25 煮詰まる前に

　今日は午前中ネット系事業（いや、事業ってほどではないか）の日程打ち合わせ。午后はかりん歌会、夜は宴会を断って家の用事と明日持ち寄り昼食用の料理作成。小アジの南蛮漬けだが、二度あげ時の油温度が少し高すぎてあまりうまくいかなかった。我慢して食べてもらおう。
　昨日のパリ、テロ事件など考えることは多い。今度のパリだけでなく各地でいろいろ紛争が起きている。ISのは紛争というよりも通り魔的犯罪の匂いもするがその前提ではやはり紛争だ。個人の戦いでなく集団間の紛争を減らすには、異集団・構成員同志の恋愛と結婚、あまり苦痛の無い人質制度・参勤交代が良いというのが僕の見解なのだけれど、他集団を狙ってのテロではどうなのだろうか、と考えた。その襲撃対象集団が大勢の場合、その中に自分の縁故者（血縁、精神的連帯者など）が入る確率が高くなるだろうから、テロをやめようとする力が働くだろうかという問題である。少しは考え直すだろうが、＜テロをやろう＞という気持ちが煮詰まってしまうと、そういうことを考慮する気持がなくなるのではないか。関係者はいないことにしようと頭の中で消去してしまいそうな気がする。テロ問題でなくとも、個人間の軋轢の場合でも、気持ちが煮詰まってしまうと、正常な心が失われ取り返しがつかない行動になってしまう例が多い。どうすれば煮詰まらないかだ。
　そんなことを考えていて、それ用の写真を探して（別になくても良いのに）、荻窪の洋食屋さんのデミグラスソースを思いだした。煮詰まる寸前で火を止めるのだろう、とてもおいしい。