬新な提案が、とても魅力的なのは、私も感じます。そんなことに集中して取り組める議員になりたいと、一時期は思いました。しかし、議会の本会議場で、さらに言えば、質問を通告した上の聞き取り(答弁調整)の中で、いきなり、前向きな答弁を引き出すのは、余程のことです。提案と思いつきを混同してはならないと思います。
今日のこの記事を読みながら、私の8年間の市議会議員としての活動を振り返りました。照る日曇り日、いろいろありましたが、一つ一つが良き思い出であり、政治家としての私を作るすべての要素です。今日の新年挨拶の中で、8年間、よく頑張ってくれたという趣旨のありがたいお言葉を複数の方からいただき、胸が熱くなりました。
皆様と一緒に積み上げたこの8年の貴重な経験があるからこそ、それを活用できますし、さらに発展させながら、働き盛りの今、県政と市政をつなぐ大切な仕事に携わりたいというのが、私の原動力・推進力です。
毎日、一歩一歩、少しでも前に進みたいと思います。
明日も頑張ります。応援、よろしくお願いいたします。