ZARD25周年記念、ベストアルバムからの名曲4選

2016-05-05 00:11:44 | ZARD
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ZARD25周年記念、ベストアルバムからの名曲4選
2016.05.04 15:30

ZARDのデビュー25周年を記念して、2016年2月10日に発売されたベストアルバム『ZARD Forever Best ~25th Anniversary~』。大ヒットした数々のシングル曲だけでなく、アルバムにのみ収録された曲も含む、全52曲・4枚組のオールタイムベストアルバムとなっています。このZARDのベストアルバムから各1枚ずつ、計4曲を紹介したいと思います。

澄んだ歌声を堪能できる「Forever you」(ZARD)

https://www.youtube.com/watch?v=9U3XrE8WlkE

まず紹介するのは、「disc1-早春‐」に収録されている「Forever you」。1995年に発売された同名のアルバムに収録され、後に2枚のベストアルバムに収録された曲です。夢を探していた過去、そして夢を叶えて幸せを噛みしめている現在を描いた歌詞は、まるで当時の坂井泉水さんの気持ちを表しているかのようです。曲は王道のバラードで、坂井泉水さんの澄んだ歌声を堪能できます。

聴くと元気が出る「果てしない夢を」(ZYYG,REV,ZARD & WANDS featuring 長嶋茂雄)

https://www.youtube.com/watch?v=8zBL4IhTG-o

「disc2-初夏-」からは、「果てしない夢を」を紹介します。この曲は、ボーカルとしてWANDS、ZYYG、REVが、コーラスで大黒摩季、近藤房之助が参加しています。ZARDの曲というよりは、所属レコード会社であるビーイングのオールスター楽曲と呼んだほうがいいかもしれません。曲のサビ部分では、男性ボーカルの声と重なることで坂井泉水さんのクリスタルボイスが際立って聴こえます。後半の長嶋茂雄氏のパートも聴き逃しなく。プロ野球中継のテーマ曲ということで、企画色は強めながら、聴くと元気がわいてきます。他アーティストとのコラボレーションが少ないZARDの、数少ない、そして本ベストアルバム唯一のコラボレーション曲です。

走り出そう、新しい明日へ「あの微笑みを忘れないで」(ZARD)

https://www.youtube.com/watch?v=KWAm1Z8c3j8

続いては、ZARDファンからの人気が高い「あの微笑みを忘れないで」。アカペラのコーラスで始まるこの曲は、失恋の悲しさを吹っ切り、新しい明日へ向かおうとする女性を描いた曲で、失恋を「心の冬」と表すなど、秀逸な表現が続く歌詞も印象的です。この曲はシングル曲ではなくアルバム『HOLD ME』に収録された曲なのですが、ファン投票で収録曲の決まるベストアルバムに2度収録されるなど、ZARDファンから強く愛されている一曲です。「disc3-盛夏-」に収録されています。

『名探偵コナン』でお馴染み「運命のルーレット廻して」(ZARD)

https://www.youtube.com/watch?v=oMcWGbaoGJE

最後にご紹介するのが、「disc4-秋冬-」に収録されている「運命のルーレット廻して」。ZARDといえば『名探偵コナン』の印象も強いですが、この「運命のルーレット廻して」が『名探偵コナン』との最初のタイアップとなっています。スパニッシュギターを使ったイントロが印象的なミディアムテンポの曲で、ほかのZARDの曲とは異なり「励まし」などの要素のない独特の世界観が描かれています。ちなみに、この「運命のルーレット廻して」は、La PomPonにカバーされ、2016年1月から3月まで『名探偵コナン』のエンディングテーマとして使われていました。

ベストアルバム『ZARD Forever Best ~25th Anniversary~』は名曲揃い

ZARDのベストアルバム『ZARD Forever Best ~25th Anniversary~』は、ZARDの最大の魅力である坂井泉水さんの透明感あふれるクリスタルボイスを十分に堪能することができる、珠玉のアルバムです。ぜひ、今回紹介した4曲、そして有名な「負けないで」「揺れる想い」以外の数々の名曲を、心ゆくまでお楽しみください。

