423 足袋の汚れ

　　弓道の練習では足袋を履く。ぼく個人としては、裸足が好きなのだが（学生時代はそうだった）、今の道場では裸足が禁止されている。よく掃除がなされているのだが、足袋の裏は次第に汚れてくる。特に春何番とかの強風の日は汚れがひどい。大陸からやって来る黄砂もあるのかしら。ぼく個人としては足袋が汚れていてもよいような気がするのだが、そこはそれ見苦しいので洗濯する。しかし裏地の汚れはなかなか取れない。強力とうたっている洗剤を使ったり、二日くらい漬けて置いたり、古歯ブラシでくどいほどこするのだがまっ白になることはない。それでも、一所懸命洗ってなお少し茶色が残ってるのは汚い感じはしないのだ。
　　今日は6年前に大震災、原発事故が起こった日。大変なご苦労が続いている方がまだたくさんいるのだと思う。放射能線の除染もかなり進んでいるようだがまだ取り切れていないところが多いようだ。除染も一所懸命にやれば相当とれるはずだとは思うのだけど広いから大変なのはわかる。しかし、責任ある東電や国やそういう関係が本当に一所懸命にやっている・やろうとしているのか怪しいこともあるようだ（予算がないとか）。こんなことを言ってないで除染ボランティアに行くのが良いかとも思うのだが、、、行って役に立つかとか、、、効率の問題だろうとか考えてししまうのはちょっとずるいのか、、、。
　　足裏を舞によごしし足袋ひとつ包みてわれのまぼろしも消す　　馬場あき子『飛花抄』