中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

【番外編】道に迷って道を拓いたお話

2018-09-10 08:45:32 | 番外編
大学に入るまで極度の人見知りでありました。



あれは高校3年の時のコト。



目的地に行くのに道に迷い、でも人に道を聞けず彷徨いに彷徨ったり



3時間。。。



コレは異常だと自分でも流石にマズイと思い、高校卒業後、人生初のアルバイトで飛び込んだ




24時間営業の居酒屋の接客
面接の際、店長に「ウチは軽い水商売だから」なんて言われてビビったのを覚えています。しかし、その発言通りで客単価3,000円飲ます迄は帰していけない、というルールがあり(今は流石に無いでしょうが…)、必死で営業トークやら可愛子ぶりっ子やらを磨き、人見知りで真面目だった18歳の男の子は、あっという間にチャラけた呑んだくれの不真面目大学生の野郎と化したのでありました。



そして結局、私はこのアルバイトに大学生の4年間居座り、総主任の座に就き、大奥総取締役張りの権勢を振るったのでありました。



まさに人生の躓きはこのアルバイト。あのアルバイトさえやっていなかったら、酒の味なんか覚えず、軽薄な人間などにはならず、今頃はお大尽だったはずだ、と今でもたまに会う当時のアルバイト仲間には言うのであります。



しかし、



本当はこのアルバイトに滅茶苦茶感謝しております。狭い世界しか知らなかった18歳の男の子に広い世界を見せてくれたのがあの居酒屋のアルバイトでした。あのアルバイトをやっていなかったら、きっと未だに狭い世界のコトしか知らず、つまらない生活を送っていたはずです。




今はもう資本も変わり、当時の人間も残っていないでしょうが、10年くらいぶりに店の前を通りかかり、何だか懐かしい様な、寂しい様な、感謝の様な、面映ゆい様な、不思議な感覚になったので一枚撮ってみました。今の私の原点です。



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