ZARD25周年!坂井泉水の命日にフィルムコンサート開催

2016-05-04 01:33:34 | ZARD
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ZARD25周年!坂井泉水の命日にフィルムコンサート開催
2016.05.02 20:01

1990年代、日本のミュージックシーンの顔と呼べる存在であったZARD。ボーカル・坂井泉水の透き通るような声に魅了された人も多いのではないでしょうか。親しみやすいメロディーと、わかりやすくストレートな歌詞、そして圧倒的な歌唱力。ほとんどメディアへの露出がなく、どこかミステリアスな存在でもあったZARDですが、2007年5月27日、ボーカル・坂井泉水が脳挫傷のため急逝しました。

彼女の死後、改めてその魅力に注目が集まるようになり、彼女の命日には毎年フィルムコンサートが行われています。今回は、そんなZARDの魅力に再注目しながら、フィルムコンサートについても詳しく紹介していきましょう。

ZARD、坂井泉水という女性

20代前半までモデルやレースクイーンとして活動していた彼女ですが、1991年にZARDのボーカルとしてデビューしました。ほとんどの楽曲の作詞を手がけ、ZARD以外にもDEEN、WANDS、FIELD OF VIEWなどにも詞を提供。才能を惜しみなく発揮し、多くの人々を音楽で勇気づけ、励まし、救ってきました。

テレビやラジオ、雑誌など、メディアへの露出を極端に嫌い、初のライブはデビュー8年目。アーティストとしては、きわめて異例な活動内容だったといえるでしょう。

病気との壮絶な闘い、そして事故死

2000年代に入り、彼女の壮絶な闘病生活が始まります。子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症といった病気を患い、通院をくり返す日々が続きました。2001年から1年間活動を休止するも、翌年の2002年には活動を再開。

そして2006年4月、子宮頸癌が発見され、同年6月に摘出手術を受け翌月に退院。しかし、翌年の2007年4月に肺への転移が見つかり再入院となります。それでも、抗がん剤治療を受けながら、復帰に向けたアルバム製作のために作詞を行っていたそうです。

そんな矢先の2007年5月26日、病院内のスロープから駐車場へ転落し、仰向けで倒れているところを発見されます。すぐに救急処置を受けましたが、翌5月27日、脳挫傷のため帰らぬ人となりました。当初、警察は事故・自殺の両面から調べていましたが、最終的には事故ということで発表されています。

命日には、今なお多くのファンが訪れる坂井泉水

命日である5月27日には、2011年から「Screen Harmony」というフィルムコンサートが行われていて、今なお多くのファンが集まります。会場には献花台も設置され、彼女の遺影とともに多くの花束で埋めつくされます。

2015年は渋谷公会堂で開催され、合計4,000人以上のファンが彼女を偲びました。特別企画として、ファンからのリクエストを募集し上位TOP10のPVを上映するという試みも始まり、それらの楽曲をメドレー形式にした音源も期間限定で発売、好評を博しました。リクエストと同時にファンからのメッセージも紹介され、それぞれのZARDに対する熱い思い入れをうかがい知ることができます。

2016年2月、ZARDはデビュー25周年を迎えました。坂井泉水というひとりのアーティストと、彼女の音楽は、多くのファンの力によって今もなお、強力な存在感を放ち続けています。

新たに見えてくるZARD・坂井泉水の魅力

誰もが一度は耳にしたことがあるZARDの名曲の数々。坂井泉水の早すぎる死から9年が経とうとしている今でも、多くのファンから愛されているのは、彼女の音楽に対する真摯な姿勢がそのままストレートに楽曲に表れていたからではないでしょうか。彼女を偲び、ZARDという音楽に改めて深く触れてみると、今までとは一味も二味も違ったZARDの魅力が見えてくることでしょう。

2016年5月27日(金)「ZARD25周年記念LIVE」東京ドームシティホール

今年の坂井泉水命日に開催されるコンサート会場は、TOKYO DOME CITY HALL(東京ドームシティ ホール)。デビュー25周年を記念するライブということで、これまで以上に期待が高まります。