大衆焼肉 コグマヤ@池袋 ★★★★☆

アルカスは、大神・ゼウスと森のニンフ・カリストの間に生まれた子どもでした。



しかし、母親であるカリストは、ヤキモチ焼きのゼウスの妻・ヘラの怒りを買って、その姿を大きなクマに変えられてしまいます。



カリストは大変美しい女性だったので、その姿を恥じ、アルカスを残して森の中に身を隠してしまいます。



その後、残されたアルカスは親切な人の元で育てられ、やがて立派な青年に成長します。



腕のよい狩人でもあったアルカスは、毎日森の中で獲物を追っていましたが、ある日、一頭の大きなクマに出会います。



しかし、このクマは姿を変えられてしまった母親のカリストだったのです。カリストは、子どもに再会できた喜びの声あげ、両手でアルカスを抱きしめようと近寄っていきます。



一方、アルカスにしてみれば、一頭のクマにしか見えません。大きなクマが腕を広げ、叫びながら襲ってくるばかりです。



母親とも気付かないアルカスは、素早く矢を構え、大きなクマ目掛けて狙いを定めます。



この様子を、ゼウスは天上から見ていました。
アルカスは自分の息子ですから、母親に矢を射掛けることなど、させるわけにはいきません。そして、あわやアルカスが矢を放とうとするとき、ゼウスはふたりを天空へと引っ張り上げて助けます。



この時、アルカスもクマの姿になって天空に舞い、カリストはおおぐま座に、アルカスはこぐま座になったのだと伝えられています。



そして、本日の舞台は




コグマヤです。。
ギリシャ神話から一気に池袋の煙モクモクなお話にジャンプします。



わざわざ普段寄り付かない池袋にやってきましたのは



その衝撃的な安さ
200円台連発のメニュー構成。



生ビールも200円台！と言いたいとトコですが、この値段。でも、十分お安いです。



んじゃ、乾杯。



グビグビやってますと謎のキャベツが供されます。



壁面を見ますとコレがこちらのお店の「タレ」だそうで



ザクザクやりながら待っておりますと、



ピリ辛香味ジンギスカン&名物ジンギスカン
がやってきました。コレで530円とは恐れ入ります。



早速焼いちゃいます。



ピリ辛の方の「粉」が焦げやすいので、こっちから手早くいただきます。



聚福楼っぽーい★★★☆☆
真っ赤な見た目に反してピリ辛程度の粉はクミンが効いて聚福楼っぽい感じ。ただ、聚福楼と異なるのはこの粉が強過ぎてラムの味がボヤけてしまうところ。うーん、悩ましい。。



そして、もう一方のノーマルなヤツですが、



コレは美味いっ！★★★★★
柔らかで適度な脂身も付いたモチモチのラムはその味のみを言えば、だるまやにけっして負けません。ポン酢調のさっぱりとしたキャベツダレも◎ こりゃ、いいわ！！



なんてホクホクやってますところに




こってりジンギスカン




甘辛で濃いお味★★★☆☆ ビールには合うけど、ジンギスカン単体で見たときにはラム感が薄く、さっきのプレーンジンギスカンを食べた後だと余計に物足りない感じです。




チョレギサラダ
流石に野菜も食わなきゃ、ってコトで注文。うん、チョレギサラダです★★★☆☆



やみつきキムチ
サラダのついでに注文。一回炒めているのでしょうか？なんか普通のキムチと味わいが異なります。海苔も入っていて食感、香りがとにかく素敵★★★★☆ なるほど、こりゃ病み付きになるわ。



ゆず大根
ついでのついでに注文した品。まんま柚子と大根★★☆☆☆ お口はさっぱりしますが、頼まなくてもいいかな。。


ささ、肉に回帰しましょう。



レバーと名物ジンギスカン
こちらのお店のレバーならかなり期待できるんじゃないかと注文いたしましたら




期待以上！★★★★☆
鮮度抜群！美味い！甘い！




下町ホルモン
色々な部位が楽しめます★★★☆☆




ハラミ（塩）と名物ジンギスカン



ジュワッと溢れるハラミ特有の肉汁がイイ感じ★★★☆☆ しかし、やはり名物ジンギスカンの方が段違いに美味いです。




しこたま飲んで食って2人で9,000円ちょい。驚異のお値段です。帰り道はお腹いっぱいで苦しくて夜空を仰ぎ見るように歩きました。



そしたら、ほら、見て！




こぐま座だ！！（ウソ、見てません）
ちなみに熊の割に尻尾が長いのはゼウスが地上から引っ張り上げる時に尻尾を掴んだため伸びてしまった、ってコトらしいです。ギリシャ神話のディテールの細かさってホントに凄いです。




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