剣道部はクリスマスのにぎわいを横目に見ながら、小豆島:土庄『フレトピアホール』をお借りしての冬合宿、通称「クリスマス合宿」に参加しました。香川県内から10校余り、徳島県からも2校が集いました。その中には、県新人団体男女での優勝校や2位、3位の学校も参加しており、非常にレベルが高く、そして剣道の技能面だけでなく、生活や行動面でも学ぶことが多い2日間となりました。
準備運動から厳しい!準備運動ではなく、心の修行です。股割素振り約1200本、下半身がぐらぐら、肩が張って腕が上がりません。そして、道具をつけての基本動作の繰り返しもこれまたきつい。
楽しみは食事です。この時ばかりはちょっとだけ遠慮気味の笑顔になります。参加者全員の前で、「いただきます」のあいさつが言えたらよかったなあ。食べ残しは皆無!
早朝、暗いうちから砂浜でトレーニングが始まります。『世の中はクリスマスですよ、なのになんでこんな朝っぱらから、ぼくたち何やってんの?』何んていう気持ちは全くありません(笑)、ただがむしゃらに心身を鍛えるのみ。砂浜ダッシュ、長距離走、とどめの階段を上がるころにはようやく空が明るくなってきました。海の見える丘の上で、ひと休みした時間のミカンのうまいことったらありゃしない。家ではほとんど食べないのになあ。帰りはまたもやランニング、小豆島の名所:エンジェルロードに寄りました。この日は少し潮が満ちていて向こうまで渡れずに残念無念でした。帰る間際には東の山の向こうに朝日が輝き、気持ちも明るくなりました。
そして、合宿は進みいよいよ最終章。そうです、恒例の『お別れかかり稽古』です。先生方が基立ちになって、各学校ごとに無心で打ちこんでいく稽古です。体当たりに、打ち切り後の送り足、いなしに、組討ちと、まさに心も体も余力なし。精魂尽き果てる頃、最後の太鼓が鳴って参加者の拍手が聞こえてきます。魔法の拍手に涙が滲みます。「アー終わった」この実感はやった人でないと味わえません。みなさんもどうですか。ぜひどうぞ!!大勢のなかまもでき、中身の濃い貴重な経験ができたいい合宿でした。お疲れさん、ありがとうございました。感謝!